第 30 号 高P連 ひ ょ う ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 「PTA活動を通じて社会全体で子供を育てよう」 県立姫路西高等学校 PTA会長 平素は兵庫県立高等学校 PTA 連合会活動へ 多大なご理解、ご支援、ご協力を賜り厚く御礼 申し上げます。 平成 27 年度連合会会長としてはや半年が経ち ました。その間、副会長をはじめ役員、事務局 並びに各校代表の皆様のご協力のもと活動を進 められたこと重ねて感謝申し上げます。 本年は兵庫県下新通学区域実施初年度で各学 校におきましてもさまざまな変化が見られたと 思われます。また自転車の危険運転の罰則強化 や選挙権の 18 歳引き下げ等、子供達を取り巻く 環境が変化しており、学校・地域・親が連携し てそこから発生する諸問題に対応できるよう情 報発信・共有化に努めて参りたいと思います。 これまでの本年度の活動を振り返りますと、6 月 20 日に和歌山県民文化会館をメイン会場に 第 41 回近畿地区高等学校 PTA 連合会大会和歌 山大会が開催され本県からも 107 校 545 名の参 加を頂きました。平成 26 年度近畿地区高等学 校 PTA 連合会広報紙コンクールの表彰があり 近畿地区高 P 連会長賞として加古川東高校 PTA が、優秀賞として姫路東高校 PTA、夢野台高校 PTA が表彰されました。また分科会では「ブラ ンド力向上~製品開発への協働~」と題して東 播工業高校 PTA の取り組みが発表されました。 次に 8 月 19 日から 21 日には第 65 回全国高等 学校 PTA 連合会大会岩手大会が開催され本県 からも 32 校 127 名の参加を頂きました。優良 PTA 文部科学大臣表彰を東播工業高校 PTA、 全国大会会長表彰(団体)を明石西高校 PTA、 東 播 工 業 高 校 PTA、 上 野 ヶ 原 特 別 支 援 学 校 坂 口 嘉 裕 PTA が受賞されました。受賞されました各校の 日頃の活動に敬意を表すとともに今後のさらな る活動に期待致します。 さて 12 月 5 日には兵庫県立高等学校 PTA 連 合会研究大会・PTCA 全県研究大会が開催され ます。開催にあたり、県教育委員会、並びに県 立学校長協会によるご支援のもと主管校の八鹿 高校をはじめとする但馬地区の各校の皆様のご 尽力に感謝する次第であります。今大会のテー マは「PTA 活動の活性化と家庭・学校・地域の 連携強化~健やかな子どもの成長を願って~」 であります。 当日は地元但馬地区出身の「隂山英男」氏に よる記念講演をはじめ分科会でも 7 校の研究発 表が予定されています。この大会で学んで頂い たことが日頃の PTA 活動の参考になればと思 います。 親として子供の健やかな成長を願うのは当然 のことですが、さらにまわりにも目を配り我が 子だけでなく皆さんの子供全員が健やかな成長 が出来ますよう親(P)としてまた地域(C) の一員として日頃に PTCA 活動に携われるよう な環境作りや情報提供が出来ればと重ねて思う 次第であります。 最後になりましたが、子供たちを取り巻く環 境は年々変化してまいります。その変化に PTA として対応し子供たちが安全安心の生活を送り 社会人として巣立ってくれるようサポートして いくことが何よりの務めかと肝に銘じ今後の活 動に繋げてゆきたいと考えております。 1 第 30 号 高P連 ひ ょ う ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 るく活力に満ちた校風と、地域に愛される学校 づくりを推進しています。西オーストラリア大 学語学研修、そして中国との交流事業で国際理 解教育に取り組み、大学等受験生を対象にした 神戸学院大学での夏期集中学習会、また近隣の 小、中学校など、地域との交流にも力を入れて います。 PTA の 活 動 として、「朝の あ い さ つ 運 動」、ふるさと 貢献清掃活動、 また地域活動 を展開してい る「伊川を愛する会」が主催するイベントなど に生徒とともに参加し、地域交流を図っていま す。文化祭では、来校された保護者の方々の交 流を目的とした喫茶コーナーを設けて茶話会的 な場を提供し、他に手芸コーナー、制服のリユー スで参加しています。また、田中裕幸先生をお 招きして、3 回にわたり PTA 研修会《親塾》を 開催しました。将来に直結した選択を迫られる 高校期の子ども達にとっての良い環境づくりを、 保護者の方々と一緒に考える、このような啓発 的な活動を、今後も多く取り入れることも考え ています。 今後 50 年、100 年と伝統を維持し発展する本校 の環境づくりに、PTA として家庭、学校そして地 域をつなぐ役割を果たしていきます。 活発な部活動を支援 県立須磨友が丘高等学校 我が須磨友が丘高校は、昭和 58 年に「友愛に 満ちた仲間が集まる丘」となることを願って全 日制普通科高校として創立されました。平成 14 年に普通科から総合学科に改編され、以後、総 合学科の特色を活かしながら、生徒の確かな学 力定着を目指すとともに、キャリア教育の充実 を推進しております。 本校は、今春の学区改編で兵庫県の第一学区 となりましたが、これまで通り全県から入学で きる学校です。総合学科の実績はもちろんです が、本校の大きな特徴は、オリンピック選手や Jリーガーをも輩出している活発な部活動です。 今年の全国総体には、男子バレーボール部、ウェ イトリフティング部、陸上部が出場し、全国総 文には書道部が出品しました。(それに伴い、今 回は募金活動を行いました。)また、水泳部と女 子バレーボール部は近畿大会に出場し、野球部 は県ベスト 8 に入って敢闘賞をいただきました。 サッカー部も県選手権大会でベスト8に入り、 吹奏学部は県大会で金賞をいただきました。本 校の部活での活躍を希望して入学する生徒も少 なくありません。学校(教科)の成績によって 高校を選択する中学生が多い中、このような流 れを本校は大切にしています。 私たち育友会は、先生方との意思疎通を密に して家庭と学校の懸け橋となり、また、北須磨 自治会を中心とする地域社会とも強く連携し共 に成長できたらと思っております。