平成29年度有人国境離島関係 予算の概算要求について

資料5-2
平成29年度有人国境離島関係
予算の概算要求について
Ⅰ 特定有人国境離島地域の地域社会維持関係
1
1.地域社会維持推進交付金(仮称)等の創設
2
2.各府省計上予算の増額要求等
7
3.各府省計上予算における目標額設定等による配分拡大等
11
Ⅱ 有人国境離島地域の保全関係
17
Ⅰ 特定有人国境離島地域の地域社会維持関係
1
平成29年度 特定有人国境離島地域関係予算概算要求等(地域社会維持)
(単位:百万円)
平成28年度 平成28年度
事 項
平成29年度
所管省庁 当初予算額 補正予算額 当初予算
(A)
要求額
(B)
※1
うち、新しい
日本のため
の優先課題
推進枠
対象地域
※2
対前年
度比
平成27年度
特定有人国境離島実績
(B/A)
実施市町村等
事業の内容
(特定有人国境離島地域向けの拡充内容または配分拡大に向けた取組内容)
金額
1.地域社会維持推進交付金(仮称)等
の創設
内閣府
-
-
5,000
- 特定有人国
境離島地域
皆増
-
特定有人国境離島地域の地域社会の維持を図るため、特定有人国境離島を有する8
- 都道県や各都道県下の関係市町村等が実施する運賃低廉化、物資の費用負担の軽
減、雇用機会の拡充等に必要な経費の一部を補助する。
特定有人国境離島の地域社会維持に
内閣府
係る利子補給金
-
-
77
77 特定有人国
境離島地域
皆増
-
-
-
有人国境離島地域の保全に向けて、当該有人国境離島地域を超える広域の見地から
関係機関が連携を図るにあたり、国又は地方公共団体が配慮すべき事項について検
- 討を実施する。また、特定有人国境離島地域の地域社会の維持を確実に実行するた
め、専門家と共に現地での取組状況等を行い、関係都道県・市町村への助言等を実施
する。
地域社会維持推進交付金(仮称)
有人国境離島の保全・地域社会維持
内閣府
の推進に係る調査
-
270
44
の内数
-
特定有人国
境離島地域
皆増
特定有人国境離島地域での地域社会維持のための雇用機会の拡充を図るため、公募
選定する法人に国庫補助金を原資とする基金を造成し、特定有人国境離島地域にお
いて創業・事業拡大等を行う事業者に対するスタートアップ融資を行う離島内の地域金融
機関等に対して、利子補給を行う。
※1:平成28年度補正予算額は政府案に基づく金額を記入している(政府案:8月24日閣議決定の政府案)
※2:対象地域については、以下の通りの定義とする。
「特定有人国境離島地域」・・・有人国境離島法で指定された特定有人国境離島地域を対象とするもの
「離島振興地域」・・・離島振興法対象地域を対象とするもの
「離島地域」・・・北海道、本州、四国、九州、沖縄本島(いわゆる「本土」)を除く離島地域
(離島振興法対象地域、小笠原諸島振興開発特別措置法、奄美群島振興開発特別措置法、沖縄振興特別措置法及び未指定離島を対象にするもの)
「全国」・・・本土、離島の区別なく全国を対象とするもの
2
特定有人国境離島の地域社会の維持に係る交付金(内閣府総合海洋政策推進事務局)
29年度概算要求額 50億円(新規)
事業イメージ・具体例
事業概要・目的
○特定有人国境離島地域の地域社会の維持を図るため、
特定有人国境離島を有する8都道県※や各都道県下の関
係市町村等が実施する運賃低廉化、物資の費用負担の
軽減、雇用機会の拡充等に必要な経費の一部を補助す
るものです。
○平成29年度は、8都道県の各交付金事業計画(仮称)に
基づく特定有人国境離島地域の地域社会の維持に係る
取組みの経費の一部を補助します。
※特定有人国境離島を有する8都道県
北海道、東京都、新潟県、石川県、島根県、山口県
、長崎県、鹿児島県
資金の流れ
交付金
特定有人国境離島
国
関係地方公共団体
交付率
5/10等 補助金
協議会等
○運賃低廉化・観光振興
・本土と特定有人国境離島を結ぶ離島住民向けの航路・航
空路の運賃について、JR運賃並、新幹線運賃並の引き
下げを支援します。
・特定有人国境離島地域での滞在型観光の促進を支援しま
す。
○物資の費用負担の軽減
・特定有人国境離島地域における居住又は事業の継続、事
業拡大等を図るため、一定の地元産品や物資に係る輸送
コストの低廉化を支援します。
○雇用機会の拡充
・民間事業者等による創業・事業拡大や交流拡大を行う事
業資金等を総合的に支援します。
期待される効果
民間等
航路・航空
事業者等
特定有人国境離島地域の
・人口減を抑制します。
・新規雇用者数が増加します。
・観光客等交流人口が増加します。
3
特定有人国境離島の地域社会維持に係る利子補給金(内閣府総合海洋推進事務局)
29年度概算要求額 0.8億円【うち優先課題推進枠0.8億円】
(新規)
事業イメージ・具体例
事業概要・目的
○特定有人国境離島地域での地域社会維持のための雇用
機会の拡充を図るため、公募選定する法人に国庫補助
金を原資とする基金を造成し、特定有人国境離島地域
