江戸の浮世絵とは ? LP ジャズ・ジャケットを鑑賞する ? 江戸時代に約 160 年間にわたって制作された浮世絵 音楽は聴くものであるが、レコード芸術として捉えた 版画は、明治以降に欧米人が「美術品」と認知したこと 場合には、ジャケットには見る芸術という側面がある。 により、はじめて日本人もそのクリエイティブな美に目覚め SP 盤の時代には盤面を保護するための紙袋はあって たという不思議な美術品です。そしてその様式も初期版 も、それに芸術的な要素を見出すことはできない。しか 画から幕末期まで驚くほどの変化を見せています。それ し、LP 盤の時代に入ると盤を厚紙製のジャケットに入れ はあたかもジャズが、ディキシーランドの時代から前衛 て主にアーティストの写真や名前、レコード・タイトルな ジャズに至るまで、目まぐるしく演奏スタイルを変えた のに似て、民衆芸術の持つエネルギーを示 しています。 どを表示して商品としての音楽をイメー ジさせて、購買意欲を刺激する という役割をジャケットが 特に今回の展示では、ご希望の 持つようになった。 「ジャ 方には作品を裏側からも鑑賞して 「役者はんじ物・澤村田之助」 国貞 ケ買い」 という言葉が タフ・ピアノ・トリオの LPジャケット 1956年録音 いただき、絵の具の抜け具合や あるが、演奏内容は二の バレン光りの痕跡など、未体験の 次にしてジャケットの魅力でレコードを買ってしまうこともあるほどで 美術鑑賞をしていただきましょう。 ある。 (ご希望の方はお申出ください) 本展示会は、そんなアートとしてのレコード・ジャケットに焦点を当 てて一収集家の独断と偏見でお気に入りジャケット120 余点を選んで 展示しようという試みです。 名機・EMG Mark IX 型とは ? 1932 年、イギリス製。これは当時のオーディオマニア向けに、少量生産された、高品質の蓄 音機です。筋が通った音響理論に裏打ちされたホーン、繊細でメカニカルなアームやサウンド ボックスなど、大メーカーには出来ないマニアックな仕様が特徴。重量感とスピード感を兼ね備 えたサウンドは、一般的な蓄音機とも、電気的オーディオとも異なる、独自の境地を示しています。 このたび、所蔵家の方から、EMG Mark IX を提供していただき、蓄音機コンサートを開催 する運びとなったことは、この上なく喜ばしいことです。今回はジャズ・スタンダードを中心に聴 いていただきますが、SPレコードの溝に蓄えられている「音」が、どれほどの強さで再生される ものか。参加した方だけが体験できる衝撃です。 ── EMG Mark IX で聴くジャズ・スタンダー ドの迫力は、あたかも、EMG Mark IX で聴くが如し、としかいいようがないでしょう。 至 名 古 屋 錦通 伏見駅 地 下 鉄 鶴 舞 線 至 栄 広小路通 ④ 番 出 口 至大須 地下鉄東山線 N 電気文化会館 名古屋市科学館 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」下車、④ 番出口から徒歩 2 分 電気文化会館 名古屋市中区栄二丁目2 番 5 号 4052−204−1133 鑑賞割引券 このチラシご持参の方、当日料金より100 円割引 いたします。 (一葉一名様)
© Copyright 2024 ExpyDoc