TACHIKO 立高 0 学年の皆さんへ 合格おめでとう 今日からスタート 全員高い志を持て 東京都立立川高等学校長 下 條 隆 史 グループ作成問題に挑戦し、見事、合格を勝ち取った君に、おめでとう。 入学まであと 38 日、諸君はどのような生活を送るのだろうか。ほっとして、今日ぐらい休もうと考えて、 38 日間ずっとほっとした状態で入学するということがないようにして欲しい。 本校に入学すると、中学校では成績でトップクラスにいた君も、模擬テストや課題テストを受け、学年で の順位が決まる。当然のことだが、校内で 1 位から生徒の数まで順位が決まってしまうが、これは致し方な いこと。もちろん、人生は、テストの点だけで順位が決まるものではないが、テストを受ける以上その結果 は自分に返ってくる。でも、全員が全国 1 位から 320 位以内であればよい。 【高い志と同時に、高い目標を持って】 進学指導重点校としての立高の使命は、在校中 3 年間で、いわゆる難関国立大学に合格することができる 実力を付けさせ、実際に合格させることにある。その実現に向け、立高は徹底的にサポートする。もちろん、 難関国立大学といわれる東京大学を始めとする京都大学や一橋大学、東京工業大学、そして国立大学の医学 部が、大学のすべてではない。しかし、進学指導重点校に入学し、高い目標を持って取り組み、難関国立大 学を目指すことが、トップリーダーになる可能性をもった君に与えられた使命である。 【今なすべきことは この 38 日間に 挑戦】 立高に入学する前に、心がけておきたいことは、学習習慣の確立である。ほっとして、のんびり過ごして 欲しくない。すでに、高い志と高い目標に向かっての助走(序章)の時期であることを認識しよう。38 日間 で多くのことを学ぶことができる。一日一日を無駄にせず、時間を大切に使おう。1 日最低 3 時間は家庭で 学習する習慣を身に付けよう。 では、君は 38 日間に何をすべきだろう。そこで、まず、現実を知ってほしい。 立高入学後、1 学期は中学の知識で、努力もせず済んでしまう。夏が終わり、2 学期、新しい学習内容に入 ると、たちまち、数学が不得手に陥る生徒が出る。結果、在学期間に数学が伸び悩み、思った志望大学に入 れないということがある。栄冠を勝ち取った卒業生の多くは、数学を制した。だから、この 38 日間に、数学 の計算力や計算スピードを磨こう。そして、中学校での関数や図形の問題を、高校入試問題集で再復習して 欲しい。難関と呼ばれるほとんどの大学での数学の入試問題には関数や図形が出題されることが多い。 しかも、ほとんどの難関大学受験では、自分の力で問題文を読み取って、図やグラフを自分の力で、かく ことが要求される。グラフや図がしっかりかけると、解答への見通しが立ち、解決できることが多い。数学 は、筋道を立て、論理的に考える力を身に付けるには最適で、文理問わず、難関大学はその力を持っている 生徒を求めている。これらの力は、他の教科を学習する際にも有益で、大学での学問・研究や社会で働く上 での糧になるだろう。 最後に、立高の課題図書(立高ホームページに掲載)の 3 冊から 6 冊ぐらいは挑戦しよう。立高生の気分 をこの 38 日間で少し味わって欲しい。 では、入学式で会いましょう。 Tokyo Metropolitan Tachikawa High School since 1901
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