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 Microsoft® Office 365™
Cloud PBX サービス /
Skype for Business Online 対応
ポリコム⾳声製品ガイド
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2015 年 12 ⽉ 4 ⽇
本ガイドは、Skype for Business Online を中⼼とした Office 365 Cloud PBX サービスの使⽤に適した、ポリコムの⾳声製品を
選択する際の参考情報を提供します。
Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
PBX 環境からクラウド上のユニファイドコミュニケーション環境への移⾏
Microsoft® Office 365™ ユーザー向けの新しい Skype for Business サービス、Skype 会議
の配信 (ワールドワイド)、アナログ電話会議 (現在は⽶国のみで提供)、およびアナログ通話対応
の Cloud PBX (現在は⽶国のみで提供) などの登場により、Skype for Business Online を使
⽤したクラウド コミュニケーション サービスの認知が広がり、導⼊されるようになってきています。お客
様は、⾼価な外部会議サービスの使⽤を廃⽌することによって、コストを⼤幅に削減することがで
きます。また、PBX または IP PBX などへの設備投資とそれらの劣化する構内機器の維持管理
やアップグレードにかかる時間などを軽減することもできます。
我々は、ユニファイドコミュニケーション (UC) の世界に住んでいます。企業の従業員は、多様なデバイスを使⽤してコミュニケ
ーションを⾏っています。電話機はまだ必要ですが、「スタンドアロン」 のデバイスとしての使⽤は変化しています。UC の普及に
より、インスタントメッセージングやチャット、ビデオ通話、電話での通話、PC ソフトウェアやモバイルデバイス (BYOD) からの通
話など、幅広いコミュニケーションオプションを使⽤できるようになりました。PBX システムでは、通常、電話機のダイヤルパッド
や短縮ダイヤルキーから番号をダイヤルすることによってコミュニケーションが始まりますが、UC コミュニケーションでは ⼀般的に
インスタントメッセージ (IM) から始まります。「今席にいますか?」「お話しできますか?」 などのインスタントメッセージが新たな発
信⾳になりつつあります。チャットが会話に発展した場合は、⾼品質な⾳声を提供するデバイスから通話を発信できることが
求められます。個⼈のデスクでは、そのデバイスは電話機となります。会議室では、そのデバイスは⾳声会議システムとなりま
す。
Polycom® RealPresence Trio™ 8800 (以下、RealPresence Trio) は、Skype for Business でサポートされている最
新かつ最先端の⾳声会議システムです。会議室を予約すると、RealPresence Trio が通話に⾃動的に招待されるように
なっています。ユーザーは、会議室に⼊り、RealPresence Trio に表⽰されている会議のリマインダーから通話に接続すること
ができます。RealPresence Trio は、ハドルルーム (⼩規模な会議室) から役員会議室に⾄るまで、⾼品質な⾳声会議を
実現します。すべての会話と参加者の発⾔をクリアに聞き取ることができます。RealPresence Trio は驚くほど⾼品質な⾳
声を提供するだけではなく、オプションの Polycom® RealPresence Trio™ Visual+ アクセサリと USB カメラを追加すること
によって、グループコラボレーション⽤の ”スマートハブ” として使⽤することが可能です。また、以前はコストがかかるために会議
システムを設置していなかった会議スペースでも、ビジュアルコラボレーションを簡単に実現することができます。
ポリコムの ”スマートハブ“ とは?
⽇ごろ、⽬にするハブ (Hub) には、「中⼼・中核」という意味があります。また、スマートフォンやタブレットなどの総称として知
