投資情報部 テクニカル分析 2016 年 1 月 22 日 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) エクイティリサーチ部 エクイティリサーチ転載レポート チーフ・テクニカルアナリスト 宮田 直彦 エクイティリサーチ転載レポート 本資料に関するお問合せは、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券の最寄の店舗までご連絡ください。 5 (1) 直近 20000 (円) (B) B 日経平均週足 07/2/26 18300 18000 13/5/23 15942 08/6/6 14601 16000 3 A (2) 14000 12000 10/4/5 11408 (1) (4) 11691 08/3/17 10000 4 前日比 データの日付 1/22 1.0871㌦ △ 2.98㌦ ▼ 0.0017㌦ 1/22 ユーロ/円 128.05円 1/22 ドル/円 117.80円 △ 0.70円 1/21 1/21 (終値) 1/21 (終値) WTI原油 29.53㌦ ユーロ/ドル △ 0.84円 NYダウ(DJIA) 15,882.68㌦ △ 0.010%pt 日経平均 16,017.26円 ▼ 398.93円 長期金利 13885 14/4/11 0.225% 1/22 △ 115.94㌦ (終値) 11/2/17 10891 1 2 8000 6994 08/10/28 (3) 6000 21500 7021 09/3/10 8135 11/11/25(5) (C) 20952 日経平均30分足 (2013年以来) 20000 (1) 5 20946 B 20012 18500 17000 16320 3 15942 A 17714 16901 15500 16017 14529 14000 4 12500 13885 12415 11000 9500 1 3 5 7 8 10 12 2 4 6 8 10 11 1 3 5 7 8 10 12 出所:トムソン・ロイターのデータよりMUMSS作成 日経平均の上値抵抗: 16716(5 日 MA),16996(日足転換線),17943(日足基準線),18133(25 日 MA),18456(先行スパ ン 2),18547, 19113, 19309(先行スパン 1),19381(200 日 MA), 19869,20012-20033(gap),20184(φ),20724, 20946,20952,20971,21297, 21777,22750, 21604,22976(φ),26747(φ), 31414, 38957 日経平均の下値支持:15961,15866(φ),15701-817(gap),14544(φ),13885,13032(φ) 【日経平均・TOPIX】 (C 波の下落が進行中) 昨年 8 月からの下落はプライマリー第(2)波の調整(A-B-C)とみられる。第(2)波は今年、16056-13032 円のレン ジで底入れする見込みである。20012 円(12/1)からは C 波の下落が進行中。 (弱気相場入り) 日経平均も TOPIX も、昨年高値からの下落率が 20%を大きく上回った。アベノミクス相場が初めて迎える弱 気相場である。 巻末に重要な注意事項を記載していますので、ご参照下さい。 Mitsubishi UFJ Morgan Stanley Securities Co., Ltd. Please refer to important disclosures and certifications in Appendix A 2016 年 1 月 22 日 (最小下値ターゲットを達成) 1/21 に日経平均は一時 16017 円、TOPIX は 1301 まで下落した。この動きにより、日経平均は 2011 年 11 月安 値(8135 円)から昨年 6 月高値(20952 円)までの上昇に対する 38.2%押し(16056 円)を、TOPIX は 2012 年 6 月安 値(692.18)から昨年 8 月高値(1702.83)までの上昇の 38.2%押し(1316.76)を、各々達成した。 この動きにより、昨年来あげていた最小の下値メドに届いたことになる。 (目先リバウンドも) 日経平均・TOPIX ともチャート節目に届いたことで(日経平均 16000 円と TOPIX1300 は心理的節目でもあろ う)、相応のリバウンドが始まる可能性がある。それは、C-4 波とみることができ、戻りメドは 16944-17597 円(C-3 波のレッサー・ディグリーiv 波が動いた領域)か、あるいは 17717 円(1/13 高値)付近。 (しかし最終ボトムはまだ先だろう) 1/21 の東証 1 部売買高は約 32 億株(売買代金は約 3 兆 1000 億円)と、今年の中では最大となった。しかし、 昨年 8 月の中国ショックで急落したときにみられた約 47 億株・およそ 5 兆円(8/25)に比べれば 6 割強の規模 にとどまる。この日の動きをみる限り、セリング・クライマックスはまだ起きていないといえる。 なお、昨年のセリング・クライマックスは上記の 8/25(日経平均 17806 円)のことだが、日経平均が底入れし たのは 9/29(16930 円)。出来高が株価ボトムに先行していた。 