において創業・事業拡大等を行う事業者に対するスタート
アップ融資を行う離島内の地域金融機関等に対して、利
子補給を行います。(年間融資目標額30億円)
課題
・特定有人国境離島では創
業・事業拡大資金を融資
する政策金融機関の窓口
がない。
・本土との遠隔性や人口減
があり、事業環境が厳し
くなっている。
○対象となる融資の例
・水産加工場の整備・改修・増設に対する設備資金。
・新たに離島で事業所を立ち上げたときの設備資金。
・老朽化したホテル・旅館の改修に対する設備資金。
・廃校等を活用した研修施設の改修に対する設備資金。
・ベンチャー企業の事業スタート時の運転資金。
対策
・地元の金融機関を介した
創業・事業拡大に対する
無利子・元金据置の融資
の実現
水産加工場の整備・改修・
増設
期待される効果
資金の流れ
補助金
国
老朽化したホテル・旅
館の改修
利子補給
指定法人
※特定有人国境離島
地域社会維持基金の設置
融資 事
金融機関
業
者
○特定有人国境離島の新規雇用者数が増加します。
○特定有人国境離島の産業活性化につながります。
4
有人国境離島の保全・地域社会維持の推進に係る調査(内閣府総合海洋政策推進事務局)
29年度概算要求額
0.4億円(新規)
事業イメージ・具体例
事業概要・目的
○有人国境離島地域の保全に向けて、当該有人国境離島
地域を超える広域の見地から関係機関が連携を図るに
あたり、国又は地方公共団体が配慮すべき事項につい
て検討を実施します。
○特定有人国境離島地域の地域社会の維持を確実に実行
するため、専門家と共に、現地での取組状況確認を行
い、関係都道県・市町村への助言等を実施します。
特定有人国境離島位置図
利尻・礼文
奥尻島
○離島と本土等における広域の見地からの連携に関する配慮
事項の検討
・自然災害への対応、不法入国等違法行為の防止などの離島
と本土等における広域の見地から連携した事例を調査・分析
し、国又は地方公共団体が配慮すべき事項を指針(案)として
とりまとめます。
○専門家等によるアドバイス・モニタリングの実施
・専門家と共に、特定有人国境離島地域の現地に出張し、地
域社会維持関係施策の取組状況確認を行います。併せて、
関係都道県・市町村等との会議を開催し、取組に係る意見
交換やアドバイス等を実施します。
佐渡
舳倉島
隠岐諸島
見島
対馬
壱岐島
伊豆諸島
南部地域
五島列島
甑島列島
三島
吐噶喇列島
種子島
屋久島
資金の流れ
期待される効果
調査費
国
民間団体等
○有人国境離島地域の保全のための取組を促進します。
○特定有人国境離島地域の人口減を抑制します。
5
特定有人国境離島地域の地域社会維持に係る計画策定支援事業(内閣官房総合海洋政策本部事務局)
平成28年度補正予算要求額 2.7億円
事業イメージ・具体例
事業概要・目的
○有人国境離島法が施行になる平成29年度当初から特定
有人国境離島地域において、都道県計画に基づく施策
を実行、推進することができるよう、国が直轄にて、
雇用創出など地域社会維持を図るための計画策定等支
援を実施。
○全ての特定有人国境離島地域を対象として、国が直轄
で各分野の専門人材を現地に派遣・駐在させ、地域の
自治体、産業団体、事業者等と一体となって、新商品
の試作・販売、観光モニターツアー等の実証・社会実
験も行いながら、外からの目線に基づき雇用創出につ
ながる実効性のある施策を発掘し、戦略策定等を行う
「寄り添い型の計画策定支援」を実施。
②実証実験・社会実験
・島の産物を活用した新商品の試作、大都市等での試食
会・即売会の実施
・観光モデルルートの評価のためのモニターツアー 等
③ボトルネック解消に向けた基礎調査
・特定有人国境離島の雇用拡大に係る人流・物流のボト
ルネック等調査
・老朽化が進む連絡船更新に係る最適スキームの検討 等
期待される効果
資金の流れ
調査費
国
【対象事業の例】
①各分野の専門人材の現地派遣・駐在による現地調査
・雇用創出に資する産業や観光資源の発掘、効果的な販
路の研究
・産業横断的なマーケティングを実施する共同事業体の
体制検討 等
民間団体等
○国の直轄支援で、地域社会維持に向けた実効性のある
戦略を策定してもらい、都道県計画に反映させること
で、この計画に基づく内閣府・各省の予算支援策と合
わせて、地域社会維持の取組みの効果を確実に発揮さ
せる。
6
平成29年度 特定有人国境離島地域関係予算概算要求等(地域社会維持)
(単位:百万円)
平成28年度 平成28年度
事 項
所管省庁 当初予算額 補正予算額
(A)
※1
平成29年度
当初予算
要求額
(B)
うち、新しい
日本のため
の優先課題
推進枠
対象地域
※2
対前年
度比
(B/A)
平成27年度
特定有人国境離島実績
実施市町村等
事業の内容
(特定有人国境離島地域向けの拡充内容または配分拡大に向けた取組内容)
金額
2. 各府省計上予算の増額要求等
離島活性化交付金
国土
交通省
1,150
650
1,600
離島漁業再生支援策の拡充
農林
