オーストラリアの経済指標の振り返り【2015年3】

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2015年4月
オーストラリアの経済指標の振り返り【2015年3⽉】
【先⽉のオーストラリア経済のまとめ】
■失業率は前⽉から改善し、フルタイム、パートタイム共に雇⽤者数は前⽉から増加しました。
■住宅建設許可件数は、低⾦利を背景に過去最多を記録しました。
■消費者信頼感指数はオーストラリア準備銀⾏(RBA)による政策⾦利の引き下げをきっかけとした
先⽉の⼤幅上昇の反動や、原油価格の反転を背景に、前⽉より⼩幅に低下しました。
■5年国債の利回りは、追加利下げが意識され、低下傾向を続けています。
■豪ドルは追加利下げや中東情勢の緊迫化などを意識して、対円、対⽶ドルともに下落しました。
【失業率は改善するも、労働参加率は低下】
■2015年3⽉12⽇に発表された2⽉の失業率は
6.3%と前⽉の6.4%から改善しました。フルタ
イ ム の 雇 ⽤ 者 は 前 ⽉ か ら 10,300 ⼈ 増 加 し 、
パートタイムの雇⽤者も前⽉から5,300⼈増加
しました。フルタイム、パートタイム共に前⽉
から増加となったのは、昨年の11⽉以来となり
ます。⼀⽅、労働参加率は64.6%と、前⽉の
64.7%から0.1%低下しました。
雇⽤関連指標の推移
(万⼈)
50
(%)
8
40
7
30
6
20
5
10
4
0
3
-10
2
2003年
2007年
2011年
2015年
【左軸】雇⽤者数変化(前年⽐・季節調整済)
【右軸】失業率(季節調整済)
出所:ブルームバーグ。期間:2003年1⽉〜2015年2⽉、⽉次。
【低⾦利を背景に過去最多の建設許可件数を記録】
■ 2015年3⽉3⽇に発表された1⽉の住宅建設
許可件数は前年⽐9.1%増の19,282件となりま
した。⼾建住宅の建設許可件数は前年⽐2.9%
減となりましたが、集合住宅の建設許可件数は
前年⽐23.6%増と⼤幅に上昇しました。住宅
建設許可件数はデータを遡れる1967年12⽉か
ら⾒ても、19,282件という1⽉の数字は最多の
件数になります。RBAが緩和姿勢を強める中、
今後も住宅市場は堅調に推移することが期待さ
れます。
※上記は3⽉3⽇発表時点のデータであり、4⽉
1⽇に発表された1⽉の住宅建設許可件数の修
正値は、前年⽐9.2%増の19,397件と上⽅修正
されています。
(件)
20,000
住宅建設許可件数の推移
(%)
60
19,000
50
18,000
40
17,000
30
16,000
20
15,000
10
14,000
0
13,000
-10
12,000
-20
2013年1⽉
2014年1⽉
2015年1⽉
【左軸】住宅建設許可件数
【右軸】住宅建設許可件数(前年⽐)
出所:ブルームバーグ。期間:2013年1⽉〜2015年1⽉、⽉次。
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2015年4月
オーストラリアの経済指標の振り返り【2015年3⽉】
【⼩売売上⾼の伸び率は4カ⽉連続で鈍化】
■ 2015年3⽉5⽇に発表された1⽉の名⽬⼩売
売上⾼の伸び率は前年⽐3.6%増となりました。
4カ⽉連続で伸び率は鈍化しています。3⽉11⽇
に発表された3⽉のウェストパック消費者信頼感
指数は99.47と、前⽉より⼩幅に低下する結果
となりました。先⽉はRBAの利下げを受けて、
同指数が⼤幅に上昇したため、その反動として3
⽉は数字がやや低下したと考えられます。また、
それ以外には、これまで低下を続けていた原油
価格が上昇に転じたことも1つの要因として考え
られます。
(%)
7
名⽬⼩売売上⾼の伸び率(前年⽐)※と
消費者信頼感指数の推移
(ポイント)
120
6
115
5
110
4
105
3
100
2
95
1
90
2012年
2013年
2014年
2015年
【左軸】名⽬⼩売売上⾼(前年⽐・季節調整済)
【右軸】ウェストパック消費者信頼感指数
出所:ブルームバーグ。期間:2012年1⽉〜2015年3⽉、⽉次。
※名⽬⼩売売上⾼は2015年1⽉まで。
【2014年第4四半期の実質GDP成⻑率は鈍化】
(%) 実質GDP成⻑率(前年⽐・季節調整済)の推移
■2015年3⽉4⽇に発表された2014年第4四
半期の実質GDP成⻑率は前年⽐2.5%増と前期
の同2.7%増からやや鈍化する結果となりまし
た。前期⽐で⾒ると0.5%増となっており、需
要項⽬別にみると、個⼈消費は引き続き堅調