この例を参考にすれば、今後はどこかの時点で株価急落と出来高が目立って増加する日があり(第 1 ステップ)、 それに遅れて株価底入れ(第 2 ステップ)という展開が考えられる。 上記のように、急落の反動としてのリバウンドは短期的にあるだろうが、日経平均の最終ボトムはまだ先だ ろう。 (フィボナッチ数列が示唆する 2016 年の転換) 日本株マーケットが、今年 2016 年に転機を迎えるというのは、次のように、過去において日経平均が重要な 転換を示した年にフィボナッチ数列を加算することによって導かれる。 「2016 年」=(1961 年+55 年)=(1982 年+34 年)=(1995 年+21 年)=(2003 年+13 年)=(2008 年+8 年)=(2011 年+5 年) このように、2016 年はフィボナッチ数列が収束する年であり─このような大規模な収束がみられるのは日経 平均が大底を付けた 2008 年以来のことである─マーケットが重要な転換点を迎えることを強く示唆している。 2016 年はプライマリー第(2)波の下落が終わる年ということだろう。 (31 四半期サイクル) より長期のサイクルでは、日経平均が 31 四半期(93 ヵ月程度)ごとに安値を付けるというものが認められる。 これは 1987 年ブラックマンデーから顕著なサイクルである。 31 四半期サイクルによれば、日経平均は 2008 年 4Q に付けた大底(6994 円) から 31 四半期後の 2016 年 3Q(7-9 月)に、サイクルボトムを付けると予想される。 (160 ヵ月対等日柄) 2016 年 3Q というのは別の日柄からも導かれる。 1989 年 12 月高値から 2003 年 4 月安値までが 160 ヵ月。2003 年 4 月から 160 ヵ月経過するところが 2016 年 8-9 月である。 このように、2016年3Qは底入れ時期としての注目度が非常に高い。 2 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) 2016 年 1 月 22 日 【ダウ工業株平均・S&P500】 (大統領選挙の年は米国株はさえない傾向) 今年秋には米大統領選がある。過去を振り返ると大統領選挙の年というのは、現政権がレイムダック化し、 株式相場はさえなくなる傾向が強い。2 期 8 年目に当たる年は特にそうである。 ビル・クリントン大統領(1993 年 1 月~2001 年 1 月、民主党)、ジョージ・ブッシュ大統領(2001 年 1 月~09 年 1 月、共和党)、いずれも任期 8 年目(最終年)の 2000 年と 2008 年に、株価は大きな下落に見舞われた。ロナ ルド・レーガン大統領(1981 年 1 月~89 年 1 月)の最終年(1988 年)の株式相場は、前年 10 月にブラックマンデ ーの急落があったことで、弱い反発基調に終始した。 今年はバラク・オバマ大統領(2009 年 1 月~、民主党)の任期最終年である。過去のパターン通りなら、米国株 は下値模索となるか、せいぜい横ばいの動きに終始するだろう。 (高値から 25-35%下げてもおかしくない) 米国株市場は、昨年に 40 年半サイクル高値を付けてからの調整が進行中であり、そのスケールは相当に大き くなるとみるのが適当である。 1942 年以降で、S&P500 の下げ率を大きい順に示すと、①-57.6%(2007-09 年)、②-50.5%(2000-02 年)、③ -48.2%(1973-74 年)、④-35.91%(1987 年)である(いずれもザラバベース)。これらの平均は-48%である。 今回の調整は、 過去 70 年余りの期間で 5 回目の大調整に発展する可能性をみている。 この見方が正しいなら、 S&P500 が 25-35%下げても、それはノーマルな規模といえる(計算値は 1600-1387)。さらには、高値から半値 になっても驚かない。 (S&P500:弱気パターンから得られる今後の最小ターゲットは 1600) S&P500 は 2014 年からヘッド・アンド・ショルダーズの弱気パターンを形成後、1 月第 2 週にネックライン を明確に下回った。このパターンから得られる最小ターゲットは 1600 付近である。それは上述した、昨年 5 月高値から 25%下げのレベルに相当する。 (短期リバウンドを経て下落へ) S&P500 は 1/20 安値(1812)─この日のローソク足は下ヒゲ長い「たくり」であり目先底入れを示唆─からリバ ウンドに入っているようだ。短期的には、昨年末高値からの下落に対し 38.2%戻り(1915)への上値試しか(1/21 に一時 1889 まで上昇)。 短期リバウンドを経て、指数は下落となりそうだ。その際は、ダウ平均は昨年 8 月安値(15370 ドル)を下回る 展開が想定される。 【WTI 原油先物】 (12 年ぶり 9 ヵ月ぶり安値) 1/20 には一時 26.19 ドルまで下げ、2003 年 5 月以来、約 12 年 9 ヵ月ぶり安値となった。 (注目されるタイミングは今月末) 2013 年 8 月高値(112.24 ドル)から下落(C)-3 波が進行中という見方に変更はなく、今年は(C)-4 波のリバウン ドが起こると想定している。 昨年 3/18(安値 42.03 ドル)から 8/24(安値 37.75 ドル)まで 110 営業日。その対等日は今年 1/29 となる。 また、昨年 5/6(高値 62.58 ドル)から 8/24(安値 37.75 ドル)までの下落通算日数は 76 日。