水産省
1,206
-
1,506
- (沖縄本島を
3,050
離島のガソリン流通コスト対策事業
費
経済
(旧離島ガソリン流通コスト支援事 産業省
業)
3,050
農林
韓国・中国等外国漁船操業対策事業 水産省
-
-
4,000
-
離島振興
地域
139%
対馬市、佐渡市、新
上五島町等
125%
対馬市他24市町村
離島地域(沖
縄県を除く)
100%
特定有人国境離島内
でガソリンを販売する
事業者を通じてガソリ
ンの販売金額から補
助単価分を控除
全国
-
離島地域
含む)
-
-
隠岐の島町、対馬
市、壱岐市、新上五
島町、小値賀町
959 本土からの遠隔性等の条件不利性が顕著な特定有人国境離島地域に係る海上輸送
の内数 費支援を拡充し、負担を軽減する。
632 特定有人国境離島地域への漁業再生支援策を拡充。
1,132
32
特定有人国境離島を含めた離島のSSが島民にガソリンを販売する際に、実質的なガ
ソリン小売価格が下がるよう支援措置を講じる。
特定有人国境離島地域を含む我が国の周辺海域において外国漁船の調査、監視を行
う漁船に対する用船料、燃油代等を支援
※1:平成28年度補正予算額は政府案に基づく金額を記入している(政府案:8月24日閣議決定の政府案)
※2:対象地域については、以下の通りの定義とする。
「特定有人国境離島地域」・・・有人国境離島法で指定された特定有人国境離島地域を対象とするもの
「離島振興地域」・・・離島振興法対象地域を対象とするもの
「離島地域」・・・北海道、本州、四国、九州、沖縄本島(いわゆる「本土」)を除く離島地域
(離島振興法対象地域、小笠原諸島振興開発特別措置法、奄美群島振興開発特別措置法、沖縄振興特別措置法及び未指定離島を対象にするもの)
「全国」・・・本土、離島の区別なく全国を対象とするもの
7
離島活性化交付金の拡充
概算要求額: 16.0億円(対前年度比:1.39倍)
離島地域の振興を図るために設けられた離島活性化交付金について、滞在交流型観光の促進及び定住希望者の定住
促進のための支援を拡充するとともに、平成29年4月に施行される有人国境離島法の趣旨を踏まえ、本土からの遠
隔性等の条件不利性が顕著な特定有人国境離島地域に係る戦略産品の輸送費支援を拡充する。
現行制度
○「定住促進」事業
産業活性化事業
雇用機会の創出のための戦略産品開発
輸送費支援(戦略産品の移出及び原材料等の移入)
定住誘引事業
○「交流促進」事業
○「安全安心向上」事業
地域情報の発信
防災機能強化事業
交流拡大のための仕掛けづくり
計画策定等事業
交流の実施
流通効率化関連施設整備等事業
拡充内容
○交流人口の拡大による産業活性化の促進(交流・定住促進)
自然・歴史・文化、産業等の地域資源を総動員して様々な体験や学習のプログラムを提供
し、地域住民との交流を通じて離島の魅力を感じてもらう滞在交流型の観光を促進すること
により、交流人口の拡大を図るため、観光地域づくりのマネージメントを行う推進主体の立
上げに係る経費を支援する。
○円滑な定住の支援(定住促進)
上記などを契機として増加が想定される定住希望者の円滑な定住に資するため、離島での
生活をする上で必要な知識、コミュニティへの参加のノウハウ等を学べる機会の提供に必要
となる経費を支援する。
○特定有人国境離島地域に係る海上輸送費支援の拡充(定住促進)
今般成立した有人国境離島法の趣旨を踏まえ、本土からの遠隔性等の条件不利性が顕著な
特定有人国境離島地域に係る海上輸送費支援を拡充し、負担を軽減する。
8
農林水産分野における特定有人国境離島の地域社会維持に向けた取組
(平成29年度概算要求)
○趣 旨
平成29年4月に有人国境離島法が施行されることを踏まえ、一次産業を中心とした雇用機会
の拡充や安定的な漁業経営の確保を図るため、関連する所管事業の拡充及び活用促進を図
る。
1.離島の漁業再生支援策の拡充等
【1,506百万円(1,206百万円)】
○事業内容
・離島において漁場生産力の向上など漁業の再生
に共同で取り組む漁業集落に交付金を交付
・離島の新規漁業就業者に対する漁船・漁具等の
リースの取組を支援
・特定有人国境離島地域における漁業再生支援策
を拡充
※上記のほか、特定有人国境離島地域を含む我が
国の周辺海域において外国漁船の調査、監視を行
う漁船に対する用船料、燃油代等を支援(平成28
年度補正予算 韓国・中国等外国漁船操業対策事
業4,000百万円(全国))
2.一次産業の雇用機会の拡充等に資する
事業の活用促進
(特定有人国境離島地域からの要望を優先採択)
①新規漁業就業者総合支援事業
就業相談会の開催、漁業現場での長期研修、漁業活動に必要
な知識・技術の習得等を支援
②農業次世代人材投資事業(旧青年就農給付金)
就農前の研修期間(2年以内)の生活安定と就農直後(5年以内)
の経営確立に資する資金を交付
③農の雇用事業
法人が新規就業者に対して実施する実践研修等、新規就業者
の新たな法人設立・独立に向けた研修を支援
