みやこ構想セカンドステージ加速化推進事業実施要領の運用について 平成26年7月29日付け6農村第800号 平成26年10月10日付け6農村第980号 平成27年4月9日付け7農村第287号 平成27年4月17日付け7農村第411号 第1 趣旨 みやこ構想セカンドステージ加速化推進事業の実施については、みやこ構想セカンド ステージ加速化推進事業実施要領(以下「実施要領」という。)の定めによるほか、以 下の定めによるものとする。 第2 事業の実施基準 1 施設要件 本事業で整備する施設は、「学ぶ(野菜の栽培等の体験ができる)」、「食べる(地 元の生産物を使った料理等を食べられる設備がある)」、「買う(野菜や加工品等を 販売する設備がある)」のうち、2つ以上が実施できる施設であることとする。 また、来客者に対し提供すべき農林漁業体験は、農山漁村滞在型余暇活動のための 基盤整備の促進に関する法律(平成6年法律第 46 号。以下「余暇法」という。)で規 定されている農村滞在型余暇活動又は山村・漁村滞在型余暇活動として提供すべき役 務(以下「農林漁業体験」という。)とし、事業計画書に記載するものとする。 なお、提供する役務の例は下表のとおりとする。 区 分 農業体験 提供する役務(農林漁業体験)例 田植、草刈り、草引き、芋掘り、野菜等苗植え、茶摘み、野菜 ・果物等収穫、家畜の世話、さく乳、羊の毛刈りなどの指導 林業体験 きのこ菌打ち、まき割り、炭焼き、苗木植え、下草刈り、タケ ノコ掘りなどの指導 漁業体験 地引き網、一本釣り、魚市場作業、干し物作りなどの指導 農林水産物等加工 地元産農林水産物等を使用したうどん・そば打ち、郷土料理、 ・生活体験 摘み草料理、パン焼き、もちつき、みそ・こんにゃく・豆腐作 り、わら・竹細工、紙すき、草木染め、手織りなどの指導 その他の体験 地域の農林水産業や農山漁村の生活及び文化に関する学習 2 施設の整備要件 本事業で整備する施設は、事業目的に応じ、旅館業法(昭和 23 年法律第 138 号)、 食品衛生法(昭和 22 年法律第 233 号)、建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)、浄 化槽法(昭和 58 年法律第 43 号)、消防法(昭和 23 年法律第 186 号)等(以下「関係 法令」という。)で規定された要件を満たすものとする。 3 補助対象経費 (1) 補助対象経費 実施要領第5で定める補助対象経費の区分については、次のとおりとす る。 【経費区分】 経費区分 内 容 施設整備のための工事費 原則として既存施設の改修や増築 施設整備に必要な経費 ・防炎施設整備(防炎じゅうたん・カーテン等) ・安全施設整備(火災警報器・誘導灯・誘導標 識等) 等 【参考(整備事例) 】 みやこ構想 整 備 事 例 宇治茶の郷づく お茶をテーマにした体験交流施設を併設した縁側カフ り構想 ェ・茶工場及び周遊案内看板などの整備 京都乙訓ダイナ 竹やタケノコ等の地域資源を生かした体験交流施設を ミックシティー 併設した農家レストランやカフェ及び周遊案内看板な ズ構想 どの整備 京都丹波「食と森 の交流の都」構想 体験農園を併設した農家民宿・農家レストラン・クライ ンガルテンや、川魚の漁業体験施設を併設した漁師レス トラン及び周遊案内看板などの整備 由良川里山回廊 体験農園を併設した農家民宿・農家レストラン・クライ 構想 ンガルテン及び周遊案内看板などの整備 丹後・食の王国構 想 丹後の食にこだわった体験交流施設を併設した農産物 直売施設・農家レストラン・漁港めしレストラン及び周 遊案内看板などの整備 (2)補助対象外経費 ①同一事業について、他に国や府等による公的な補助金等の交付を受けてい る場合又は受けることが決まっている場合 ②実現可能性のない事業(必要な許認可を得る見込みがない事業を含む。) ③交付決定日の前に着手又は完了している事業 ④客室・食堂・調理場・トイレ・浴室(所有者と客が共用するものを含む) 以外の施設整備費 ⑤テレビ、家具等の備品購入費。ただし、農家レストラン、農家カフェ、直 売所のイートインコーナー等、接客スペースに設置する業務用エアコン等 機器類は除く。 ⑥汎用性の高いもの(パソコン、複写機、軽トラ等) ⑦建物の新築整備や中古品を使った施設整備 ⑧改修工事等で、既存施設の取り壊し及び撤去にかかる経費 ⑨設計費、通信費、旅費、人件費、借入に伴う支払い利息、公租公課(不動 産取得税) 、不動産購入費、官公署に支払う手数料、飲食・接待費、税務申 告のために税理士等に支払う経費、その他公的資金の使途として社会通念 上不適切と認められる経費 第3 事業の実施手順 1 事業実施計画承認申請 事業主体は実施要領第7の1の(1)に定める事業実施計画承認申請書(別記様式 第1号)を知事に提出するものとする。 なお、実施要領第7の1の(2)に定める事業計画書は、別記様式第2号により作成 し、次の各号に掲げる書類を添付するものとする。 (1) 農林漁業者の証明書(実施要領第3に示す証明書) なお、事業主体が法人の場合は農林漁業者の証明書の他、定款、規約、役 員名簿、法人登記事項証明書を添付するものとする。 また、事業主体が任意団体の場合は、構成員全員の農林漁業者の証明書の 他、団体の規約、規定、構成員名簿を添付するものとする。 (2) 確定申告書の写し(受付印のあるもの直近1期分) ※事業主体が任意団体の場合は構成員全員分を添付すること (3) 資金計画を確認出来る書面(残高証明書、預金通帳の写し、貸付決定通知 書の写し等) (4) 事業実施場所の位置図(A4 1/10,000~1/25,000) ※実施箇所に○印を記載すること (5) 整備場所の現況写真(A4 用紙に L サイズの写真を2枚貼り、写真の説明を 記入すること) (6) 設計図面 (7) 参考見積書(施設整備費は原則3者以上の合い見積書) (8) 事業概要がわかるイメージ写真、図、新聞記事等 (9) 整備する施設、土地の所有者が事業実施主体と違う場合は所有者との賃貸 借契約書 (10) 府税納税証明書又は府税納税確認の同意書 (11) その他必要な書類 2 事前調査 知事は事業計画の審査にあたり、関係市町村長及びみやこ構想の有識者等からの 意見を参考にすることができるものとする。また、知事は事業計画の内容確認のた め、事業主体から事業計画について、ヒアリング及び現地調査ができるものとする。 3 事業実施計画の承認 知事は、1の承認申請があったときは、これを審査し、適当と認める場合は、事 業主体に対し、計画を承認するものとする。 第4 補助金交付申請 補助金等の交付に関する規則(昭和 35 年京都府規則第 23 号。以下「規則」という。) 第5条に規定する申請書は、別記様式第3号により、知事に提出するものとし、提出期 日は知事が別に定める。 第5 補助金変更交付申請 規則第9条の規定により、知事の承認を得なければならない変更は、次に掲げるもの とし、別記様式第4号により、知事に提出するものとする。 (1)事業主体を変更しようとするとき (2)その他知事が別に定める変更 第6 遂行状況報告 規則第 11 条に規定する状況報告書は、別記様式第5号により、補助金の交付決定の あった年度の 12 月末日現在における遂行状況を作成し、翌年の1月末までに知事に提出 するものとする。 第7 実績報告 1 規則第 13 条に規定する実績報告書は、別記様式第6号により、事業完了の日から 起算して1ヶ月を経過した日又は交付決定のあった年度の3月18日のいずれか早い 日までに知事に提出するものとする。 2 実績報告書には次のものを添付するものとする。 ①工事代金の口座振込証明書 ②領収書の写し ③施設整備の完成図面 ④施設整備の工事代金明細書 ⑤工事写真(工事前・工事中・工事完了) ⑥財産管理台帳 ⑦その他参考資料(新聞記事、写真等) 3 補助事業により取得した財産は5年以上補助目的達成のために使用することと し、処分、貸付をすることはできない。 4 事業主体はすべての支払いについて、領収書等の支払いがわかる書類の原本を事業 終了後 10 年間保存するものとする。 5 補助金で整備をした施設・設備、購入備品等は「減価償却資産の耐用年数等に関す る省令」(昭和 40 年大蔵省令第 15 号)に定める期間、使用・保存するものとし、備 品管理ラベルの貼付や財産管理台帳の作成を行い、適切に管理をするものとする。 なお、 上記期間を経過せずに処分された場合は補助金を返還するものとする。また、 50 万円以上の備品等を補助金の目的以外の使用、譲渡、交換、貸し付け、担保にする 場合は京都府に承認の手続きをするものとする。 第8 実施状況等の報告 事業主体は別記様式第7号により、事業の実施状況を事業完了後5年間、知事に報 告するものとする。
© Copyright 2024 ExpyDoc