昨年 10/9(高値 50.95 ドル)から通算 76 日下げるとみた場合、その応当日は 1/28 である。 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) 3 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 2016 年 1 月 22 日 このように、月末は複数の日柄が重なる重要なターニングポイントとみることができる。今月のマンスリー レポートにも書いたように、2 月からはリバウンド基調を強める展開を想定している。 【NY 金先物価格】(1/21 終値は 1100.97 ドル) (2011 年からの金価格下落トレンドは終了した可能性) 2011 年 9 月高値(1921 ドル)からの下落(A)波は、昨年 12 月安値 1046 ドルを以て終わり、(B)波のリバウンド が始まった可能性がある。もしそうなら、この先は 2013 年 8 月高値(1433 ドル、ダイアゴナル・トライアン グル始点)に向け、持続的な上昇局面となりそうだ。 (日足が雲を抜けるか) 日足は一目均衡表の雲上限(1119 ドル)に近づいているが(1/20 に一時 1110 ドルまで上昇)、それを抜けると、 金価格の上昇に弾みが付きそうだ。 【ドルインデックス】(1/21 終値は 99.056) (2016 年はドル安進行へ) 12/2 高値(100.51)を以て、ドル高は終了した可能性が高い(これは、金価格の上昇という見方と整合的である)。 この見方が正しければ、2016 年には一段とドル安が進行することになろう。 (ECB の 3 月緩和示唆の影響は一時的) 1/21 に ECB ドラギ総裁は 3 月の追加緩和を示唆した。それを受けて、この日のドルインデックスは急上昇で 反応したが、結局は前日比マイナスで引け、ほぼ「往って来い」の動きとなった。ローソク足には長い上ヒゲ が出現し、これはドルのピークアウトを示唆している。 【ユーロ/ドル】 (昨年 3 月安値は 15 年サイクルボトムか) 昨年 3/16 安値(1 ユーロ=1.0458 ドル)は、15 年サイクルボトムの可能性がある。そうであれば、2016 年まで はユーロ高となろう。ターゲットは 1.1808-1.2643 ドル(2014 年からのユーロ安に対する 38.2-61.8%戻り)。さ らに大きく上昇するなら(その可能性は小さくないとみるが)、1.32-1.39 ドルへのユーロ高・ドル安も考えら れる。 (長期サポートラインは今月 1.044 ドル) 短期的にも、昨年 3 月安値とのダブル・ボトム形成が注目される。加えて 1985 年安値(0.64 ドル)─ユーロ導 入前の遡及値─からの長期サポートラインを log スケールでみると、 それは今月は 1.044 ドルに位置している。 ここからのユーロ下落余地は限られるとみる。 (再び注目したい独米 10 年金利差) ここから独米 10 年金利差に再び注目したい。昨年 12 月の米利上げを受けてもなお、現在の米独 10 年金利差 (-1.50%)は、昨年 11 月の水準(-1.783%)ほど米金利優位・独金利劣位となっていない。これは、ユーロ/ドルの 昨年 3 月安値が依然維持されていることの理由のひとつとみられる。 独 10 年金利のチャートをみると、昨年 6 月(1.057%)からの金利低下は昨年 10 月(0.422%)で終わったとみられ る。そうであるなら、今後の独金利は上昇となっておかしくない。そしてこのような場合、独金利優位・米 金利劣位という状況が生み出され、ユーロ高・ドル安の環境が整う。 4 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) 2016 年 1 月 22 日 【ユーロ/円】 (126.10円とダブル・ボトムを形成するか) 当面最大の焦点は、昨年 4/14 安値(126.10 円)を維持するかである。 昨年 4 月安値を割り込まず、ダブル・ボトムを形成すれば、昨年 4 月からのリバウンド(B)波は続いている可 能性は依然残る。昨年 4/14 安値(126.10 円)⇒昨年 6/4 高値(141.06 円)は(B)-A 波、そこから今に至るまで、(B)-B 波のユーロ安・円高と読める。 もしそうなら、(B)-C 波のユーロ高・円安が近いことになる。1/21 には一時 126.17 円までユーロ安・円高が 進行し、126.10 円に急接近したが、結局は 128 円付近まで戻した。ユーロ/円底入れの可能性があり、目先の 動きは注目される。 (126.10円割れの場合⇒既に(C)波のユーロ安・円高に入っている) 一方、126.10 円を割り込むと、昨年 4 月からの(B)波は昨年 6 月の 141.06 円で終わり、以降では(C)波の下落(ユ ーロ安・円高)が進行中とみるべきで、先々で 121.95-115.38 円(2012 年からのユーロ上昇の 50-61.8%押し)へ 向けた展開となろう。 【ドル/円】 (昨年 6 月以降で円高(B)波に入った可能性が高い) 2011 年 10 月の 1 ドル=75.35 円を起点とする円安トレンド(A)波は、昨年 6/5 に付けた 125.86 円ですべて完了 し、以降で円高(B)波に入ったとみられる。 (5 月に 1 ドル=100 円か) 1995 年 4 月(79.75 円)からの 40 ヵ月円安の後には 99 年 11 月(101.25 円)まで 15 ヵ月間の円高が起こっている。 