友高祭・体 育祭への参加、クリーン作戦のお手伝いや地域 の施設での奉仕活動、研修旅行の企画・広報誌 の発行等の他に、須磨三校連絡会を通じて他校 の PTA や育友会とも情報交換を行い、それぞれ が抱える問題の解決と協力し合える分野での活 動に取り組んでいます。 (育友会長 熊谷 正秀) 創立 40 周年を迎えて (PTA 会長 柳瀬 美紀) 未来の扉を拓き翔(はばた)く 県立伊川谷高等学校 県立伊川谷北高校 本校は、昭和 51 年西神地区の最初の県立高校 として開校し、本年 11 月に創立 40 周年を迎え ます。校訓の「自主 協同」のもと、知・徳・ 体の調和のとれた生徒を育成するとともに、明 本校は、1986 年(昭和 61 年)神戸市西区の地 下鉄「学園都市駅」と近くを流れる「伊川」に 挟まれた地に産声を上げ今年 30 周年を迎えます。 立地の面では都市部にありながら、本校と兵 2 第 30 号 高P連 ひ ょ う 庫県立大学の木々が一体となった自然豊かな環 境の中で、生徒たちは元気に学習や部活動に取 り組んでいます。 次に、本校の特徴をご紹介しましょう。 ①県下唯一の芸術系類型(音楽・美術・書道)。 ②近 隣にある 5 大学(兵庫県立大・神戸市立 外国語大・神戸市立看護大・神戸芸術工科大・ 流通科学大)との高大連携が盛んである。 ③豊かな自然に囲まれている。 ④交通の便がよい。 まだまだありますが、全てをお伝えできないの が残念です。 さらに、本校は、校訓「自律・敬愛・協調・創造」 と校是「未来を拓く」のもと、「知・徳・体の調 和のとれた人間形成と社会の発展に貢献する人 間の育成をめざし、人と自然を愛する豊かな情 操を養う。そして、自ら人生を切り開く強い意 志と、未来に向かってたくましく生きる力を育 む。」を教育方針に、新たな 30 年を目指して歩 み始めています。 我々 PTA も次世代につながるよう、生徒・保 護者・学校と共に力を合わせ、生徒たちが魅力 的で思い出いっぱいの学生生活が過ごせるよう に、学校・家庭・地域との交流を密にして学校 行事に積極的に参画し本校の教育の発展に協力 することを運営方針とし、拓翔祭(文化祭)へ の参加・PTA 会員の相互の親睦を図る研修旅行 の実施・広報誌「ふれあい」の発行・体育大会 における日よけテントやドリンクの支援・運動 部や文化部への各種大会出場の支援などを運営 部や各委員の方々と協力し合って円滑に進めて 行けるように張り切っています。 ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 更なる発展へつなげる… 県立神戸高塚高等学校 本校は、昭和 59 年 4 月 1 日、神戸市西神地域 の発展に伴い美賀多台の地に開校しました。30 年の伝統をもとに、一層の活躍が期待される神 戸高塚高校生は地域の方との連携を図りつつ、 校訓である 克己…豊かな自己を表現するために自律の精 神を育てる。 親愛…誠実さを尊び、他を思いやる心を育てる。 創造…未来を見つめ、日々たゆまぬ努力をす る強い心を育てる。 のもと、「 ひとりひとりが生き生きと個性の輝く 学校 」 を目指し、日々、学習・学校行事・部活 動等に励んでいます。 本校 PTA は本部役員、学年委員会、研修委 員会、広報委員会、保健厚生委員会で構成され、 本部役員では文化祭におけるバザー等の収益を、 本校第 7 代校長の西田和生校長が設立された西 田基金へ毎年寄付していますが、本年度は、災 害で苦しむネパールへ寄付しました。学年委員 会では制服の譲渡会の運営、広報委員会では年 2 回、「 広報高塚 」 の発行等、各委員会がそれぞれ に活動しています。 本年度から、新しい取り組みとして全部活動 が顔を合わせての面談を始めました。顧問と部 員代表、PTA 会長とが、PTA 振興会費での備品 購入について部員の希望、購入希望理由等を話 し合う場を設け、部員の声を反映させた支援を し、部活同士のつながりを深めました。 現在の PTA は、その年度に委員になった人だ けが活動内容を理解しているだけで、全会員への 活動報告もままならない状況です。今後は全会員 が理解し、少しでも多く参加できる会を運営し、 生徒、学校、保護者の意識向上と発展につながる ようにしていかなくてはと考えています。 (PTA 会長 宮本 圭隆) 53 年目のあゆみ 県立尼崎西高等学校 3 年前に創立 50 周年を迎え、新しい校舎や新 しい制服と共に、より良い学校へと新たなあゆ みを進めつつある学校です。親しみを込めて「あ (PTA 会長 坂口 美久男) 3 第 30 号 高P連 ひ ょ う まにし」と呼ばれる、地域に根差した学校で、武 庫川の清流のほとり、尼崎市の西端に位置します。 今年度は通学区域拡大に伴って尼崎市以外か らの入学生が 30%を超え、生徒たちや PTA 会 員からも新しい風を運び込んでもらっています。 私たち PTA は、執行部、学年部、専門部の 3 つの部が連携して活動しています。 ①執 行部は、会長・副会長を中心に、学校と の連絡調整や関連外部団体との連携、全体 の調整などを行っています。気さくな方が 多く、和気あいあいとした雰囲気です。 ②学年部は、各学年の先生方のご協力のもと、 学年行事や関係諸団体等の研修会への参加な ど、PTA 活動の最前線にあたっています。 ③専 門部は、生活部、文化部、広報部に分か れています。 ・生活部…地区小中高生徒指導連絡会出席、 地区学警懇談会出席、 生徒 PTA 教員懇談会出席 ・文化部…会員研修会企画運営 (今年度はミュージカル観劇) 校内食堂試食会の開催 ・広報部…広報誌「つどい」発行(年 2 回) 学校は活気があり部活動もとても盛り上がっ ています。学習面においても、「進みます尼西」 とスローガンを掲げ、学習環境や教育課程上の 工夫、学力向上プロジェクトなど、大胆な改革 ときめ細やかな指導で、徐々に成果が上がりは じめているように感じます。 より多くの人に、入って良かった、行かせて 良かったと思える学校になるように、これから も充実した活動を実践していきたいと思います。 (PTA 会長 中川 樹) ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 活動を心がけています。 