報 道 発 表 平成28年1月20日 財務省福岡財務支局 平成27年度予算執行調査について (翌年度予算への反映状況) ○ 財務省は、27年度に財務本省及び全国の財務局が実施した「予 算執行調査」の28年度予算への反映状況を公表しました。 ・ 予算執行調査とは、財務省主計局の予算担当職員や日常的に予 算執行の現場に接する機会の多い財務局職員が、予算の執行の実 態を調査して改善すべき点等を指摘し、予算の見直しや執行の効 率化等につなげていく取組みであり、27年度は全体で56件の 調査を実施。 ・ 調査の結果を踏まえ、歳出予算▲278億円、歳入予算835 億円を28年度予算へ反映。 ○ 福岡財務支局においては、56件の調査事案のうち、23件の調 査を実施しました。このうち、「地域公共交通確保維持改善事業(地 域公共交通確保維持事業の陸上交通)」は、当局が調査主体となり 結果をとりまとめ、平成28年度予算に反映されました。 【反映状況 票(当局分のみ) 】 当局分を含む全調査の公表資料は、財務省のホームページでご覧 いただけます。 (http://www.mof.go.jp/budget/topics/budget_execution_audit/fy2015/hanei/index.html ) 【連絡・問い合わせ先】 財務省 福岡財務支局 特別主計実地監査官 ℡ (代表) 092(411)7281 (内線)3421、3422 (夜間直通) 092(411)7286 担当:大野(おおの)、片岡(かたおか) 財務省 主計局 司計課 予算執行企画室 ℡ (代表) 03(3581)4111 (内線)5657 反映状況票 省 庁 名 調 査 事 案 名 調 査 主 体 取りまとめ 財 務 局 (単位:百万円) 27 年度予算額 28 年度政府案 (一般会計) 復興庁 (33) 地域公共交通確保維持改善事業(地 (国土交通省) 域公共交通確保維持事業の陸上交通) 財務局 福岡財務支局 29,009 の内数 (東日本大震災復興特別会計) 増▲減額 (一般会計) (一般会計) 22,872 の内数 ▲6,137 の内数 (東日本大震災復興特別会計) 2,059 の内数 反映額 ▲262 (東日本大震災復興特別会計) 1,487 の内数 ▲572 の内数 交通政策基本計画(平成 27 年 2 月 13 日閣議決定)に掲げられた目標の達成に向けて、計画に基づく施策の着実な進捗を図ることとし、全国 事案の概要 各地における地域の多様な関係者の連携による生活交通の確保・維持や快適で安全な公共交通の構築に向けた取組みを効率的かつ効果的に支援 するものである。 調査結果の概要及び今後の改善点・検討の方向性 1.事業の内容や支援地域等について 復興特会と一般会計の役割について改善すべき。 反 映 の 内 容 等 1.事業の内容や支援地域等について ①地域間輸送は、沿岸部及び内陸部における応急仮設住宅を経由する系 統のみ引き続き復興特会で支援し、経由しない系統は一般会計で支援。 ②地域内輸送は、有償運行に限定して支援(無償運行への支援は廃止)。 ③復興特会で実施していた地域間輸送のバス車両購入に対する補助は 廃止。 2.補助の内容について 2.補助の内容について バス会社の資金繰りや財政上の追加負担(分割補助に伴う金利分)等 地域公共交通活性化再生法に基づく地域公共交通再編実施計画を作 を考慮したうえで、車両購入補助の現行の補助方式について一括補助方 成し、国の認定を受けた場合の重点的な支援措置として、車両購入時一 式と比較検討すべき。 括補助制度を創設。 3.デマンド交通等の活用について 市町村に積極的な検討を促し、現行のフィーダー系統に係る赤字補助 の圧縮に繋げるよう検討すべき。 3.デマンド交通等の活用について 地域公共交通活性化再生法に基づく地域公共交通再編実施計画を作 成し、国の認定を受けた場合の重点的な支援措置として、路線バスから デマンド交通へ転換する場合、セダン型車両も新たに補助対象とし、非 効率な路線型運行からデマンド交通への転換を促進。
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