「円安+円高」の期間は 55 ヵ月(フィボナッチ数)だった。これに倣えば、2011 年 10 月から 55 ヵ月後の今年 2016 年 5 月頃まで(B)波の円高が続くだろう。 今年 5 月にかけての(B)波は、1 ドル=100.82 円をみにいくだろう。 (A)波の第 5 波目(13 年 10 月の 96.57 円が 起点)は延長(エクステンション)しているが、このような場合には、調整(ここでは円高)は延長が始まった水準 へ戻るとされる。第 5 波の延長が始まったのは 2014 年 5/21 の 1 ドル=100.82 円であり、これが(B)波ターゲ ットとして適当である。 (ヘッジファンドは円買い姿勢を強めている) 1 月第 1 週、IMM 通貨先物市場において、海外投機筋の円の持ち高が 3 年 3 ヵ月ぶり買い越し(4103 枚)とな った。そして第 2 週(1/12 時点)は 25266 枚の買い越し。ヘッジファンドは円買い姿勢を強めている。 (接近する 26 週 MA・52 週 MA のデッドクロス) 26 週 MA(121.06 円)と 52 週 MA(121.04 円)のデッドクロスが接近している。そうなれば、アベノミクス相場 で初めての中期ドル売り・円買いシグナルである。 (一時 115 円台) 昨年 8/24 の 116.18 円からの a-b-c パターンによるドル高・円安は、昨年 11/18 の 123.76 円で終わり、以降で は大きなドル安・円高波動が進行中とみられる。 1/20 には一時 1 ドル=115.98 円と、約 1 年ぶり円高水準となった。 (ネックラインを割り込みつつある) 2014 年 11 月からヘッド・アンド・ショルダーズが形成されており、今はそのネックライン(現在は 116.54 円) を割り込み始めたところである。 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) 5 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 2016 年 1 月 22 日 (目先は 115.57 円が意識されやすい) 目先的には、2014 年 12 月に付けた 115.57 円が下値として意識されやすい。市場の一部では月末の追加緩和 に対する期待もあるようだ。目先では円高の流れは一服しやすいだろう。 (115.57 円を下回るとドル安・円高の基調はさらに強まろう) しかし、今後 115.57 円を下回ると、ドル安・円高の基調はさらに強まりそうである。ヘッド・アンド・ショ ルダーズの垂直計算から得られるターゲットは 106.30 円付近。これは、2011 年の 75.35 円から昨年 6 月の 125.86 円までのドル高・円安に対する 38.2%押し・106.57 円に相当する、注目レベルである。 【日本10年長期金利】 (2.5 年サイクルは継続、今年 4 月まで金利低下が続く可能性も) 2013 年 4 月(0.315%)を起点とする 2.5 年サイクルはまだ続いている。このサイクルは 4 月まで続く可能性も ある。1/14 には一時 0.190%まで低下し、過去最低水準を更新した。ただし、この日は 0.225%で引けており、 ローソク足は「包み陽線」となった。金利低下に歯止めがかかった可能性もあり、目先の展開に注目したい。 【米国10年長期金利】(1/21終値は2.0346%) (メインシナリオは中長期の金利低下、先々で 1.379%割れへ) 中長期的に金利低下というのがメインシナリオであり、先々ではリーマンショック後のボトムである 1.379% を下回るだろう。 (金利低下トレンド再開の可能性) 2015 年 1 月の 1.6357%以来の B 波(トライアングル)は、2.3228%(12/30)を以て終了し、以降で金利低下 C 波に 入ったとみられる。 1/20 には一時 1.9374%まで低下した。今後は昨年 10/2 に付けた 1.9022%を試すだろう。 (おことわり)1/25-29 の本レポートは休載致します(宮田) 6 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) 2016 年 1 月 22 日 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) Appendix A アナリストによる証明 本レポート表紙に記載されたアナリストは、本レポートで述べられている内容(複数のアナリストが関与している場合は、それぞれ のアナリストが本レポートにおいて分析している銘柄にかかる内容)が、分析対象銘柄の発行企業及びその証券に関するアナリスト 個人の見解を正確に反映したものであることをここに証明いたします。また、当該アナリストは、過去・現在・将来にわたり、本レ ポート内で特定の判断もしくは見解を表明する見返りとして、直接又は間接的に報酬を一切受領しておらず、受領する予定もないこ とをここに証明いたします。 