本校の PTA 活動は、総務、学年委員会に加え、 広報委員会、研修委員会、国際交流委員会の各 専門委員会が中心となり、諸活動の計画を立案、 実施しております。具体的な活動の一部を紹介 いたします。全体活動として、一斉登校指導、 文化発表会への参加の他、学年委員会を中心と した体育祭へのドリンク差入れ等学校行事へ参 加する生徒の応援も行っています。各専門委員 会の主な活動ですが、広報委員会は、広報誌「北 陵」年三回の発行、研修委員会は、PTA 会員向 け研修旅行の実施、国際交流員会は、イングリッ シュ・カフェの開催をしています。イングリッ シュ・カフェは、オーストラリアへの短期留学 の報告会参加や本校外国人講師による外国文化 の紹介等、国際教育に力を入れている本校らし い特色のある PTA 活動と考えております。次年 度は、オーストラリアより本校が留学生の受け 入れをいたします。本年度の活動が PTA として 次年度に繋がって行くことになればと期待して います。 本校 PTA は、このような活動をしております。 今後も生徒を支える PTA でありたいと思います。 (PTA 会長 樋口 充) 「つながり」の場になるように 県立西宮甲山高等学校 本校は、西宮市の西北部に位置し、六甲山系 の中腹にあたります。近くには我が校の名前に かぶとやま も由来する 甲 山があります。 甲山・六甲の大自然に恵まれ、子どもたちは 春夏秋冬、四季の移り変わりを肌で感じつつ、 学校生活に取り組んでいます。 本校 PTA の役員は 44 名、本部役員 8 名のほ か生活・進路・広報・保健・厚生の 5 部門で活 動しています。 年間活動としましては、6 月に甲山フェスティ バル(文化祭)に模擬店を出店し、地域のとれ たて野菜やジャム、クッキーの販売を行ってい ます。PTA 活動をした経験がない新役員がほと んどという状態のなか、6 月という早い時期に模 擬店を行うのはとても大変です。しかし、この 出店で子どもたちや学校、地域との「つながり」 が出来、新役員同士の「つながり」の場にもなっ ています。 5 月・11 月には校内の花壇の手入れ・植え替 えを行います。11 月の時には、生徒会と PTA 本校の PTA 活動 県立川西北陵高等学校 本校は、川西市の市街地を形成する区域の最 北端に位置し、自然環境は大変豊かでありなが ら、交通等市街地区域の至便性も有しており、 恵まれた環境の立地にあります。開校は昭和 58 年 4 月で、市内のニュータウン等の人口増加に 対応されるべく、市内三番目の高校として設置 されました。 PTA 活動は、本校の校訓である「克己、協調、 創造」、生活訓の「礼を正し、場を清め、時を守る」 を中心に据えながら、生徒たちの学校生活が少 しでも有意義なものとなるよう、側面的な支援 4 第 30 号 高P連 ひ ょ う 会員の「つながり」の場として協同で実施して います。会員同士も植え替えを行いながら、お しゃべりに花を咲かせています。 10 月には会員間の親睦をはかるためにバス旅 行を実施しています。 12 月・1 月には教育総合類型の生徒たちと周 辺の自然を生かしてのリース作り体験や草木染 め体験を行ったり、2 月には高校のマラソン大会 で飲物の配布を行っています。完走して飲物を 受け取る子どもたちの素直な感謝の気持ちを受 け取るたびに「がんばったね」と会員たちは声 をかけ、寒さに震えながらも皆をねぎらいつつ、 子どもたちとの「つながり」を感じています。 今後も PTA・学校・地域の「つながり」の場 の一助になればと願ってやみません。 (PTA 会長 中西 民子) ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 など工夫を凝らした教材テーマで学んでいます。 ALT の出身国がさまざまなため、各国の文化に 触れたり、日本のことを改めて見つめ直したり 話題は絶えません。昨年度発足したお父さんの 会は、保護者の学校への理解と交流を深め、生 徒たちの応援団として活動しています。キャン パスツアー、校外清掃とお母さんも交えて和気 あいあいです。 我々は、PTA 活動が保護者の負担ではなく、 得るものが多くなるよう努めています。そして、 卒業する際には親子で、国際高校を選んでよかっ たと感じていただけるようにと願っています。 PTA 活動は、委員選出が困難だったり、時には 存在を問われたり、悪いイメージで捉えられた りすることもあります。ですが、PTA 活動は先 生方と保護者が生徒を支えるための、価値のあ る存在であると確信しています。お互い無理の ない範囲で参加協力し合い、そして楽しい活動 でありますように願っています。 存在感ある PTA 県立国際高等学校 PTA 役員という立場から生徒たちの成長と活 躍を見守り、思い出を共感できることを嬉しく 思っています。本校は県立で唯一の国際科専門 高校として 2003 年に設立されました。歴史の浅 い学校とはいえ、本年度は文部科学省よりスー パーグローバルハイスクールの指定を受け、「移 民研究を通して日本の未来の選択肢を提案する プロジェクト」と題して、調べ学習、ディベート、 論文発表と密度の濃い学習に取り組んでいます。 小規模の学校であることから、生徒たちは存在 感があり、生き生きと活動しています。人前で 発表することが得意で、堂々と自分を表現する 力をもっています。誇らしく愛らしい自慢の生 徒たちです。 さて、県内全域が校区となる本校にとって、 PTA 活動は生徒たちの環境向上に大きな役割 を果たしています。保護者の方に学校に足を運 んでもらい、交流を図ることは、地域も含めた PTCA 活動でもあります。本校の保護者は、学 校への関心、意識が高く、積極的に活動に参加 してくださっています。現副会長が落語家であ ることから、PTA 懇親会では落語会を行い盛り 上がりました。文化祭では PTA 喫茶室を出店、 体育祭では大縄跳びや綱引き競技に参加し生徒 たちと共に楽しんでいます。さらに、英会話教 室、お父さんの会のサークル活動も好評で、大 人気です。