られるスマートデバイスのスマート (Smart) には、そのデバイスが多機能を有していることを表しています。ポリコムの ”スマート
ハブ“ である Polycom RealPresence Trio は、製品⾃体がスマートなデバイスであるだけでなく、さまざまなデバイスやア
プリケーションのハブとなり、コミュニケーションやコラボレーションのハブとなることで、コミュニケーション環境全体をより柔軟で⾃
然なものにします。
デスクトップ電話機では、Skype for Business と統合された Polycom® VVX® ビジネス メディア フォンは、Skype for
Business クライアント上で IM チャットから⾳声通話に簡単に切り替えることができます。Skype for Business 環境ではビ
デオ会議機能も提供されますが、これに対し VVX 電話機は重要な⾳声オプションを提供します。ほとんどの PC には⼗分
な品質のスピーカーやマイクが備わっていません。また、従業員は⼀⽇中ヘッドセットを着⽤することを望みません。Polycom
VVX 電話機の Better Together over Ethernet (BToE) 機能は、メディアパス機能をサポートしているので、PC クライアン
トから Skype for Business のビデオ通話を開始した場合、PC 内蔵の⾳声機能の代わりに VVX 電話機の⾼品質なマイ
2 Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
クとスピーカーを使⽤できます。PC に BToE ソフトウェアプラグインをインストールした場合、PC のタスクバーでスピーカーのア
イコンを右クリックすると、VVX 電話機が使⽤可能な⾳声デバイスとして表⽰されます。
⽇々の通話において、Polycom VVX 電話機は 「常にオン (always on)」 の状態なので、電話機上のリマインダーから会議
通話にすぐに参加できます。会議に参加するために、PC を起動したり、Skype for Business クライアントを開いたりする必
要がないので、会議開始時刻に遅れてしまった場合などに便利です。着席してすぐ会議に参加できます。
Skype for Business の 「お気に⼊り」 を電話機で表⽰することも可能です。プレゼンス状態がカラーで表⽰されるので、ユ
ーザーの状態を瞬時に把握することができます。これは、従来の PBX 電話システムで複数の回線表⽰の中からデスクトップ
電話機の 「オンフック/オフフック」 状態を確認するのとは⼤幅に異なります。PBX 電話機の単⼀番号の「短縮ダイヤルキー」
とは異なって、VVX 電話機の「連絡先カード」は、相⼿に連絡を取るための複数の⽅法を提供し、また、ボイスメールを残す
こともできます。
Skype for Business の普及に影響する動向
• ⾼い PBX サポートコストと完全に減価償却済みの耐⽤年数を経た (EOL) 機器交換のニーズ
• Microsoft Enterprise Voice が毎四半期に 2 桁の成⻑率を達成する⼀⽅で、IP PBX ベンダーの出荷台数は
変わらない、あるいはベンダーによっては減少
• テレワークやオフィススペースの共有による企業の不動産コストの減少
• Microsoft Office アプリケーションとの緊密な統合 - ますます多くのお客様が Office 365 に移⾏
• ほとんどの企業の IT プロジェクトにおいて 「クラウドで展開すべきか?」 を検討
• Skype for Business を試したお客様からの⾼い評価 - ⾼い投資効果を実現
主なビジネスアプリケーションとユースケース
アプリケーション/ユースケース
ポリコムソリューション
詳細情報
PBX からマイクロソフトのユニファ
ポリコムとマイクロソフトの共同ソリューショ
イドコミュニケーション環境に移⾏
ンは、組織が UC に移⾏する中で、最
「Total Economic Impact Of Polycom
Voice Solutions For Microsoft –
Forrester Study (英語)」 (マイクロソフト
⼤ 98% の⾼い投資効果を実現
対応ポリコム⾳声ソリューションの経済的な
影響 - Forrester による調査)