さを維持しています。低⾦利やインフレ率の
低下によって、実質的に購買⼒が上がる事で、
今後も個⼈消費が全体の数字を牽引する事が
期待されます。
6.0
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
0.0
2007年
2009年
2011年
2013年
出所:ブルームバーグ。期間:2007年第1四半期〜2014年第4四半期。
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2015年4月
オーストラリアの経済指標の振り返り【2015年3⽉】
【今後の追加利下げを意識し、国債利回りは低下傾向】
5年国債の利回りの推移
(%)
4.00
■3⽉のオーストラリア5年国債利回りは2⽉末
から約0.10%低下しました。3⽉3⽇に⾏われた
⾦融政策決定会合では、政策⾦利を2.25%に据
え置くことを決定しましたが、声明⽂のなかで
需要の持続性のある拡⼤や、RBAの⽬標に沿っ
たインフレ率を実現するために今後追加緩和を
⾏うことが適切となるであろうとの⾒⽅を⽰し
たことから、追加利下げが意識されて利回りが
低下したと考えられます。
3.50
3.00
2.50
2.00
1.50
2013年1月
【追加利下げや中東情勢を意識し、豪ドルは下落】
■3⽉の為替市場において、豪ドルは2⽉末から
対円で1.2%、対⽶ドルで2.7%下落しました。
3⽇に⾏われた⾦融政策決定会合では、更なる⾦
利引き下げを予想していた市場⾒通しとは異なり、
政策⾦利は据え置かれました。そのため、⼀時的
に豪ドルは堅調に推移したものの、政策決定会合
において追加利下げの可能性が⽰されていたこと
もあり、豪ドルはその後対円、対⽶ドル双⽅に対
して下落する展開となりました。3⽉下旬にかけ
て、豪ドルが値を戻す場⾯もありましたが、サウ
ジアラビアなど湾岸諸国がイエメンの反体制派の
イスラム教シーア派系武装組織の拠点への空爆を
開始すると、中東情勢の緊迫化などが嫌気され、
豪ドルは再び下落し、結果的には2⽉末に⽐べ、
対円、対⽶ドルともに豪ドル安となりました。
経済指標
ウェストパック
消費者信頼感指数
2014年1月
2015年1月
出所:ブルームバーグ。期間:2013年1⽉1⽇〜2015年3⽉31⽇、⽇次。
(円)
豪ドルの対円/対⽶ドル相場の推移
【左軸】豪ドル/円
【右軸】豪ドル/米ドル
105
1.05
100
1.00
95
0.95
90
0.90
85
0.85
80
0.80
75
2013年1月
0.75 豪ドル安
2014年1月
2015年1月
出所:ブルームバーグ。期間:2013年1⽉1⽇〜2015年3⽉31⽇、⽇次。
※豪ドルの対円レートはTTMを使⽤。
2014年
2015年
9⽉
10⽉
11⽉
12⽉
1⽉
2⽉
3⽉
93.97
94.81
96.57
91.06
93.23
100.73
99.47
実質GDP(前年⽐)
2.7%
2.5%
―
基調インフレ率(前年⽐)
2.50%
2.25%
―
名⽬⼩売売上⾼
(米ドル)
1.10 豪ドル⾼
110
5.8%
5.7%
4.9%
4.1%
3.6%
―
―
新⾞販売台数(前年⽐)
0.5%
-0.8%
-3.4%
-1.0%
0.2%
4.1%
―
住宅建設許可件数(前年⽐)
-11.7%
3.3%
10.2%
9.6%
9.1%
―
―
(前年⽐・季節調整済)
住宅価格指数
(前年⽐・季節調整前)
6.8%
9.0%
―
失業率
6.2%
6.3%
6.3%
6.1%
6.4%
6.3%
―
貿易収⽀(億豪ドル)
-19.48
-10.68
-10.66
-5.03
-9.80
―
―
出所:ブルームバーグ。
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2015年4月
ファンドは、外国の公社債など値動きのある有価証券に投資しますので、金利動向の影響や組入れた公社債などの発行者の信用状況の悪化・倒
産、為替レートの変動の影響などにより、基準価額が下落し損失を被る場合があります。したがって、投資元本が保証されているものではなく、基準
価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。投資信託財産に生じた利益および損失はすべて受益者に帰属します。投資
信託は預貯金とは異なります。購入のお申し込みの際は、投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ、または同時にお渡ししますので、必ず内