英会話教室は、生徒と同じ ALT 指導 のもとに英語落語、プレゼンテーション、俳句 (PTA 会長 室田 英子) ホクサンセイ 北 三生の応援団 県立北摂三田高等学校 北摂三田高校は昭和 61 年、北摂ニュータウン に開校し、今年で創立 30 周年を迎えます。『志』 を立てることを旨とする建学の精神を引き継ぎ、 校 訓 は『 勉 学・ 自 律・ 敬 愛 』 で す。65 分 授 業 や 2 学期制も特徴で、部活動入部率も 90%を越 え、生徒は文武両道の学校生活に取り組んでい ます。また、平成 4 年からオーストラリアの St. Columba's Cathoric College と姉妹校交流を行い、 毎年学校独自の留学生の交換と、相互の短期海 ホク 外研修を継続しています。生徒達は地域で『北 サン セイ 三 生 』と呼ばれ、卒業後には社会に貢献したい と志す生徒が多数います。 私たち保護者も北三生をたいへん頼もしく思 い、育友会として、全面的に学校を支持し、全 5 第 30 号 高P連 ひ ょ う 力でサポートを行っております。国際交流事業 では、①短期海外研修、②長期留学生の受け入 れ、③姉妹校訪問団受け入れも行い、オースト ラリア短期海外研修も今年度で 23 回を迎えまし た。ほかに、学校行事への協力や育友会主催事 業を行っていますが、いずれも会員の熱心な参 加・協力があります。9 月の研修旅行には 80 名 以上バス 2 台の参加、12 月のスウィーツ講習会 は三田の有名なパティシエの協力をいただいて 抽選になる盛況です。 ホ クま た、 昨 年 度 か ら 育 友 会 員 向 け の 教 養 講 座 サン サ ロン 『北三茶論』を開設し、普段は生徒達に教鞭をとっ て頂いている先生方を講師として迎え、それぞ れの専門分野のお話を、お茶を飲みながらリラッ クスした形で聞かせて頂くという大変楽しい時 間となっております。今後も先生方とも連携し ながら、大好きな『北三生』を目一杯・精一杯 応援していきます。 ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 トを切りました。6 月には体育祭での来賓ならび に来場者の駐車場誘導、電車通学見守り活動を 実施しました。8 月にはユニトピア花火大会、デ カンショ祭りでの祭礼見守り活動、9 月には生徒 会と力を合わせての通学見守り活動を行いまし た。また、広報誌「煌輪」を最低年間 3 回は発行し、 広報活動に大いに役立てています。10 月の文化 祭(産高フェスティバル)では毎年恒例のバザー を行い、フェスティバルを盛り上げるのに一役 買っています。 PTA 会員相互の親睦を深める絶好の機会とし て昨年より一日研修旅行を企画し、本年は淡路 方面に出かけました。 今後の活動予定としては、電車通学見守りや 祭礼見守りを中心に、子どもたちに寄り添い、 子どもたちの成長を願ってエールをおくりつづ ける、地域に根ざし、地域とともに歩む PTA で あり続けたいと決意も新たにしている今日この ごろです。 (PTA 会長 芦田 昌利) 生徒達の充実した 高校生活のために 兵庫県立小野高等学校 (育友会長 柳 宏佳) 本校は、明治 35 年に兵庫県立小野中学校とし て創立され、昭和 23 年に兵庫県立小野高等学校 と校名変更、平成 24 年には、創立 110 周年とな りました。卒業生は、2 万 8 千名を超え、広く国 内外に雄飛し、各界に優秀な人材を輩出してい ます。本校生徒は、伝統を受け継ぎ清心はつら つと学業に励んでいます。 本校 PTA は、会長以下 76 名の PTA 役員を 中心にその活動を行っています。組織として、 本部役員と研修部会・進路指導部会・生活指導 部会・保健安全部会・環境美化部会・広報部会 の 6 つの専門部会があります。それぞれの専門 部会では、部会長を中心に意欲的に活動をして います。本稿では、PTA 活動全体の中で、学校 行事で直接的に生徒をサポートしている活動を 紹介します。 学校行事で直接的に生徒をサポートしている 活動としては、体育大会での水分補給と 1 年生 の耐寒訓練の最終日に行う「応援鍋」という炊 き出しがあります。 体育大会には生徒はそれぞれ水筒を持ってき ていますが、PTA が運動場の 2 箇所に給水所を 設置し、熱中症予防を兼ねて、生徒、教職員、 保護者にスポーツドリンクやお茶を給水します。 地域とともに 県立篠山産業高等学校 本校は、このたび「日本遺産」に指定された 伝統と豊かな自然に育まれた篠山市にあります。 昭和 8 年 5 月、多紀実業高等公民学校として設 立され、県立篠山農業高等学校を経て、昭和 38 年、 県立篠山産業高等学校になり、現在まで 82 年の 時を刻んできました。 校訓「自律 協調 不屈 創造」をかかげて 機械科、電気科、土木科、商業科、生活科の 5 科を擁して「地域を支え、地域の発展に寄与す る人材の育成」という「建学の精神」は脈々と 受け継がれています。 本年度より通学区域が改編され、複雑に、ま た激しく移り行く社会で、本校がますます魅力 ある学校に変容していくためにも、PTA 活動の 更なる活性化が求められています。 さて、本校の PTA 活動としては、5 月に通常 総会を開催し、新体制が承認され、新たなスター 6 第 30 号 高P連 ひ ょ う 生徒がのどの渇きを我慢することなく思い切り 競技できるようサポートしています。 また、 「応援鍋」は耐寒訓練終了後の 1 年生と 受験前に学校で学習している 3 年生の生徒に豚汁 を振舞います。暖かい豚汁を食べている生徒達の 嬉しそうな表情を見ると、これからの高校生活や 受験で頑張ってくれるよう、ささやかな手助けに なったのではないかと充実感を感じます。 本校の PTA 活動の一端を紹介させていただき ました。これからも生徒達が充実した高校生活 を送れるよう PTA 活動を充実させて支えていき たいと思います。 ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 ことに由来して、戦国時代三木城が『釜城』と 呼ばれていたことから、文化祭を『釜城祭』、同 窓会を『釜城会』と呼称するなど、高校の存在 そのものが三木の歴史の語り部になっている点 をあげることが出来ます。 