(世界の投資環境) 2015年04月07日(PDF:1599KB)

情報提供資料
2015年4月
※当資料は、DIAMアセットマネジメント株式会社がお客さまの理解を深めていただ
くために情報提供を目的として作成したものであり、投資家に対する投資勧誘を目的
とするものではありません。
※DIAMアセットマネジメント株式会社は、投資家に対する投資勧誘は行いません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
目次
世界経済の見通し
・・・ P.2
投資信託に係るリスクと費用
・・・P.17
日本
・・・ P.4
ご注意事項
・・・P.18
米国
・・・ P.6
欧州
・・・ P.8
その他の国・地域
・・・ P.10
主な政治・経済予定
・・・ P.11
世界の金融市場動向と見通し
・・・ P.12
金融市場動向
・・・ P.13
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
2
世界経済の見通し①
 IMF(国際通貨基金)は2015年1月に2015年の世界経済の成長見通しを小幅に下方修正しました。
 先進国・地域は小幅に上方修正され、米国は堅調な民需などから2015年の経済成長が前回予想より上方修正されました。
 新興市場および途上国・地域については前回予想より下方修正されました。ロシアは原油下落等から大きく下方修正されました。
実質GDP成長率
世界
先進国・地域
米国
ユーロ圏
日本
イギリス
カナダ
オーストラリア
ニュージーランド
ノルウェー
新興市場及び途上国・地域
ロシア
中国
インド
ブラジル
メキシコ
インドネシア
南アフリカ
トルコ
[ご参考]アジア途上国
2013
実績
3.3
1.3
2.2
-0.5
1.6
1.7
2.0
※2.3
※2.8
※0.6
4.7
1.3
7.8
5.0
2.5
1.4
※5.8
2.2
※4.0
6.6
2014
予想
3.3
1.8
2.4
0.8
0.1
2.6
2.4
2.8
3.6
1.8
4.4
0.6
7.4
5.8
0.1
2.1
5.2
1.4
3.0
6.5
2015(予想)
今回
前回比*1
前回* 2
3.5
-0.3
3.8
2.4
0.1
2.3
3.6
0.5
3.1
1.2
-0.2
1.3
0.6
-0.2
0.8
2.7
0.0
2.7
2.3
-0.1
2.4
2.9
2.8
1.9
4.3
-0.6
5.0
-3.0
-3.5
0.5
6.8
-0.3
7.1
6.3
-0.1
6.4
0.3
-1.1
1.4
3.2
-0.3
3.5
5.5
2.1
-0.2
2.3
3.0
6.4
-0.2
6.6
(%)
2016(予想)
今回
前回比*1
3.7
-0.3
2.4
0.0
3.3
0.3
1.4
-0.3
0.8
-0.1
2.4
-0.1
2.1
-0.3
4.7
-0.5
-1.0
-2.5
6.3
-0.5
6.5
0.0
1.5
-0.7
3.5
-0.3
2.5
-0.3
6.2
-0.3
*1 2014年10月との比較
*2 2014年10月
※期間:2013年∼2016年(推計値含む、2014年∼2016年は予想値)※前回数値は、「World Economic Outlook October 2014」。(オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェー、インドネシア、トルコについては「World Economic
Outlook October 2014」のデータ)※オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェー、インドネシア、トルコについては前回数値以外は「World Economic Outlook October 2014」のデータ。 (注) IMF定義により、「世界」は「World」、「先進
国・地域」は 「Advanced economies」、「新興市場及び途上国・地域」は「Emerging market and Developing Economies」、 「アジア途上国」は「Emerging and Developing Asia」を使用。
※上記は過去のデータおよび予想値であり、将来の市場動向を示唆・保証するものではありません。
(出所:IMF「World Economic Outlook Update, January 2015」 のデータをもとに
DIAMアセットマネジメント作成)
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
3
世界経済の見通し②
 世界経済は、2009年にマイナス成長になりましたが、その中でもアジア途上国経済は相対的には高成長を維持しています。
