熱転写ラバーシート注意事項

熱転写シート製品についての注意事項
各素材の成分表示は、あくまでも各素材ごとの表示になります。お客様が使用する生地や
転写方法・生地表面の加工処理によっては、シートの粘着成分と相性が合わなかったり等で
下地生地の奥まで粘着成分が届かずに凝固してしまい剥がれてしまう場合がございます。
素材同士の相性判断は難しいため、熱転写・シルク印刷による生地の変色や破損といった
発生する可能性があるリスクをご理解をいただいた上で、必ずテスト貼りやサンプル作成等
を行うなどしてから、自己の判断による自己の責任においてご使用ください。
尚、弊社制作製品の使用によって万が一にも生じたお客様への不利益につきましては、
弊社には一切責任がないものといたします。
シルク印刷・熱転写シート・ダイレクト印刷など多種製法がございますが、共通していることは洗濯時に
転写面・印刷面を裏返していただくことをお勧めいたしております。
裏返すことで擦れやひっぱりなど負担が減ります。塩素系や漂白剤などは色抜けや生地のダメージに
つながる場合もございますので、生地と製品に適した洗剤をご利用ください。
素材には、化学成分が含まれております。誤って口にしたりすると大変危険です。特にお子様が
誤飲しないようにお子様の手が届かない場所に保管をお願いいたします。また、作業後に出る
素材カスもお子様が触れないように早めにゴミ箱等への処分をお願いいたします。
熱転写シートはプレス機やアイロンなどの器具を使用いたしますので、火傷などに気をつけて
作業を行ってください。プレス後の転写シートは蓄熱でかなりの高温になっておりますので、身体に
貼り付けるなどすると火傷や最悪は生命の危険につながる場合もございますのでお止めください。
各素材の数値や秒数・プレス圧力は、あくまでもメーカーでの測定上の数値となります。
実際の作業器具や環境・下地との相性や洗濯洗剤や方法などによっては、記載数値や年数よりも
表面変化や粘着成分の劣化によるはがれが発生する場合がございます。作業及び使用環境での
素材の変質や劣化は不良の対象外となります。各メーカー数値は、素体単体に対してのみです。
あくまでも目安とお考えください。
プレス機やアイロンなどの熱器具を使用いたしますので下地にそれらの器具のプレス跡が残ります。
プレス跡は、時間の経過や洗濯で無くなります。ただし器具の温度が高温すぎたり、生地によって
焼けやすい場合がございますので、作業の場合には、温度やプレスの圧力・時間にご注意ください。
シルク印刷・熱転写シート・インクジェットシート・ダイレクト印刷など多様な方法がございますが、
どの方法でも強弱はありますが、プレス跡は発生いたします。
しぼり染めや藍染のような後染め下地や特にアジア圏製品で後染や染めた生地の中には、印刷や転写後の
乾燥時に生地の色が昇華する場合があります。ポリエステルは100%昇華するとお考えください。
生地の判断が行えませんので昇華につきましては、不良対象外とさせていただいております。
収縮性が強い生地や熱を蓄えやすい生地への使用の場合、プレス機を使用でも剥がれてしまう場合が
あります。また、細い線や鋭角な角・粘着面が小さいものは、生地の収縮や洗濯によって剥がれてしまう
場合がございます。
なお、生地収縮によるハクリや洗濯やアイロン等での変色・変質・ハクリなどは不良対象外となります。
ポリエステル生地に対しては全ての素材において昇華・再昇華の可能性があります。
生地の性質上、プレス熱やヒーター熱による『てかり』
『プレス跡』が発生いたします。また、熱により
生地の収縮やインク剥がれ等が発生する場合がございます。
ポリエステル生地の昇華・再昇華および『てかり』
『プレス跡』は不良の対象外となります。
ポリエステル生地につきましては事前テストまた、サンプル作成をお勧めいたします。
撥水加工がされている場合、撥水対応用素材やシルクインクを使用しても近年の撥水成分が
強力すぎるために熱転写後に剥がれてしまう場合が多くございます。生地への加工で転写や
印刷は行えますが、確実に剥がれない保証はございません。
撥水・ナイロン生地への使用の場合には、転写不良や印刷剥がれ等は不良対象外になります。