④6次産業化ネットワーク活動交付金
農林漁業者等と食品製造・流通業者等が連携して行う新商品開
発、販路開拓、加工・販売施設の整備等を支援
⑤森林・山村多面的機能発揮対策
地域における活動組織が実施する森林の保全管理や森林資源
の利用等の取組を市町村等と連携して支援
⑥水産多面的機能発揮対策
漁業者等が行う藻場等の保全や海難救助等の取組を支援 等
9
資源エネルギー庁
中小企業庁 技術・経営革新課
石油流通課
03-3501-1320
03-3501-1816
離島のガソリン流通コスト対策事業費
平成29年度概算要求額 30.5億円(30.5億円)
産業技術環境局 大学連携推進室
03-3501-0075
事業の内容
事業のイメージ
離島のガソリンの流通形態のイメージ
事業目的・概要
 離島の石油製品の流通コストは流通経路等により本土と比べて割高と
なっており、加えて、販売量が本土より少なく、ガソリンスタンド(SS)の
必要経費も高くなっています。
 このため、輸送形態と本土からの距離に応じて補助単価を設定し、離島
のSSが島民にガソリンを値引販売することにより、ガソリン価格が実質的
に(流通コスト相当分)下がるよう支援します。
成果目標
 離島のガソリンの流通コストに着目した補助を通じ、ガソリンの離島平均
価格と全国平均との価格差の縮小を目指します。
条件(対象者、対象行為、補助率等)
補助
国
民間
団体
等
補助
定額(10/10)
揮発油
販売事業者
等
・離島における油槽所
・フェリーに乗るローリー
・離島配送のドラム缶
10
平成29年度 特定有人国境離島地域関係予算概算要求等(地域社会維持)
(単位:百万円)
平成28年度 平成28年度
事 項
所管省庁 当初予算額 補正予算額
(A)
※1
平成29年度
当初予算
要求額
(B)
うち、新しい
日本のため
の優先課題
推進枠
対象地域
※2
対前年
度比
平成27年度
特定有人国境離島実績
(B/A)
実施市町村等
事業の内容
(特定有人国境離島地域向けの拡充内容または配分拡大に向けた取組内容)
金額
3. 各府省計上予算における目標額設
定等による配分拡大等
地方創生推進交付金
内閣府
100,000
-
117,000
27,000
全国
117%
-
-
有人国境離島地域における雇用機会の拡充等を図るため、当該有人国境離島を含む
地方公共団体が実施する地方創生に向けた取組に必要な経費の一部を補助する交付
金により総合的に支援。なお、当該地方公共団体における本交付金の活用促進のた
め、一定の配慮を検討。
新規漁業就業者総合支援事業
農林
水産省
577
-
1,078
-
全国
187%
礼文町、利尻富士
町、佐渡市、海士町、
壱岐市、五島市、西
之表市
26
新規漁業就業者を確保するため、漁業への円滑な就業に向け、就業相談会の開催、
漁業現場での長期研修、漁業活動に必要な知識や技術の習得等を支援
農業次世代人材投資事業(旧青年就
農林
水産省
農給付金事業)
11,614
-
17,246
17,246
全国
148%
新潟県佐渡市、長崎
県五島市等14市町村
281
次世代を担う農業者となることを志向する者に対し、就農前の研修期間(2年以内)の
生活安定と就農直後(5年以内)の経営確立に資する資金を交付
農の雇用事業
農林
水産省
7,150
-
6,872
6,852
全国
96%
長崎県壱岐市、五島
市等7市町村
23
法人が新規就業者に対して実施する実践研修等を支援するとともに、雇用した新規就
業者の新たな法人設立・独立に向けた研修を支援
6次産業化ネットワーク活動交付金
農林
水産省
2,033
-
2,156
-
全国
106%
実績なし
森林・山村多面的機能発揮対策
農林
水産省
2,462
-
2,300
2,300
全国
93%
利尻町、佐渡市、隠
岐の島町、小値賀
町、五島市、対馬市、
壱岐市、屋久島町
66
水産多面的機能発揮対策
農林
水産省
49 漁業者等が行う藻場等の保全や海難救助等の取組を支援
2,800
地域雇用開発助成金(地域雇用開発
厚生
労働省
コース)
3,324
の内数
多様な民間機関を活用した高度・多
厚生
労働省
様な職業訓練機会の確保
46,935
の内数
離島への石油製品の安定・効率的な
供給体制の構築支援事業費
経済
(旧離島石油製品流通合理化・安定 産業省
供給支援事業)
70
-
2,800
-
3,447
の内数
-
44,252
の内数
-
70
実績なし
農林漁業者等と食品製造・流通業者等の多様な事業者がネットワークを構築して行う
新商品開発や販路開拓、加工・販売施設の整備等の取組を支援
地域住民が中心となった民間協働組織が実施する、地域の森林の保全管理等の取組
に対し、国が支援。
2,800
全国
100%
礼文町、利尻富士
町、利尻町、奥尻町、
佐渡市、隠岐の島
町、西ノ島町、知夫
村、対馬市
-
全国
-
佐渡市、隠岐郡隠岐
の島町、五島市、壱
岐市
雇用情勢が厳しい地域等において、事業所の設置・整備に伴い地域の求職者等を雇