重要な開示事項 セクター(三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社(以下「MUMSS」)カバレッジ・ユニバース)に対する投資判断の定義 強気 弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが上回るとストラテジスト が予想する場合 中立 弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが同程度とストラテジスト が予想する場合 弱気 弊社がカバレッジする銘柄ユニバースとの比較で、当該セクターのパフォーマンスが下回るとストラテジスト が予想する場合 その他開示事項 MUMSS は、MUMSS のリサーチ部門・他部門間の活動及び/又は情報の伝達、並びにリサーチレポート作成に関与する社員の通信・ 個人証券口座を監視するための適切な基本方針と手順等、組織上・管理上の制度を整備しています。 MUMSS の方針では、アナリスト、アナリスト監督下の社員、及びそれらの家族は、当該アナリストの担当カバレッジに属するいず れの企業の証券を保有することも、当該企業の、取締役、執行役又は顧問等の任務を担うことも禁じられています。また、リサーチ レポート作成に関与し未公表レポートの公表日時・内容を知っている者は、当該リサーチレポートの受領対象者が当該リサーチレポ ートの内容に基づいて行動を起こす合理的な機会を得るまで、当該リサーチに関連する金融商品(又は全金融商品)を個人的に取引 することを禁じられています。 アナリストの報酬の一部は、投資銀行業務収入を含む MUMSS の収益に基づき支払われます。 免責事項 本レポートは、MUMSS が、本レポートを受領される MUMSS 及びその関連会社等のお客様への情報提供のみを目的として作成した ものであり、特定の証券又は金融商品の売買の推奨、勧誘又は申込みを目的としたものではありません。 本レポート内で MUMSS に言及した全ての記述は、公的に入手可能な情報のみに基づいたものです。本レポートの作成者は、インサ イダー情報を使用することはもとより、当該情報を入手することも禁じられています。MUMSS は株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・ グループ(以下「MUFG」)の子会社等であり、MUMSS の方針に基づき、MUFG については投資判断の対象としておりません。 本レポートは、MUMSS が公的に入手可能な情報のみに基づき作成されたものです。本レポートに含まれる情報は、正確かつ信頼でき ると考えられていますが、その正確性、信頼性が客観的に検証されているものではありません。本レポートはお客様が必要とする全て の情報を含むことを意図したものではありません。また、MUMSS 及びその関連会社等は本レポートに掲載された情報の正確性・信頼 性・完全性・妥当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。本レ ポートに含まれる情報は、金融市場や経済環境の変化等のために、最新のものでない可能性があります。本レポート内で示す見解は予 告なしに変更されることがあり、また、MUMSS は本レポート内に含まれる情報及び見解を更新する義務を負うものではありません。 MUMSS は関連会社等と完全に独立してレポートを作成しています。そのため、本レポート中の意見、見解、見通し、評価及び目標株 価は、異なる情報源及び方法に基づき関連会社等が別途作成するレポートに示されるものと乖離する場合があります。 本レポート内で直接又は間接的に取り上げられている株式は、株価の変動や発行体の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評 価の変化、金利・為替の変動等の要因により、投資元本を割り込むリスクがあります。 本レポートは、お客様に対し税金・法律・投資上のアドバイスとして提供する目的で作成されたものではありません。本レポートは、 特定の個人のための投資判断に向けられたものではなく、本レポートを受領される個々のお客様の財務状況、ニーズもしくは投資目的 を考慮して作成されているものではありません。本レポートで言及されている証券・関連投資は、全ての投資家にとって適切とは限り ません。お客様は、独自に特定の投資及び戦略を評価し、本レポートに記載されている証券に関して投資・取引を行う際には、専門家 及びファイナンシャル・アドバイザーに法律・ビジネス・金融・税金その他についてご相談ください。 MUMSS 及びその関連会社等は、お客様が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる結果のいかなるもの(直 接・間接の損失、逸失利益及び損害を含むがこれらに限られない)についても一切責任を負わないと共に、本レポートを直接・間接的 に受領するいかなる投資家に対しても法的責任を負うものではありません。最終投資判断はお客様自身においてなされなければなら ず、投資に対する一切の責任はお客様にあります。 過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆し、又は保証するものではありません。特に記載のない限り、将来のパフォーマ ンスの予想はアナリストが適切と判断した材料に基づくアナリストの予想であり、実際のパフォーマンスとは異なることがあります。 従って、将来のパフォーマンスについては明示又は黙示を問わずこれを保証するものではありません。 