平成 28 年度中野市情報系仮想化基盤構築業務委託に係る 公募型プロポーザル実施要領 本プロポーザルは、平成 28 年度予算の成立を前提に年度開始前の準備行為として行うもの である。このため、本業務に係る平成 28 年度予算が成立した場合に、審査により選定した 最適候補者と契約する。予算が成立しなかった場合には、契約は締結しない。 Ⅰ.公募事項 1 案件名 中野市情報系仮想化基盤構築業務委託(以下、本業務という。) 2 背景・目的 中野市(以下、本市という。)における情報系システムを構成するサーバ機器は、導入後 5 年以上を経過し保守サポートが終了するため、障害時の対応が難しい状況となる。そこで、 情報系システムの安定稼働を維持するため、機器の更新及びシステムの再構築を実施する。 また、庁舎移転を前提とした更新となることから、新庁舎への移転後も継続して利用する こと考慮し、無駄のない最小構成で機器の調達を目指すこととする。併せて、情報セキュリ ティ対策の抜本的強化に係る対応についても配慮したものとする。 3 公募型プロポーザルの趣旨 本業務の遂行には、仮想化技術等に関する高度な専門性が求められることから、受諾者に はこれに対応する資質や能力が要求される。そこで、受諾者の選定にあたっては、事業者か らの企画提案を公募し、期間内に導入し得る企画力や技術力、知識・ノウハウ等、事業者の 適正を評価することとする。 評価に関して、一時的な環境構築のみならず、その後の安定的な運用の確保が不可欠であ るため、導入後のサポート体制についても評価対象に含めるものとする。また、複数年度に 渡る安定稼働を担保し、ソフトウェア導入、維持・運用に要する総コストについても可能な 限り抑制したいため、見積価格についても評価に含めるものとする。 4 業務内容 本業務は次の 2 点を主軸に実施するものとし、詳細は別添「要件定義書」のとおりとする。 (1) サーバ群の更新に係る業務 サーバ機器の調達、調達機器の搬入、据付け、環境構築、環境移行、新環境の運用保守 等、新環境への切替えやその後の運用保守に係る作業の一切を対象とする。 (2) 情報系端末のシンクライアント移行に係る業務 既存の情報系端末(ファットクライアント)を、シンクライアント方式に移行する。対 象業務は、移行に係る仮想デスクトップ環境の構築、シンクライアント端末の調達に係る 作業の一切とする。なお、シンクライアント端末への移行は、既存端末の導入時期を考慮 して 2 回に分けて実施する(※)ものとし、本事業では初回に係る作業を対象とする。 ※初回は平成 28 年度中に 200 台とする。次回は平成 30 年度中に、残る端末をシンクライ アントへ移行する予定である。 5 履行期間 ・平成 28 年4月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで ・スケジュールは次のとおり 公募型プロポーザル実施要領– 1 4月 1 2 3 4 5 6 7 5月 6月 7 月~3 月 調達・契約 構築 サーバ切替え シンクライアント端末への切替え 運用 履行場所 中野市役所 (〒383-8614 中野市三好町 1-3-19) 上限提案額 51,000,000 円(税込) ※この金額は、契約内容の規模を示すためのものであり、最適候補者として特定した場合 は別途契約締結に係る詳細な仕様の調整を行うため、この上限金額での契約を確約する ものではない。 8 参加資格 本企画提案に参加できる者は、参加申込時点において以下の条件を全て満たす者とする。 (1) 平成 27・28 年度中野市物品競争入札参加資格者名簿 20「業務委託」15 コンピューター ソフト開発又は 16 情報処理・計算事務に登録がある者であること。 (2) 長野県内に本社又は営業所等を有する者であること。 (3) 中野市における製造の請負、物品の買入れその他契約に関する規則(平成 17 年中野市規 則第 43 号)の規定に基づく指名停止の措置を受けていない者であること。 (4) 地方自治法施行令第(昭和22年政令第16号)167条の4の規定に該当しない者であること。 (5) 会社更生法(平成14年法律第154号)又は民事再生法(平成11年法律225号)に基づき、更生 手続開始又は再生手続開始の申立てをしていない者であること。 (6) 平成22年度以降、国、都道府県又は地方公共団体において、本件と同様の事業の実績を有 する者であること。ただし、元請けで、完了済みのものに限る。 (7) 参加申込時において市税等に滞納がない者であること。 9 公募型プロポーザルに係るスケジュール (1) 公募期間 平成 28 年 1 月 29 日㈮から 2 月 10 日㈬まで (2) 質問書提出期限 平成 28 年 2 月 5 日㈮ 午後 5 時 (3) 質問書回答予定日 平成 28 年 2 月 9 日㈫ 午後 5 時 (4) 参加表明書提出期限 平成 28 年 2 月 10 日㈬ 午後 5 時 (5) 資格審査 平成 28 年 2 月 12 日㈮ 午後 5 時 (6) 企画提案書提出期限 平成 28 年 2 月 18 日㈭ 午後 5 時 (7) ヒアリング・審査委員会 平成 28 年 2 月 29 日㈪ 公募型プロポーザル実施要領– 2 Ⅱ.応募手続き 1 参加申込等に係る手続き (1) 参加表明書等の提出 このプロポーザルへの参加を希望するものは、次により参加表明書等を提出すること。 ア 提出書類 ① 様式 1「参加表明書」 1部 ② 様式 2「秘密保持承諾書」 1 部 ③ 様式 3「導入実績報告書」 1 部 ④ 事業所が所在する市町村の納税証明書(平成 28 年 1 月 1 日以降に発行されたものに 限る) 1 部 イ 提出期限 平成 28 年 2 月 10 日㈬ 午後 5 時(土曜日、日曜日及び祝日を除く。) ウ 提出場所 中野市 総務部 政策情報課 情報統計係 エ 提出方法 持参又は事前に電話にて連絡のうえでの郵送による。 ただし、郵送の場合は、提出期限内必着とする。 (2) 参加を辞退する場合 参加表明書提出以降に参加を辞退する場合は、辞退届(任意様式)を提出すること。 2 質問及び回答 (1) 質問 質問がある場合は、次により質問書を提出すること。 ア 提出書類 様式 4「質問書」 イ 提出期限 平成 28 年 2 月 5 日㈮ 午後 5 時(土曜日、日曜日及び祝日を除く。) ウ 提出場所 中野市 総務部 政策情報課 情報統計係 エ 提出方法 持参又は事前に電話にて連絡のうえでの郵送若しくはファクスによる。 ただし、郵送の場合は、提出期限内必着とする。 (2) 回答 質問に対する回答は次のとおり行う。 ア 回答期日 平成 28 年 2 月 9 日㈫ イ 回答方法 市公式ホームページに掲載する。 3 企画提案に係る手続き (1) 企画提案書等の提出 ア 提出書類 ① 様式 5「企画提案書」 1 部 ② 企画提案書 6 部(電子データ CD-R 1 枚) ③ 見積書 1 部 ④ ライフサイクルコスト表 1 部 イ 提出期限 平成 28 年 2 月 18 日㈭ 午後 5 時(土曜日、日曜日及び祝日を除く。) ウ 提出場所 中野市 総務部 政策情報課 情報統計係 エ 提出方法 持参又は郵送による。 ただし、郵送の場合は、提出期限内必着とする。 オ その他 ① 提出された書類等は返却しない。また、必要に応じて複製することがある。 ② 提出された書類等の再提出及び差替えは認めない。 ③ 提出された企画提案書は非公開とする。 ④ 参加表明書を提出した者であっても、提出期限までに企画提案書等の提出が無い場 合は辞退したものとする。 ⑤ 企画提案への参加に要する経費は、全て参加者の負担とする。 公募型プロポーザル実施要領– 3 Ⅲ.企画提案書等の作成要領 1 企画提案書 (1) 企画提案書は、原則として次の項目を設け、「要件定義書」及び「企画提案評価基準」 との対応がわかるように作成すること。 