N S R 特 報 ニ ュ ー ス (4) 平成 27 年 4 月 16 日 経営・労務管理レポート 通勤⼿当の適切な処理 第三種郵便認可 たりの非課税限度額が決められている。 これについては昨年(平成26年)4月以降に支払われる べき通勤⼿当から非課税限度額が引き下げられている。 ⽚道の通勤距離 4 月は転勤や引っ越しなどが多いため、通勤経路や通勤形態が 変更されるケースが多い。また昨年よりもマイカー等の利⽤によ る通勤⼿当の非課税限度額が引き上げられている。 社員の通勤⼿当が適正に支給されているか確認してみよう。 通勤⼿当は最も経済的・合理的な通勤経路で算出する。 社員の給与に加算して支給する通勤⼿当や通勤定期券などは、 ⼀定の限度額まで非課税となっている。 ただし経済合理性に⽋ける支給をしている場合には課税対象と なる。 ① 電⾞・バスなどの交通機関のみを利⽤して通勤 通勤のための運賃・時間・距離等の事情に照らして最も経済 的かつ合理的な経路・⽅法での通勤費(以下「合理的な通勤 費」)が非課税限度額になるが、⼀ヶ月あたり10万円が最 ⾼限度額になる。 ② マイカーなどで通勤 ⽚道の通勤距離(通勤経路に沿った⻑さ)に応じて⼀ヶ月あ 2Km 未満 ⼀ヶ月あたりの非課税限度額 全額非課税 2Km 以上 10Km 未満 4200 円 10Km 以上 15Km 未満 7100 円 15Km 以上 25Km 未満 12900 円 25Km 以上 35Km 未満 18700 円 35Km 以上 45Km 未満 24400 円 45Km 以上 55Km 未満 28000 円 55Km 以上 31600 円 ③ 電⾞等の交通機関とマイカー等を併⽤して通勤 前記①の合理的な通勤費の⾦額と、②の⾦額の合計が非課税 限度額となる。 ※非課税限度額を超えて通勤⼿当を支給している場合、その 超える分の⾦額を給与に上乗せして所得税等の源泉徴収をす ることになる。
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