 世界の経済規模に占める割合は2008年以降は「新興市場及び途上国・地域」が「先進国・地域」を上回るとみられています。
世界におけるGDPシェア
実質GDP成長率
(%)
世界
新興市場及び途上国・地域
先進国・地域
[ご参考]アジア途上国
14.0
<2000年>
12.0
<2014年>
(予想値)
10.0
8.0
6.0
43%
57%
57%
43%
4.0
2.0
0.0
-2.0
-4.0
-6.0
1980
「先進国・地域」GDPシェア
1985
1990
1995
2000
2005
2010
2015(年)
「新興市場及び途上国・地域」GDPシェア
期間:1980年∼2019年(推計値含む、2014年以降は予想値)
(注)IMF定義により、「世界」は「World」、「先進国・地域」は「Advanced economies」、「新興市場及び途上国・地域」は「Emerging market and Developing Economies」、「アジア途上国」は「Emerging and Developing Asia」を使用。
(出所:いずれもIMF「World Economic Outlook Database October 2014」のデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記は過去のデータおよび予想値であり、将来の市場動向を示唆・保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
日本
(ポイント)
4
~景気動向~
景気動向指数(CI、一致)
(ポイント)
130
130
120
120
110
110
100
100
90
90
80
80
70
70
06/6 07/6 08/6 09/6 10/6 11/6 12/6 13/6 14/6
(年/月)
※2006年6月∼2015年1月
※月次データ
(ポイント)
消費総合指数
鉱工業生産指数
06/6 07/6 08/6 09/6 10/6 11/6 12/6 13/6 14/6
※2006年6月∼2015年2月
※月次データ、季節調整済
(年/月)
 景気動向指数(CI、一致)は2012年末以降、上昇傾
向となっており景気が拡大傾向にあるものの、2014年
4月以降、消費増税に伴う駆け込み需要の反動などから
低迷傾向にあります。
120
115
110
 消費総合指数は2012年の年央以降、上昇傾向となり個
人消費は増加傾向にあったものの、2014年4月以降、
消費増税に伴う駆け込み需要の反動から低下し、指数は
低迷しています。
105
100
95
90
06/6 07/6 08/6 09/6 10/6 11/6 12/6 13/6 14/6
※2006年6月∼2015年1月
※月次データ、季節調整済、実質
(年/月)
 鉱工業生産指数は2012年末以降、上昇傾向となってお
り生産活動は増加傾向にあるとみられているものの、足
元、消費増税に伴う駆け込み需要の反動などから低迷傾
向にあります。
(出所: DatastreamのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。※上記の記載内容は、作成日時点のものであり、今後予告なく変更する場合があります。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
日本
~アベノミクス
5
金融政策、成長戦略について~
 2014年10月31日に日本銀行は追加金融緩和として資産の年間増加額(買い入れ)の拡大などを決定しましたが、予想外の決定
であったため市場に大きな影響を与えました。
 2013年6月に安倍内閣は成長戦略を閣議決定し、2013年12月に産業競争力強化法(企業の設備投資等を促進)や国家戦略特別区
域法(地域を限定した規制緩和)が成立しました。2015年3月に法人税減税が決定されるなど継続的に成長戦略が検討されてい
ます。
「量的・質的金融緩和」の拡大内容
 マネタリーベース※:年間約80兆円増加させる(従来:年間約
60~70兆円増加) ※日本銀行が供給する通貨量
 長期国債の保有残高:年間約80兆円増加する様買い入れる
(従来:年間約50兆円増加) また、買い入れの平均残存期
間を7~10年程度に延長(従来:7年程度)
 ETF(指数連動型上場投資信託):年間約3兆円増加する様買い
入れる(従来:年間約1兆円増加)また、JPX日経インデック
ス400に連動するETFを買い入れの対象に加える。
 J-REIT(不動産投資信託):年間約900億円増加する様買い入
れる(従来:年間約300億円増加)
声明資料では原油価格の下落などを背景とした物価下押しのリス
