第10回山口市子ども・子育て会議の概要 平成27年4月からの新制度の施行に合わせ、山口市子ども・子育て支援事業計画の作成 を進めています。今回は、市の内部、市議会への説明、パブリックコメントの実施を経た 段階の計画(案)をお示しし、その内容についてご審議いただきました。 ■議事( ■議事(1) 山口市子ども・子育て支援事業計画(案)について 第9回会議、市の内部会議、市議会への説明時の指摘事項等を反映した支援事業計画(案)に より、パブリックコメントを実施しました。これらの経過および内容の変更点などをご説明し、 出席委員の皆さんから質疑を受けました。 ■議事( ■議事(1)に対する質疑 に対する質疑応答 質疑応答 ・委員の質問等(1-1) 現場で保育士確保に奔走していることもあり、保育士の処遇改善はどうなっているのか確認し たい。 ・事務局の回答(1-1) 県が設置する保育士人材バンクの活用、養成施設との連携、やまぐち子育て福祉総合センター での講座の実施などにより、人材確保に努めていく。また、各自で取り組んでいるインターン シップや教育・保育実習にも継続して取り組んでいただきたい。 処遇改善については、本計画では触れていない。このことについては、予算編成の中で対応し ていくものと捉えている。 ・委員の質問等(1-2) 市、養成施設でも新たな取り組みを開始するなどしているが、保育士の絶対数が確保できてい ない状況であるため、支援事業計画と合わせ、処遇の充実についても切に願う。 ・委員の質問等(2) 40ページの(1)、 「子育て支援のネットワークづくり」において、子育てに関わる支援やサ ービスは NPO も担っているため、 「等」でくくるのではなく、具体名として列挙できないか。 ・事務局の回答(2) この部分は、やまぐち子育て福祉総合センターのネットワークということで、大きな団体を表 記している。それらの団体をつなげていくことが趣旨であるが、表記については検討させてい ただく。 ・委員の質問等(3-1) 30ページの「障がいのある子どもへの支援の充実」のところで、特別支援学級の設置が、 「学 校等の支援体制の充実」と「在宅生活の支援」の2カ所に掲載されている。在宅生活の支援に ついては、120ページの担当課一覧に学校教育課の記載がないことからも、掲載すべき場所 ではないのではないか。 ・事務局の回答(3-1) 120ページの担当課に学校教育課を加える方向で調整したい。 ・委員の質問等(3-2) あくまで在宅支援の一環という位置付けなのか。 ・会長の発言(3-2) これまでの策定の経過もある。他委員で、このことについて意見はあるか。 ・他委員の発言(3-2) 在宅という言葉に少し違和感はある。学校等の支援体制の充実に記載のあるインクルーシブ教 育の中に特別支援学級が含まれており、その扱いは委員の指摘どおりである。 どちらかに入れるということであれば、30ページに入れるべきと考える。 ・会長の発言(3-2) 事務局としてはどう対応するか。 ・事務局の回答(3-2) 31ページの後半部分は削除する。 ・会長の発言(3-2) 削除ということで良いか。 ・他委員の発言(3-2) 特別支援学級の設置が当然であるという前提ならば問題ない。 ・委員の質問等(4-1) 委員の任期は3月で終わりか。 ・会長の発言(4-1) 3年間である。 ・委員の質問等(4-2) 認可外保育施設との全体会議はこれまでに1回しか開催していない。これは要望しないと開催 しないのか。 ・事務局の回答(4-2) 新制度においては、認可外保育施設の認可化という政策もある。また、認可の部分の制度をど のようにしていくかということが第一義的な目的である。今後も要望があれば実施していきた いと考えている。 ・委員の質問等(4-3) 施設側から依頼をする必要があるということか。 ・事務局の回答(4-3) 基本的には、その形での対応をお願いする。 ・委員の質問等(4-4) 1月末から2月初めの間に、国から新制度に関する最終的な指導案のようなものが届くと聞い た。指導案と本計画(案)に乖離があった場合は、再度会議を招集して審議を行うのか。 ・事務局の回答(4-4) すでに示されている「基本的な指針の概要」以外に計画内容に影響する指導的な内容のものは 届かない。 ・委員の質問等(4-5) 消費税率が据え置かれたことによる金銭的な内容のものが示されると聞いていたが、ないとい うことか。 ・事務局の回答(4-5) 予算のことであれば、市に届いている。この支援事業計画は予算を定める計画ではないという ことで、ご了承をいただきたい。 ・会長の発言(4-5) 当初は、消費税の増税分を財源に安定的な制度運営を行うという話であったが、関連法も成立 し、県内各市町でも計画作成を進めている。支援事業計画そのものは4月1日から全国で施行 されるという理解で良いか。 ・事務局の回答(4-5) 地方創生関係にも子ども・子育て支援新制度に関することが盛り込まれている。新制度が4月 から施行されるということは、支援事業計画も同じく施行されるということである。 ・会長の発言(4-5) 認可外保育施設に関する発言が継続して出ている。認可外保育施設の認可化については、地域 型保育事業に該当してくると思われるが、予算的な裏付けがないために調整ができていないと いうことか。 ・事務局の回答(4-5) 予算そのものについては言及できないが、56ページの確保方策の地域型保育事業欄に導入予 定数を計上し、それに見合う予算的な調整も行っている。ただし、事業者との調整も必要な部 分でもあり、第5章の予定と実際については、今後の子ども・子育て会議の進行管理上の点検・ 検証という形で審議を行っていただく必要があると認識している。この計画が進むように推進 に協力をお願いする。 ・会長の発言 4月1日のスタートに向け、子ども・子育て会議として本計画(案)を了承するということで 良いか。 良いようなので、4月1日以降の流れについて、事務局に説明をお願いする。 ■その他 次回以降の開催について ・事務局の発言 計画(案)について気付きがあれば、こども家庭課に連絡いただきたい。事務局としても、内 部の関係課に最終的な確認や調整を行い、計画書の確定作業を進めたい。報告書の分量が膨大 になるため、ボリュームを抑えた概要版の作成も並行して行うこととする。これらの作業の関 係もあり、気付きについては2月上旬をめどに連絡をいただきたい。 次年度の進行管理については、基本的に10月と3月の年2回開催を予定している。10月は 各事業の進捗状況の点検・評価、翌年度予算に対する提言など、3月は各年度の最終的な整理 を想定している。 なお、委員の任期は、平成28年5月31日までである。所属団体の役員改選等により委員の 交代が合った場合は、事務局まで連絡をいただきたい。 ・会長の発言 今後、年2回の会議において、進捗における審議をお願いする。ほかに意見等がないようであ れば、計画(案)を承認するということで、事務局にお返しする。 ・事務局の発言 山口保育園増改築、やまぐち子育て福祉総合センターの記念式典に、ぜひ、お越しいただきた い。 ・会長の発言 最後に、気付きがあった場合の報告期限を再度確認する。 ・事務局の発言 できれば2月上旬までにご連絡いただきたい。 ・会長の発言 ほかに意見がなければ、終わらせていただく。 上記の質疑等を経て、子ども・子育て会議としての支援事業計画(案)の了承をいただき ました。 今後は、最終的な確認・調整を経て、支援事業計画(案)を確定します。
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