代表取締役 戸川浩一より

◆ 『 学ぶ 』
いよいよ4月から新しい学年がスタートします。毎年、学年が変わるこの時期に、「意識」と「行動」が大きく変わっていく生徒をよく見
かけます。冬から春への季節の変化だけではなく、学校でも会社でも、「新しい1年がスタートする」時期なのです。心機一転、強い
気持ちと継続した行動によって、新しい学年をスタートさせましょう。
3月13日は、公立高校の合格発表がありました。中3生は『合格』という2文字を勝ち取るために、毎日一生懸命頑張ってきました。
幸い、ほとんどの生徒が「第一志望校」に合格することができました。これからは、これまで頑張ってきたことを「支え」に大きく翔けて
ほしいと願っています。さて今回は、鶴丸高校や附属中に合格した生徒たちに共通していたことをいくつか紹介します。
1.『本気』で挑む! ・・・ 常に、現状打破の精神がある
以前、『3つの心(しん)』について話したことがありますが、鶴丸高校や附属中に合格していく生徒には、この「3つの心」がしっかり
備わっています。①第一志望校に何としても合格したいと願う強い心・・・「達成心」 ②現状と目標との差をしっかりと把握し、期限内
に目標までたどり着きたいと願う強い心・・・「向上心」 ③現状の改善を常に意識しながら、行動を続けていく強い心・・・「改善心」が
強いのです。ズバリ言うと、それだけ「本気」なのです。
2.『習慣』がある! ・・・ 規則正しく生活・学習できる!
翔でよく使う言葉があります。Practice makes perfect . 「継続は力なり」。言葉で理解できても、その大切さを実感できている生徒は
多くありません。それ程、やるべきこと、やると決めたことを毎日続けることは大変なのです。そこには、自分で考え、判断し、行動す
るための「自立」、そして、自分の行動をマネジメントする、自己管理するための「自律」が必要とされるのです。
言葉で伝えるだけでは何も解決できません。ズバリ言うと、「行動でしか解決できない」のです。しかも、家庭での「過ごし方」がとても
大切になります。つまり、親が「規則正しく生活・学習する」手本を意識して日常で示していかなければなりません。親ができていな
いのに、子供にだけ要求するでは説得力がないのです。また、親はしっかりできていても子供が聞いてくれないことも多々あります。
それでも、親はそれができるように努力しなければならないのです。やはり、一番大切なことは、親でしか教えられないのです。
3.『変換』がうまい! ・・・ 「自分のため」が常に基本にある
行動で成果を出すための方法としては、「反復練習」が効果的だとよく言われます。何度も繰り返し練習することで、確実に変化が
表れます。しかし、ここで注意しなければならないことがあります。ズバリ言うと、「心を入れてやる!」ということです。同じことをやる
にしても、その後の成果には大きな違いが生じます。例えば、「学校の宿題を3ページやってこい」という宅習課題に対して、何も
考えずに3ページというノルマのために一生懸命単語を書いている生徒と、完璧に覚えるつもりで一生懸命単語を書いている生徒
では、その後の成果に大きな差が生じるのです。つまり、先生に出すためでなく、『自分のため』に学習しているのです。
4.『自力』で乗り越える! ・・・ 最後は、自分の力で解決する
翔では、「できなかった問題」には必ずピンクマーカーで大きく 「 / 」 印をつけさせるのですが、鶴丸高校や附属中に合格してい
く生徒をよく観察していると、ただ解き直すのではなく、『納得』のいくまで解き直しをしている生徒が圧倒的に多いのです。つまり、
答えが「なぜ」そうなるのか、すっきりするまで次に進まないのです。勿論、どうしても解決できない時は質問で解決するのですが、
大切なことは、「曖昧にしない」ということなのです。
つまり、自力で解決するというのは、何もかも自分一人で解決するということではなく、どんな手段であれ、
「自分自身がすっきりし、納得できる」ように努力することだと思っています。『納得』して次に進むことが、
その後に大きくプラスになることは間違いなしです。
今までのキミと、これからのキミは、どう変わっていくのでしょう?
代表 戸川 浩一