クを防ぐため追加緩和を決定したと示された。
・買い入れ増額対象の株式(ETF経由)、J-REIT、国債の価格が上昇。
・様々な期間の金利低下や資金供給量拡大に対する期待を形成。
・日本の金利低下、資金供給量拡大見通しから円安米ドル高の動きとなる。
成長戦略の主な施策
民間投資の拡大など
○産業競争力強化法
・質の高い設備投資や企業によるベンチャー投資を税優遇
・予め規制が適用されるか照会できる制度を創設
・企業毎に規制の特例措置を適用できる制度を創設
○法人税減税
・従来:34.62%→平成27年度:32.11%、平成28年度:31.33%
成長を促進する金融、公的・準公的資金の運用等
○公的年金の運用機関(GPIF):年金制度の維持を目標に基本ポート
フォリオを変更。(国内債券の比率を引き下げ、株式(国内、外国)、
外国債券の比率を引き上げた)
規制改革など
○国家戦略特別区域
・規制緩和が可能となる区域を国が定める
・規制緩和の分野:都市再生・まちづくり、教育、雇用、医療、
歴史的建築物の活用、農業
・東京圏、関西圏、新潟市、兵庫県養父市、福岡市、沖縄県を指定
経済連携/貿易・投資促進
○オーストラリアと経済連携協定(EPA)2015年より開始
・日本から輸出する自動車:関税を3年以内に撤廃等
(出所:日本銀行の資料をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
(出所:首相官邸、内閣官房、経済産業省の資料、各種報道をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記はイメージ図であり、市場環境分析は上記に限られるものではありません。また、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
米国
6
~失業率と住宅価格~
ISM製造業景気指数
失業率
(%)
11
65
10
60
9
55
8
50
景気拡大
を
示唆
45
7
景気後退
を
示唆
40
6
35
5
30
4
25
06/6 07/6 08/6 09/6 10/6 11/6 12/6 13/6 14/6
06/6 07/6 08/6 09/6 10/6 11/6 12/6 13/6 14/6
(年/月)
※2006年6月∼2015年2月
※月次データ
※2006年6月∼2015年3月
※月次データ
(年/月)
住宅価格
(万件)
中古住宅販売件数(左軸)
700
住宅価格(右軸)
(ポイント)
250
600
200
500
150
400
100
300
50
200
0
06/6
07/6
08/6
09/6
10/6
11/6
12/6
13/6
 2015年2月の失業率は5.5%と低下傾向にあります。当
局は利上げについて、労働市場やインフレ圧力等の幅広
い情報を考慮して判断するとしており、失業率が注目さ
れています。
 景気に先行する指数とされるISM製造業景気指数は、
2013年6月以降は50を上回る状態が続いており、2015
年3月は51.5となっています。
 中古住宅販売件数が堅調に推移する中、住宅価格は上昇
傾向になっており、2015年1月は前年比で4.6%程度上
昇しています。
14/6
(年/月)
※2006年6月∼2015年2月(住宅価格は2015年1月まで)
※住宅価格はS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市、季節調整済み)
※月次データ
(出所: DatastreamのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。※上記の記載内容は、作成日時点のものであり、今後予告なく変更する場合があります。 ※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
米国
7
~量的金融緩和の縮小、利上げ開始時期について~
 2013年12月に量的金融緩和の縮小(国債等の買い入れ減額)開始が決定され、その後のFOMC(米連邦公開市場委員会)にお
いても毎回、減額が行われ、2014年10月に国債等の買い入れ終了が決定されました。
 政策金利の引き上げ開始時期については労働市場やインフレ圧力等を考慮して決定すると示されています。利上げは2015年央
以降に開始されるとみられています。
(%)
将来の政策金利の予測値
(FOMC資料)
4
3
3.125
2
1.875
1
0
0.625
2015年末
2016年末
2017年末
※2015年3月のFOMC声明時におけるFOMC参加者の政策金利の予測(中央値)
~利上げ開始時期について~
 利上げは労働市場やインフレ圧力等を考慮して判断する方針。