そんなこともあって、本校では、生徒会を中心 に『三木武陣太鼓』が編成され、別所公春まつり の際に行われる武者行列の陣頭指揮をとります。 甲冑をまとい陣太鼓を叩く姿は勇壮で、別所公 春まつりになくてはならない存在になりました。 一昨年より育友会の有志も武者行列に参加し、 子どもたちの活動を応援しています。 僕自身、 “応援”が大好きで、仕事のかたわら、 仲間と設立した三木のファンクラブでさまざま な“応援”活動を行っています。 育友会と“応援”、考えてみればぴったりや な~と思い、今年 1 年の育友会活動の芯に据え ることにしました。 親は子どもたちの最大の応援団。 これからも、子どもたちが勉学や部活動、また、 地域活動に励む姿を精一杯応援し、地域からも愛 され貢献できる学校となるよう先生方とも協力し 連携しながら活動していきたいと考えています。 (育友会会長 森田優) (PTA 副会長 小紫 達矢) 育友会は応援団 県立三木高等学校 創立 50 周年を迎えて 県立播磨農業高等学校 本校は、神戸市の西隣、金物のまちや酒米の 王様『山田錦』の産地として名を馳せている三 木市を代表する歴史と伝統のある学校です。そ の歴史は古く、昨年(平成 26 年)90 周年を迎え ました。 また、来年(平成 28 年)には、昭和 61 年に 設置の英語コース(平成 15 年に国際コミュニケー ションに改称)の 30 年におよぶ歴史と伝統を基 礎に、これからのグローバル社会に貢献できる 人材育成を目指した『国際総合科』が、新設さ れます。 本校育友会は、本部役員と生活委員会、広報 委員会、進路研修委員会の 3 つの委員会によっ て構成し活動しています。各学年で各委員会を 担当し、学年委員長、副委員長を中心に、1 年生 は生活委員会、2 年生は広報委員会、3 年生は進 路研修委員会を担当します。 委員の任期は 3 年で、1 年生で委員を受ける際 は、3 年間という任期に困惑する声もありますが、 子どもたちと共に過ごす 3 年間を積極的に楽し むように努めています。 本校の特徴として、校舎が三木城址にあった 播磨農業高等学校は、一 年を通じて四季折々の花々 が気軽に楽しめる「県立フ ラワーセンター」の西側に 位置し、西日本では最大級 を誇る 30 ヘクタールの広 大な敷地に農業経営科、園 芸科、畜産科の 3 学科の農業施設、寮生が生活 する玉丘寮、加西の伝統文化を伝える歌舞伎舞 台などが点在しています。農業高校には特有の 「農業クラブ活動」があり農業鑑定競技、プロジェ クト発表競技、意見発表競技、測量競技等で日 頃の活動成果を発表し、毎年、近畿大会、全国 大会へ出場して大いに活躍しています。 「質実剛健・敬愛協和・自主創造」の校訓の基、 今年で創立 50 周年を迎え、10 月 3 日に 50 周年 記念式典が行われました。21 世紀における地域 社会の担い手として夢と志を持ち、豊かな心と たくましい体を培い、国の基幹である農業をよ く理解し、その充実と発展を図る能力と態度を 7 第 30 号 高P連 ひ ょ う 備えた有為な人材をこれまで育成してきました。 さて、本校の PTA は「総務部」「研修部」「指 導部」の 3 つの専門部を構成し活動しています。 「総務部」は PTA 会報「大地」を年 2 回発行し、 保護者や地域の方々に情報を発信しています。 「研修部」は寮生保護者を対象とした「寮参観」 や「PTA 研修旅行」の企画・運営を行い、保護 者と学校との交流を深めています。「指導部」は 通学時の安全と通学マナー向上を促進すべく本 校周辺の駅、主要交差点で登校指導を行ってい ます。 とりわけ 11 月に行われる「農高祭」では「う どん・飲み物販売」「バザー出店」を PTA 役員、 PTA 会員、OB が一致団結して生徒の熱気にも 負けぬよう頑張っています。 播磨農業高等高校が今まで以上に地域の方々に 愛される学校となるよう、先生方とも協力し連 携しながらより良い教育環境づくりに努めてま いりたいと思います。 (PTA 会長 藤原 幸寛) ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 今後も生徒たちが、ものづくりを通したひと づくり、その人たちが地元に戻ってまちづくり を推進してくれることを願って、PTA 活動を行っ ていきたいと思います。 (PTA 会長 浅田 小百合) 夢に向かって前進 ! 県立夢前高等学校 本校は、姫路市北部の夢前町にある、1 学年 3 クラスの全日制普通科高校です。旧飾磨郡夢 前町で唯一の公立高校という地域に密着した学 校として期待され、異年齢交流を主とした多く の地域貢献事業を行い、地域と連携すると共に、 生徒達の社会性の育成につとめています。 PTA 組織としては、地区役員の中から本部役 員と学年、監査の各委員を選出しています。また、 総務、研修、生活指導(生活)、生活福祉体育(体福) の 4 つの専門部があり、役員は全員がどれかの 部に属しています。PTA 活動は、各部が中心と なって行われ、総務部は、文化祭でのバザー参 加や、年 1 回の PTA 会報作成にあたっています。 今年は、会報の発行時期を例年の初夏から冬に 変更し、新しい編集方針で作成したいと張り切っ て編集会議を重ねています。研修部は、同じく 年 1 回の研修旅行の企画にあたりますが、研修 旅行の日程も、今年は初夏から秋に変更し多く の会員の皆さんに参加していただけるよう努力 しています。 生活部は、市や地域の夏祭りでの補導や、朝 の登校指導を生徒指導部の先生方と協力して 行い、生徒達を見守っています。体福部は、冬 に行われる恒例の校内マラソン大会で、参加し た生徒の皆さんに豚汁をふるまい、いつも好評 を得ています。この豚汁に入れる野菜は本校敷 地内の畑で、ボランティア部の生徒が地域の方 の指導を受けて栽培したものです。また今年の 体 育 大 会 で は、 綱 引 き で 生 徒 の 優 勝 チ ー ム と PTA・先生方合同チームの対戦を企画するなど 体育的行事の活性化にも努めています。 その他、文化祭や体育大会などの大きな行事 では部を超えて参加を募り、PTA 会員同士の交 流の場にもなっています。これからも先生方と 協力して、生徒達の夢の実現に向けて活動して 行きたいと思います。 (PTA 会長 井口 幸江) ものづくり ひとづくり まちづくり 県立東播工業高等学校 東播工業高等学校は、地元工業界の要望を受 け、昭和 39 年に加古川市内に設置された、県下 で最も新しい専門高等学校です。昨年、創立 50 周年の節目を迎え、卒業生は地元加古川市をは じめとする近隣地域で、有為な人材として活躍 しています。 機械科・電気科・建築科・土木科の 4 つの学 科を有し、機械科と電気科が各 2 クラス、建築 科と土木科が各 1 クラスの計1学年 6 クラスに 約 670 名が在籍しています。 「健やかに 伸びよう 汗だして」の校訓のも と、 「地域社会に貢献できる専門的職業人の育成」 を教育目標に、「ものづくり ひとづくり まち づくり」を目的とし、生徒・保護者教職員はも とより、地域社会一丸となって、生徒の育成に 邁進しています。 東播工業高等学校の PTCA 活動への取り組み として、生徒たちが、日頃学習目的で作った作 品を将来的には、オリジナルブランドとして販 売できるように、地域の方々に PR 活動を行って います。 今年は、ボランティア活動にも積極的に取り 組み、災害時支援プロジェクト「T- DAP」を 結成しました。 8 第 30 号 高P連 ひ ょ う 創立 120 周年を目の前にして ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 歌おう 保護者プロジェクト 県立龍野高等学校 県立赤穂高等学校 本校があるたつの市は、兵庫県南西部に位置し、 播磨の小京都とも言われるほど風情のある城下町 です。この地に 1897 年兵庫県龍野尋常中学校と して開校し、その後兵庫県立龍野中学校に改称、 旧制龍野高等女学校との統合を経て、現在の兵庫 県立龍野高等学校となり、本年度で 118 年を迎え ます。正面玄関には樹齢 115 年の楠があり、百有 余年にわたり龍高生を見守ってくれています。 本校は、「向上・友愛・団結」の校訓を根幹に 据え、確かな学力と豊かな感性・人間性の涵養 に努め、人への思いやりと優しさを持つ「知・ 徳・体」の調和のとれた人材、国家や国際社会 に貢献しょうとする高い志を持つ人材の育成を 目指しています。日々の学校生活の中で、より 高い意味での文武両道を実践することを通して、 確かな学力、豊かな心と健やかな体を兼ね備え た人材の育成に努め、生徒・保護者・地域に期 待され信頼される学校づくりを推進しています。 昨年度よりスーパーサイエンスハイスクール (SSH)開発型研究指定校として認定を受け、本 校が独自に開発した新教育課程に基づき、総合 自然科学コースのみならず、全校生徒の進路実 現に向けた様々な取り組みを積極的に推進して います。一方、部活動では、陸上ハイジャンプ、 ソフトテニス女子個人が全国インターハイに駒 を進めました。学芸部では、放送部、百人一首 部がそれぞれ全国大会に出場し、優秀な成績を おさめています。また、全国大会に出場した放 送部に至っては、夏の全国高校野球選手権大会 閉会式にてアナウンスもさせて頂きました。 PTA 活動は、育成・保健委員会、広報委員会、 課外活動委員会の 3 つの委員会からなり、地域 の方々とも協力して子ども達がより良い環境で 生活できるように活動しております。特に夏、 冬 2 回行われる地元の老人会、町内会の方々と 共に行う清掃活動は、地域社会の一員としての 自覚と態度の育成を図っています。 その他には、体育大会での PTA 競技への参加 や、PTA 会員の交流を目的とした研修旅行など、 会員の方々のご協力により数多くの活動を行う ことができています。PTA 活動を核として学校、 家庭、地域が交流し、支えあい、子ども達を見 守るといった共通認識のもと、今後も地域に根 差した学校づくりに少しでもお手伝いができれ ばと考えております。 (育友会会長 森口 哲行) 忠臣蔵のふる里、播州赤穂の唯一の高校とし て、前身の赤穂実科女学校から数えると 103 年 の歴史を有し、「文武両道」の伝統が受け継がれ ています。 本校は、全日制と定時制の 2 つの課程があり、 各々 PTA の組織があります。今回は、全日制の PTA 活動についてご紹介いたします。 PTA では、本部役員、常任理事、学年委員の役 員のもと、3 つの専門部にて活動しています。 指導連絡部は、通学 路の安全を守るため、 月 1 回各地区で交通立 番を行い、交通ルール の遵守と子ども達への 挨拶を行っています。 総務広報部は、PTA 新聞「親と教師」を年間 3 刊発行しており、今年 5 月には、第 116 号を発 行しました。PTA 会員の方々に、本音が詰まっ た内容の濃い原稿を 依頼し、部会で熱い意 見交換をしながら、紙 面を通じて子どもに 対する「教師の願い」 や「親の思い」を綴り 続けています。 研修活動部は、毎年、予算や内容を考慮し研 修旅行を企画しています。今年は 33 名の参加で、 兵庫県広域防災センター、キリンビアパークと 神戸フルーツフラワーパークに行ってきました。 7 月に開催される文化祭において、PTA コーラ スを行っています。「子ども達へのメッセージを 歌で伝える」~歌おう保護者プロジェクト~と 題して、毎年、子ども達の前で熱唱しています。 9 (PTA 会長 吉永 英雄) 第 30 号 高P連 ひ ょ う 地域に認められる学校に ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 地域系高校の PTA 活動 県立姫路北高等学校 県立村岡高等学校 本校は定時制高校として平成 29 年度には、70 周年を迎える歴史と伝統のある高校です。場所 は世界遺産姫路城のすぐ東側に位置し周りには シロトピア公園、博物館、美術館等があり非常 に良い環境の中にあります。生徒たちは夜間定 時制高校ということもあり毎日ライトアップさ れた姫路城を眺めながら生活しています。 校舎は、6 月から校舎の耐震補強工事が始まり、 仮設校舎へ引っ越しとなり暫くの間不自由な生 活になりましたが、完成するとより安心安全な 良い環境の中で学習ができることになります。 