仕 様 書 1.件名 特許庁広報誌「とっきょ」・メールマガジンの制作及び情報発信業務 2.業務目的 特許行政の動向、施策などの有益な情報を紹介する広報ツールとして、広報誌「とっ きょ」(以下「広報誌」という。)及びイベント情報等を紹介する「特許庁メールマガ ジン」(以下「メルマガ」という。)を制作・発行することにより、知財に係わる関係 者や知財に関心を持つ一般ユーザーに対して、特許庁の施策、知財に関する有益な情報 を発信し、産業財産権に対する意識の向上と特許行政に対する理解の促進を図ることを 目的とする。 本事業では、広報ツールの強化とユーザーニーズに迅速に対応するため、広報誌につ いては、企業知財部や専門家に限らず一般ユーザーにも理解出来るように、有益な情報 を解りやすく提供し、また、イベント情報等を発信するため、メルマガの作成を行う。 (1)訴求対象 出願人、企業知財部関係者、知財アドバイザー、弁理士など知財に係わる関係者や 中小企業、大学関係者、学生など知財に興味がある一般ユーザーを対象とする。 (2)発行形態等 【広報誌】 ① 発行形態:電子書籍、PDF(特許庁ホームページに掲載)及び紙媒体 ② 発行回数:6 回/年 ③ 発行日:奇数月の 25 日(閉庁日の場合は原則次の開庁日) ④ 誌面規格:全ページカラー、1 号当たり 20~22 ページ(表紙及び裏表紙を含む。) 【メルマガ】 ① 発行形態:電子メールによる配信 ② 発行回数:23 回/年 ③ 配信日:初回配信日は 4 月 25 日(月)とし、5 月以降については毎月 10 日と 25 日(閉庁日の場合は原則次の開庁日)の 2 回発行 (3)誌面構成 以下の誌面構成(20 ページ)を基本とするが、各コーナーの掲載内容に応じて各コ ーナーのページ数の増減を行いうるものとし、全体で 2 ページまでの増加を可能とす る。 ① 表紙(1 ページ)特集のテーマにふさわしく、デザイン性に富んだものを請負業者 が企画 ② 表紙の裏(1 ページ)請負業者による企画・シリーズもの(初心者向け情報等) ③ 目次(1 ページ)デザイン性のあるものを請負業者が企画 ④ 特集 1(6 ページ)請負業者が企画(特許庁がテーマを示す場合も有り) ⑤ 特集 2(4 ページ)請負業者が企画(特許庁がテーマを示す場合も有り) ⑥ シリーズ記事 1(2 ページ)請負業者による企画 ⑦ シリーズ記事 2(2 ページ)請負業者による企画 ⑧ 特許庁からのお知らせ(2 ページ)※特許庁から原稿を提供 ⑨ 裏表紙(1 ページ)請負業者による企画 ⑩ 読者アンケート(HTML データ等で作成し、誌面には含まれない)請負業者による企 画 なお、本業務遂行のために、より効果的な提案がある場合には、この限りではない。 3-1 業務内容(広報誌関係) (1)広報誌企画業務 特集 1・2、表紙の裏、シリーズ記事 1、シリーズ記事 2、裏表紙については、下記 の基本コンセプト及び編集方針に沿って詳細企画案を作成する。ただし特許庁総務部 総務課広報室(以下「広報室」)からテーマを提示することもある。その場合は各号 の編集会議の際に指示する。 ※特集のテーマは特許庁の施策等の他、特許庁幹部が参加する対談、座談会、各種シ ンポジウム等を想定している。 <基本コンセプト>「知的財産権施策を読み解く必読情報誌」 ① 特許庁施策、海外戦略や中小企業・大学支援策、法改正などのユーザーにとって有 益な情報を発信する側の視点で、時勢を踏まえた重点施策を抽出し、解りやすく情 報を提供する。 ② 施策を利用する側の視点で、企業、大学や知財専門家などの声や実例を交え、個別 政策を事業や生活の課題解決につなげるための“活用できる情報”を解りやすく具 体的に提供する。 <編集方針> ① 上記基本コンセプトを踏まえつつ、伝えるべき内容・情報量により、各コーナーの ページ数はフレキシブルに対応する。(各号の全ページ数は 20~22 ページとする。) ② 基本コンセプト①については、中小企業や知財ユーザー等への波及効果をイメージ できる内容とし、他の関連する施策等、より詳しい情報の所在を示す。基本コンセ プト②については、施策利用者からの声や施策活用事例としての企業紹介、最新技 術の紹介などを盛り込むことによって、支援施策等を利用することが身近に感じら れる内容とする。また、編集方針に基づき、全国の企業や有識者等に取材を行うこ と。取材は各号の製作につき、都内近郊 2~3 箇所及び全国の企業等 3 箇所程度を 想定している。 (2)広報誌制作業務 広報誌は、6 号分(6・7 月号、8・9 月号、10・11 月号、12・1 月号、2・3 月号、4 ・5 月号)を制作する。 なお、各号の制作に係る具体的業務は以下のとおりとする。 ① 広報室と請負業者との間で、各号の編集会議を原則特許庁内の指示する場所で行 い、各号の詳細企画案について請負業者から提示した上で、各企画内容及び広報誌 全体の構成などの方針を決定するほか、作業状況については随時広報室に報告する 2 こと。