仕様書(pdf) - 放射線医学総合研究所

仕様書
1.件名
復旧作業員などのフォローアップシステム分析ツールの保守
2.数量
一式
3.目的
復旧作業員などのフォローアップシステム(以下単に「フォローアップシステム」という。)は、放
射線医学総合研究所(以下「放医研」という。)が福島第一原子力発電所の復旧作業員の線量管理等
を目的として復旧作業従事者が、webブラウザ等を介して利用するものである。本仕様書は、フォ
ローアップシステムを構成するソフトウエアの内、分析ツールとして導入している eThority の保守
作業の要件を定めるものである。
4.仕様概要
1)概要
請負者はフォローアップシステムに付随する分析ツールである eThority を保守するため、本仕様書
を満足するための本保守体制を明確にし、良好な本保守を行うこととし、以降の記載事項を熟読の上
対応すること。
2)保守対象期間
分析ツールに対する保守期間は以下のとおりとする
平成28年4月1日から平成29年3月31日まで
3)保守作業場所
作業場所①
所在地:〒263-0024 千葉県千葉市稲毛区穴川4丁目9−1
名 称:放射線医学総合研究所 ネットワークサーバ室
作業場所②
請負者の所在地
4)保守対象ソフトウエア
保守の対象となる構成品は以下のとおり(以下、
「当該ソフトウエア」という。)
。
(1)eThority
5.保守要件
1)保守対象範囲
本保守の範囲は、当該ソフトウエアに対するマイナーバージョンアップを含むメンテナンス、ソフト
ウェアライセンスの更新、及び電話、FAX、電子メール対応とする。また、軽微なシステム改修を
含むが、これの要件については、放医研担当者と十分に打ち合わせを行うこと。
2)保守サービス
①電子メールによる 24 時間の障害受付を行うこと。また、土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始休暇
(12/29-1/3)を除く平日の午前9時から午後 5 時までの間で放医研からの電話での障害受付を行う
こと。
②保守対象ソフトウェアはマルチベンダによるフォローアップシステムに付随するため、保守契約事
務手続き及び問い合わせ窓口は本請負者に一本化すること。なお、障害発生時には、すべてのソフト
ウエア間での障害発生元の特定を実施し、障害原因の調査を実施すること。また、調査の結果をふま
えて、各対応(ベンダーコール及びサードベンダの技術員との対応など)を行うこと。
③障害発生時に、放医研からの連絡やリモートでの障害検知を受けて、一次切り分け作業を行ったの
ち、当該ソフトウエアに起因する障害であることが判明された後、原則4時間以内に放医研に到着あ
るいはリモートログインし、サービスを再開させること。
④障害発生時に、放医研からの連絡やリモートでの障害検知を受けて、一次切り分け作業を行ったの
ち、当該ソフトウエア不具合などのシステム不具合が発生した場合、放医研担当者と連携してサービ
スを復旧させること。
⑤土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始休暇(12/29-1/3)を除く平日の午前9時から午後 5 時までの
間で、当該ソフトウエアの操作方法、運用方法、及び動作・機器仕様についての技術問い合わせに対
応すること。そのため、4.4)で記載したソフトウエアの仕様を十分理解していること。
⑥障害発生時に迅速な障害切り分けや問題箇所の特定ができるように、本ソフトウエアあるいは同等
サービスの検証環境を有し、保守体制が整備されていること。
⑦当該ソフトウエアに関するバグやパッチ、バージョンアップ等に関するリリース等に関して情報提
供を行うこと。なお、メーカーからリリースされたソフトウエアをそのまま提供するのではなく、本
保守業者にて検証を実施して正常稼働を確認したもの(カレントソフトウエア)のみを提供すること。
⑧保守対象期間中に予定されている当該ソフトウエアのバージョンアップについて、更新作業等にか
かる費用は本調達に含めること。
3)リモート保守
①放医研からの障害の問い合わせに対して、必要に応じて、リモートより障害状況確認とログの収集
が可能な体制を整備しておくこと。放医研統合型被ばく関連情報管理システム管理運用保守手順に従
い、SSLVPN 経由で当該ソフトウエアのインストールされているサーバに RDP ログインして作業す
ることとする。
6.その他
①放医研内での保守作業実施にあたっては、事前に作業計画を立案し、放医研担当職員、及びフォロ
ーアップシステムのインフラ基盤及びサービスシステムを構築した業者(ネットワンシステムズ株式
会社及び富士通株式会社)と調整のうえ、放医研担当職員の承認を得ること。
②既存保守業者からの保守移管に応じること。
③フォローアップシステムのインフラ基盤を構築した業者やサービスシステムを構築した業者との
間で保守体制を構築し、体制図等を整備すること。また、今後被ばく関連情報管理システムを改修し
て機能向上及び新サービスの構築を行う調達を予定している。その導入業者とも保守体制を構築し、
体制図等を整備すること。体制整備にかかる費用は本調達に含むものとする。
④本仕様書に記載されている事項並びに本仕様書に記載のない事項について、疑義が生じた場合は、
放射線医学総合研究所担当者と協議の上、決定するものとする。
7.提出図書
①保守作業計画書(要承認)
②保守体制図
③保守作業報告書
8.検査
作業完了後、放医研職員が所定の要件を満たしていることを確認したことを以て検査合格とする。
9.守秘義務
本契約の履行にあたって知り得た関連システム内のすべてのデータ並びに本研究所ネットワーク
システムに関する情報を許可なく外部に漏らしてはならない。
部課名 重粒子医科学センター 医療情報室
(併任)福島復興支援本部
健康調査影響プロジェクト
使用者 奥田 保男