ビデオ通話で 360 度の映像を提
Only Polycom 会議室全体を映し出
供
す 360 度パノラマ映像と⾳声を配信す
Polycom CX5100 (USB 専⽤)
るソリューション
在宅勤務環境、社内、またはオ
Only Polycom 「ヘッドセットのみの使
フィスの共有スペースで業務を⾏
⽤」 よりも⾼品質なエクスペリエンスを実
うための低コストの USB 電話機
現する USB 電話機
Headset (英語)」 (USB 電話機はヘッド
マイクロソフト対応⾳声会議シス
Only Polycom マイクロソフト認定の
テム
「常にオン (always on)」 の⾳声会議シ
現)
Polycom RealPresence Trio
Polycom CX3000
セットよりも⾼品質なエクスペリエンスを実
ステム
3 Polycom CX300 R2
「USB Phones Offer More than a
Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
Skype for Business ソフトウェ
Only Polycom Polycom VVX シリー 「Polycom Better Together over
アとの「Better Together」機能
⽣産性を⾼める先進の機能
ズ 電話機、CX600、CX3000。ポリコム
Ethernet Feature Profile 87907 (英
のみがメディアパス機能に対応した
語)」 (Polycom Better Together over
BToE 機能を 提供
Ethernet 機能プロファイル 87907)
VVX 電話機の Boss/Admin 機能 (代
「Polycom and Microsoft Lync are
changing the way we make phone
calls (英語)」 (ポリコムソリューションと
理⼈機能) により、本⼈ (Boss) だけで
なく代理⼈ (Admin) も通話の発着信
タッチスクリーン ユーザー エクスペ
リエンス
などをすることが可能
Only Polycom Skype for Business
Online をサポートするカラータッチスクリー
Microsoft Lync が電話のあり⽅を変える)
Polycom VVX 600
Polycom VVX 500
ン搭載の電話機
Polycom HD Voice 技術が
Polycom HD Voice 技術は、優れた全
「Polycom HD Voice: Innovators
提供する卓越した⾳声品質
⼆重⾳声、エコーキャンセレーション機
Spotlight (英語)」
®
™
能、ノイズ低減機能、および⾼度な⾳声
処理を提供し、卓越した⾳声エクスペリ
エンスを提供
受賞歴のある Polycom
®
Acoustic Fence™ 技術
Only Polycom ユーザーの周囲に (仮
想) フェンスを作り、会議中の背景の雑
⾳を⼤幅に低減
「Two Polycom Innovations Awarded
TMCNet 2015 Communications
Solutions Product of the Year (英語)」
(ポリコムの 2 つの⾰新技術が TMCNet
2015 年度コミュニケーション ソリューション
プロダクト オブ ザ イヤーを受賞)
クラウド対応ソリューション
Polycom VVX ビジネス メディア フォン
は、Office 365 でアナログ通話をサポー
トする業界初の OpenSIP 電話機
「Polycom Phones Ready for New
Skype for Business Online Cloud
PBX Services (英語)」 (ポリコム電話機
は新しい Skype for Business Online
Cloud PBX サービスに対応)
適切な電話機の選択
選択時の決定ポイント
• ⾳声品質の重要性
• 機能キーを搭載した 「常にオン (always on)」 の電話機
• ユーザープロファイルと機能に対するニーズ
• Office 365 Cloud PBX ⽤電話機の選択
• 会議室での使⽤
• 電話機、クライアントソフトウェア/ヘッドセット、または個⼈デバイスの活⽤ (BYOD)