 2015年3月のFOMCにおいて従来のフォワードガイダンス※「利
上げ開始は忍耐強く待つことができる」の文言が声明文から削除
された。
※中央銀行が金融政策の先行きについて示す指針。政策金利を据え置く期間を示
財政問題
 債務上限:2015年3月15日からこれまで適用が停止
されていた債務上限が適用されたものの、債務返済
の対応から2015年9月頃までは特に問題とならない
とみられています。
 政府予算:2015年度(2014年10月~2015年9月)
については2014年12月に予算が成立しています。共
和党が反発する移民制度改革を担当する国土安全保
障省の予算は2015年3月に会計年度末(2015年9月
末)まで議会で可決されました。
議会運営
 上下両院共に共和党が多数を占め、議会運営は共和党
が主導しているため、議会と大統領(民主党)の対立
は続くとみられます。ただし、2016年の大統領選挙
を控え米国に大きなマイナスの影響を与える政治的混
迷とはならないとみられます。
唆したり、将来の政策変更の条件を設けたりする。
(出所: FRB、各種報道をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記はイメージ図であり、市場環境分析は上記に限られるものではありません。また、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
欧州
8
~政策の効果と景気動向~
ユーロ圏の実質GDP
(%)
(%)
ユーロ圏の消費者物価指数
5
4
3
4
2
3
1
0
2
-1
1
-2
0
-3
-1
-4
06/6 07/6 08/6 09/6 10/6 11/6 12/6 13/6 14/6
06/6 07/6 08/6 09/6 10/6 11/6 12/6 13/6 14/6
(年/月)
※2006年4-6月期∼2014年10-12月期
※四半期データ(前期比)
(年/月)
※2006年6月∼2015年3月
※月次データ(前年比)
ユーロ圏の失業率と政策金利
(%)
政策金利(左軸)
6
(%)
失業率(右軸)
13
5
12
4
11
3
10
2
9
1
8
0
7
06/6
07/6
08/6
09/6
10/6
11/6
※2006年6月∼2015年3月(失業率は2015年2月まで)
※月次データ
12/6
13/6
 2014年第4四半期(10-12月期)の実質GDP(域内総生
産)成長率は前期比+0.3%となっており、底打ちの兆し
がみられます。
 ECB(欧州中央銀行)による低金利政策の中、2015年2
月の失業率は11.3%となっています。
 2015年3月の消費者物価指数はエネルギー価格の下落や
需要が弱いことなどを背景に前年比-0.1%と低水準に
なっています。
14/6
(年/月)
(出所: DatastreamのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。※上記の記載内容は、作成日時点のものであり、今後予告なく変更する場合があります。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
欧州
9
~金融緩和など~
 ECB(欧州中央銀行)は2015年1月に量的金融緩和を決定しました。月額600億ユーロの資産(国債や政府機関債など)の買い
入れを2015年3月から少なくとも2016年9月まで実施し、物価上昇や融資を促す政策を発表しました。
 2015年2月下旬にギリシャに対する金融支援の実施期限についてユーロ圏財務相会合において6月末まで延長することが合意さ
れ、ギリシャの資金繰りに対して一定の安心感がもたらされました。今後、金融支援が実施されるかという点やギリシャ政府の
資金が枯渇しないか注目されています。
ECBによる金融緩和
ポイント
・低水準にある物価を上昇させる。
・景気支援、金利引き下げと融資促進。
 資産買い入れプログラム(量的金融緩和)
【金額】月額600億ユーロの資産を買い入れる
2016年9月までに総額1.1兆ユーロ超の買い入れ
【買い入れ対象資産】ユーロ圏の国債や政府機関債、欧州機
関債、ABS(資産担保証券)やカバードボンド
(金融機関が保有する債権を担保として発行する債券)
【期間】2015年3月から少なくとも2016年9月まで
 政策金利 0.05%
 中央銀行への預金金利 -0.20%
 金融機関に対し、融資促進のため資金供給
期間:最長4年程度、当初の上限:4,000億ユーロ
ギリシャの動向
ポイント
・ギリシャでは反緊縮財政などを主張する新政権が樹立。
・金融支援の実施期限が6月末まで延長された。
・今後、ギリシャ政府の資金が枯渇しないか注目される。