25 年度から生徒会が「地域に認められる学校 づくり」ということをスローガンに掲げ、学校 行事やボランティア活動に、多くの生徒が協力 を通じて地域の中でも活躍しています。 姫路北高校 PTA には広報・生活補導・研修と 3 つの委員会があり年間を通じて各委員会活動を 行っております。姫北会報の発行、6 月にはゆか た祭りの巡回補導、7 月には生徒生活体験発表会 があり審査員を務め、10 月には 1 年交代で体育 大会・文化祭があります。PTA として体育大会 では「玉入れ」に参加し、文化祭では模擬店を 出店し、地域の方々や子どもたちと一緒になっ て作り上げております。 最後に、本校のような定時制高校は、勤労青 少年だけではなく、学び直しを目指す高校中退 者や不登校経験者、心の病や発達障害のある生 徒、外国人など年齢も生活環境もさまざまな生 徒たちが学んでいます。いろいろ課題を抱えな がら学んでいる生徒に対して PTA として少しで も力になれたらと思います。子供たちが意欲を 持って生き生きと充実した生活を送れるように 支援する活動を続けたいと思います。 村岡高校は学年 2 クラスの小さな学校ですが、 今 と て も 輝 い て い ま す。 平 成 23 年 度 よ り、 自 分 た ち の 地 域 の こ と を 調 査・ 研 究 し 課 題 を みつけその改善策を提言する地域創造類型を 設 置 し、 地 域 に 出 て 活 動 し て い ま す。 ま た、 26 年度にはスキー場や山川などの地域の自然を 活用したアウトドアスポーツ系も設置し、全国 から生徒を募集しています。 こうした取組は、鳥取大学地域学部の支援の も と、 独 自 の 学 校 設 定 教 科 や 総 合 的 な 学 習 で 学んでいます。このように地域に根付き、地域の ことを研究している学校は地域系高校と言われ、 近年、全国的に増えてきています。 そんな学校にふさわしく、本校 PTA は地域に 根付いた活動を推進しています。 たとえば、海の日に実施する清掃ボランティア は、小学校単位で 4 地区に分かれ、バス停や老人 ホームなどの清掃を親子一緒になって実施します。 ま た、 そ の 午 後 に は、 地 域 づ く り の 講 演 会 を 実施しますが、生徒と保護者が地域住民の方と 一緒に大学の先生のお話を聞き、地域について 学びます。 また、毎月1日は、各地区の PTA 役員が校 門立ち番で、生徒会とあいさつ運動を実施し、 秋の通学マナー指導は、各地区から本校に来る 通学途上の見守りやあいさつ運動を実施します。 また、生徒会と PTA、先生との話し合い(三 者懇談)を実施し、腹を割って村岡高校の改善 策を考えます。今後も「地域の学校」としての 村岡高校の文化を築いていきたいと考えます。 (PTA 会長 長瀬 宣輝) 皆で築く!魅力ある生高に 県立生野高等学校 本校は、兵庫県のほぼ中 央に位置する市川と円山川 の源流を発する山々と、そ の麓に広がる田園など豊 かで美しい自然に恵まれ、 1200 年 の 歴 史 を 持 つ 生 野 銀山がある町に立地してお (PTA 会長 夛田 俊夫) 10 第 30 号 高P連 ひ ょ う 平成 27 年(2015)12月1日発行 ある高校です。 平成十年に総合学科になり子供たちは自分の 将来を見据えて自ら考え、自分自身の夢の実現 に向けて日々努力をしています。 「夢・チャレンジ」「いのち育む総合学科」を スローガンとし、本年度は 5 つの系列にわかれ て学習を行っています。「花と緑と海のめぐみ系 列」では地元食材を使ったいちごジャム、米粉 を使った淡路島クッキー、2014 年には「トマト のめぐみラスク」を開発しました。「調理系列」 では日々調理師免許の取得に必要な知識と技術 を身につけ、卒業後、現場の即戦力に成り得る ように頑張っています。「 まなび探究系列 」 では 大学・短大専門学校(医療看護系)への進学を 目指して基礎的な学力を身につけるとともに、 関西看護医療大学との連携授業を実施し、看護 および看護教育の基礎を学習しています。「健康 スポーツ系列」ではスポーツを通して集団をま とめ、リーダーシップを発揮できる生徒を育て るための取り組みを行っています。「地域福祉系 列」では、 「淡高サロン」や「移動支援従業者研修」 等を実施し、地域の高齢者や幼児、障害のある 方と積極的に交流しています。(平成 27 年度入 学生より「健康スポーツ系列」と「地域福祉系列」 が統合され、「ライフサポート系列」となり、4 系列で学習を行います) こういった様々な取り組みを子どもたちは 行っていますが、PTA としてなかなか学校の様 子を見る機会はありませんでした。しかし、昨 年度より年二回公開授業週間を設け、保護者が 都合の良い日に自由に授業参観できるようにな りました。 PTA 活動としては、五月の PTA 総会、六月 と九月には役員会を開催し、専門委員会ごとに 朝のあいさつ運動、体育祭での参加種目や淡高 祭での PTA バザー、また、講演会、地域清掃等 について話し合いました。学年委員会では、先 生方と懇談する機会がもて、子供たちが学校で 何をしているのか、先生方はどのような思いで 子どもたちに接しているのか、学校の教育方針 をより深く知ることができました。 今後も学校の特 色を活かし、先生 方・地域の方々と 共に子どもたちの 「夢・チャレンジ」 の実現のために努 力していきます。 (PTA 会長 宮武 純子) り、創立 100 年を超える伝統校です。 本年度より文部科学省から、スーパーグローバ ルハイスクール事業アソシエイト校としての指定 を受け、自らの文化、歴史に誇りを持ち、世界に 発信できるグローバル人材の育成を目指し、習熟 度別学習・少人数授業・同室複数指導等を取り入 れ、多様な生徒に対応した教育課程の下、子ども たちは自ら学び、自ら考える力を育んでいます。 また、英語教育強化地域拠点事業モデル校に選ば れ市内の 3 つの小学校、2 つの中学校と連携し、 小中高の英語教育の連携を研究しています。 PTA 組織としましては、役員 35 名で、本部 役員 10 名のほか、総務・研修委員会、生活指導 委員会、広報委員会、文化体育委員会で組織さ れています。