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 7 2016 年 1 月 22 日 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) MUMSS・その他 MUFG 関連会社、又はこれらの役員、提携者、関係者及び社員は、本レポートに言及された証券、同証券の派生商 品及び本レポートに記載された企業によって発行されたその他証券を、自己の勘定もしくは他人の勘定で取引もしくは保有したり、本 レポートで示された投資判断に反する取引を行ったり、マーケットメーカーとなったり、又は当該証券の発行体やその関連会社に幅広 い金融サービスを提供しもしくは同サービスの提供を図ることがあります。本レポートの利用に際しては、上記の一つ又は全ての要因 あるいはその他の要因により現実的もしくは潜在的な利益相反が起こりうることをご認識ください。なお、MUMSS は、会社法第 135 条の規定により自己の勘定で MUFG 株式の売買を行うことを禁止されています。 本レポートで言及されている証券等は、いかなる地域においても、またいかなる投資家層に対しても販売可能とは限りません。本レポ ートの配布及び使用は、レポートの配布・発行・入手可能性・使用が法令又は規則に反する、地方・州・国やその他地域の市民・国民、 居住者又はこれらの地域に所在する者もしくは法人を、対象とするものではありません。 英国及び欧州経済地域: 本レポートが英国において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities International plc. (以下「MUSI」。電話番号:+44-207-628-5555)により配布されます。MUSI は、英国で登録されており、 Prudential Regulation Authority(プルーデンス規制機構、「PRA」)の認可及び Financial Conduct Authority(金融行動監視機構、以下 「FCA」)と PRA の規制を受けています(FS Registration Number 124512)。本レポートは、professional client(プロ投資家)又は eligible counterparty(適格カウンターパーティー)向けに作成されたものであり、FCA 規則に定義された retail clients(リテール投資家)を 対象としたものではありませんので、誤解を回避するため、同定義に該当する顧客に交付されてはならないものです。MUSI は、本レ ポートを英国以外の欧州連合加盟国においても professional investors(若しくはこれと同等の投資家)に配布する場合があります。本 レポートは、MUSI の組織上・管理上の利益相反管理制度に基づいて作成されています。同制度には投資リサーチに関わる利益相反を 回避する目的で、情報の遮断や個人的な取引・勧誘の制限等のガイドラインが含まれています。本レポートはルクセンブルク向けに配 布することを意図したものではありません。 米国: 本レポートが米国において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities (USA), Inc. (以下「MUS-USA」。電話番号:+1-212-405-7000) により配布されます。MUS-USA は、United States Securities and Exchange Commission(米国証券取引委員会)に登録された broker-dealer(ブローカー・ディーラー)であり、Financial Industry Regulatory Authority(金融取引業規制機構、 「FINRA」)による規制を受けています(SEC# 8-43026; CRD# 19685)。本レポートが MUS-USA の 米国外の関連会社等により米国内へ配布される場合、本レポートの配布対象者は、1934 年米国証券取引所法の規則 15a-6 に基づく major U.S. institutional investors(主要米国機関投資家)に限定されております。MUS-USA 及びその関連会社等は本レポートに言及 されている証券の引受業務を行っている場合があります。本レポートは証券の売買及びその他金融商品への投資等の勧誘を目的とした ものではありません。また、いかなる投資・取引についてもいかなる約束をもするものでもありません。FLOES は MUS-USA の登録 商標です。 IRS Circular 230 Disclosure(米国内国歳入庁 回示 230 に基づく開示):MUS-USA は税金に関するアドバイスの提供は行っておりま せん。本レポート内(添付文書を含む)の税金に関する記述は MUS-USA 及び関連会社以外の個人・法人が本レポートにおいて研究 する事項に関する勧誘・推奨を行う目的、又は米国納税義務違反による処罰を回避する目的で使用することを意図したものではなく、 これらを目的とした使用を認めておりません。 日本: 本レポートが日本において配布される場合、その配布は MUFG のグループ会社であり、金融庁に登録された金融商品取引業者 である MUMSS(電話番号:03-6213-5774)が行います。 シンガポール: 本レポートがシンガポールにおいて配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities (Singapore), Limited (以下「MUS-SPR」。