い入れた事業主に対して助成金を支給。
18
平成29年度概算要求においては、特定有人国境離島地域等について、有効求人倍率
等の指標にかかわらず支援対象地域とする要件緩和を検討。
求職中の方を対象として、就職に必要な技能及び知識の習得を図るため、民間教育訓
練機関等を活用して公共職業訓練(離職者に対する委託訓練)及び求職者支援訓練を
27 実施。
平成29年度概算要求においては、特定有人国境離島地域等向けに配分目標額を設定
し、優先配分することについて検討。
離島において、地域の関係者間で石油製品の流通合理化・安定供給に向けた検討を
10 行い、地域の実情を踏まえた具体的な対策を策定する取り組みを支援する。なお、特
定有人国境離島等からの申請については優先的に採択する予定。
-
全国
-
佐渡市、隠岐郡隠岐
の島町、対馬市、五
島市、西之表市
-
離島地域
100%
奥尻島コンソーシア
ム(函館地方石油業
共同組合(函館市))
※1:平成28年度補正予算額は政府案に基づく金額を記入している(政府案:8月24日閣議決定の政府案)
※2:対象地域については、以下の通りの定義とする。
「特定有人国境離島地域」・・・有人国境離島法で指定された特定有人国境離島地域を対象とするもの
「離島振興地域」・・・離島振興法対象地域を対象とするもの
「離島地域」・・・北海道、本州、四国、九州、沖縄本島(いわゆる「本土」)を除く離島地域
(離島振興法対象地域、小笠原諸島振興開発特別措置法、奄美群島振興開発特別措置法、沖縄振興特別措置法及び未指定離島を対象にするもの)
「全国」・・・本土、離島の区別なく全国を対象とするもの
11
地方創生推進交付金(内閣府地方創生推進事務局)
29年度概算要求額
1,170億円【うち優先課題推進枠
(28年度予算額
1,000億円)
事業概要・目的
資金の流れ
○本格的な事業展開の段階を迎えた地方創生を着実かつ強力に推進す
るため、地方創生推進交付金により支援
②KPIの設定とPDCAサイクルを組み込み、従来の「縦割り」
事業を超えた取組を支援
③地域再生法に基づく法律補助として安定的かつ継続的な支援を確保
○
地域資源を活用した「稼げる産業」の創出と、それによる所得
向上等を通じた地域経済の活性化を実現するため、地方創生推進
交付金(交付額:151,798千円)を活用。
○
全国1位の水揚げ量を誇るマダイやマアジ等の地域資源のブラ
ンディング、マーケットニーズを踏まえた大量安定供給や高度加
工化のための生産体制を整備。
○
併せて、大手運送業者と協働して地域商社を設立し、大都市へ
の販売網の拡大に向けた取組を推進。
有人国境離島法を受けた対応
○有人国境離島における雇用機会の拡充等を図るため、当該有人国
境離島を含む地方公共団体において本交付金の活用促進のため、
一定の配慮を検討。
食品製造業支援対象企業の付加価値額の増加率
⇒
具体例②:鹿児島県、鹿児島県十島村
水産資源の効率的な供給と地域間交流の促進計画(26年度認定)
○
水産資源の効率的な市場への供給と、地域間交流の拡大による、
魅力ある水産資源・観光資源を生かした活力ある地域づくりを目
指して、地方創生整備推進交付金(交付額:384,646千円)を活
用。
○
地域の水産業や生活を支える重要な基地である港湾や漁港にお
いて、荷揚げ作業の軽労化・効率化や定期船の安定航行を図るた
め、防波堤、岸壁等を総合的に整備。
<地域再生計画の目標>
水揚げ量の増加
<重要業績評価指標(KPI)>
【33年3月】20%(27年度比)
都道府県
市町村
(1/2の地方負担は、地方財政措置)
具体例①:長崎県、長崎県松浦市、長崎県南島原市
離島・半島地域を中心とした「稼げる食品製造業」創出プロジェクト
(28年度採択)
交付金(1/2)
国
①地方版総合戦略に基づく、自治体の自主的・主体的で先導的な事
業を支援
【29年3月】0%(27年度比)
270億円】
【H24】3,875t ⇒
【H31】4,300t
地域間交流等参加者数の増加【H24】150人
⇒
【H31】200人
利用漁船数の維持
⇒
【H31】463隻
【H24】463隻
12
【再掲】
農林水産分野における特定有人国境離島の地域社会維持に向けた取組
(平成29年度概算要求)
○趣 旨
平成29年4月に有人国境離島法が施行されることを踏まえ、一次産業を中心とした雇用機会
の拡充や安定的な漁業経営の確保を図るため、関連する所管事業の拡充及び活用促進を図
る。
1.離島の漁業再生支援策の拡充等
【1,506百万円(1,206百万円)】
○事業内容
・離島において漁場生産力の向上など漁業の再生
に共同で取り組む漁業集落に交付金を交付
・離島の新規漁業就業者に対する漁船・漁具等の
リースの取組を支援
・特定有人国境離島地域における漁業再生支援策
を拡充
※上記のほか、特定有人国境離島地域を含む我が
国の周辺海域において外国漁船の調査、監視を行
う漁船に対する用船料、燃油代等を支援(平成28
