null

ソリッドステートコンタクタ
三極ソリッドステートコンタクタ
●抵抗回路の保護協調
(1)保護協調の考え方
SSCは電磁接触器に比べ過電流耐量(非繰り返しサージ・オン電流)
60
SSC形式SS20(20A)
抵抗負荷容量3φ AC200V 20A
が小さく、短絡電流が流れ始めの時間が0.1秒以下の領域では、ブレー
10
〔min〕
カ(サーキットプロテクタ)では保護できないために、半導体保護用
ヒューズ(当社商品名:スーパーラピッドヒューズ)の組合せ使用が
必要となります。抵抗回路の短絡保護の機種選定に当たっては、次の
条件を満足するよう考慮してください。
SSCの非繰り返しサージ・
オン電流の許容通電時間
動作特性
〔s〕時間
10
瞬時遮断式のオート
ブレーカの動作時間
または
A
半導体保護用ヒューズ
1
半導体保護用ヒューズの
動作時間
瞬時遮断式
オートブレーカ
動作特性
(BW32SAQ-3P040)
1
1
半導体保護用ヒューズの
全遮断 2t ❶
2
SSCの許容 t ❶
5
10
負荷電流
電圧
R
サーキットプロテクタまたはブレーカ
ヒューズ
形式
形式
遮断I2t
遮断容量
遮断容量
(X103A2s)
at AC250V
AC
66□
3A
BW32SAQ-3P005
5kA
CR2LS-10
0.04
100kA
240V
66□
6A
BW32SAQ-3P010
5kA
CR2LS-10
0.04
100kA
66□
18A
BW32SAQ-3P040
5kA
CR2LS-30
0.35
100kA
66□
30A
BW32SAQ-3P060
5kA
CR2LS-50
0.85
100kA
66□
40A
BW50SAQ-3P080
10kA
CR2LS-75
2.3
100kA
66□
50A
BW63SAQ-3P120
10kA
CR2LS-100
4.0
100kA
66□
80A
BW125JAQ-3P450
50kA
CR2L-140
7.0
100kA
66□
120A
BW250RAQ-3P600
50kA
CR2L-200
17
100kA
AC
66□+
30A
BW32SAQ-3P060
5kA
CR6L-50
1.8
100kA ❶
480V
66□+
50A
BW63SAQ-3P120
10kA
CR6L-100
7.0
100kA ❶
66□+
80A
BW125JAQ-3P450
50kA
CR6L-200
30
100kA ❶
66□+
120A
BW250RAQ-3P600
50kA
CR6L-200
30
100kA ❶
at AC250V
❶CR6L-□のヒューズ遮断容量はat AC600Vです。
(注1)SSCを標準冷却フィンに取付けた場合を示します。
ソ ●モータ回路の保護協調
リ
ッ (1)保護協調の考え方
ド SSCをモータ負荷回路に適用する場合、短絡時の過大電流に対す
ス
テ る保護と同時に、モータの過負荷、拘束、欠相などによる焼損の保
A
SSCの非繰り返しサージ・
オン電流の許容通電時間
●過負荷領域
SSCの過負荷特性
(過負荷時の
サーマルリレーの
動作時間
または、
半導体保護用ヒューズの
モータブレーカの
動作時間
繰り返し負荷特性
(不劣化特性)
B
2
SSCの許容 t
許容通電時間)
T
オートブレーカ
半導体
保護用ヒューズ
1/L1 3/L2 5/L3
SSC
2/T1 4/T2 6/T3
U
V
W
モータブレーカの
動作時間
または
半導体保護用ヒューズの
動作時間
保護は、配線用遮断器(モータブレーカ)と半導体保護用ヒューズ
で行なう保護協調が必要となりますが、その原則は次の通りです。
S
●短絡領域
この場合、過負荷、拘束、欠相保護はサーマルリレーで行い、短絡
21-28
500 1000
三相3素子品
(三相一括制御)
護を考慮してください。
21
100
(3)接続回路例
(2)選定表
SSC形式
50
抵抗負荷回路の機種選定例
2
定格
20
電流〔A〕
❶半導体保護用ヒューズ選定のためのI tとは、SSCがONした際に流れる突入電流の2乗とこれが流
2
れる時間の積分値をいい、単位はA sで表示されます。半導体保護用ヒューズの選定の際には、
2
2
SSCのI t以下の全遮断I tを持つ機種を選定してください。
-
SSCサージ・オン電流
0.1
0.01
B
ト
コ
ン
タ
ク
タ
SSC過負荷特性
半導体保護用ヒューズの
全遮断 2t