 2015年1月25日にギリシャで総選挙が行われ、反緊縮財
政を主張する急進左派連合が第1党となり連立政権を樹立。
 IMF(国際通貨基金)、ECB、EU(欧州連合)に対する債
務(支援資金)の減額や緊縮財政の緩和などを連立政権が
主張。
 2015年2月下旬に金融支援の実施期限についてユーロ圏財
務相会合において6月末まで延長することが合意され、
ギリシャの資金繰りに対して一定の安心感がもたらされた。
 今後、金融支援が実施されるかという点やギリシャ政府の
資金が枯渇しないかが注目ポイント。
(出所:中央銀行の資料、各種報道をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記はイメージ図であり、市場環境分析は上記に限られるものではありません。また、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
その他の国・地域
10
中国
 中国のGDP(国内総生産)は世界第2位であり、輸入など世界経済に与える影響は大きいと考えられています。GDP成長率は
2010年以降、低下しており輸入の減少が懸念されています。
 2015年3月のPMIは50.1と50を小幅に上回っているものの、景気後退が懸念されています。一方、GDP政府目標(2015年は7%
前後)をある程度下回ると雇用の悪化から不満が高まる可能性があり、景気刺激策が実施されると考えられることからも経済成
長は大きく減速しないとみられています。
(%)
中国の実質GDP
中国の製造業PMI
15
60
13
55
11
50
景気拡大
を
示唆
45
9
景気後退
を
示唆
40
7
35
5
06/3 07/3 08/3 09/3 10/3 11/3 12/3 13/3
※2006年1-3月期∼2014年10-12月期
※四半期データ(前年比)
14/3
(年/月)
06/1 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1
(年/月)
※2006年1月∼2015年3月
※中国国家統計局データ(月次)
(出所: DatastreamのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
主な景気支援(ミニ刺激)策等
経済成長率が目標(2015年は7%前後)からある程度下振れする恐れがある場合、
景気刺激策は大規模になる可能性が考えられます。
 2015年1月
中央銀行が中小規模の銀行に約9,500億円の追加融資を実施。(貸し出しを促進)
 2015年2月
中央銀行が利下げを決定(1年物貸出基準金利を5.6%から5.35%に引き下げた)。
 2015年3月
中央銀行が2軒目の住宅ローンの頭金比率を引き下げた(従来の60~70%→40%に)。
(出所:各種報道をもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記はイメージ図であり、市場環境分析は上記に限られるものではありません。また、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
11
主な政治・経済予定(2015年4月1日~2015年5月15日)
2015年
4月
2015年
4月1日
日銀短観
日本
4月8日
4月7-8日
日銀
金融政策決定会合
4月13日
4月12日
4月1日
米国
統一地方選挙
統一地方選挙
中旬
4月15日
4月9日
企業の決算発表本格化
小売売上高
中国製造業PMI
4月1日
中国非製造業PMI
ISM製造業景気指数
5月5日
4月17日
4月29日 1-3月期GDP
(国内総生産)
雇用統計
5月13日
5月13日
4月15日 中国1-3月期
GDP(国内総生産)
中国住宅価格指数
中国貿易収支
※上記はイメージ図であり、市場環境分析は上記に限られるものではありません。また、将来の市場動向を保証するものではありません。
小売売上高
5月13日 ユーロ圏1-3月期GDP
(域内総生産)
ユーロ圏消費者物価指数
ユーロ圏経常収支
4月18日
ISM非製造業景気指数
5月8日
ユーロ圏鉱工業生産
4月10~15日頃
中国社会融資総量
4月13日
5月1日
ECB(欧州中央銀行)理事会
ドイツ鉱工業生産
4月1日
消費者物価指数
景気ウォッチャー調査
鉱工業生産
中古住宅販売件数
4月30日
4月14日
4月30日
5月1日
4月28-29日 FOMC
(米連邦公開市場委員会)
4月14日
その他の国・地域
4月26日
4月22日
雇用統計
欧州
5月13日
下旬 企業の
決算発表本格化
ISM非製造業景気指数
4月3日
日銀 金融政策決定会合
経済・物価情勢の展望
機械受注
ISM製造業景気指数
4月6日