年度補正予算 韓国・中国等外国漁船操業対策事
業4,000百万円(全国))
2.一次産業の雇用機会の拡充等に資する
事業の活用促進
(特定有人国境離島地域からの要望を優先採択)
①新規漁業就業者総合支援事業
就業相談会の開催、漁業現場での長期研修、漁業活動に必要
な知識・技術の習得等を支援
②農業次世代人材投資事業(旧青年就農給付金)
就農前の研修期間(2年以内)の生活安定と就農直後(5年以内)
の経営確立に資する資金を交付
③農の雇用事業
法人が新規就業者に対して実施する実践研修等、新規就業者
の新たな法人設立・独立に向けた研修を支援
④6次産業化ネットワーク活動交付金
農林漁業者等と食品製造・流通業者等が連携して行う新商品開
発、販路開拓、加工・販売施設の整備等を支援
⑤森林・山村多面的機能発揮対策
地域における活動組織が実施する森林の保全管理や森林資源
の利用等の取組を市町村等と連携して支援
⑥水産多面的機能発揮対策
漁業者等が行う藻場等の保全や海難救助等の取組を支援 等
13
地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)
平成29年度概算要求額 34億円の内数
地域雇用開発促進法に基づき、地域雇用開発のための助成、援助等の措置を講ずる必要があると認められ
る地域(雇用開発促進地域)等において、事業所の設置・整備を行うとともに地域求職者等を雇い入れた事業
主に対して、設置・整備費用及び増加した労働者数に応じて一定額を助成(1年ごとに3回の助成)
対象地域
○ 同意雇用開発促進地域(下記全ての要件を満たし、かつ厚生労働大臣が同意をした地域)
(1) 「最近3年間の有効求職者数/労働力人口」が全国平均以上
(2) 「最近3年間の有効求人倍率」又は「最近1年間の有効求人倍率」が全国平均の2/3以下
ただし、全国平均の2/3が1以上の場合は1、0.67未満の場合は0.67以下
雇用開発促進・改善地域メニュー
○ 過去1年間の有効求人倍率が1倍未満の過疎・離島地域等であって、厚生労働大臣が指定する地域
特定有人国境離島地域等メニュー
○ 特定有人国境離島地域、奄美群島及び小笠原諸島
助成金の内容
○ 創業する事業主の1回目の支給については基本額を支給
対象労働者の増加数及び設置・設備費用に応じて助成
(万円)
対象労働者の増加数(人)
設置・整備
費用
3(2)~4
5~9
10~19
20~
300~1,000万円
50(48、60)
80(76、96)
150(143、180)
300(285、360)
1,000~3,000万円
60(57、72)
100(95、120)
200(190、240)
400(380、480)
3,000~5,000万円
90(86、108)
150(143、180)
300(285、360)
600(570、720)
5,000万円~
120(114、144)
200(190、240)
400(380、480)
800(760、960)
○ 創業する事業主以外、または創業する事業主の2回目以降の支
給については、生産性の向上が認められる場合は括弧内の右側
の額(そうでない場合は左側の額)を支給
※ 中小企業の場合は、1回目の支給時に1/2の額を上乗せ、 創業の場
合は1回目の支給時に同額を上乗せ
※ 大規模雇用開発計画に係る特別措置(同意雇用開発促進地域のみ)
設置・整備に要した費用が50億円以上かつ雇い入れ100人以上の雇い
入れの場合は1億円(0.95億円、1.2億円)、雇い入れ200人以上の場合
は2億円(1.9億円、2.4億円)の助成
※ 戦略産業雇用創造プロジェクトまたは地域活性化雇用創造プロジェクト
(仮称)指定事業主に対する特別措置
雇い入れ1人あたり 50万円上乗せ
14
多様な民間機関を活用した高度・多様な職業訓練機会の確保
平成29年度概算要求額 443億円の内数
当該事業について、特定有人国境離島地域等向けに配分目標額を設定し、優先配分することにより活用促進。
公共職業訓練
(
離職者訓練)
○主に雇用保険受給者(例えば一定の職業経験を有し、基礎的な能力を有する者)に対して、実
践的能力を習得する職業訓練を実施
<委託訓練> (委託元は都道府県)
・委託先:民間教育訓練機関等
・訓練コース:ビジネスパソコン基礎科、介護福祉士養成科 等
・訓練期間:標準3か月(最長2年)
求職者支援訓練(
求職者
支援制度における職業訓練)
○雇用保険を受給できない方(例えば非正規労働者や就業経験の無い者等)に対して、
基礎的能力から実践的能力までを一括して付与する職業訓練を実施
○実施機関:民間教育訓練機関等(訓練コースごとに厚生労働大臣が認定)
訓練コース:ビジネスパソコン基礎科 等
訓練期間:3~6か月
15
離島への石油製品の安定・効率的な供給体制の
構築支援事業費 平成29年度概算要求額 0.7億円(0.7億円)
事業の内容
資源エネルギー庁
中小企業庁 技術・経営革新課
石油流通課
03-3501-1320
