住み慣れた地域で安心して 暮らし続けたい 住み慣れた地域で

広報あかし 平成27年(2015年)4月15日 1187号
広報あかし 平成27年
(2015年)
4月15日 1187号
特 集
特 集
平成27年度予算決まる
住み慣れた地域で安心して 暮らし続けたい
平成27
い、自分の思いを伝えることができないといった困難をできる
限り解消するため、
「手話言語を確立するとともに要約筆記・
点字・音訳等障害者のコミュニケーション手段の利用を促進す
る条例(以下、手話言語・障害者コミュニケーション条例)」
を 4 月 1 日に施行しました。
問 福祉総務課(t 918-5142 f 918-5133)
全国初
手話言語・障害者コミュニケーション条例は、手話言語を確
立した上で、全てのコミュニケ―ション手段の促進を図るため
も制定されていますが、幅広く障害者のコミュニ
てです。
障害者のコミュニケーションへの
ポイント 2 支援を拡充
~手話通訳者派遣事業などを拡大~
総合福祉センターへの手話通訳者の配置や手話通
訳者・要約筆記者派遣事業対象範囲の拡大など、障
害者のコミュニケーションへの支援を拡充します。
手話講座を拡大
コミセン高齢者大学でも
市内13コミセンのうち今年度
は9コミセンで手話講座を実施
(他の4コミセンは昨年度実施)
するなど、市民の皆さんに障害者
とのコミュニケーション方法に親しんで
昨年行われた手話講座
(野々池コミセン)
もらえるようなイベントを実施します。
平成27年度がスタートしました。今年度は、
より多くの方から
「住みたい、住
み続けたい」
と思われるまちの実現に向けた取り組みを進めていきます。
その中でも、高齢者・障害者など、支援を必要とする人への支援をさらに充
実します。行政や専門職による支援を引き続き行っていくのはもちろんです
が、市民の皆さんにも支援の担い手になっていただくよう、市民対象の講座や
研修などを開催する予定にしています。
障害者の高齢化が進んでいる一方、高齢者の中にも障害のある方がたくさ
んおられます。
「 高齢」
「 障害」
と別々に対応するのではなく、高齢
者・障害者を問わず、支援を必要とする人が住み慣れた地域で
点字 音訳
ンター」②障害者の相談窓口「基幹相談支
援 セ ン タ ー 兼 障 害 者 虐 待 防 止 セ ン タ ー」
平成27年度 主な新規・拡充事業
高齢者や障害者をはじめ、
誰もが安心して暮らし続けられるまち
ター」の3つの専門機関が、相談・支援を
連携して行います。
高齢者・障害者への支援に1か所で対応
ポイント
3 障害者差別の解消に向けた第一歩
~障害者差別を解消する条例の検討~
手話言語・障害者コミュニケーション条例を障害者差別解消
に向けた第一歩として位置づけています。国が平成28年4月に
「障害者差別解消法」を施行するのを前に、今年度、障害者差
者や支援団体などが参加し、条例制定に向けた
検討を行う予定です。
事例
を募集
総合相談窓口に親しみやすい名前をつけてください
総合相談窓口を広く知ってもらい、親しんでいただくため、
総合相談窓口の愛称を募集します。ファクシミリまたはメー
ルに、住所・氏名(ふりがな)・電話番号・愛称を記入し、4
月30日(木)までに社会福祉協議会(t 924-9105 f
924-9109 m [email protected])へ。
別を解消する条例の検討会を設置します。障害
詳細は福祉総務課へお問い合わせを
障害者差別を解消する条例の制定に向けた検討資料として、
「障害者差別事例」や「障害者に配慮した事例」を募集します。
応 募 方 法 な ど、詳 し く は 福 祉 総 務 課(t 918-5142 f
918-5133 m [email protected])へ お 問 い 合 わ せ
ください。
「明石市障害者就労・生活支
TOPIC
援センターあくと」は、「まず
何をすれば?」「働きたいけど
自信がない」などの悩みを持
つ障害者に対し、ハローワー 働くことについて
クなど関係機関と連携した支 一緒に考えます
援を行っています。また、障害者を雇用する企業に対
しては、本人の特性・能力を生かすためのアドバイス
や、雇用後の定期的な職場訪問などにより、安心して
雇用を続けられるようにサポートしています。
今年度は、精神障害者への支援実績のある専門の相
問 障害福祉課(t 918-1344 f 918-5244)
ンターでは、認知症高齢者や知的障害・精神障害がある人など判
断能力が十分でない人が、住み慣れた地域で安心して暮らせるよ
うに、生活支援や成年後見のお手伝いをします。
問 後見支援センター(t 924-9151 f 924-9134)
今後は市民後見人の養成も(秋以降実施予定)