4月30日
景気ウォッチャー調査
5月上旬
5月7日 英国総選挙
(下院)
5月8日
5月1日
中国製造業PMI
5月1日
中国非製造業PMI
ユーロ圏鉱工業生産
ドイツ鉱工業生産
5月10~15日頃
5月8日
中国社会融資総量
中国貿易収支
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
12
世界の金融市場動向と見通し
日経平均(円)
15年2月末
15年3月末
前月比
18,797.94
19,206.99
+2.18%
国内株
上昇傾向
東証株価指数(ポイント)
ダウ・ジョーンズ
米国株
今後の見通し
工業株価平均(米ドル)
1,523.85
1,543.11
+1.26%
18,132.70
17,776.12
-1.97%
上昇傾向
S&P500種指数(ポイント)
2,104.50
2,067.89
-1.74%
国内債券
日本10年国債利回り(%)
0.34
0.41
+0.07%
米国債券
米国10年国債利回り(%)
1.99
1.92
-0.07%
3,306.03
3,241.62
-1.95%
上昇傾向
1,097.47
1,116.58
+1.74%
上昇傾向
119.63
120.13
+0.42%
ドル高
(円安)
国内リート
米国リート
為替
東証REIT指数
(配当込み)(ポイント)
S&P 米国 REITインデックス
(現地通貨ベース/配当込み/為替ヘッジなし)(ポイント)
米ドル/円(円)
横ばい
横ばい
※ 前月比は、小数点第3位を四捨五入して表示しています。
※ 今後の見通しにおける矢印はDIAMが予想する3カ月程度の見通しについて表示しています。
※ 国内債券と米国債券については前月比は前月からの変化幅。
(出所:BloombergのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。
※上記の見通しは作成時点のものであり、事前の予告なく変更される場合があります。上記は、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
金融市場動向①
13
株式
3月の動向
主要国の株価指数
(期間:2014年3月31日~2015年3月31日)
米国
日本
ドイツ
ブラジル(ご参考)
中国(ご参考)
(ポイント)
140
130
 日本では、円安米ドル高などを背景とした企業業績の増益
見通しや日銀や年金による株式を買い入れる動き、企業が
自社株買いや増配を行い経営効率を高めるとの期待などか
ら上昇しました。
 米国では、米国債利回りが低水準であったことやM&A
(企業の合併・買収)をめぐる動きが支援材料となったも
のの、米ドル高から企業業績が抑えられるとの懸念や中古
住宅販売など予想を下回る経済指標がみられたことなどか
ら下落しました。
 欧州(ドイツ)では、ECB(欧州中央銀行)の量的金融緩
和が開始され国債利回りが低下したことや資金増加観測、
ユーロ安を背景とした企業業績の増益期待などを背景に上
昇しました。
120
110
今後の見通し
100
90
80
14/3
14/5
14/7
14/9
14/11
15/1
15/3
(年/月)
直近1カ月(2015年3月)
※2014年3月末を100として指数化。
※使用データ:【米国】S&P 500種指数【日本】東証株価指数(TOPIX)
【ドイツ】ドイツDAX指数【ブラジル】ブラジル ボベスパ指数【中国】ハンセン中国企業株指数
(出所:BloombergのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
 日本では、大規模な量的緩和(ETF(指数連動型上場投資信
託)経由での株式の買い入れなど)やアベノミクスの進展
(法人税減税や公共投資)に対する期待、円安に伴う増益予
想、年金による株式を買い入れる動きなどを背景に株価は上
昇する展開を想定します。
 米国では、全体としては底堅い企業業績や、雇用者数の増加
など堅調な経済指標、ユーロ圏や日本、中国などの金融緩和、
2016年の大統領選挙を控えた政策期待を背景に上昇すると
想定します。
 米雇用統計など経済指標が予想を上回った場合、利上げが意
識され米国債利回りが上昇し市場に影響を与える可能性があ
り、注目しています。
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。
※上記の見通しは作成時点のものであり、事前の予告なく変更される場合があります。上記は、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
金融市場動向②
14
債券
3月の動向
 日本では、国債の価格変動性が高まることへの懸念や、米