03-3501-1816
産業技術環境局 大学連携推進室
03-3501-0075
事業のイメージ
事業目的・概要
離島の石油製品の流通合理化策・安定供給体制の検討
 離島の石油製品は小口での海上輸送の必要性に加え、人口の減少、
産業構造の変化などによって需給のアンバランスが生じている可能性があ
り、本土との価格差の要因となっていることが考えられます。
 他方、台風や冬場の時化などの自然現象により、石油製品が運搬でき
自治体(県・市町村)
ないこともあり、地域のエネルギー安定供給の観点からも供給体制のあり
方を検討する必要があります。
 このため、地域ごとに関係者(自治体、事業者(元売・地元販売店)、
需要家など)による検討の場を設け、地域の実情を踏まえた石油製品
の流通合理化策や安定供給体制を構築する取組を支援します。
協議会等の設置
製品の流通合理化と安定供給の対策の策定を目指します。
条件(対象者、対象行為、補助率等)
補助
国
民間
団体
等
補助
定額(10/10)
上限1,000万円
主な需要家(漁協等)
島内の石油販売店
コンサルティング
成果目標
 毎年度、全国最大6地域において、離島地域の実情に合わせた石油
石油元売
特約店(仲卸)
地域の関係者間で石油製品の流通合理化・安定供給に向けた検討を
行い、地域の実情を踏まえた具体的な対策の策定を支援
離島の石油製品の流通合理化策・安定供給体制の検討
 島内油槽所や給油所における石油製品備蓄増強による安定供給
揮発油
販売事業者
等
体制の確立
 島内配送体制の見直し、共同配送等を通じた流通合理化
 石油製品の海上輸送・調達方法の見直しによる流通合理化
 島内の共同油槽所の整備等の検討
等
16
Ⅱ 有人国境離島地域の保全関係
17
平成29年度 有人国境離島地域関係予算概算要求等(保全)
港湾等の整備関係
事項
港湾空港等
港湾
空港
水産基盤整備
道路
社会資本総合整備
社会資本総合整備交付金
防災・安全交付金
農山漁村地域整備交付金
(百万円)
平成28年度
当初予算額
(A)
平成29年度
概算要求額
(B)
対前年度比
(B/A)
うち、新しい日本のた
めの優先課題推進枠
対象地域
(※)
231,712
85,098
69,985
1,663,694
268,694
98,288
83,982
1,931,572
58,463
29,483
20,993
426,971
1.16
1.15
1.20
1.16
全国
〃
〃
〃
898,332
1,100,234
106,650
1,054,941
1,292,699
127,980
250,182
307,032
31,996
1.17
1.17
1.20
〃
〃
〃
〃
航路標識
318
637
277
2.00
値は国費ベース
金額については、有人国境離島地域分を切り分けて示すことができないため、全国の値を記入している。
備考
農山漁村地域整備交付金については、農業農村・森林・水産の各分野にまたがる地域の裁量により実施する交付金であり、それらを含む全体額
を記入している。
港湾、漁港、道路又は空港を含む公共事業関係予算(国土交通省一括計上分)として、離島振興法対象地域(北海道を除く。)501億円、奄美群島
振興開発特別措置法対象地域205億円がある。このほか、小笠原諸島振興開発事業費補助10.5億円がある。
※対象地域については、「全国」は本土、離島の区別なく全国を示している。
18
平成29年度 有人国境離島地域関係予算概算要求等(保全)
(単位:百万円)
国の行政機関の施設の設置、国による土地の買取り等、違法行為の防止、広域の見地からの連携関係
平成28年度 平成28年度
事 項
所管省庁
当初予算額 補正予算額
(A)
※1
平成29年度
当初予算 うち、新しい日
要求額 本のための優
先課題推進
(B)
対象地域
対前年度比
※2
(B/A)
事業の内容
枠
有人国境離島の保全・地域社会維持の
推進に係る調査(再掲)
内閣府
戦略的海上保安体制の構築等
(離島・遠方海域における拠点機能の
確保)
海上保安庁
1,165
の内数
805
の内数
2,060
の内数
戦略的海上保安体制の構築等
(離島・遠方海域等を含む全国におけ
る戦略的海上保安体制の構築)
海上保安庁
36,892
の内数
64,004
の内数
42,563
の内数
防衛省
24,949
※2
有人国境離島地域における部隊の新
編・増強
-
-
-
44の内数
皆増
有人国境離島地域の保全に向けて、当該有人国境離島地域を超える
広域の見地から関係機関が連携を図るにあたり、国又は地方公共団体
が配慮すべき事項について検討を実施する。また、特定有人国境離島
地域の地域社会の維持を確実に実行するため、専門家と共に現地での
取組状況等を行い、関係都道県・市町村への助言等を実施する。
269
離島地域
の内数
1.77
海上保安業務執行体制を強化するため、宮古島海上保安部等の体制
強化に必要な訓練施設などの整備等を行う。
17,827
離島地域