4 Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
⾳声品質の重要性
⾳声技術におけるポリコムの優位性は多くの企業に認められています。その基礎となる Polycom HD Voice 技術と
Polycom® Acoustic Clarity™ 技術は、ポリコムが誇る卓越した⾳声エクスペリエンスを実現します。ポリコムの Hi-Fi ⾳声
技術は、ハンドセット、スピーカーフォン、ヘッドセットのいずれにおいても、相⼿とまるで同じ部屋で会議をしているかのように感
じられるクリアな⾳声を実現します。デスクトップ電話
機として、Polycom VVX ビジネスメディア フォンの⾰
新は早いペースで進んでいます。VVX 電話機に、
Polycom Acoustic Fence 技術が新たに搭載され
ました。Polycom Acoustic Fence 技術は、ユーザ
ーの周囲に (仮想) フェンスを作り、同僚の声やオープ
ンスペースでの会話など、背景の雑⾳を⼤幅に低減
します。さらに、Boss/Admin 機能 (代理⼈機能)、
Better Together over Ethernet、グループページン
グ、インターコム、保留⾳のカスタマイズ、拡張モジュー
ルなどの機能もサポートしています。VVX 電話機は、
マイクロソフト環境で快適なユーザーエクスペリエンスを
実現します。
機能キーを搭載した 「常にオン (always on)」 の電話機
⼀部のユーザーは、Skype for Business ソフトウェアをヘッドセットや USB 電話機
と使⽤することで満⾜するかもしれませんが、多くのユーザーは、Polycom® VVX®
300 や Polycom® VVX® 310 などの 「常にオン (always on)」 のベーシックレベル
の電話機を選ぶでしょう。それは、Skype for Business クライアントを Polycom®
CX300 R2 USB 電話機またはヘッドセットと使⽤する場合には、PC を起動してさ
らに Skype for Business クライアントが起動するのを待つ必要があるからです。会
議開始時刻に遅れてしまった場合など、PC が起動するまで待たずに、迅速に会議
VVX 310
通話に参加できるのは便利です。VVX 300 または VVX 310 などのベーシックレベ
ルの電話機は常に接続されているので、いつでも通話を発着信することが可能で
す。また、会議のリマインダーや Microsoft Exchange との連携もサポートしているので、予約済みの会議にも簡単に接続す
ることができます。さらに、VVX シリーズのような電話機を使⽤する利点は、電話機に搭載された便利な機能キーを簡単に
使⽤できることです。たとえば、コールパーク機能は、オープンなオフィススペースでの通話に対してプライバシーが必要になった
場合、ユーザーが通話を保留にし、空いている近くの個室や会議室で通話をピックアップすることを可能にします。電話機の
機能キーでコールパーク機能を使⽤することは、Skype for Business クライアントの電話/マイク アイコンにカーソルを合わせ
て保留と転送操作を⾏うよりも分かりやすくて便利です。
5 Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
ユーザープロファイルと機能に対するニーズ
VVX 300 または VVX 310 は⼀部の従業員に適しています
が、個々のユーザーのニーズに適した電話機を選択するには、
ユーザープロファイルやユーザーが必要とする機能を調査する必
要があります。より多くの機能を使⽤する場合には、⼤きなカラ
ー画⾯の⽅が簡単に機能を使⽤することができます。そのた
め、電話機のモデルを検討する際は、実際に触れて体験する
ことを推奨します。ポリコムまたはポリコムの認定代理店でさまざ
まなモデルをご覧いただけます。エンタープライズ企業のお客様
の多くは、Skype for Business Voice のトライアルを検討し、
連絡先のプレゼンス状態を表⽰した VVX 600 上の
さまざまな電話機モデルを試して⽐較をしています。
⼤きなタッチスクリーン
