FUJITSU Cloud Service K5 PF サービス仕様書 2016 年 1 月 18 日 [前提] (1) 本サービスは試用サービスとして提供されます。当社は、サービス内容、提供状態、アクセスの可能性を含み何ら 保証するものではなく、また、本サービスの利用により契約者または第三者に生じた損害について、何ら責任を負 わないものとします。 ※ 本サービスが試用サービスとして提供される期間は、2016 年 1 月 18 日~2016 年 3 月 31 日とします。 ※ 上記期間中、課金は発生しません。 ※ 上記期間中利用可能なシステム構成パッケージは、 「Application-DB 小規模」 「Web-Application-DB 小規模」 (いずれも DB 冗長化なし)のうちいずれか一つを選択できるものとします。 (2) 当社は、当社の判断により、本サービス公開ホームページへの掲載により、事前通知なく本サービスの提供を終了 する場合があります。 1. サービス仕様 当社は、以下のサービスを提供します。 (1) PF 基本サービス ① アプリケーション実行環境 Java で開発された契約者のアプリケーションを本サービス上で配備(以下「デプロイ」という)および実行 するための環境を提供します。 また、契約者がデプロイしたアプリケーション(以下「本アプリケーション」という)を実行する環境として、 別表 1 のとおり、システム構成パッケージ(Web/AP/DB の組合せパターン)を提供します。 (注 1)なお、 本仕様書にて、インスタンスとは、本アプリケーションを K5 リソース上で仮想的に実行する単位をいうもの とします。 ② 開発フレームワーク 契約者のアプリケーション開発を支援する Java 開発フレームワークを提供します。 ③ アプリケーション開発 Eclipse プラグイン 契約者のアプリケーション開発を支援する Eclipse プラグインを提供します。 提供される Eclipse プラグインの種類については、別表 2 のとおりとします。 (2) ダッシュボード 本アプリケーションの管理を行うことができます。 ① お知らせ リリース情報などの情報の確認を行うことができます。 ② Overview 本アプリケーションの動作状態の確認を行うことができます。 Web および AP の稼働状況の確認を行うことができます。 Web および AP の操作(起動/停止/再起動)を行うことができます。 ③ ロードバランサアクセス URL 本アプリケーションにアクセスするための FQDN の確認を行うことができます。 (3) モニタリング ① システム監視 運用監視画面から CPU 使用率やメモリ使用量など、PF のリソース状況の確認を行うことができます。 ② システム情報取得 アプリケーション実行環境の性能情報や Java アプリケーション障害情報を定期的に取得することができます。 1 (4) アプリ開発 ① ユーザー資産管理 i. 新規登録/削除 アプリケーション実行環境にユーザー資産(WAR ファイル等)を新規登録または削除できます。 ii. 配備グループ設定 ユーザー資産を Web/AP に配備するグループを設定できます。 ② ログ閲覧(Web/AP ログ) 以下のログ取得閲覧操作が可能です。 i. 業務ログ 本アプリケーションのログを取得し、閲覧することができます。 ii. 全システムログ 本アプリケーションが動作する Web/AP のシステムログ(注 2)を取得することができます。 ③ ログ閲覧(データベースログ) PF で利用しているデータベースのログを取得し、閲覧することができます。 ④ ログ閲覧(管理者ログ) OS/ミドルウェアの障害情報を取得し、閲覧することができます。 ⑤ データベース リレーショナルデータベースサービスへの接続情報を表示します。 契約者は本接続情報を利用し、リレーショナルデータベースサービスを利用することができます。 (5) 環境設定 ① ロードバランサー設定 契約者が購入した証明書をロードバランサーに登録することで、本アプリケーションの通信を https に変更す ることができます。また、登録した証明書を削除することもできます。 ② トリガー設定 モニタリングした PF のリソース状況をトリガーとして所定の動作を自動的に実行するように設定できます。 (6) チュートリアル 開発フレームワークを利用したアプリケーション開発の手順などの情報を提供します。 (7) ドキュメント ① アプリケーション開発ガイド(開発フレームワーク) アプリケーション開発で利用する開発フレームワークのドキュメントを提供します。 ② アプリケーション開発ガイド(Eclipse プラグイン) アプリケーション開発で利用する Eclipse プラグインのドキュメントを提供します。 (8) SDK ① ダウンロード 開発ツール(開発フレームワークおよび Eclipse プラグイン)をダウンロードすることができます。 (9) FAQ よくある質問事項とその回答を確認することができます。 2. 制限事項 (1) 以下は試用サービスでは提供されません。 ① システム構成パッケージ(大規模/中規模/小規模 DB 冗長化) 2 3. ② オートスケーリング機能 ③ ダッシュボード Overview の Web および AP の操作(起動/停止/再起動) ④ システム情報取得 ⑤ ユーザー資産の削除 ⑥ ログ閲覧(管理者ログ) ⑦ トリガー設定 ⑧ ユーザー資産管理の配備グループ設定 ⑨ FAQ その他の提供仕様(非機能要件)について 特にありません。 注釈 注1. 本サービスにおいて、AP とは、業務処理の流れを制御するビジネスロジックを実装しているインスタンスをいい、 Web とは、ユーザーからの要求を受け付けて、AP に橋渡しする機能をもったインスタンスをいいます。 注2. httpd、Tomcat、OS のシステムログなどです。 別表 1 システム構成パッケージ一覧 アプリケーション実行基盤構築機能では、以下のシステム構成パッケージを提供します。 システム構成パッケージ 構成 初期インスタンス数 Web 構成 AP 構成 Web-Application-DB 無 小規模 2 Web-Application-DB 2 有 小規模(DB 冗長化) Web-Application-DB 中規模 Web-Application-DB 無 Web+AP+DB 10 6 有 中規模(DB 冗長化) Web-Application-DB 無 大規模 20 Web-Application-DB 10 有 大規模(DB 冗長化) Application-DB 無 小規模 2 Application-DB 有 小規模(DB 冗長化) Application-DB 中規模 Application-DB DB 構成 冗長化構成有無 無 AP+DB - 6 有 中規模(DB 冗長化) Application-DB 無 大規模 10 Application-DB 有 大規模(DB 冗長化) 導入ミドルウェアは Web/AP 共に Apache http 2.2 Tomcat8 (JDK8.0)です。 Web/AP のインスタンス数について、契約者はオートスケーリングを設定できます。これにより、あらかじめ指定され た条件に基づいて、Web/AP のインスタンスを増減させることができます。ただし、初期インスタンス数未満の値にイン スタンス数を設定することはできません。 3 別表 2 Eclipse プラグインの種類 アプリケーションの構造を「モデル」 、 「ユースケース(業務の振る舞い) 」 、 「ルール定義」 、 「ビジネスロジック(Java 資 産) 」として整理、型決めした開発を支援するプラグインを提供します。 以下の 6 種類の Eclipse プラグインを利用できます。 プラグイン名称 モデル・ルール定義 概要 モデル、ルール、及びモデルに紐づく DB 上のテーブルとそのテーブルに対 する操作(検索条件等)を定義する SimpleEventFlow(BPM)定義 ユースケース単位にモデルの実行順序(フロー制御)を定義する Web 画面遷移 Web 画面の遷移を定義する URI マッピング定義 外部公開用の RESTI/F と契約者が開発したアプリケーションの紐づけを定 義する コードチェッカー Java 資産がコード規約に則っているかチェックする インパクト分析 モデル定義、ルール定義、Java 資産等の分析を行い資産修正による影響範 囲を分析する 以 上 附則(2016 年 1 月 18 日) 本サービス仕様書は、2016 年 1 月 18 日から適用されます。 4
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