今後、地域での権利擁護に関する新たな支援の担い手として、後見制度に関する一定
まちのイメージアップに向けたPR
の知識と経験を身につけた一般市民による後見人「市民後見人」の養成を行います。
市民の皆さんに認知症に対する理解を深めてもらえるよう取り組
むとともに、地域における認知症への支援体制の構築を目指します。
問 高年介護室(t 918-5166)
▼9月を認知症啓発推進月間に
啓発ポスター・リーフレットや、市ホームペー
ジなどを活用した周知・広報活動を行います。
▼認知症サポーター養成講座の開催
認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温
かく見守り、友人や家族などにその知識を伝える
「認知症サポーター」の養成講座を開催します。
▼キャラバン・メイト養成研修の開催
認知症サポーター養成講座の講師役「キャラバ
▶市内外の多くの人に明石の魅力を知っても
らい、転入・定住につなげる
ため、シティセールスを推進
(380万円)
(※)
▶青森県十和田市で開催予
定のB-1グランプリへの出店
に対する支援など、明石焼を活用した明石の魅
力発信
(1230万円)
(※)
(※)
印は、平成26年度補正予算を含む金額
参加団体
を募集
認知症サポーター養成講座
自治会、事業所など概ね10人以上
の団体を対象に、認知症サポーター
養成講座の参加団体を募集していま
す。応募方法など、詳しくは高年介
護室にお問い合わせください。
ン・メイト」の養成研修を実施します。
明石市長
02
▶全小中学校へのタブレット
端末の導入や、教員OB・地
域住民の協力による学習教
室の拡充など、学力向上に
地域ぐるみで学力向上へ
向けた取り組みを推進
(1億2047万円)
(※)
▶保育所・認定こども園の新設・建て替えなどに
よる児童受け入れ枠の拡大
(9億512万円)
▶妊婦健康診査の助成限度額を7万円から8万
2000円に拡充
(1億9820万円)
●4月1日 後見支援センターオープン
認知症高齢者への支援を充実
▶高齢者・障害者福祉施策の充実(特集面で紹
介)
▶ミシシッピアカミミガメの
防除調査、環境学習イベント
の開催など自然生態系保全
都市の推進
(408万円)
外来種から明石本来の
▶周辺に倒壊等の危険がお
自然を守ります
よぶ空き家の除却費用を一部補助するなど空き
家の適正管理の推進
(1000万円)
「子どもを産み・育てたい」
と思われるまち
4月1日に「明石市後見支援センター」を設置しました。同セ
せます。
携し、
まち全体で支援していきます。
の生活を支援する「
(東部)地域包括支援セ
③福祉施策を一体的に行う「後見支援セン
談員を1人増員し、障害者の就労支援をさらに充実さ
安心して暮らしていけるように、関係団体や市民の皆さんと連
福祉センター1階に開設しました。①高齢者
認知症サポーターの目印
「オレンジリング」
支援を必要とする人を
まち全体で支える
要約
手話
筆記
障害者就労支援の充実
市 長コラム
高齢者や障害者の総合相談窓口を、総合
募集
ケーション手段を網羅する内容の条例は全国で初め
高齢者・障害者の相談窓口を1つに
愛称 を
の条例です。手話言語条例は、他の自治体において
手話言語・障害者コミュニケーション条例
4月1日施行
障害があることが原因で情報を十分に入手することができな
1 幅広く障害者の
コミュニケーションに対応
広報あかし3月1日号でお知らせした平成27
年度予算案は、3月定例市議会で原案どおり可
決されました。今年度は
「高齢者や障害者をはじ
め、誰もが安心して暮らし続けられるまち」
「『子
どもを産み・育てたい』
と思われるまち」
「まちのイ
メージアップに向けたPR」
の3つの柱に沿って、
より多くの人から
「住みたい、住み続けたい」
と思
われるまちづくりを進めます。
一般会計予算額は1036億280万円で、対前
年度比4.0%増
(約40億円増)
となっています。予
算案の詳細については、市ホームページに掲載
しています。
お問い合わせ/財政課
(t 918-5011)
~高齢者・障害者 福祉施策を充実~
年度 施 策 か ら
ポイント
「住みたいまち」
実現に向けた取り組みに重点
03
3月議会終わる 53議案を可決
法務課
(t 918-5041)
3月議会は、53議案を可決し、3月26日に閉会
しました。可決された主な議案は、平成27年度
当初予算案、手話言語の確立その他障害者のコ
ミュニケーション手段の普及、利用の促進につい
ての基本理念などを定める条例案などです。
また、人事案件では、固定資産評価審査委員
おおにしじゅんじ
会委員に大西淳二氏の再任が同意されました。