マネージャーや役員は通話に直接応答しますか、あるいは彼らのアドミが代理で応対しますか? ナレッジワーカーは、各⾃のボ
イスメールのリストを表⽰したり、「お気に⼊り」の連絡先のプレゼンス状態を確認したり、予約済みの会議通話リストから会
議に参加する必要はありますか? これらへの回答が 「はい」 の場合には、電話機により⼤きな画⾯が搭載されていると、より
簡単に操作し、これらの機能にアクセスできるので、⽣産性を⾼めることができます。特定のユーザーが受付係を務めている
場合、彼らには拡張モジュールに対応した電話機が必要かもしれません。VVX シリーズ (VVX 101/201 を除く) では、最⼤
3 つの拡張モジュールを接続することが可能です。
図 1: ユーザープロファイル / ユースケース
Microsoft® Communicator 2007 がリリースされて間もない時期から Lync
2010 へとプラットフォームが進化していく中で、Polycom® CX600 は
Microsoft UC 環境とあわせて最もよく販売された電話機です。⼀⽅で、
Polycom VVX 電話機は、5 つのメジャー ソフトウェア リリース (UCS 4.1、
UCS 5.0、UCS 5.1、 UCS 5.3、UCS 5.4.0A) を経て、より多くの Skype
for Business/Lync 機能が追加されていきました。その結果、VVX は
Lync クライアントが組み込まれている
CX600 と同等の機能を備え、さらには CX600 機能を超えるほどの進化を遂
CX600 電話機
げました。CX600 は、2 つのイーサネットポートを備え、連絡先、写真、新着メ
ッセージインジケーター、耐久性 (耐⼲渉性)、E911 (⽶国のみ)、コールパーク、個⼈のボイスメールリスト、カレンダー、会議
6 Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
への参加、Skype for Business クライアントとの 「Better Together」 機能、および統合通話ログなどの機能を提供します。
これらの機能は、⻑年にわたり、数多くのお客様にとって最適な機能セットとなっています。CX600 のソフトウェアは、マイクロソ
フトによって設計された 「Microsoft Lync Phone Edition」 と呼ばれる組み込みの Lync クライアント上で稼働します。マイク
ロソフトの製品サポートライフサイクル情報によると、Microsoft Lync Phone Edition ソフトウェアのメインストリーム サポート
は、2018 年 4 ⽉ 10 ⽇まで提供され、さらに 2023 年 4 ⽉ 11 ⽇まで延⻑サポートが提供される予定です。これは、Lync
Server 2013 に対するマイクロソフトのサポート ライフサイクル プランと⼀致しています。Office 365 Cloud PBX 環境の導
⼊にあたり、CX600 をすでにご使⽤のお客様はそのまま使⽤することができます。それ以外のお客様には、VVX シリーズ電
話機を推奨します。以下にその理由を⽰します。
Polycom CX600 (および “共有スペース向け” の CX500 電話機) と⽐較して、
Polycom VVX 電話機は、Microsoft 3rd Party Interoperability Program
(3PIP) の下でマイクロソフトによって認定された VoIP (OpenSIP) 電話機です。
2015 年 3 ⽉にポリコムの UCS 5.3 ソフトウェアのリリースにより、VVX シリーズ電話
機には CX600 が提供するお客様にもっとも求められている機能だけではなく、追加
の機能が搭載されています。⼀部のお客様にとっては CX600 の⽅が適してる場合
もありますが、VVX シリーズ電話機は、より豊富な機能セットを提供します。現在、
ポリコムによる Skype for Business 対応機能の開発は、VVX 電話機のプラットフ
カラータッチスクリーン搭載、Bluetooth
ヘッドセットをサポートしている VVX 600
ォームを中⼼に⾏われています。
VVX 電話機にのみ搭載されている重要な機能は、以下のとおりです。 (CX600、他の Lync Phone Edition モデルに含ま
れていない機能)

