豊岡市地方創生総合戦略策定支援業務仕様書 1 委託業務名 豊岡市地方創生総合戦略策定支援業務 2 業務目的 人口減少に歯止めをかけるため、豊岡市人口ビジョン(以下「人口ビジョン」という。)及 び豊岡市地方創生総合戦略(以下「総合戦略」という。 )を策定する。 人口ビジョン及び総合戦略を策定するにあたり、本市における人口動態、経済指標等を活用 し人口動態分析を行い、人口減少の要因を明らかにしたうえで、人口減少を緩和するために最 も有効な戦略をつくる必要がある。 本業務については、人口減少の要因と考えられる、 ① 20 歳から 39 歳までの未婚者の割合は、男性が約5割、女性は約4割あり、結婚年齢は 高くなっている。 ② 豊岡の出産年齢女性数の減少が著しく、今後も減少が見込まれる。 ③ 男女とも就職を機に関西圏の都市部に転出超過傾向にある。 上記のことについてアンケート調査による意向把握や、各種統計データ等を活用した本市の 現状分析等を行うことで、人口減少の要因と課題を明確にする。 そのうえで、人口減少の抑制に最も効果のある戦略を有識者会議による検討を経て、本市人 口ビジョン及び総合戦略の策定を総合的に支援すること目的とする。 3 委託業務の内容 ⑴ 市民アンケート調査の実施、分析および調査報告書の作成 ア 結婚、妊娠、出産、子育て等に関する意識調査 ① 目 的 結婚や出産等に関する希望や、未婚者の結婚や出産への阻害要因等を把 握し、具体的な戦略につなげるために実施する。 ② 実施時期 平成 27 年5月~6月 ③ サンプル数 20 歳~39 歳までの男女(3,000 名) ④ 委託項目 (ア) 調査票の質問設定(市と協議して決定) (イ) 調査票の作成・印刷、返信用封筒の宛名等印刷 (ウ) 調査票及び返信用封筒の封入封かん、宛名ラベルの貼付 (エ) 調査票の回収、調査結果の集計、分析結果による一定の結論付け (オ) 調査結果報告書の作成及び電子データでの提出 ※ アンケート調査に要する郵送料(返信を含む)は市の負担とする。 アンケート発送用の封筒及び宛名ラベル用シールは市が用意する。 宛名等印字前の返信用封筒及び料金受取人払私製承認用の原稿データは市が提供する。 受注者は、返送先等の宛名を印刷し返信用封筒を作成すること。 - 1 - イ 転入・転出者に対するアンケート調査 ① 目 的 本市における転入者及び転出者に対し、その理由等を調査することで、 転入増加策及び転出抑制策につなげるために実施する。 ② 実施時期 平成 27 年5月~8月 ③ サンプル数 転入者 ④ 委託項目 (ア) 600 名 転出者 700 名 調査票の質問設定(市と協議して決定) (イ) 調査票の作成・印刷 (ウ) 調査結果の集計、分析 (エ) 調査結果報告書の作成及び電子データでの提出 ※調査票の配布及び回収は、市で行う。 ⑵ 豊岡市地方創生戦略会議の運営支援(平成 27 年5月~9月に開催予定) ア 支援業務 ① 会議運営方法の提案(進行管理、会議全体の工程管理) ② 会議資料の作成支援 ③ 会議への参加(1回2時間程度、全5回程度開催予定) ④ 各会議の議事録作成(データでの提出) 【参考】会議の内容 ① 委員構成 経済、観光、芸術、子育て、教育等の分野から市民、学識経験者等 16 名程度 ② 検討内容 ・総合戦略案の検討 ・総合戦略案に基づく取組案への意見及び提案 ・総合戦略の進行管理 ⑶ 人口ビジョンの策定支援 下記ア、イで構成する人口ビジョンの策定に係る総合的な支援を行う。 ア 人口の現状分析(平成 27 年6月) ① 人口動態や経済指標等を活用した人口動向分析 ② 2060 年までを基本とした将来人口推計と分析 ③ 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察 イ ⑷ 人口の将来展望(平成 27 年8月) ① 将来展望に必要な調査、分析 ② 目指すべき将来の方向性、基本的な施策の方向性 ③ 人口の将来展望 総合戦略の策定支援(平成 27 年 10 月策定) 人口ビジョンで示す将来の方向性を具現化していくため、平成 27 年度から5年間におけ る具体的な取組み等を取りまとめた総合戦略の策定において、以下の5点を踏まえた総合的 な支援を求める。 ア 戦略策定に係る全工程の進行管理 イ 講ずべき施策に関する基本的方向の提案 - 2 - ⑸ ウ 具体的な施策及び重要業績評価指標(KPI)の設定の支援 エ アクションプラン(個別施策工程表)の作成 オ 事業効果を検証・評価・改善するための仕組みづくりの構築 人口ビジョン及び総合戦略の印刷用原稿作成 わかりやすい戦略となるようレイアウトを工夫し、グラフ等データ、イラスト、写真等を 盛り込んだ原稿を電子データで作成する。 ア 別で作成した人口ビジョンの素案を基に体裁を整え、人口ビジョン案を作成する。 イ 必要な写真データは、市が提供する。 (原稿は印刷業者がそのまま印刷に使用できる形式の電子データで納品する。 ) 4 その他 ⑴ 総合戦略に係る戦略の基本目標の設定、戦略の体系、具体的事業等の検討は、民間団体と 市との「協働ワークショップ」及び「庁内プロジェクトチーム」で協議・検討するものとし、 協働ワークショップ及び庁内プロジェクトチームの運営は市が行う。 ⑵ ⑴で協議・検討した内容は、受託者に資料及び情報を提供する。 - 3 -
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