2015.3 吉日 No.150 税理士法人 長谷川会計 〒733-0822 広島市西区庚午中 2-11-1 TEL 082-272-5868 URL http://www.hasegawakaikei.com/ ~病医院経営の視点から 見た介護報酬改定~ 平成 27 年度介護報酬の改定が行われました。介護報酬施行から 5 回目の改定となりました。 今回は、すべてのサービスの基本単価はマイナス改定で、△4.48%という大きな下げ幅とな りました。一方で、中重度の要介護者への介護サービスや、医療や看護との連携強化につい ては評価され、加算となっているものもあります。また、今改定は、 「施設は減額、居宅への 支援」が基本であり、特に医療機関からの退院促進、退院後の居宅における生活維持が重視 されています。このような、医療・看護・介護の連携にかかわる改定をみていきましょう。 □ 医療・介護の連携についての加算 ①総合マネジメント体制強化加算(新設) 定期巡回のサービス内容に関し、地域の病院・診療所、老人保健施設への情報提供を 要件に、「総合マネジメントン体制加算(月 1,000 単位)」が新設されました。 また、利用者の状態変化に則して、看護職、介護職、計画策定担当者が看護介護計画 を見直すことで、医療との連携、看護・介護の連携は強化されました。 ②看取り連携体制加算(新設) 小規模多機能型居宅介護に「看取り連携体制加算」が新設され、看護師の 24 時間体制 と看取り方針の確認など看取りを支援することが強化されました。 今回の改定では登録していない利用者の緊急時のショートステイ利用など、在宅の緊急 時への受け入れに報酬を新設し、緊急対応について入院以外の方法も拡大されました。今 後、在宅療養の必要性が高まる中で、医療に、看護・ショートステイ、介護など多様な支 援を組み合わせて、医療ニーズや緊急対応を具体化することが求められ始めたといえます。 時代の流れをこの改定から読み取り、今後の病医院経営に活かしていかなければなりませ ん。 メディカルプラクティスニュース 3 月号より抜粋
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