容をご確認いただき、ファンドの内容・リスクを十分ご理解のうえ、ご自身でご判断ください。基準価額の変動要因として、①公社債にかかるリスク
(価格変動リスク・信用リスク)、②デフォルト・リスク、③カントリー・リスク、④為替変動リスク、その他の留意点などがあります。詳しくは、投資信託
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投資信託は、ご購入・ご換金時に直接的にご負担いただく費用と信託財産から間接的にご負担いただく費用の合計額がかかります。
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支払うものとします。これらの費用の中には運用状況などによって変動するものもあるため、事前に具体的な料率、金額、計算方法および支払時
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インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
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い、分配金の再投資に関する事務などを行います。
2015年3月末現在
金融商品取引業者等の名称
藍澤證券株式会社
あかつき証券株式会社
飯塚中川証券株式会社
岩井コスモ証券株式会社
エース証券株式会社
SMBC日興証券株式会社
(ダイレクトコース)
SMBCフレンド証券株式会社
株式会社SBI証券
極東証券株式会社
株式会社証券ジャパン
髙木証券株式会社
竹松証券株式会社※
東洋証券株式会社
内藤証券株式会社
日産センチュリー証券株式会社
ニュース証券株式会社
フィデリティ証券株式会社
マネックス証券株式会社
三津井証券株式会社
八幡証券株式会社
豊証券株式会社
楽天証券株式会社
リテラ・クレア証券株式会社
設定・運用は
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
登録番号
日本証券業
協会
関東財務局長(金商)第6号
関東財務局長(金商)第67号
福岡財務支局長(金商)第1号
近畿財務局長(金商)第15号
近畿財務局長(金商)第6号
○
○
○
○
○
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第2251号
○
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第40号
関東財務局長(金商)第44号
関東財務局長(金商)第65号
関東財務局長(金商)第170号
近畿財務局長(金商)第20号
北陸財務局長(金商)第10号
関東財務局長(金商)第121号
近畿財務局長(金商)第24号
関東財務局長(金商)第131号
関東財務局長(金商)第138号
関東財務局長(金商)第152号
関東財務局長(金商)第165号
北陸財務局長(金商)第14号
中国財務局長(金商)第7号
東海財務局長(金商)第21号
関東財務局長(金商)第195号
関東財務局長(金商)第199号
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
一般社団法人
日本投資
顧問業協会
○
一般社団法人
金融先物
取引業協会
一般社団法人
第二種金融
商品取引業協会
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
※は岩井コスモ証券株式会社への取次販売会社です。
商号等 :インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
ファンドの照会先:お問い合わせダイヤル 03-6447-3100
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第306号
受付:営業日の午前9時から午後5時まで
加入協会:一般社団法人投資信託協会、 一般社団法人日本投資顧問業協会
ホームページ http://www.invesco.co.jp
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分析の際の仮定は変更されることもあり、それに伴い当初の分析の結果と差異が生じる場合があります。当資料の中で記載されている内容、数値、
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