建設業法第31条第1項の規定に基づく立入検査結果等 について(平成

平成27年3月31日(火)
国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局
建
政
部
記 者 発 表 資 料
建設業法第31条第1項の規定に基づく立入検査結果等
について(平成26年度実施分)
関東地方整備局の建設業法令遵守推進本部における平成26年度の
立入検査結果等について、別紙のとおりお知らせします。
発
表
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竹
横
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記
者
ク
い
合
わ
あさい
建設業適正契約推進官
建設産業第一課長
課
電話
ブ
玉 県政記者クラ
芝 記 者 ク ラ
浜 海事記者クラ
奈 川 建 設 記 者
問
建政部
ラ
浅井
せ
ブ
ブ
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会
先
しゆうじ
修治 (内線6119)
あかはね
たけひこ
赤羽
武彦 (内線6141)
ゆみの
かずひろ
長
補
佐 弓野 和弘 (内線6144)
048-601-3151(代表)
建設業法第31条第1項の規定に基づく立入検査結果等
について(平成26年度実施分)
[検査の目的]
建設業の健全な発展を阻害し、建設生産物の品質確保に支障を生じさせる一括下請負、
技術者の不専任、下請へのしわ寄せ及び社会保険等の未加入などの法令違反が大きな問
題となっている。
このような状況を放置すれば、建設業の公正・公平な競争基盤が阻害され、適正な施
工の確保が困難となり建設生産物の品質の確保に支障が生じるとともに、建設業に対す
る国民の信頼が損なわれ、建設業の健全な発展が阻害されることとなることから、建設
生産物の品質を確保しつつ、技術と経営に優れた企業が伸びることができる環境整備を
図るため、元下関係の取引適正化等に向けた立入検査を通じて、業界内に法令遵守の認
識を周知徹底することを目的とする。
1.平成26年度
[検査の時期]
平成26年4月~平成27年3月
[検査の対象]
関東地方整備局管内の大臣許可業者167社及び知事許可業者24社に対し、建設業
法第31条第1項の規定に基づく立入検査を行った。
検査対象の内訳は以下のとおり。
① 下請取引等実態調査結果等に基づくもの(78社)
② 過去に勧告を受けた業者に対してのフォローアップ(26社)
③ 駆け込みホットラインへの通報に基づくもの(5社)
④ 建設業許可申請に基づくもの(31社)
⑤ 復旧・復興工事に係る法令遵守(被災3県(岩手県、宮城県及び福島県)に新た
に営業所を新設した業者を中心に実施)(27社)
⑥ 管内知事許可部局との合同調査(24社)
[検査の内容]
検査対象に係る検査内容は以下のとおり。
① 元請下請間の請負契約(見積・契約締結の方法・内容、下請代金の支払状況等)
及び社会保険等の加入状況
② 消費税転嫁拒否に関する調査
③ 労働災害防止対策に関する調査(11月から)
④ 過去に勧告を行った「契約締結の方法」等に関する改善状況等
⑤ 通報のあった内容(元請下請間の請負契約、営業所専任技術者の配置等)
⑥ 営業所の実態及び営業所専任技術者の配置等
⑦ 元請下請間の請負契約、営業所の実態確認及び営業所専任技術者の配置等及び社
会保険等の加入状況
⑧ 知事許可業者に対する元請下請間の取引状況等
[業者への改善指導]
検査結果により、21社に対し、建設業法第41条第1項に基づく改善のための勧告
を行った。内訳については以下のとおり。
① 下請取引等実態調査結果等に基づくものについては、15社に対して勧告を行っ
た。
② 過去に勧告を受けた業者に対してのフォローアップについては、5社に対して勧
告を行った。
③ 駆け込みホットラインへの通報に基づくものについては、1社に対して勧告を行
った。
なお、詳細については別紙のとおり
2.建設業取引適正化推進月間における取組み
[検査の対象]
関東地方整備局管内の大臣許可業者19社及び知事許可業者24社に対し、建設業法
第31条第1項の規定に基づく立入検査を行った。
検査対象の内訳は以下のとおり。
① 下請取引等実態調査結果等に基づくもの(2社)
② 過去に勧告を受けた業者に対してのフォローアップ(16社)
③ 建設業許可申請に基づくもの(1社)
④ 管内知事許可部局との合同調査(24社)
[検査の内容]
検査対象に係る検査内容は以下のとおり。
① 元請下請間の請負契約(見積・契約締結の方法・内容、下請代金の支払状況等)
及び社会保険等の加入状況
② 労働災害防止対策に関する調査
③ 過去に勧告を行った「契約締結の方法」等に関する改善状況等
④ 通報のあった内容(元請下請間の請負契約、営業所専任技術者の配置等)
⑤ 営業所の実態及び営業所専任技術者の配置等
⑥ 元請下請間の請負契約、営業所の実態確認及び営業所専任技術者の配置等及び社
会保険等の加入状況
⑦ 知事許可業者に対する元請下請間の取引状況等
[業者への改善指導]
検査結果により、過去に勧告を受けた業者に対してのフォローアップについて、2社
に対し、建設業法第41条第1項に基づく改善のための勧告を行った。
(別紙)
[検査の結果]
1.契約について
Ⅰ 書面で契約していない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅱ 契約書の記載内容が不十分、契約書交付時期が不適切・・・・・
Ⅲ 変更契約を書面で交わしていない、変更契約の時期が不適切・・
3社
12社
6社
2.請負代金を受け取ってから下請業者に支払うまでの期間
Ⅰ 支払を受けた日から1月以内に全額支払われていない・・・・・
4社
3.下請工事完了後の支払期日
Ⅰ 引き渡しの申し出から50日以内に全額支払われていない・・・
3社
4.施工体制台帳について
Ⅰ 施工体制台帳・施工体系図の整備不十分・・・・・・・・・・・
1社
注)
複数の項目について改善指導を受けた業者があるため、各項目の合計は改善指導
を受けた業者数(21社)と一致しない。