利上げが意識されたことなどから、国債利回りは上昇(価
格は下落)する展開となりました。
主要国の10年国債利回り
(期間:2014年3月31日~2015年3月31日)
米国
日本
ドイツ
オーストラリア
スペイン
(%)
5
 米国では、18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の資料
において政策金利(予測)が前回から引き下げられたこと
に伴い利上げ幅は小さいとの観測などを背景に国債利回り
は低下(価格は上昇)しました。
 欧州(ドイツ)では、ECB(欧州中央銀行)の量的金融緩
和が開始され国債が買われたことや、米国債利回りに追随
する動きなどからドイツ国債利回りは低下(価格は上昇)
しました。
4
3
今後の見通し
2
 日本では、日銀の大規模な量的緩和において国債が大量に買
われる中、国債に対する需給の引き締まりなどを背景に国債
利回りは低水準(価格は高水準)で推移すると想定します。
ただし、国債利回りが一時的に大きく変動する可能性も考え
られる状況とみられます。
1
0
14/3
14/5
14/7
14/9
14/11
15/1
15/3
(年/月)
直近1カ月(2015年3月)
(出所:BloombergのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
 米国では、2015年央以降の利上げが見込まれるものの利上げ
時期が遅れ利上げ幅が緩やかになるとの観測や、日本やユー
ロ圏の国債利回りが低水準の中、米国債の利回りに対する投
資魅力を背景に国債利回り・価格は当面、横ばいで推移する
と想定します。
 欧州(ドイツ)では量的緩和として国債等の買い入れが行わ
れていることや消費者物価指数(ユーロ圏)が低水準である
ことから国債利回りは横ばいで推移すると想定します。
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。
※上記の見通しは作成時点のものであり、事前の予告なく変更される場合があります。上記は、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
金融市場動向③
15
リート
3月の動向
 日本では、日銀の量的緩和に伴うJ-REIT(不動産投資信
託)の買い入れや、リートの相対的に高い配当利回り(10
年国債利回り対比)に対する魅力が支援したものの、国債
利回りが上昇したことなどから下落しました。
主要国・地域のREIT指数
(期間:2014年3月31日~2015年3月31日)
(ポイント)
日本
欧州(除くイギリス)
アジア
米国
オーストラリア
 米国では、18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の資料
において政策金利(予測)が前回から引き下げられ国債利
回りが低下する中、リートの投資魅力が高まったことなど
から上昇しました。
160
 欧州ではECB(欧州中央銀行)の量的金融緩和が開始され
国債利回りが低下したことや、景況感の改善期待などから
上昇しました。
140
今後の見通し
120
 日本では、日銀の大規模な量的緩和が継続し、国債利回り
が当面、低水準(価格が高水準)で推移するとみられる中、
リートの相対的に高い配当利回りに対する投資魅力などか
ら上昇すると想定します。
100
80
14/3
14/5
14/7
14/9
14/11
15/1
15/3
(年/月)
直近1カ月(2015年3月)
※2014年3月末を100として指数化。
※使用データ:日本は東証REIT指数(配当込み)、日本以外の国・地域はS&P 各
国・地域REITインデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
(出所: Datastream、BloombergのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
 米国では、賃金の上昇や経済成長など良好な経済指標を背
景にリートが保有する不動産の賃料や価格が今後も上昇す
るとの期待からリートは上昇すると想定します。
 米国では緩やかな利上げが見込まれる中、日本やユーロ圏
では量的金融緩和が続き、世界的に国債利回りの上昇は当
面、限定的とみられます。ただし、予想を上回る経済指標
が発表され、米利上げが意識されることに伴い国債利回り
が上昇した場合、短期的にはリート価格に影響を与える可
能性も考えられるため、国債利回りの動向が注目されます。
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。
