資料E 介護保険事業所指定のための基準条例及び規則について(案) 市が指定を行っている居宅サービス、介護予防サービス、介護老人福祉施設、介護老 人保健施設及び介護療養型医療施設、地域密着型サービス、地域密着型介護予防サービ ス等における設備及び運営に関する基準については、市の条例及び規則で定めています。 居宅介護支援事業及び介護予防支援事業については、平成 25 年6月 14 日に公布され た第3次地方分権一括法により、平成 26 年 12 月 24 日に基準条例及び規則を制定し、 平成 27 年4月1日から施行になります。 また、平成 27 年1月 16 日に公布された「介護保険法施行規則等の一部を改正する省 令」により、厚生労働省で定める基準省令が改正されたことに伴い、市で制定している 条例及び規則の一部改正を予定しております(平成 27 年4月1日から施行となります) 。 ○ いわき市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例 及び施行規則 ○ いわき市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に 係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例及び施行規 則 居宅介護支援及び介護予防支援における主な制定内容 居宅介護支援及び介護予防支援につきましては、平成 26 年 12 月に市の条例を制定し ました。 いわき市の独自基準 ⑴ 居宅介護支援及び介護予防支援の提供開始についての利用申込者の同意を書面 により得ること ⑵ 指定居宅介護支援及び指定介護予防支援の提供に関する記録の保存期間を5年 とすること 居宅介護支援及び介護予防支援における主な改正内容 ⑴ 指定居宅介護支援事業者及び指定介護予防支援事業者は、居宅サービス計画及び 介護予防サービス計画と個別サービス計画の連動性を高め、居宅サービス事業者と の意識の共有を図るため、当該事業者に対し、個別サービス計画の提出を求めるも のとします。 ⑵ 指定居宅介護支援事業者及び指定介護予防支援事業者は、地域ケア会議において、 個別のケアマネジメントに関する資料又は情報の提供、その他必要な協力の求めが あった場合は、これに協力するよう努めることとします。 1 資料E ○ いわき市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める 条例及び施行規則 ○ いわき市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防 サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例 及び施行規則 居宅(介護予防)サービスにおける主な改正内容 【訪問介護(介護予防を含む)】 ⑴ 常勤のサービス提供責任者を3人以上配置し、かつ、サービス提供責任者の業務 に主として従事する者を1人以上配置している訪問介護事業所においては、サービ ス提供責任者の配置の基準を「利用者 50 人に対して1人以上」に緩和します。 【通所介護(介護予防を含む)】 ⑴ 指定通所介護の設備を利用し、夜間及び深夜に通所介護以外のサービスを提供す る事業所については、事前に市への届出を必要とし、事故発生時には市へ報告する こととします。 【短期入所生活介護(介護予防を含む)】 ⑴ 利用者の状況又はその家族等の事情により、当該利用者を担当する介護支援専門 員が緊急やむを得ないと認めた場合等においては、専用の居室以外に、静養室での 受入を可能とします。 ○ いわき市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定 める条例及び施行規則 ○ いわき市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定 地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する 基準等を定める条例及び施行規則 地域密着型(介護予防)サービスにおける主な改正内容 【小規模多機能型居宅介護(介護予防を含む) 】 ⑴ 在宅において重度の要介護者の増加が見込まれており、在宅での生活全般を支援し ていく観点から、小規模多機能型居宅介護の登録定員を 25 人から 29 人以下とします。 併せて、登録定員が 26 人以上 29 人以下の指定小規模多機能型居宅介護事業所につい て、通いサービスに係る利用定員を 18 人以下とすることが可能となります。 2 資料E 【複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護) 】 ⑴ 利用者や家族への支援の充実を図るというサービス内容が具体的にイメージできる 名称として、 「看護小規模多機能型居宅介護」に改称します。 ⑵ 在宅において重度の要介護者の増加が見込まれており、在宅での生活全般を支援し ていく観点から、複合型サービスの登録定員を 25 人から 29 人以下とします。併せて、 登録定員が 26 人以上 29 人以下の指定複合型サービス事業所について、通いサービス に係る利用定員を 18 人以下とすることが可能となります。 【認知症対応型通所介護(介護予防を含む) 】 ⑴ 認知症対応型共同生活介護事業所が認知症ケアの拠点として様々な機能を発揮する ことを促進する観点から、共用型認知症対応型通所介護の利用定員について、「1 施設 ごと3人以下」から「1ユニット3人以下」に見直されます。 ⑵ 認知症対応型通所介護事業所の設備を利用し、夜間及び深夜に認知症対応型通所介 護以外のサービスを提供する事業所については、事前に市への届出を必要とし、事故 発生時には市へ報告することとします。 ○ いわき市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例及び施行規則 特別養護老人ホームにおける主な改正内容 ⑴「指定地域密着型介護老人福祉施設」がサテライト型地域密着型介護老人福祉施設の本 体施設となる場合の従業者の配置の基準について新たに規定する。 ○ いわき市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条 例及び施行規則 介護老人保健施設における主な改正内容 ⑴ サテライト型小規模介護老人保健施設及び医療機関併設型小規模介護老人保健 施設における従業者の配置の基準について、「言語聴覚士」を追加します。 ○ いわき市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例 及び施行規則 介護療養型医療施設における改正内容 ⑴ 指定介護療養型医療施設の老人性認知症疾患療養病棟における生活機能訓練室を 「生活機能回復訓練室」に改称します。 3 資料E その他 介護サービス事業者の業務管理体制について 介護サービス事業者には、事業所における不正事案の再発を防止し、事業運営の適正化 を図るため、法令遵守等の業務管理体制の整備が義務付けられています。介護サービス事 業者が整備すべき業務管理体制は、指定又は許可を受けている事業所又は施設(以下「事 業所等」といいます)の数に応じ定められており、また、業務管理体制の整備に関する事 項を記載した届出書を関係行政機関に届け出ることとされています。 業務管理体制の整備に関する事項を記載した届出書の届出先 区 ① 分 届 出 先 事業所等が2以上の都道府県に所在する事業者 事業所等が3以上の地方厚生局管轄区域に所在す 厚生労働大臣 る事業者 上記以外の事業者(注) ② 地方厚生局長 地域密着型(介護予防)サービス事業のみを行う事業 市町村長 者であって、すべての事業所等が同一市町村内に所在する 事業者 ③ ①及び②以外の事業者 都道府県知事 4
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