Boss/Admin 機能

タッチスクリーンインターフェース (VVX 500/600)

グループページング

USB ヘッドセットのサポート (VVX 500/600)

インターコム

Bluetooth ヘッドセットのサポート (VVX 600)

⼀部の機能を制限 (例: ロビーで使⽤する場合など)

カスタムアプリケーションと背景のカスタマイズ

保留⾳のカスタマイズ

電⼦フックスイッチ (EHS) のサポート

Polycom Acoustic Fence 技術


拡張モジュールのサポート

802.1X 認証
Better Together over Ethernet (BToE)

保留転送

⾃動応答
次のページの図 2 は、モノクロディスプレイを搭載した Polycom VVX 201、VVX 300、VVX 310 から始まる VVX シリーズ
モデルのラインアップを⽰しています。Polycom VVX 400 と VVX 410 は、⼤きなカラーディスプレイを搭載し、より多くの回線
をサポートしていますが、「ボタンでの操作」 が必要です。Polycom VVX 500 および VVX 600 はタッチスクリーンディスプレイ
を搭載しています。さらに⼤きいカラー画⾯を搭載することによって、電話機での快適な UC エクスペリエンスを実現します。ま
た、プレゼンスに対応した機能と連絡先の在席状態のカラー表⽰により、コミュニケーションエクスペリエンスを向上します。
「お気に⼊り」 に登録したユーザーのプレゼンス状態を表⽰することで、相⼿とどのようにコミュニケーションを取ればよいのかが
分かります。VVX 300 と VVX 310 は、ユーザー⾃⾝の回線と、5 つのお気に⼊りを表⽰します (モノクロ)。VVX 400 と
VVX 410 は、ユーザー⾃⾝の回線と、11 のお気に⼊りを⾊で表⽰します。⾊により相⼿の在席状態がより簡単に把握でき
ます。たとえば、「在席中」 は緑、「退席中」 は⻩⾊、およびその他のプレゼンス状態を⽰すインジケーターにより、相⼿の状
態が⼀⽬で分かります。相⼿のプレゼンス状態が「応答拒否」 (⾚) の場合は、ボイスメールを録⾳することができます。相⼿
が「退席中」で、緊急の場合は、相⼿の携帯電話に発信することができます。「お気に⼊り」の横にあるボタンを⻑押しする
7 Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
と、そのお気に⼊りの連絡先番号とボイスメールオプションを⽰した連絡先カードが表⽰されます。カラーの拡張モジュールを
VVX 電話機に追加することで、より多くのお気に⼊りを表⽰することができます。これらは、カラー表⽰をサポートするモデル
(VVX 400/410、VVX 500、または VVX 600) に追加することを推奨します。VVX 600 は、Bluetooth ヘッドセットをサポー
トしています。VVX 201、VVX 300、および VVX 400 には 2 つの 10/100 Base-TX イーサネットポートが搭載されており、
VVX 310、VVX 410、VVX 500、および VVX 600 には、2 つの Gigabit Ethernet ポートが搭載されています。Better
Together over Ethernet 機能を使⽤するには、VVX のイーサネットポートの 1 つを LAN に接続し、もう 1 つのポートを
PC のイーサネットポートと接続します。
Skype for Business Edition の VVX 電話機は、Office 365 Cloud PBX 環境をサポートするためのソフトウェアを搭載
し、かつ電話機を簡単にインストールできるように事前構成されています。
図 2: Office 365/Skype for Business Online 対応 Polycom VVX シリーズデスクトップ電話機
図 3 では、Skype for Business Online で使⽤できる CX シリーズのラインアップを⽰しています。⾃宅から Skype for
Business クライアントを使⽤して早朝や夜に電話をかける必要のある従業員には、Polycom® CX100 スピーカフォンまたは
CX300 R2 USB 電話機を 2 台⽬の電話機として使⽤することを推奨します (その場合でも、社内のデスクでは VVX 電話
機を使⽤できます)。Polycom® CX3000 IP 会議電話機および CX600 デスクトップ電話機は、USB 接続することにより、
Skype for Business クライアントとの 「Better Together」 機能をサポートしていますが、デバイスを新たに購⼊する場合に
は、CX3000 や CX600 よりも最新の技術と、より多くの機能を搭載した VVX シリーズ電話機および RealPresence Trio
を推奨します。
8 Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
図 3: Office 365/Skype for Business Online 対応 Polycom CX シリーズ電話機
会議室および役員会議室
オフィスの空間計画に関する Web サイトでは、全般的にオープンなオフィス環境では 10
⼈の従業員につき 1 会議室、個室が多いオフィス環境では 20 ⼈の従業員につき 1 会議
室の割合で、会議室を設置することを推奨しています。役員室には、会議テーブルを設置
した会議スペースがある場合があります。したがって、500 ⼈の従業員を有する企業では、
25〜50 台またはそれ以上の⾳声会議システムを導⼊することになります。2015 年 12 ⽉
現在、Office 365 Cloud PBX で使⽤可能な⾳声会議システムは以下のとおりです。
RealPresence Trio 8800
• RealPresence Trio 8800 - ポリコムの象徴的な三⾓形の⾳声会議システムをモジュール式の⾳声会議、ビデ
