家畜衛生学特論実験(2単位)

Ver.2015A
農学研究科
博士前期課程
畜産学専攻
家畜衛生学特論実験(2単位)
担当者氏名
村上覚史
小林朋子
◆学習・教育目標(到達目標を記載)
1)家畜衛生の基礎となる病原体検出方法(ウイルス、細菌検出方法)を習得するとともに、その検査方法の
意義や適応範囲、結果の解釈方法などを学ぶ。
2)組織中の病原体や細胞の構造物や物質を可視化して把握し、これらの局在について、その検出方法につい
て学ぶ。達成目標として、病原体の検出方法を実習し、免疫組織化学的検出法の基本を理解する。
◆取り扱う領域(キーワードで記載)
病原体
免疫学的診断
ELISA
PCR
酵素抗体法
組織の固定
抗原の賦活化
グラム染色
免疫組織化学
◆授業の進行等について
テーマ
1
実施概要
内
容
某減退を扱う上での注意点
準備学習(予習復習)等の内容と分量
特に人獣共通感染病原体を予習してお
く(1 時間)
2
実験ノートの書き方
実験ノートの基本的な書き方
実験ノートの重要性を理解しておく(1
時間)
3
バイオセーフティ
BSL の基本的知識を概説する。
(BSL)関連
4
BSL 関連
バイオセーフティについて理解してお
く(1 時間)
病原体の取り扱い規定を習得する
バイオセーフティについて理解してお
く(1 時間)
5
7
8
9
BSL 関連
病原体の染色法
病原体の染色法
血清学的検査
血清学的検査
10
免疫学的診断法
安全キャビネットの必要性と使い
バイオセーフティについて理解してお
方
く(1 時間)
代表的な染色法としてグラム染色
グラム染色の原理を理解しておく(1 時
を習得する
間)
。
抗酸菌染色等の病原体に関わる染
抗酸菌、放線菌、カビ、原虫等の特殊染
色法を習得する。
色法を調べておく(1 時間)
。
平板凝集法、試験管凝集法を習得す
抗原抗体反応を基にした検査法を予習
る。
しておく(1 時間)
。
赤血球凝集抑制(HI)反応法を習
抗原抗体反応を基にした検査法を予習
得する。
しておく(1 時間)
。
免疫学的診断法として ELISA による
ELISA の原理を理解しておく
抗体検査法を習得する
11
病原体遺伝子の検出
PCR によるウイルス遺伝子の検出法
PCR の原理を理解しておく
を習得する
12
13
14
細胞培養
細胞培養
細胞培養
細胞培養をする目的や作業上の注
培養細胞の取り扱い方に関する書籍を
意点について説明する
事前に調べておく(1 時間)
どういう細胞が使われているか等
必要なところをコピー等し、復習する(1
を解説する。
時間)
基本的な培養細胞の取り扱いを習
培養細胞の取り扱い方を理解しておく
得する
(1 時間)
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まとめ
免疫組織化学の解説
病原体を取扱う上での注意点を再
安全に実施する上での注意点を再認識
度復習する。
し、重要項目にチェック項目を入れる。
組織の固定法について解説する。
関連する書籍の紹介とその学習(1 時
間)
。
17
免疫組織化学の解説
組織切片作製法について解説する。
テキストの配布とその学習(1 時間)
18
免疫組織化学の解説
組織に基本的な染色法について解
テキストの配布とその学習(1 時間)
説する。
19
免疫組織化学の解説
酵素抗体法について解説する。
テキストの配布とその学習(1 時間)
20
免疫組織化学の解説
固定組織の賦活化法について解説
テキストの配布とその学習(1 時間)
する。
21
免疫組織化学の解説
抗体の入手方法と保存方法につて
テキストの配布とその学習(1 時間)
解説する
22
23
24
材料に準備
組織の固定
組織切片の作製
解剖を実施し、その材料を採材す
組織標本作製に関するテキストを紹介
る。
するので読んでおく。
その材料の組織固定と組織標本の
組織標本作製に関するテキストを紹介
作製手技を学ぶ(固定)
。
するので読んでおく。
その材料の組織固定と組織標本の
組織標本作製に関するテキストを紹介
作製手技を学ぶ(組織切片の作製)
。 するので読んでおく。
25
組織標本の染色
HE 染色法を学ぶ。
組織標本作製に関するテキストを紹介
するので読んでおく。
26
組織標本の染色
HE 染色胞以外の染色法を学ぶ。
組織標本作製に関するテキストを紹介
するので読んでおく。
27
酵素抗体法の染色法
連続切片を作製する。
組織標本作製に関するテキストを紹介
するので読んでおく。
28
酵素抗体法の染色法
間接法(SAB 法)を学ぶ
組織標本作製に関するテキストを紹介
するので読んでおく。
29
30
酵素抗体法の染色法
全体のまとめ
染色された抗原の局在を観察し、病
検出しようとする組織構造を先に予習
巣との因果関係を学ぶ。
しておく。
出来上がった標本を評価する。
本方法の利点と欠点を艦あげておく
◆教科書及び資料(授業前に読んでおくべき本・資料)
書名/著者/発行所(発行年)
適宜配布資料
◆授業をより良く理解するために便利な参考書・資料等
書名/著者/発行所(発行年)
改訂第3版 遺伝子工学実験ノート 上下/田村隆明/羊土社/(2009)
◆評価の方法(レポート・小テスト・試験・課題等のウェイト)
口頭試問(50 点)
、レポート(50 点)
◆オフィスアワー
月曜日 14:00-16:30
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◆その他受講上の注意事項
白衣を持参すること。
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