電話番号:+65-6232-7784)とのアレンジに基づき配布されます。MUS-SPR はシ ンガポール政府の承認を受けた merchant bank であり、Monetary Authority of Singapore(シンガポール金融管理局)の規制を受けて います。本レポートの配布対象者は、Financial Advisers Regulation の Regulation 2 に規定される institutional investors、 accredited investors、 expert investors に限定されます。本レポートは、これらの投資家のみによる使用を目的としており、それ以外の者に対 して配布、転送、交付、頒布されてはなりません。本レポートが accredited investors 及び expert investors に配布される場合、 MUS-SPR は Financial Advisers Act の次の事項を含む一定の事項の遵守義務を免除されます。第 25 条:一定の投資商品に関してファ イナンシャル・アドバイザーが全ての重要情報を開示する義務、第 27 条:ファイナンシャル・アドバイザーが合理的な根拠に基づい て投資の推奨を行う義務、第 36 条:ファイナンシャル・アドバイザーが投資の推奨を行う証券に対して保有する権利等について開示 する義務。本レポートを受領されたお客様で、本レポートから又は本レポートに関連して生じた問題にお気づきの方は、MUS-SPR に ご連絡ください。 香港: 本レポートが香港において配布される場合、本レポートは MUFG のグループ会社である Mitsubishi UFJ Securities (HK) Limited (以下「MUS-HK」。電話番号:+852-2860-1500)により配布されます。MUS-HK は Hong Kong Securities and Futures Ordinance に 基づいた認可、及び Securities and Futures Commission(香港証券先物取引委員会;Central Entity Number AAA889)の規制を受けて います。本レポートは Securities and Futures Ordinance により定義される professional investor を配布対象として作成されたもので あり、この定義に該当しない顧客に配布されてはならないものです。 その他の地域: 本レポートがオーストラリアにおいて配布される場合、MUS-HK 又は MUS-SPR により配布されています。MUS-HK は Australian Securities and Investment Commission (ASIC) Class Order Exemption CO 03/1103 に基づき、Corporations Act 2001 が 定める金融サービスの提供者によるオーストラリア金融業免許の保有義務を免除されています。MUS-SPR は ASIC Class Order Exemption CO 03/1102 により同様に義務を免除されています。本レポートはオーストラリアの Corporations Act 2001 に定義される wholesale client のみを配布対象としております。本レポートがカナダにおいて配布される場合、本レポートは MUSI 又は MUS-USA により配布されます。MUSI および MUS-USA は international dealer exemption の措置により次の各州において金融取引業者としての 登録を免除されています:アルバータ州、ケベック州、オンタリオ州、ブリティッシュ・コロンビア州、マニトバ州(MUSI のみ)。 本レポートはカナダにおける National Instrument 31-103 によって定義された permitted client のみを配布対象としております。 8 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 2016 年 1 月 22 日 エリオット波動マーケット分析 (デイリー) 又は本レポートは、インドネシアにおいて複製・発行・配布されてはなりません。また中国(中華人民共和国「PRC」を意味し、PRC の香港特別行政区・マカオ特別行政区、及び台湾を除く)において、複製・発行・配布されてはなりません(ただし、PRC の適用法 令に準拠する場合を除きます)。 ©Mitsubishi UFJ Morgan Stanley Securities Co., Ltd. All Rights Reserved 2016. 国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.404%(税込み) (ただし約定代金 193,000 円以下の場合は最大 2,700 円(税込 み))の手数料が必要となります。 本レポートは MUMSS の著作物であり、著作権法により保護されております。MUMSS の書面による事前の承諾なく、本レポート の全部もしくは一部を変更、複製・再配布し、もしくは直接的又は間接的に第三者に交付することはできません。 〒100-0005 東京都千代田区丸の内 2-5-2 三菱ビルヂング 三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社 エクイティリサーチ部 本レポートの内容に関する追加・補足情報はご希望に応じて提供いたします。 