春季大会個人戦本戦における審判について 日時:4 月 19 日シングルス、25 日ダブルス 8:00受付 23番コートで説明 場所:マリンテニスパーク北村 【試合前のあいさつ・プレマッチミーティング】 選手 ○ 選手 ○ ★サイドライン・アンパイア ■チェアアンパイア 審判台 ネット ○ 選手 ○ 選手 ●サービスライン・アンパイア ★サイドライン・アンパイア シングルス&ダブルス チェアアンパイアコール・・・声は普通で。 ・選手がコートに入ってきたら、チェアアンパイアはネット中央付近で審判台に向かって立ち、 ①「ネットを挟んでお集まりください。」 ・選手がネットの前に整列したら、チェアアンパイアは選手の名前を確認する。 (名前と顔が一致するように特徴をスコアカードに記入すると間違えにくい) ②「☆高校のAさん(AさんBさん)ですか?」 ③「★高校のCさん(CさんDさん)ですか?」 ・チェアアンパイアの自己紹介と試合内容およびウォームアップの説明 ④「主審は○○高校の□□です。よろしくお願いします。 」 ⑤「大阪高等学校春季テニス大会(男子 or 女子)シングルス or ダブルス( )回戦の 試合を行います。この試合は(1セットマッチ or8ゲームスプロセットマッチ or 3セットマッチ)です。 」 ⑥「ウォームアップはサービス4本です。何か質問はありますか?」 ⑦「それではトスを行います。」 コインの「高体連マーク」面・「2015」面は主審が決めて、「高体連マークが☆高 校Aさん(AさんBさん)、2015が★高校Cさん(CさんDさん)です。」コイン を回転させながら空中に投げ、地面に落とす。 (投げたコインは空中でつかんではいけ ない。)コインをコート上においたまま選手にコインの面を確認させる。 ⑧「(トスに勝った選手に)何を選びますか?」 トスの勝者が以下①~③から選択し、敗者は残りから選択する。 ①サーバーかレシーバーの選択 ②エンド(コート)の選択 ③相手に上の①②のどちらかを選ばせる ⑨「試合はA選手のサービスで始めます。」 ⑩「ウォームアップのサービス4本を始めてください。」 1 *チェアアンパイアは審判台に上がる。 *サービスライン・アンパイアはボールを選手に渡し、位置に付く。 *サイドライン・アンパイアは位置に付く。 〇トスの結果を判断し、始めのポイントでジャッジする位置に就くこと。 〇選手のウェアが規定に反するときは、コートレフェリーに連絡し、指示を待つ。 ・ウォームアップ開始(審判は打球を目で追い、目のウォームアップを行う) ・・・声は大 きく ⑪「サービス フォ ウォームアップ(Service for warm up.)」 ・選手紹介を開始 ⑫「大阪高等学校春季テニス大会(男子 or 女子)シングルス or ダブルス( )回戦の 試合を行います。この試合は(1セットマッチ or8ゲームスプロセットマッチ or3セ ットマッチ)で行われます。審判台から見て右側☆高校A選手、左側★高校C選手で す。トスの結果A選手がサービスとなりました。」 ・試合開始 ⑬「タイム(Time.)」 ・習慣で選手がベンチに戻った場合は、20秒以内に試合を始めさせる。 * 試合が始まらないときは「タイム (Time!)」 。 *「レッツ・プレイ!(Let’s play !」のコールはプレイが中断し再開する場合や、選 手の態度が悪質な場合に用いる。 ・線審が審判姿勢に入るタイミングについて 線審はサービスラインアンパイアとアイコンタクトをとり、サービスラインアンパイア が審判姿勢に入るタイミングに合わせる。 *審判姿勢に入るタイミングとはサーバーがサービスポジションにつく直前である。 試合時のアナウンス ①試合開始・・・サーバーがA(A,B)選手、リターンがC(C,D)の場合 「1セットマッチ/8ゲームスプロセット A トゥ サーブ プレイ」 ②アドバンテージ時のアナウンス 「アドバンテージ A 」 ●個人戦は個人名でアナウンスする。 (ダブルスではサーバーもしくはアドバンテージサイドの選手の名前。) ③ゲームを取った時のアナウンス ◇1ゲーム終了時 2 /〈第2ゲーム開始時〉 「ゲーム A(A,B)ファースト ゲーム C トゥ サーブ」 ●アナウンスの手順は「ゲーム」→「取った方の名(学校名)」→「スコア」→〈次ゲーム 「サーバー名」 *シングルスは2名、ダブルスは4名全員が1回目のサービスを 開始時〉 する前にサーバー名をアナウンスする。 ●ゲームカウントのアナウンスはそのゲームを取得したポイントの後に直ちに言う。次の ゲームのサーバーがポジションにつく時ではない。 ●個人戦ダブルスでのゲーム終了時には、両選手の名前をコールする。 ◇2ゲーム終了以降 「ゲーム C 1-1(ワン オール)」 「ゲーム A(A,B) A(A,B) リーズ 2-0(ツー ラブ) 」 ●エンドチェンジの時間は 90 秒以内である。