また初回の編集会議は、原則 4 月前半までに開催し、年間を通じた提案とス ケジュール等を提示し、広報室の了解を得ること。編集会議後には、議事メモを作 成し広報室担当者の了承を得ること。 ② 表紙は、特集のテーマにふさわしい写真やイラストを用いて特許庁の広報誌にふさ わしいデザインとする。 ③ 3-1(1)で作成した特集等の企画案に基づき取材等を行うのに先立ち、広報室に ページ構成(取りまとめイメージ)、取材時のヒアリング事項について確認を得、 表紙、表紙の裏、目次、特集 1・2、シリーズ記事 1・2、裏表紙の誌面を制作する。 原則として取材から 1 週間以内に初校を広報室に提出すること。校正は、レイアウ ト・デザインの段階での確認を経て、ゲラの段階で最低 2 回行うこととする。紙面 の製作にあたり、作成した図表等の素材については、別途電子データで提供するこ ととする。また、取材に対応した者(特許庁・独立行政法人 工業所有権情報・研 修館の職員以外)に、必要に応じて謝金の支払いを行うこと。なお謝金の額につい て は 「 謝 金 の 標 準 支 払 基 準 」 の 2. 講 演 等 謝 金 支 払 基 準 ( http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/e-meti/syakin.pdf )を参考とし、広 報室担当者と相談の上で決定すること。 ④ 特許庁からのお知らせについては広報室から提供する原稿、資料、写真等を基にわ かりすい表現となるよう制作する。原稿は原則として、納入日から 15 日前までに 提供する。 ⑤ 読者アンケートは読者層やニーズの把握に効果的な内容とし、アンケート結果を次 号以降の編集に反映することができるよう、分析を行うこと。 (3)広報誌の電子書籍作成業務 制作した広報誌について、特許庁ホームページに掲載し、ブラウザで閲覧するため のフレーム及び電子書籍ファイル並びに PDF ファイルを作成する。(仕様は、別添の とおり。) (4)広報誌印刷業務 製作した広報誌を印刷する。なお誌面ページ数が印刷の仕様を満たさない場合は、 特許庁から提供する原稿を差し込みページ数を確保すること。 ① サイズ等:A4 両面カラー ② 作成部数:1,000 部 ③ 製本は中綴じ、針金 2 か所とすること。 ④ 用紙はつや消しコート紙 A 列本判 86.5kgとし、以下のグリーン購入法判断基 準を満たすこと。 (ア)古紙パルプ配合率 70%以上であること。 (イ)塗工されているものについては、塗工量が両面で 30g/㎡以下であること。 (ウ)再生利用しにくい加工が施されていないこと。 ⑤ 印刷方式:オフセット印刷とする。※オフセット印刷については、芳香族成分が 1 %以下の溶剤(動植物系などの溶剤を含む)のみを用いる印刷用インキを使用し ていること。 (5)WEB ページ用バナーの作成業務 3 ①特許庁 WEB トップページに置くバナーと表紙を縮小したリンク用バナーを作 成する。(各号ごと) ※バナーについては広報誌の表紙のデザインを踏襲したデザインとする。 【バナー仕様】 サイズ:横 680 ピクセル×縦 230 ピクセル(トップページ用) 横 200 ピクセル×縦 60 ピクセル(リンク用) ファイル形式:JPG 形式もしくは GIF 形式 ※サイズについては変更する場合がある。 3-2 業務内容(メルマガ関係) (1)情報収集業務 配信日 1 週間前までに、経済産業省、各地方経済産業局、全国の自治体、大学、知 財関係団体のホームページからセミナー開催などの知財に関連するイベント情報、中 小企業等に対する知財の支援情報などを収集し、メルマガ配信するための原稿を作成 し、庁担当者の了承を得ること。 原稿の作成にあたっては受信するユーザーが読みやすく、興味を引く内容となるよ う工夫すること。 また、庁から発信する情報がある場合は、必ずメルマガの原稿に組み入れること。 その場合は、庁からメルマガで配信するための原稿を提供する。 (2)情報配信業務 庁より提供するメルマガ配信希望者リストに基づき、メルマガを配信すること。ま た、メルマガ配信にあたっては、広報室の指定するメールアドレスを設定し、配信元 のサーバ情報等を報告すること。 (3)情報の管理について 庁より提供するメルマガ配信希望者リストは、外部に個人情報が漏れないよう厳重 に管理すること。また、事業終了後は全ての個人情報を破棄し、その旨、書面にて庁 担当者へ報告すること。 4.納入物、納入場所及び納入期限 (1)納入物 ①以下の内容を収録した電子媒体(CD-R 又は DVD-R)一式 【広報誌】 ・ホームページ掲載用電子書籍ファイル ・PDF ファイル(アウトライン済及びアウトライン未処理) ・素材データ(図表、グラフ等) ・バナーデータ ・DTP データ 【メルマガ】 ・原稿データ ②広報誌の印刷物 1,000 部 4 (2)納入場所 東京都千代田区霞が関 3-4-3 特許庁庁舎 9 階 特許庁総務部総務課広報室 (3)納入期限 4.