平成 27 年度介護職員処遇改善加算の算定について(お知らせ)

平成27年4月14日
美作市高齢者福祉課
平成 27 年度介護職員処遇改善加算の算定について(お知らせ)
1 介護職員処遇改善加算の拡大について
(1) 平成27年度介護報酬改定において、介護職員処遇改善加算については、介護職員の処遇改善
が後退しないよう現行の加算の仕組みは維持しつつ、更なる資質向上の取組、雇用管理の改善、
労働環境の改善の取組を進める事業所を対象とし、更なる上乗せ評価を行うための区分が新設さ
れました。
※介護職員処遇改善加算の加算算定対象サービスと、平成27年度以降の加算率は、別記「
(1)
加算算定対象サービスと加算率」のとおりです。
(2) 新設の「加算Ⅰ」(更なる上乗せ評価)の算定要件は、キャリアパス要件①及び②と、職場環
境等要件(旧定量的要件)を満たす必要があります。
キャリアパス要件
①職位・職責・職務内容に応じた任用要件と賃金体系を整備すること。
②資質向上のための計画を策定し研修の実施又は研修の機会を確保すること。
職場環境等要件(旧定量的要件)
平成27年4月以降、賃金改善以外の処遇改善への実施する取組を記載すること。
※「加算Ⅰ」~「加算Ⅳ」の算定要件の詳細は、別記「(2)介護職員処遇改善加算算定要
件」のとおりです。
(3) 新しい「加算Ⅱ」
、
「加算Ⅲ」
、
「加算Ⅳ」に係る算定要件は、現行の「加算Ⅰ」、
「加算Ⅱ」、「加
算Ⅲ」の算定要件と同様です。
2 介護職員処遇改善計画書等の提出について
(1) 加算の算定を受けようとする事業者は、年度ごとに、算定を受ける年度の前年度の2月末ま
でに、介護職員処遇改善計画書等(以下「計画書等」という。)を、介護サービス事業所の指定
権者に提出する必要があります。
また、年度の途中で加算の算定を受けようとする事業者は、算定を受けようとする月の前々
月の末日までに提出する必要があります。
平成27年度の計画書等の提出期限 平成27年4月30日まで
(2) 新たに加算を算定する場合や、加算の区分に変更がある場合は、体制届を併せて提出してく
ださい。
(「3 平成27年度当初の特例について」参照)
(3) 提出先
① 提出方法(美作市内に地域密着型サービス事業所がある事業者)
美作市保健福祉部 高齢者福祉課介護保険係 窓口又は、郵送による提出(郵送の場合は、
原則、簡易書留により郵送してください。)
美作市保健福祉部 高齢者福祉課介護保険係
〒707-0014 美作市北山 390-2
電話 0868-75-3912
② 美作市分以外の取扱い
美作市以外を指定権者とする介護サービス事業所がある事業者については、他の指定権
者にも手続きが必要です。複数事業所を一括して計画書等を作成した場合も同様です。美
作市以外の指定権者への提出方法、提出部数等については、各指定権者へご確認ください。
3 平成27年度当初の特例について
(1) 新設された「加算Ⅰ」の算定を行うためには、体制届の提出が必要となります。
(2) 現行(平成26年度)の加算算定状況は、平成27年4月以降は、次のとおりとみなされ
ます。したがって、体制届の提出がない場合、(現行)加算Ⅰを算定している事業所は、平成
27年4月以降(新)加算Ⅱを算定するとみなされます。
現行の加算算定状況
平成27年4月以降
(現行)加算Ⅰ
(新)加算Ⅱとみなす
(現行)加算Ⅱ
(新)加算Ⅲとみなす
(現行)加算Ⅲ
(新)加算Ⅳとみなす
なし
なし
(3) 平成27年4月1日適用開始の体制届の提出期限は、平成27年4月15日です。処遇改善
計画書等については、別途当課ホームページでお知らせする期限までに提出してください。
(4) したがって、平成26年度まで(現行)加算Ⅰを算定していた事業者が、平成27年4月1
日から(新)加算Ⅰを算定する場合、4月15日までに体制届を提出し、別途ホームページで
お知らせする期限までに、計画書等を提出する必要があります。
(5) また、平成26年度まで(現行)加算Ⅰを算定していた事業者が、平成27年4月1日から
(新)加算Ⅱを算定する場合、体制届の提出は不要ですが、別途ホームページでお知らせする
期限までに、計画書等を提出する必要があります。
(6) なお、体制届を提出する場合は、別記に記載した算定要件を十分確認した上で提出してくだ
さい。
別途提出いただく計画書等により、体制届に記載された加算区分の算定要件が満たされてい
ない場合、加算区分を変更いただくなどの必要が出てくる場合もありますので、体制届の提出
時の算定要件確認には、御留意ください。
※ 上記の記載事項については、岡山市内の介護サービス事業所に関する取り扱いです。
岡山市外の介護サービス事業所については、取り扱いが異なる場合がありますので、必
ず該当する指定権者にお問い合わせください。