60 秒経過で「タイム!」。75 秒経過でポジ ションについていない場合「フィフティーン・セカンズ」とアナウンスする。 ④タイブレーク前のアナウンス 「ゲーム C(C,D) 6(8)オールタイブレーク A トゥ サーブ」 ●タイブレーク時は最初のサーバーのみ紹介する。 ⑤タイブレーク時のアナウンス 「1-0(ワン・ゼロ)A(A,B) 」 「1-1 (ワン・オール) 」 「4-1(フォー・ワン)A(A,B)」 「4-3 (フォー・スリー)A(A,B)」 ●タイブレーク中のスコアは、最初にスコアをアナウンスし(大きい数字を先に)、次にリ ードしている選手(学校)をアナウンスする。 ●タイブレーク中の「0」は、 「ラブ」ではなく「ゼロ」とアナウンスする。 ⑥試合終了のアナウンス ◇(A(A,B)が1セットの試合でタイブレークの末に勝利した場合) 「ゲーム セット アンド マッチA(A,B)、 7-6(セブン・シックス)」 ◇(A(A,B)がセットカウント 2-1 で勝利。ゲームカウントは6-7、6-4、6-0) 「ゲーム セット アンド マッチA(A,B)、 ツー セッツ トゥ ワン。 6-7、6-4、6-0(シックス・セブン、 シックス・フォー、シックス・ラブ)」 3 チェアアンパイア の注意事項 (1)コールとスコアアナウンス ①ポイントが終わったら、直ちに大きな声で行う。 ※審判の動作は次の手順で行う。 ①ジャッジコール→②ストップウォッチ→③カウントアナウンス→④スコア記入 ②際どいボールの判定後は、失点した選手の目を見つめてうなずいたり、時にはアウトま たはフォルトのハンドシグナル、グッド(イン)のハンドシグナル(片手)を行う。 ③ラインアンパイアのコールは原則として繰り返さない。 ④ネットしたサービスのボールには「フォルト」のコールはしない。 ⑤「ダブルフォルト」のコールはしない。 (2)時間管理 ①ポイントとポイントの間のインターバルは20秒である。20秒を過ぎてもプレイしない ときは、「タイム!(Time!)」と声を掛け、プレイ続行を促す。 ②エンド(サイド)交代の時間は、前のゲームの最終ポイントが終了した瞬間に、ストップ ウォッチを作動させ90秒計る。60秒経過した時、 「タイム(Time.)」とアナウンスする。 75 秒経過してもベンチにいたら「フィフティーン・セカンズ」とアナウンスする。 ※タイブレーク中は、ノーレスト(休憩無し)。エンド交代は20秒以内に行わせる。 (3)オーバールール ①ラインアンパイアの明らかなミスジャッジに対しては、直ちにオーバールールする。 直ちにしなかった場合は、ミスジャッジがミスジャッジでなくなる。 *グッドのボールをラインアンパイアが「アウト(フォルト)」とコールした場合、 チェアアンパイアは「コレクション。ボール・ワズ・グッド」とコールする。 Correction. Ball was good. ※明らかなエースショットであった場合は、コールのみ。 選手がゲームをやめてしまった場合は、ポイント・レット(やり直し)。 チェアアンパイアは「コレクション。ボール・ワズ・グッド。リプレイ・ザ・ポイント」 とコールする。 Correction. Ball was good. Replay the point. *アウトのボールをラインアンパイアが「イン(グッド)」とした場合、チェアアンパ イアは「アウト(フォルト)」とコールする。「コレクション」は言わない。 ②選手の抗議によってオーバールールは絶対にしてはならない。 (4)レット ①サービスのレットの場合、そのサービスのみをやり直す。 「レット。ファースト(セカンド)サービス。 (Let. First(Second) service.) 」とコール。 ②ポイント・レットの場合は, 「レット」とコールしてプレイを止めてそのポイントのファ ーストサービスから行う。※「レット」とコールするタイミングには十分注意する。 ※たとえそのポイントのラリーがセカンドサービスから始まったとしても、やり直しの場 4 合、ファーストサービスからやり直す。 チェアアンパイアは「レット。リプレイ・ザ・ポイント。(Let. Replay the point.)」 とコールする。 ※試合中よく起きるポイント・レットは、インプレイ中に他のコートからボールが転 がって来たときである。基本的にはいつ「レット」をコールしても良いが、完全に ポイントが決まりそうな時(エース級ショットが打たれた時)にはかけない。 (タイ ミングに注意) ※選手はレットのコールをすることができない。 ③ファーストサービスをフォルトし、セカンドサービスを行うまでに妨害(他のコートか らボールが進入してきた等)があった場合、サーバーの動作がセカンドサービスのため のレディポジションに入っていたときは、ポイントのレットとなって改めてファースト サービスを行い、それ以外の場合は「ウェイト・プリーズ」とコールし、そのままセカ ンドサービスのやり直しとなる。 (5)その他 ①フットフォルトについては、積極的に「フットフォルト!!」とコールする。 ※フットフォルトはプレイヤーの癖の問題であることが多い。フットフォルトを犯す選 手はゲーム当初から犯している場合がほとんどなので、早い段階で発見しコールするこ と。ゲーム終盤になって初めてフットフォルトをとるとトラブルになりやすい。 ※相手選手・監督・ベンチコーチの指摘によって初めてフットフォルトをとるのも良くない。 ②試合中、スコア・ボードを確認してゲームスコアが一致しているかを調べ、一致していない ときは、ラインアンパイアに指示して訂正させる。 ③コールの声が小さいとクレームが付きやすくなるので、常に大きな声ではっきりコールする。 ラインアンパイア の注意事項 (1)コールとハンドシグナル ①与えられたラインのみの判定を行い、担当するラインに集中する。 ラインを判定するに当たっては、ラインの外側間際に照準を合わせるのが有効である。 *転がってきたボールを拾う必要はない。判定に集中すること。 ②「アウト(Out)」 「フォルト(Fault)」のコールは、ボールが接地した瞬間に「アゥ!」, 「フ ォ!」のように最初にアクセントをおいて大きな声で行い、次にハンドシグナルを添える。 ※ まず大きな声! 一呼吸おいてハンドシグナル ③ハンドシグナルは、チェアアンパイアのアナウンスが終わるまでそのままにしておく。アウ トもしくはフォルトのハンドシグナルは、指をそろえて手のひらをチェアアンパイアに向け、 腕を真っ直ぐに水平に伸ばす。ハンドシグナルはコールに添える補助的なものである。 ④ライン際(ライン内側の1m程度)にイン(グッド)のボールに対しては、セーフシグナル 5 を出す。エースのときは大きく、ラリーが続いているときは控えめに出す。いずれの場合も声 は絶対に出してはいけない。セーフシグナルは、手の甲を主審に向ける。(地面に垂直) ⑤ボールが実際にアウトになるまで、またはボールがパーマネント・フィクチェアにぶつかる までは、決して「アウト」をコールしない。 (2)訂正 ①インのボールを間違えて「アウト」 「フォルト」とコールしたときは、直ちに「コレクション。 (Correction )」とコールし、片腕を垂直にあげる。そして、セーフシグナルをだす。 ②アウトボールに対してセーフシグナルを出したときは、 「コレクション」と言わずに、直ちに 「アウト」「フォルト」のコールをして、ハンドシグナルを出す。 *間違いを訂正することは恥ではない。悪びれることなく積極的に訂正すべきである。 *「コレクション」を言いそびれて、その返球がネットを越え、相手がそれを打ってしまって も必ず言う。あとはチェアアンパイアの判断に任せればよい。 (3)オーバールール ①自分の判定をチェアアンパイアにオーバールールされても、決して悪びれないこと。 ②オーバールールされたとき、もしハンドシグナルを出していたら、それをすぐに解除し、 あとは一切チェアアンパイアに任せる。 (4)クレームに対する処置 ①選手および監督が、抗議してきても一切声を出して答える必要はない。 *ライン際のボールに対して選手が判断を求めた場合は、ハンドシグナルで答える。 ②クレームの処理については、すべてチェアアンパイアあるいはコートレフェリーに任せる。 (5)その他 ①いかなる場合でもボールマークを調べる必要はない。 ②ボールの落下地点が見えなかったときは、チェアアンパイアの方を向いて両手で目を覆う。 (アンサイト シグナル) ③選手がコートを離れる必要があるときは、チェアアンパイアとコートレフェリーの許可を得 る。 【サービスライン・アンパイア】 ①ボールチェンジ(セットごと)やロストボールなどのボール管理をしっかりと行う。 ②サービスラインを判定するときは、低い姿勢をとり、頭をサービスラインに向け、視野の 一角にサーバーが見えるようにして、目とラインが一直線上にあるようにする。 (サービスの動作が目に入り、しかも頭を動かさずにサービスラインに集中できる姿勢) ③選手によってラインを隠されてジャッジしにくい場合は見える位置に移動する。 【サイドライン・アンパイア】 ① サイドライン・アンパイアはゲーム終了ごとにスコア・ボードを提示する任務もあるので、 スコアに注意する。チェアアンパイアのアナウンスとスコアが同じになっているかを常に確 認する。 ・ 6
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