第4回 病院に着いてからもひきつけは 夕食後、息子がひきつけを起こした。 ﹁お母さん、しんどい﹂ 言葉もなく、 目を合わせず、 声を掛けても、 翌朝、息子の姿は一変していた。 ありがとう、 テ ル モ( 株 ) / 東 洋 羽 毛 工 業( 株 ) / ナ ガ イ レ ー ベ ン( 株 ) / パ ラ マ ウ ン ト ベ ッ ド ホ ー ル デ ィ ン グ ス( 株 )/ 続き、息子はそのまま 看護師さん 日本助産師会/日本精神科看護協会/日 本 訪 問 看 護 財 団 / ただベッドに 協賛:日本病院会/全日本病院協会/日本医療法人協会/日本精神科病院協会/全国自治体病院協議会/ 横たわっている。 主催:厚生労働省/日本看護協会 後援:文部科学省/日本医師会/日本歯科医師会/日本薬剤師会/全国社会福祉協議会 私はどこか異質な 看護の心を、みんなの心に 世界へ放り込まれた 今まであの看護師の ような気がした。 ポンポンを何度も 5 月 10 日 (日 ) 16 日( 土 ) 入院することになった。 それから何日、泣き続けただろう。 泣いても泣いても心は軽くならない。 年。 いつの間にか、このポンポンが 背中に呼び戻して (株)ソシエ・ワールド/ワタキューセイモア(株) 誰も私に声を掛けることはなかった。 歳前後のひとりの看護師だった。 あれから 歳になった息子は、 元気に障害者施設に通っている。 優しい励ましの言葉になっていた。同時に、 振り返れば、 ﹁あなたは母親よ。しっかりしなさい﹂と、 生きてきたように思う。 © 桜沢エリカ 作品の全文は日本看護協会ホームページをご覧ください。 看護週間 その時、私の背中を﹁ポンポン﹂とたたく人がいた。 血圧の測定をして、ポンポン。 点滴液を交換して、ポンポン。 検温にきて、ポンポン。 32 叱咤の言葉としても聞こえた。 検索 看護の日 www.nurse.or.jp 36 背中をポンポン 最優秀賞 一般部門 忘 れられ な い 看護エピソード 40
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