の内数
1.15
離島・遠方海域等における外国漁船による不法入国等の違法行為の
防止のほか、不審事象、不法行為等に迅速かつ的確な対応を可能とす
るため、巡視船や航空機等の整備に加え、監視体制強化のための航空
機や巡視船の運用に必要な経費等の確保を着実に進める。
- 有人国境離島地域
74,584
※2
- 奄美大島、宮古島
・奄美大島への警備部隊等の配置に関する経費
・宮古島への警備部隊等の配置に関する経費
見島、海栗島、下甑島、奄
美大島、久米島、新島、佐
渡、見島、福江島、沖永良
部島、硫黄島、宮古島
・固定式警戒管制レーダー装置J/FPS-7の整備(見島、海栗島)
・航空警戒管制多重通信網の整備
(下甑島、奄美大島、久米島)
・その他自衛隊施設の整備
(新島、佐渡、見島、福江島、下甑島、沖永良部島、硫黄島、奄美大
島、宮古島)
- 下対馬
・海峡監視用レーダーの更新(下対馬)
有人国境離島地域における施設整備
防衛省
7,336
※2
-
14,253
※2
有人国境離島地域における装備品の能
力向上
防衛省
249
※2
-
249
※2
※1:平成28年度補正予算額は政府案に基づく金額を記入している(政府案:8月24日閣議決定の政府案)
※2:金額は契約ベース、初度費除く。
「離島地域」・・・北海道、本州、四国、九州、沖縄本島(いわゆる「本土」)を除く離島地域
(離島振興法対象地域、小笠原諸島振興開発特別措置法、奄美群島振興開発特別措置法、沖縄振興特別措置法及び未指定離島を対象にするもの)
19
戦略的海上保安体制の構築
29年度概算要求額:446.2億円の内数
【うち優先課題推進枠 181.0億円の内数】
離島・遠方海域における拠点機能の確保
29年度概算要求額:20.6億円の内数
【うち優先課題推進枠 2.7億円の内数】
海上保安業務執行体制を強化するため、宮古島
海上保安部等の体制強化に必要な訓練施設などの
整備等を行う。
宮古島の拠点機能の確保
宮古島保安部
離島・遠方海域等を含む全国における戦略的海上保安体制の構築
29年度概算要求額:425.6億円の内数
【うち優先課題推進枠 178.3億円の内数】
離島・遠方海域等における外国漁船による不法入国等の違法行
為の防止のほか、不審事象、不法行為等に迅速かつ的確な対応を
可能とするため、巡視船や航空機等の整備に加え、監視体制強化
のための航空機や巡視船の運用に必要な経費等の確保を着実に進
める。
中型巡視船(PM型)
規制能力強化型巡視船(PS型)
(総トン数 約650トン・全長 約70メートル)
(総トン数 約200トン・全長 約45メートル)
整備予定施設
訓練施設
小笠原の拠点機能の確保
新型ジェット機
小笠原海上保安署
整備予定施設
宿舎
船艇用品庫
ファルコン2000LXS(全長 約20メートル)
20
航路標識の防災対策
29年度概算要求額:6.4億円の内数
【うち優先課題推進枠 2.8億円の内数】
領海、排他的経済水域等の保全等に関する活動に利用される有人国境離島地域内の港湾、漁港への入港に必要な航路
標識の防災対策・長寿命化対策を実施し、発災時においても海上輸送ルートの安全確保及び船舶交通の被害の防止を図る。
【航路標識の耐震補強】
切迫する巨大地震・津波に対するリスクの低減
■補強前
【航路標識の耐波浪補強】
■耐震補強の実施
■補強後
激甚化する気象災害に対するリスクの低減
航路標識
■荒天時の波浪
■基礎部補強を実施
■耐波浪型灯器整備
21
防衛省における有人国境離島地域の保全関連事業(平成29年度概算要求)
有人国境離島地域の保全及び特定有人国境離島地域に係る地域社会の維持に関する特別措置法、防衛計画の大綱・中期防衛力整
備計画に基づき、部隊の新編・増強、施設整備、装備品の能力向上等の取組を推進
約892億円
※金額は契約ベース、初度費除く
○ 有人国境離島地域における部隊の新編・増強
・奄美大島への警備部隊等の配置に関する経費(約395億円)
・宮古島への警備部隊等の配置に関する経費(約351億円)
○ 有人国境離島地域における施設整備
・固定式警戒管制レーダー装置J/FPS-7の整備(約76億円)【見島、海栗島】
・航空警戒管制多重通信網の整備(約28億円)
【下甑島、奄美大島(奄美大島分屯基地・湯湾岳)、久米島】
・その他自衛隊施設の整備(約39億円)
【新島、佐渡、見島、福江島、下甑島、沖永良部島、硫黄島、奄美大島、宮古島】
○ 有人国境離島地域における装備品の能力向上
・海峡監視用レーダーの更新【下対馬】(約2.5億円)
○ 有人国境離島地域における訓練の実施
・自衛隊統合演習(実動演習)
(※平成27年度は種子島、下甑島、奄美大島、徳之島、
沖永良部島、喜界島、与論島、壱岐島、対馬、福江島等で実施)
・協同転地演習
(※平成27年度は種子島、奄美大島等で実施)
・高射部隊機動展開訓練
(※平成27年度は福江島で実施)
○ 有人国境離島地域における自衛隊の災害対処
・離島統合防災訓練
(※平成28年度は西表島、石垣島で実施)
22