2015年度 地域間交流支援(RIT)事前調査事業 案件一覧 案件名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 秋田県-中国(山東省) 【輸送機器】 実施主体 概要 ●秋田県は、2011年度から「秋田県EVバス技術力向上事業」として、県内企業の関連技術を搭載した EVバスを試験運行し、その有効性や耐久性等の実証を行っている。 あきたEVバス実証コ ●一方、中国山東省は、他の地域に先駆けて電気バスを導入し、現在も多くの路線バスを運行してい ンソーシアム るが、そのシステムは先進的とはいえず、技術的な改良点は多い。 ●実証試験で蓄積されたデータを活用しながらビジネス交流を進め、新規市場開拓、共同開発イノベー ション等の推進を図る。 福島県 ●福島県は、「再生可能エネルギー先駆けの地」の実現を目指し、再生可能エネルギーの導入促進 や、関連産業の集積と振興に向けた施策を実施している。 ●一方、ドイツNRW州では、消費電力に占める再生可能エネルギー比率を2050年までに80パーセント にするため、太陽光発電をはじめとする広範な再生可能エネルギー関連技術を必要としている。 ●両地域は、MOUの締結等により、再生可能エネルギー分野での交流の素地を形成しており、本事前 調査において、ビジネスマッチングのモデルを検討する。 茨城県つくば市-台湾 【メカトロニクス産業】 株式会社 つくば研究支援セン ター ●つくば地域には、多くの公的研究機関や民間企業研究所が設立されており、IT、ソフトウエア、情報 通信機器、分析機器等のベンチャー企業が集積している。 ●一方、台湾は、メカトロニクス産業で世界トップクラスのシェアを持っているものの、近年は厳しい競争 に直面しており、製品の高付加価値化や、新たな製品開発が課題となっている。 ●つくば地域の企業が持つ高い技術力を活用した台湾企業との共同製品開発や、中国及びASEAN等 への販路拡大について可能性を調査する。 埼玉県- 米国(ワシントン州・アラバマ州) 【航空宇宙産業】 ●埼玉県は、自動車や電機等の製造業が集積されているが、今後の成長産業を育成するため、航空 機産業への新規参入を促進している。 公益財団法人 ●交流を予定しているワシントン州シアトルはボーイング社関連、アラバマ州はエアバス社関連の部品 埼玉県産業振興公社 製造企業が多数集積している。 ●2大航空機メーカーの部品製造企業とのビジネスマッチングの可能性や、現地進出に向けた基盤整 備に関する調査を行う。 浜松・東三河地域-ドイツ 【光技術応用産業】 ●浜松地域は、これまで産業を支えてきた輸送機分野が成熟期を迎え、グローバル化に伴い量産工場 が海外へと移転する中、新たな成長産業の一つとして光関連産業を育成している。 公益財団法人 ●一方、ドイツは、光技術に関する研究機関が多く存在し、古くから同分野における 産学連携が非常に 浜松地域イノベーショ 盛んである。 ン推進機構 ●両地域間で連携を図りながら、輸送機分野、ライフサンエンス分野などにおいて、光技術を活用した ビジネスモデルの可能性を調査する。 グレーター名古屋地域- スイス(西部地域) 【マイクロナノテクノロジー】 公益財団法人 中部科学技術セン ター ●グレーター・ナゴヤ地域は、大手自動車、航空機メーカーが多数立地され、これらを支えるユニーク かつ優れた技術を有する企業が集積している。 ●一方、スイス西部地域は、医療機器をはじめとする精密加工及びマイクロナノテクノロジーを活用した 機械加工、並びに多様な産業を支えるアプリケーションシステム等に強みを有する企業群が集積してい る。 ●戦略産業(航空宇宙産業、次世代自動車産業、医療関連産業など)における販路開拓を実現するた め、共同研究や技術提携、販売提携等のビジネス交流について、可能性を調査する。 三重県-米国(西部地域) 【航空宇宙産業】 三重県 ●三重県は、特定の産業に過度に偏らない、強靭で多様な産業構造の構築を目指し、新たな成長産業 の一つとして航空宇宙産業を挙げている。 ●交流を予定している米国ワシントン州は、ボーイング社を中心に航空宇宙産業の企業が集積してお り、テキサス州サンアントニオ市は、装備品やMRO分野に強みがある。 ●海外交流先が抱える技術課題や技術ニーズの特定を行い、ビジネスマッチングの可能性を調査す る。 関西-タイ 【医療・福祉関連機器】 ●関西地域は、世界トップクラスの医療機器や優れた技術、特色ある製品開発を可能とする多様な企 業が集積している。 次世代医療システム ●交流を予定しているタイは、医療ツーリズムが産業として定着しており、ASEAN経済共同体の発足も 産業化フォーラム 控え、魅力的な市場となっている。 ●タイ、あるいははタイを起点としたASEAN市場において、医療機器を流通させるためのネットワークを 構築するほか、ビジネスモデルの可能性を調査する。 大阪府-マレーシア 【コンテンツ・クリエイティブ産業】 ●大阪・関西地域のコンテンツ・クリエイティブ産業においては海外販路開拓が急務であり、既に一部 企業においては、地理的・文化的に近いアジアへのビジネス展開を図っている。 大阪デジタルコンテン ●一方、マレーシアはアニメ等日本のコンテンツも浸透しているほか、中東やインドネシアなどイスラム ツビジネス創出協議 文化圏への展開が期待できる。 会 ●マレーシア企業とのコンテンツ制作における受発注や共同制作により、東南アジア、中東市場への展 開の可能性を調査する。 福島県-ドイツ(NRW州) 【再生可能エネルギー】 10 広島県-インドネシア(バンドン市) ひろしま環境ビジネス 推進協議会 【環境浄化】 11 長崎県-英国(スコットランド) 【海洋再生可能エネルギー】 12 別添④ 熊本県-台湾 【半導体及び関連産業】 特定非営利活動法人 長崎海洋産業クラス ター形成推進協議会 一般社団法人 熊本県工業連合会 ●広島県には公害防止対策で培った技術・ノウハウ等を活用して、世界市場で活躍する有力な企業や 特色のある企業が多数存在しており、環境関連装置の生産規模は国内トップクラスとなっている。 ●一方、インドネシア・バンドン市及び周辺地域においては、環境改善への意識が高く、特に一般廃棄 物処理や水処理分野への支援ニーズが強い。 ●交流先団体のカウンターパートとしての適正を確認するとともに、両地域のビジネスマッチングの可 能性を調査する。 ●長崎県内には「海洋関連産業」として、造船・造機の大手事業所や、その関連企業が集積し、 製缶・機械加工に関する豊富な技術が蓄積され、県内の基幹産業となっている。 ●一方、スコットランド地域には、オークニー諸島の欧州海洋エネルギ-センター(EMEC)を中心に、 海洋再生エネルギー分野に関する先端的な技術や知見を有する企業、研究機関が集積している。 ●県内企業が造船関連技術を応用できる同分野において、技術力・販売力の強化、経営自立化を通じ た 地域活性化・地方創生を目指して、先行する海外企業・研究機関との連携の可能性を調査する。 ●熊本県は、大手企業の半導体製造工場が多く立地されており、日本有数の半導体製造拠点である。 ●一方、台湾は、高い経済自由度や世界有数の産業クラスター集積、高いイノベーション能力を活かし て、半導体関連産業では世界の中心的拠点となっている。 ●高精度部品の加工や、製造装置の組み立て協力等の調査を行うとともに、互いの交流を促進させる ための包括連携協定の締結を目指す。
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