また、本校 PTA は学校と家庭が相 互に連携を密にすることによって機能を向上さ せ、生徒の健全な育成と本校教育の発展に寄与 する事を目的として活動しています。 総会前に進路研修会を開催し、PTA 広報は年 2 回発行しています。6 月、9 月、1 月には生野駅と 学校校門にてあいさつ運動を行っています。文化 祭では模擬店の出店を行い、体育祭では飲料水の 提供や PTA 会員の研修、交流を目的とした研修 旅行など会員の方のご協力により数多くの活動を 行う事ができています。また、 昨年度より「PTCA」 に「S」student【生徒】を加え「PTSCA」意見 交換会を年 2 回行っています。 これからも生高 PTA は地域、学校 OB の方、 生徒、先生方との交流、親睦を大切にし、魅力 ある学校になるように活動に取り組んでいきた いと思っています。 PTSCA 意見交換会 ご (PTA 会長 嵯峨山 博) 淡路高校の取り組みと PTA 活動 県立淡路高等学校 淡路高校は大正十二年に六ヶ村組合立津名郡 北淡実業学校として設立され淡路農業高等学校 を経て現在の校名に至るまで九十二年の歴史が 11 第 30 号 高P連 ひ ょ う ご 平成 27 年(2015)12月1日発行 兵庫が育む こころ豊かで自立した人づくり ~夢や目標をもち、 自立して未来に挑戦する子どもたちの「生きる力」 を育む~ 兵庫県教育委員会 兵庫県立高等学校 PTA 連合会の皆様には、本県教育 の振興に、格別のご理解とご協力を賜りますとともに、 子どもたちの健全育成のため、学校教育への支援をはじ めとする教育環境の充実にご尽力いただいておりますこ とに深く感謝申し上げます。 県教育委員会では、第 2 期「ひょうご教育創造プラン」 における「兵庫が育む こころ豊かで自立した人づくり」 の基本理念のもと、本県の特色ある教育のより一層の推 進に取り組んでおります。 県立高等学校におきましては、生徒一人一人の能力を 最大限伸ばす高校づくりや各校の魅力・特色を発信する とともに、新通学区域による入学者選抜制度の定着に努 め、生徒、保護者、中学校進路指導担当者等への周知・ 広報を進めてまいります。インスパイア・ハイスクール 事業についても引き続き実施し、理数教育、国際化に対 応した教育、スペシャリスト育成、キャリア教育等、学 校ごとの重点テーマに基づく魅力・特色づくりを推進し ており、今後とも学びたいことが学べる学校づくりを支 援してまいります。 学力向上の取組としまして、生徒の状況や進路希望等 が共通する学校が連携し、各校の実態に応じた研究を通 して学力向上を図る「ひょうご学力向上サポート事業」 を実施しています。また、本年 3 月に策定しました「ひょ うご子どもの読書活動推進計画(第 3 次) 」に基づき、学 力向上や人生設計の基盤となる高校時代の読書量を増や すため、「ひょうご読書活動充実事業」を新たに実施し、 各校の推薦本 100 冊を選定するなど、学校図書館を活用 した読書活動の取組の充実を図っています。 特別支援教育につきましては、特別支援学校と高等学 校との交流及び共同学習を引き続き実施するとともに、 「キャリア教育・就労支援推進事業」として、就職支援コー ディネーターの配置を増やして企業等との連携を深め、 実践的な職業教育の実施や認定資格の開発検討等の取組 を推進しています。 また、知的障害のある児童生徒数の増加等に対応する ため、本年 4 月より出石特別支援学校みかた校の開校、 阪神特別支援学校分教室を武庫荘総合高等学校内に設置 するなど、教育環境の整備を推進しています。さらに、 平成 29 年 4 月には神戸ワイナリー農業公園内に高等部の みの特別支援学校を新設予定です。 兵庫県立高等学校 PTA 連合会にご協力をいただいて いる「PTCA 活動支援事業」につきましては、本年度も 県立高等学校 7 校と県立特別支援学校 2 校の PTA を中 心に取り組んでいただいているところですが、今後とも、 地域が支える地域の学校づくりに向けた特色ある取組の 充実を期待しています。 兵庫県立高等学校 PTA 連合会の皆様には、学校、家庭、 地域をつなぐ架け橋として、本県教育の推進にさらなる ご理解とご支援をお願いするとともに、会員の皆様の益々 のご活躍をお祈り申し上げます。 事務局だより 報 本年度も兵庫県立高等学校 PTA 連合会会員の皆様に ○第 41 回近畿大会( 和歌山大会 ) は、各事業へのご支援とご協力をいただき、深く感謝申 参加者 全体 2,380 名 兵庫県 545 名(107 校) し上げます。 告 事 項 ○第 65 回全国大会( 岩手大会 ) さて、今年度は 6 月に近畿地区高等学校 PTA 連合会「和 参加者 全体 9,540 名 兵庫県 127 名(32 校) 歌山大会」 、また 8 月には全国高等学校 PTA 連合会「岩 手大会」が開催され、兵庫県から多くの方々に参加して 今後の行事予定 いただきました。ありがとうございました。 ご案内のとおり、12 月 5 日に兵庫県立高等学校 PTA 連 ○平成 28 年 1 月 22 日(金) 合会研究大会を「PTA 活動の活性化と家庭・学校・地域 兵庫県立高等学校 PTA 連合会第 3 回理事会 の連携強化~健やかな子どもの成長を願って~」をテーマ (兵庫県中央労働センター) として豊岡市民会館で開催いたします。但馬地区の PTA ○平成 28 年 7 月 3 日(日) の皆様及び、校長協会の先生方にご準備をお願いしており 第 42 回近畿大会( 大阪 ) 大阪国際会議場 ます。会員の皆様におかれましては、多数ご参加いただき、 協議、情報交換等を通じ、今後の PTA 活動や家庭教育の ○平成 28 年 8 月 24 日(水)~ 26 日(金) 充実、発展の機会になりますことを期待いたします。 第 66 回全国大会( 千葉 ) 幕張メッセ 他 最後に、この広報紙を発行するにあたり、ご寄稿いた なお、平成 28 年度の県研究大会は、淡路地区が担当です。 だきました皆様にお礼申し上げます。 皆様のご協力をお願いいたします。 今後とも県高P連の活動にご協力をお願いいたします。 12
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