ア 業務体制 イ 実施方針 ウ システムの特徴、構成等 エ システムの機能 オ システムの構築 カ 運用保守・支援 キ その他の提案 ク 受諾した場合に本市に求める要件 ※構築・保守に係る作業場所等、本業務の実施に関連して特に記載すべき事項について 記載すること。また、本業務に対する意見・要望があれば記載すること。 (2) 作成上留意事項 ア 原則A4判縦、横書きとし、通し番号を付すること。 イ 図表等についてはA3判を折り込んで使用して差し支えない。 ウ 文字サイズは10ポイント以上を基本とする。 エ 両面で20ページ以内とする。ただし、表紙及び業務体制に係る資格又は実績を証する 添付書類はページ数に含めない。 オ 一般的な機能説明に留まることなく、本市における利用方法やその方式を選択した根 拠等についても具体的に記載すること。 ただし、説明においてはできるだけわかりやすい用語、表現等を用いること。 2 見積書 (1) 見積書の様式は任意とし、機器、ソフトウェア、作業費、保守等明細を記載すること。 (2) 本業務は平成 28 年度までであるが、5 年間の運用を想定し、翌年度以降の運用保守につ いても評価の対象としたい。そのため、平成 29 年度から平成 32 年度にそれぞれ必要な 経費についても試算し、別紙「ライフサイクルコスト表」との対応がわかるように記載 すること。なお、平成 30 年度経費には、本要領Ⅰ-4-(2)及び要件定義書Ⅱ-13-3 のとお り、シンクライアント端末の増設経費を試算のうえ含めること。 (3) 見積書及びライフサイクルコスト表は封筒に入れて封緘のうえ、 「見積書在中」と朱書き して提出すること。 3 ライフサイクルコスト表記載事項 (1) 記載項目 ア 物品導入費 必要な機器、ソフトウェア等の経費 イ 構 築 S E 費 設計、構築、機器設置、移行作業等の経費 ウ 保守・運用費 システムを安定的に運用するための経費(保守等) エ そ の 他 上記の他に必要な経費があれば記載すること。 (2) 諸注意 ア 費用は、平成28年度から平成32年度までの5年間について、年度別に積算すること。 イ ソフトウェアのライセンス費用については、ライセンス体系により「物品導入費」又 は「保守・運用費」に含まれることを想定している。 ウ 実際の契約は、法令や導入するソフトウェアのライセンス体系、本市の財務事情等に より、受諾者と協議のうえ調整するものとする。 エ 仕様の変更がない限り、提示した費用以外の請求は認めない。 オ 税抜価格とすること。 公募型プロポーザル実施要領– 4 Ⅳ.留意事項 1 仕様変更の指示 以下に該当する場合には、提案内容の一部機能等について本市から書面にて仕様変更を指示 することができるものとする。 (1) 機能等の実現により他のシステム又は端末に影響が生じる恐れがあると判断した場合 (2) 導入技術による機能追加等のメリットより、デメリットが大きいと判断した場合(導入 技術による運用上の制約等が大きい場合) (3) 提案事業者による導入と比べ、本市が別途調達した方が有利な場合(Microsoft 製品等想 定) (4) その他、本市が必要又は不要と判断した機能等がある場合 2 業務委託契約 (1) 本市と最適候補者となった事業者とは、企画提案書及びヒアリングの内容を踏まえ、必 要に応じて仕様等の変更を行い、最適候補者を受諾者とした業務委託契約の手続きを行 うものとする。 (2) 翌年度(平成 29 年度)以降の運用保守に係る業務委託については別途受諾者と協議のう え締結するものとする。 (3) なお、仕様確認において、仕様書の内容を履行できないことが明らかとなった場合には、 契約を行わない。この場合、次点者と契約締結するものとする。 公募型プロポーザル実施要領– 5
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