開扉状態で運行した事象についてのお詫びとお知らせ

2016年1月19日
各
位
伊 豆 箱 根鉄 道 株式 会 社
開扉状態で運行した事象についてのお詫びとお知らせ
当社(本社:静岡県三島市、社長:中村 仁)では、
「箱根 十国峠ケーブルカー」の十国登り口
駅において、ケーブルカーの扉が完全に閉まるのを確認せずに発車させるという事象が発生いた
しました。ご利用のお客さまをはじめ関係の皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたことを、心
より深くお詫び申しあげます。
当社といたしましては、今般の事態を厳粛に受け止め、今後、全従業員一同、再発防止策に全
力で取り組んでまいります。なお、お客さまにお怪我はございません。
詳細につきましては、下記のとおりです。
記
1.発 生 日 時
2016年1月19日(火) 9時20分頃
2.発 生 場 所
箱根 十国峠ケーブルカー 十国登り口駅(山麓側)
3.発 生 状 況
ケーブルカーに乗務している車掌(山麓側の車両を担当)が、乗車側の扉2
枚を閉扉するボタンを操作したところ、十国登り口駅(山麓側)で運転操作
している運転操作員が完全に閉扉を確認する前にケーブルカーを発車させ、
最大10cm程度扉が開いたまま約2m走行してしまいました。ご乗客のお
客さまは2名おりましたが、お怪我はございません。また、山頂側の車両に
はお客さまはご乗車しておりませんでした。
なお、当該ケーブルカーは閉扉後、そのまま山頂駅まで運行を続け、事象後
も計4回の営業運転(正常運転)をし、計13名のお客さまを輸送しました
が、本社部門からの指示で10時35分からケーブルカーを運休いたしまし
た。
4.原
因
運転操作員(56才:運転経験10ヵ月)が基本動作を怠り、ケーブルカー
を発車させてしまったことによります。また、重大事象である認識に欠けて
いました。
5.再発防止策
当該運転操作員ならびに全職員の再教育を徹底いたします。
以 上
箱根 十国峠ケーブルカー概要
車両製造年:1956年(昭和31年)9月
車
両:十国号(当該車両) 日金号
営業開始日:1956年(昭和31年)10月16日
営 業 キ ロ:0.3キロ
運 転 速 度:2.0m/秒(時速7.2km)
所 要 時 間:3分
最大乗車人員:96名
所 在
地:静岡県田方郡函南町桑原1400-20