※ 指定権者について
・美作市内の地域密着型サービス事業所 ⇒ 美作市
・岡山市内の介護サービス事業所
⇒ 岡山市
・倉敷市内の介護サービス事業所
⇒ 倉敷市
・新見市内の介護サービス事業所
⇒ 新見市
・上記以外の介護サービス事業所
(地域密着型サービス以外)
⇒ 岡山県
(地域密着型サービス)
⇒ 各市町村
別記
(1) 加算算定対象サービスと加算率
加算率
サービス区分
加算(Ⅰ)
<新設>
加算(Ⅱ)
<旧加算Ⅰ>
・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
・夜間対応型訪問介護
8.6%
4.8%
・
(介護予防)認知症対応型通所介護
6.8%
3.8%
・
(介護予防)小規模多機能型居宅介護
・看護小規模多機能型居宅介護
7.6%
4.2%
・
(介護予防)認知症対応型共同生活介護
8.3%
4.6%
・地域密着型特定施設入居者生活介護
6.1%
3.4%
・地域密着型介護老人福祉施設
5.9%
3.3%
加算(Ⅲ)
<旧加算Ⅱ>
加算(Ⅳ)
<旧加算Ⅲ>
加算(Ⅱ)
により算出
した単位
×0.9
加算(Ⅱ)
により算出
した単位
×0.8
注1)所定単位数は、基本サービス費に各種加算減算を加えた総単位数とし、当該加算は区分支給限
度基準額の算定対象から除外する。
注2)(介護予防)訪問看護、
(介護予防)訪問リハビリテーション、(介護予防)居宅療養管理指導、
(介護予防)福祉用具貸与並びに居宅介護支援及び介護予防支援は算定対象外とする。
(2) 介護職員処遇改善加算算定要件
(1)介護職員処遇改善加算(Ⅰ) 次に掲げる基準のいずれにも適合すること。
① 介護職員の賃金(退職手当を除く。)の改善(以下「賃金改善」という。)に要する費用の
見込額が介護職員処遇改善加算の算定見込額を上回る賃金改善に関する計画を策定し、当該
計画に基づき適切な措置を講じていること。
② 指定事業所において、①の賃金改善に関する計画、当該計画に係る実施期間及び実施方法
その他の介護職員の処遇改善の計画等を記載した介護職員処遇改善計画書を作成し、全ての
介護職員に周知し、都道府県知事(指定都市又は中核市の市長)に届け出ていること。
③ 介護職員処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善を実施すること。
④ 当該指定事業所において、事業年度ごとに介護職員の処遇改善に関する実績を都道府県知
事に報告すること。
⑤ 算定日が属する月の前12月間において、労働基準法、労働者災害補償保険法、最低賃金
法、労働安全衛生法、雇用保険法その他の労働に関する法令に違反し、罰金以上の刑に処せ
られていないこと。
⑥ 当該指定事業所において、労働保険料の納付が適正に行われていること。
⑦ 次に掲げる基準のいずれにも適合すること。
(一) 介護職員の任用の際における職責又は職務内容等の要件(介護職員の賃金に関するも
のを含む。
)を定めていること。
(二) (一)の要件について書面をもって作成し、全ての介護職員に周知していること。
(三) 介護職員の資質の向上の支援に関する計画を策定し、当該計画に係る研修の実施又は
研修の機会を確保していること。
(四) (三)について、全ての介護職員に周知していること。
⑧ 平成27年4月から②の届出の日の属する月の前月までに実施した介護職員の処遇改善の
内容(賃金改善に関するものを除く。)及び当該介護職員の処遇改善に要した費用を全ての
職員に周知していること。
(2)介護職員処遇改善加算(Ⅱ) 次に掲げる基準のいずれにも適合すること。
① (1)①から⑥までに掲げる基準に適合すること。
② 次に掲げる基準のいずれかに適合すること。
(一) 次に掲げる要件の全てに適合すること。
a 介護職員の任用の際における職責又は職務内容等の要件(介護職員の賃金に関するも
のを含む。
)を定めていること。
b aの要件について書面をもって作成し、全ての介護職員に周知していること。
(二) 次に掲げる要件の全てに適合すること。
a 介護職員の資質の向上の支援に関する計画を策定し、当該計画に係る研修の実施又は
研修の機会を確保していること。
b aについて、全ての介護職員に周知していること。
③ 平成20年10月から(1)②の届出の日の属する月の前月までに実施した介護職員の処
遇改善の内容(賃金改善に関するものを除く。)及び当該介護職員の処遇改善に要した費用
を全ての職員に周知していること。
(3)介護職員処遇改善加算(Ⅲ)
(1)①から⑥までに掲げる基準のいずれにも適合し、かつ(2)②又は③に掲げる基準のい
ずれかに適合すること。
(4)介護職員処遇改善加算(Ⅳ)
(1)①から⑥までに掲げる基準のいずれにも適合すること。