※上記の見通しは作成時点のものであり、事前の予告なく変更される場合があります。上記は、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
金融市場動向④
16
為替
3月の動向
主要通貨の対円レート
(期間:2014年3月31日~2015年3月31日)
米ドル
オーストラリアドル
インドネシアルピア(ご参考)
ユーロ
ブラジルレアル(ご参考)
(ポイント)
 ユーロはECB(欧州中央銀行)の量的金融緩和が開始され国
債利回りが低下したことやユーロの資金が増加するとの観測
などから対円で下落しました。
120
円安
 オーストラリアドルは利下げ観測がみられる中、対円で下落
する展開となりました。ブラジルレアルは国営石油会社の汚
職疑惑や経済見通しがさえないことなどを背景に対円で下落
する展開となりました。
110
100
今後の見通し
90
円高
 米ドルは、雇用統計において雇用者の増加数が予想を上回り
利上げが意識されたことに伴い国債利回りが上昇したことな
どを背景に円安米ドル高となりました。18日のFOMC(米連
邦公開市場委員会)の資料において政策金利(予測)が前回
から引き下げられ国債利回りが低下したことなどから米ドル
は対円で上昇幅を縮小しました。
80
14/3
14/5
14/7
14/9
直近1カ月(2015年3月)
※2014年3月末を100として指数化。
14/11
15/1
15/3
(年/月)
 米ドルは、米国の利上げ実施が意識されることや、総じて
堅調な米国経済指標、日本で大規模な金融緩和が行われて
いることなどを背景に対円での上昇を想定します。ただし、
更に円安米ドル高が進むには米国において賃金の上昇や経
済指標が更に改善するなど利上げを支援する材料を確認す
る必要があることや、米金利上昇などが必要と想定します。
 ユーロは、量的金融緩和などが下押しする一方、日銀の量
的緩和による円安見通しや既にユーロ安が進んだこと、
ユーロ圏の景況感が改善していることなどを背景に対円で
横ばい推移を想定します。
(出所:BloombergのデータをもとにDIAMアセットマネジメント作成)
※上記は過去のデータであり、将来の市場動向を保証するものではありません。
※上記の見通しは作成時点のものであり、事前の予告なく変更される場合があります。上記は、将来の市場動向を保証するものではありません。
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
投資信託に係るリスクと費用
17
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。
ご注意事項
18
【各指数の著作権等】
■日経平均株価(日経平均)は、株式会社日本経済新聞社によって独自に開発された手法によって算出される著作物であり、株式会社日本経済新聞社は、日経平均自体及び日経平均を算定する手法に対して、著作
権その他一切の知的財産権を有します。
■東証株価指数(TOPIX)、東証REIT指数(配当込み)は、株式会社東京証券取引所(㈱東京証券取引所)の知的財産であり、指数の算出、指数値の公表、利用など同指数に関するすべての権利は、㈱東京証券
取引所が有しています。
■Standard & Poor‘s®並びにS&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディング
ズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対しては特定の目的のた
めに使用するサブライセンスが与えられています。 S&P 500種指数およびS&P各国・地域REITインデックス、S&Pケース・シラー住宅価格指数、ダウ・ジョーンズ工業株価平均はS&P ダウ・ジョーンズ・イ
ンデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAM
アセットマネジメント株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするものではありません。
■ドイツDAX指数に関する著作権等の知的財産その他一切の権利はDeutsche Börseに帰属します。
■ハンセン中国企業株指数(H株指数)に関する著作権等の知的財産その他一切の権利はHang Seng Indexes Company Limitedに帰属します。
■ブラジル ボベスパ指数に関する著作権等の知的財産その他一切の権利はサンパウロ証券取引所(BM&FBovespa)に帰属します。
■ISM製造業景気指数、 ISM非製造業景気指数は全米供給管理協会が発表する指数です。
150407情報投資環境-1
※巻末のご注意事項を必ずお読み下さい。