オ会議 1、およびコンテンツ共有システムに進化させた業界初のグループコラボレーション⽤スマートハブ
• CX3000 IP ⾳声会議システム - Lync ソフトウェアを搭載した「常にオン (always on)」の⾳声会議システム
• CX5100 ユニファイド カンファレンス ステーション - Skype for Business を実⾏中の PC に USB で接続。360
度のパノラマ映像と発⾔者の表⽰をサポート
ポリコムは、ほとんどの会議室で RealPresence Trio を使⽤することを推奨します。RealPresence Trio は、ポリコムの最新か
つ最先端の⾳声会議システムであり、VVX シリーズ電話機に搭載されている多くの機能のほかに、追加機能も多く搭載されて
います。RealPresence Trio は、会議室と関連付けることができるので、会議予約時に会議室として追加することで、
RealPresence Trio も Skype for Business 会議に招待されます。ユーザーは会議室に⼊り、タッチスクリーンに表⽰されたリ
マインダーから、予約会議に簡単に参加できます。約 6 m のマイク集⾳範囲をもつ RealPresence Trio は、私物デバイスとの
Bluetooth または USB によるペアリングをサポートしています。これは、特に企業ネットワークに接続できないゲストユーザーがいる
場合に便利です。オプションの RealPresence Trio Visual+ アクセサリと USB カメラを追加することで、コンテンツの共有ができ
るようになります。コンパクトな設計で、RealPresence Trio Visual+ をモニターの近くに配置することで配線がシンプルになり、会
議室がすっきりします。
Polycom® CX3000 IP ⾳声会議システムは、Polycom CX600 デスクトップ電話機に類似したユーザーインターフェースとエクス
ペリエンスを提供します。Lync 2013 と Lync 2010 環境を導⼊している多くのお客様は CX3000 を導⼊しています。CX3000
は、Office 365 Cloud PBX 環境に簡単に移⾏できます。
USB 接続をサポートする Polycom® CX5100 ユニファイド カンファレンス ステーションは、本体から約 6 m のマイク集⾳範囲、
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ビデオ機能については、2016 年前半マイクロソフト認定取得予定
9 Microsoft Office 365 Cloud PBX サービス / Skype for Business Online 対応⾳声製品ガイド
会議室全体を映し出す 360 度のパノラマ映像と発⾔者の HD 1080p 映像を提供します。CX5100 は、Polycom® CX8000
for Skype for Business ソリューションのカメラオプションとして使⽤することもできます。Microsoft Skype for Business Room
System ソフトウェアをベースとする CX8000 for Skype for Business はマイクロソフトの UC 環境⽤に最適化された会議室
専⽤のコラボレーションソリューションです。
電話機、クライアントソフトウェアとヘッドセット、私物デバイス (BYOD) の⽐較
企業によっては (特に、⼀部の中⼩規模の企業では)、オフィス⽤の電話機を持た
ず、すべての通話に私物デバイスとヘッドセットの使⽤を奨めているかもしれません。
しかし、クライアントソフトウェアとヘッドセットのみを使⽤する戦略は、⼀部のユースケ
ースには適していません。多くのユーザーは、⼀⽇中コード付きのヘッドセットを PC
につけた状態で業務を⾏うことを好みません。PC やユーザーのモバイルデバイスで
Bluetooth ヘッドセットを使⽤することもできますが、Bluetooth ヘッドセットやスマー
トフォン、タブレットなどは電池が無くなることがあり、その場合ユーザーは通話できなく
なってしまいます。Polycom CX300 R2 のような USB 電話機を使⽤することによ
CX300 R2 USB 電話機
り、「ヘッドセットのみ」 のソリューションよりも多くの選択肢をユーザーに提供できます。CX300 R2 USB 電話機を PC に接続し
た場合、ハンドセット、スピーカーフォン、またはヘッドセット (電話機の背⾯のヘッドセットジャックに接続) から選択して通話できま
す。また、電話機のダイヤルパッドやミュートや⾳量調整などの機能キーを使⽤できるので便利です。クライアントソフトウェアとヘッ
ドセットのみのソリューションのユーザーは、これらの機能にアクセスするために、作業を中断して Skype for Business クライアント
を操作する必要があります。USB 電話機は USB ケーブル経由で PC から電源供給されているので、電池が切れて使えなくな
ることはありません。私物デバイス上で Skype for Business クライアントと Bluetooth ヘッドセットを使⽤しているユーザーは、
Bluetooth ヘッドセットの電池が切れた際のバックアップとして使⽤できます。
次のステップ
ポリコムのカスタマー エクスペリエンス センターでポリコムのソリューションを
ご体験ください。UC への移⾏時にビデオ会議の導⼊を検討しているお
客様に特にお奨めします。
本ガイドに掲載のソリューションに関する詳細は、www.polycom.co.jp
をご覧ください。
ソリューションに関するお問い合せや製品⾒積もり、製品デモについては
www.polycom.co.jp 上のフォームよりお問い合せください。
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