(1)納入物のうち①電子媒体については広報誌発行日の前日(閉庁日の場合は直 前の開庁日)までに、②広報誌の印刷物については広報誌発行月の末日(閉庁日の場合 は直前の開庁日)までに納入すること。また、広報誌「とっきょ」の電子書籍版、PDF 版それぞれのアクセス数及びメルマガ経由での各リンク先へのアクセス数については、6 月以降の毎月 7 日までに前月分までの各号の各月アクセス数をメールにて報告するこ と。なお、3 月分は 3 月 31 日の時点で把握できるアクセス数を報告すること。 5.業務実施期間 契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日まで 6.著作権の扱い (1)請負人は、本仕様書に基づき制作された広報誌に関し著作権法第 27 条及び第 28 条に 定める権利を含む全ての著作権を特許庁に譲渡し、特許庁は独占的に使用するものとす る。また広報室から指示があった場合、広報誌制作の過程で撮影した写真や作成した図 表等を広報室に提供するとともに著作権法第 27 条及び第 28 条に定める権利を含む全て の著作権を特許庁に譲渡し、特許庁は独占的に使用するものとする。ただし、第三者が 権利を有する著作物を使用する場合は、この限りでない。 なお、請負人は特許庁に対し、一切の著作者人格権を行使しないこととする。 (2)広報誌に第三者が権利を有する著作物を使用する場合は、請負人は著作権、肖像権等 に厳重な注意を払い、当該著作物の使用に関して費用の負担を含む一切の手続を行うも のとする。 (3)本仕様書に基づく作業に関し、第三者との間で著作権に係る権利侵害の紛争等が生じ た場合は、当該紛争等の原因が専ら特許庁の責に帰す場合を除き、請負人は自らの責任 と負担において一切の処理を行うこととする。 7.その他 (1)請負人は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、あ るいは本仕様書に記載のない事項については、広報室と速やかに協議し、その指示に従 うこと。 (2)請負人は、本事業実施の過程で知り得た情報について、外部に漏らしてはならな い。 (3)発行前に、広報室担当者の許可なく、特許庁職員及び制作関係者以外の者に、そ の内容を公開してはならない。また、内容等に関する事項の取扱いには十分注意し、 その機密保持のために、必要な措置を講ずること。 5 (別添) 電子書籍ファイル等の作成に係る仕様 特許庁ホームページに掲載する電子書籍を指定のブラウザで閲覧するためのフレーム及 び電子書籍ファイル等を下記のとおり作成し、納入する。 1.電子書籍閲覧の機能について 電子書籍の主要機能は以下のとおりとし、その詳細及びデザイン並びに下記以外の事 項は広報室と協議して決定すること。 (1)表示は見開き 2 ページとし、誌面のページをめくる機能(前ページ及び次ページ) 及び最初、最後のページへ移動する機能を有すること。また、全ページを自動的に再 生(正方向)するボタンを設置すること。ページをめくる速度は担当職員の指示に従 うこと。 (2)印刷は左右別、左右両面で印刷する機能を有すること。また、PDF ボタンを設置し、 PDF ファイルをダウンロードできるようにすること。 (3)コンテンツのサムネイル表示が可能で、当該表示をクリックすることで、該当ペー ジを表示する機能を有する。 (4)アンケートページ及びメールマガジン登録ページへのリンクボタンを配置し、担当 職員が指定するアンケートページに各誌毎にリンクする機能を有すること。 (5)操作ボタンに操作説明機能(ヘルプ機能)を有し、簡単に操作できること。 (6)拡大・縮小ボタン及び電子書籍内移動ボタンを配置すること。また、拡大表示時は ナビゲーション機能を有すること。拡大及び縮小表示は二段階以上とすること。 (7)スマートフォン(iPhone/Android)及びタブレット(iPad/Android)で閲覧できる ようにすること。 2.電子書籍ファイル等の作成 (1)上記1.で作成したフレームとマッチングした swf 形式の電子書籍ファイルを作成 すること。 (2)ウェブサイト閲覧用ソフトウェア Internet Explorer8.0 以上、Firefox2.0 以上、 Google chrom2.0 以上で問題なく閲覧できるように記述を作成すること。また、納 入前に同一の閲覧用ソフトウェアにより、作成した内容が担当職員の指示どおりで あるかを確認し必要に応じて適宜修正作業を行うこと。 (3) PDF ファイルは Adobe Reader の音声読み上げ可能なアクセシビリティ機能を有する こと。 (4)電子書籍本文中で紹介した当庁の施策等について、より詳細な情報を得られるよう 広報室が指示するホームページその他へリンクを貼ること(PDF ファイルを含む。)。 リンク情報は毎号変動するが、概ね 20 か所程度とする。 (5)目次から本文の当該ページにジャンプする機能を有すること。ジャンプは 10 か所程 度とする。 6
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