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2.ペイパルの決済画面をカスタマイズする
実装方法(SetExpressCheckout API コールで画像や色を指定する場合)
●マーチャント様のロゴ画像を表示(表示することができる場所は2箇所あります)
・表示場所1:ペイパル画面の左上(最大サイズが横 750 ピクセル×縦 90 ピクセル)
HDRIMG という名称の変数に、表示する画像の URL を与えて SetExpressCheckout API コールに含めます
PHP での指定例)$HDRIMG = "https://teststore.jp/php/SampleLogo.jpg";
・表示画面2:注文明細の最上部(最大サイズが横 190 ピクセル×縦 60 ピクセル)
LOGOIMG という名称の変数に、表示する画像の URL を与えて SetExpressCheckout API コールに含めま
す
PHP での指定例)$LOGOIMG = " https://teststore.jp/php/SampleLogo.jpg ";
※指定する画像は https でアクセスできるようにすることを推奨します。これは、一部のブラウザで、ページは http
での接続を含むページを https で呼び出した場合に、セキュリティー警告が表示されることがあるためです。
●注文明細枠の⾊変更
CARTBORDERCOLOR という名称の変数に、⾊情報を与えて SetExpressCheckout API コールに含めます
PHP での指定例)$CARTBORDERCOLOR = "0000FF";
この導入ポイントのメリット
エクスプレス・チェックアウトは、PC およびモバイル端末のいずれでも最適化された⽀払い画面表示をペイパルが⾃動的に⾏
うため、ペイパルに画面遷移させてその判別・表示の制御を⾏っています。これにより「⾃分の画面では表示が⾒づらいから
⽀払うのをやめる」という事象が起こりにくくなるメリットがあります。その反面、マーチャント様のサイトとは異なるサイトに画面
遷移することで、「詐欺サイトに転送されたのでは?」と不安に感じる購買者がいることも推測できます。この不安感は何が
原因で起こるのでしょうか?それは、表示されるページの印象が急に変わることに起因します。本節で述べた「マーチャント様
のロゴ画像表示」と「注文明細枠の⾊変更」は、表示されるペイパル画面の印象をマーチャント様の印象と合わせることで、
不安感が⽣じないように潜在的にコントロールすることが可能になります。
補足
エクスプレス・チェックアウトで表示されるペイパルの画面(⑥ペイパルログインおよび⑦ペイパル⽀払い内容確認)は、ペイ
パルサーバーが、購買者様のクライアント端末が PC であるかモバイルかを判別し、それぞれに最適化された画面を表示しま
す。本項目の実施のために上記の設定を⾏っても、モバイル端末で表示したペイパルの画面では、ロゴ画像表示と注文明
細枠の⾊変更は施されません(Fig.2 右)。モバイル画面では、SetExpressCheckout API コール時に含めた変数
「BrandName」で規定した文字列がページ上部に表示されるにとどまります。
Fig.2
(右)
PC のブラウザで表示されたペイパル画面(左)とモバイル端末(iPhone5)で表示されたペイパル画面