三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2336 号 (加入協会)日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取 引業協会 巻末に重要なお知らせを記載していますので、ご参照ください。 9 【重要な注意事項】 (本資料使用上の留意点について) ・ 本資料は当社が信頼できると考える情報ベンダーから取得したデータをもとに作成されておりますが、機械作業 上データに誤りが発生する可能性があります。当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに 示したすべての内容は、当社の現時点での判断を示しているに過ぎません。本資料は、お客様への情報提供の みを目的としたものであり、特定の有価証券の売買あるいは特定の証券取引の勧誘を目的としたものではありま せん。本資料にて言及されている投資やサービスはお客様に適切なものであるとは限りません。また、投資等に 関するアドバイスを含んでおりません。当社は、本資料の論旨と一致しない他のレポートを発行している、或いは 今後発行する可能性があります。本資料でインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、当社自 身のアドレスが記載されている場合を除き、アドレス等の内容について当社は一切責任を負いません。本資料の 利用に際してはお客様御自身でご判断くださいますようお願い申し上げます。 (利益相反情報について) ・ 当社および関係会社の役職員は、本資料に記載された証券について、ポジションを保有している場合がありま す。当社および関係会社は、本資料に記載された証券、同証券に基づくオプション、先物その他の金融派生商品 について、買いまたは売りのポジションを有している場合があり、今後自己勘定で売買を行うことがあります。また、 当社および関係会社は、本資料に記載された会社に対して、引受等の投資銀行業務、その他サービスを提供 し、かつ同サービスの勧誘を行う場合があります。 ・ 当社の役員(会社法に規定する取締役、執行役、監査役又はこれらに準ずる者をいう。)が、以下の会社の役員を 兼任しております。:三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱倉庫 (外国株に関する注意事項について) ・ 外国株式に関する資料は、Form 10-K 等当該外国法に基づく「有価証券報告書」と同等の公的書類、年次報告 書(Annual Report)、四半期報告書、アーニングリリース等の会社発表による公開情報をもとに作成しております。 当社によるレーティング、投資判断、業績予想等は含みません。また、データの取得・入力時期の違い等により、 本資料と外国証券情報の数値等が異なる場合があります。 ・ 本資料で取り上げられている外国証券は、我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示は行われておりま せん(金融商品取引法上の情報開示銘柄を除く)。当該外国証券の開示情報は、主要取引所の所在する国の開 示基準に基づいています。 (リスク情報について) ・ 日本および外国の株式・債券への投資は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する 外部評価の変化、金利・為替の変動等により、投資元本を割り込むリスクがあります。 (手数料について) ・ 国内株式の売買取引には、約定代金に対し最大1.404%(税込み)の売買手数料をいただきます(ただし約定 代金が193,000円以下の場合は最大2,700円(税込み))。株式は、株価の変動等により、損失が生じるおそれ があります。 ・ 外国株式の売買取引には、現地委託手数料と国内取次手数料の両方がかかります。現地委託手数料等は、その 時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、その金額等をあらかじめ記載することはできません。 詳細はお取引のある部店までお問合せください。国内取次手数料は、約定代金に対して最大1.080%(税込 み)の手数料が必要となります。外国株式は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。 ・ 非上場債券(国債、地方債、政府保証債、社債)を当社が相手方となりお買付けいただく場合は、購入対価のみ お支払いいただきます。債券は、金利水準の変動等により価格が上下し、損失を生じるおそれがあります。外国債 券は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。 (著作権について) ・ 本資料は当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承諾なく、本資料の全部もしく は一部引用または複製、転送等により使用することを禁じます。 Copyright 2016 Mitsubishi UFJ Morgan Stanley Securities Co.,Ltd. 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