いただいたご意見とご意見を考慮した結果 (PDF 143.1KB)

≪浦安市子ども・子育て支援法の施行及び保育の利用に関する規則(*)に寄せられたご意見とご要望を考慮した結果≫
(*)規則の名称について、意見公募手続きの際の名称(
(仮称)浦安市子ども・子育て支援法及び児童福祉法の施行に関する規則について)から
変更がありました。
寄せられたご意見・ご要望
<利用調整基準の基準点の配分についての提案>
寄せられたご意見・ご要望を考慮した結果
保育所等利用調整(入所審査)基準の就労事由の基準点について、現
週の労働時間に関する点数配分ですが、5 点きざみではなく 1 点きざみ
行制度で月の勤務日数と1日の勤務時間により点数の差を設けていた
での配分を希望します。
ものを、規則(新制度)では週の勤務時間に区分し直しましたが、どち
理由は、育休中などの他の条件が 1 点からの配分であるならば、大本の
らも週あたりの勤務時間5時間ごとに5点の差となる設定であり、実質
基本となる労働時間や条件についても細かく点数配分を考慮いただき
的な変更はございません。
たいと考えたためです。
例:週の労働時間が 38 時間であるならば、改正案の 45 点ではなく 48
点とする
これは、現行制度での入園児童と新制度での入園児童で、原則的には
保育所等利用調整の基準の均衡を保つよう配慮したものです。
現行制度は基準点を勤務時間により5点きざみで点数づけその上で
改正案では労働時間が 5 時間きざみで区分が決められており、かつ基準
育児休業からの復帰による調整点を1点として利用調整していました
点も区分に応じて 5 点きざみで設定されているのならば、より細かく 1
ので、新制度でもその均衡を保つためには、基準点を勤務時間により1
点きざみの判断に変更することも可能かと存じます。
点きざみとした場合、育児休業からの復帰による調整点を 0.2 点にする
より詳細な基準点設定をすることで、同一点数の世帯が重なる現状があ
必要があり、保護者の方がご自身で点数を確認する際に煩雑になるた
る程度是正され、公正な審査の一助となるのではないかと考えます。
め、規則(案)のとおり点数の差は5点きざみにすることとしました。
また、保育所等利用調整(入所審査)基準の調整点に新たな項目を設
けましたので、利用調整の点数は、現行制度よりも差がつきやすくなる
と考えています。さらに今回新たに「基準点と調整点の合計が同一の場
合の判定基準」を設けましたので、同一点数の世帯の利用調整について、
明確な基準により現行制度と同様に公正な審査を行っていきます。
1.
利用調整基準の調整点の配分について
1.
保育所等利用調整(入所審査)基準の調整点について、兄弟姉妹点を
改正案の中で、生活保護世帯および市民税非課税世帯への配点が大幅に
新たに設定したことに伴い、既存の調整点である不存在に準ずる(単身
加算されることは著しく不平等である。
赴任、入院)点数が兄弟姉妹点を下回らないよう、不存在に準ずる(単
当該世帯はすでに社会福祉の面から公的な扶助・優遇を受けておりさら
身赴任、入院)点数を上方修正しました。さらにそれに伴い、生活保護
に保育利用においても優遇されることになれば利用希望者全体との公
世帯及び市民税非課税世帯の点数を上方修正したもので、現行制度での
平性が担保されない。
点数差を維持するための変更であり、実質的には変更ございません。
例えば、認可保育園への入所について各施設の条件は同一ではないため
現行制度でも生活保護世帯及び市民税非課税世帯は調整点の対象と
ある特定の施設へ希望が偏っている現実がある。
しており、新制度における利用調整で優先的に保育所等に利用させる取
基準加算を受ければ希望する施設へ入りやすくなりその加算を受けら
扱いの対象として国が例示した事項に含まれていることからも新制度
れない施設利用希望者との格差が拡大する。
でも調整点として位置付けることとし、また点数の上方修正をしない場
それでもなお、社会福祉の点から当該世帯への基準加算が必要との判断
合は当該世帯が現行制度に比べ新制度で不利益的を受けてしまうため、
をされるならば、せめて希望施設への割り当てに関しては公平性を担保
規則(案)のとおりに規則で規定することとしました。
するための何らかの措置を講ずるべきと考える。
2.
2.
国が、現行の政令で定めている「同居親族等が保育できない場合」の
保護者の親族の協力が得られないる人への配慮
要件について、新制度では府令により保護者本人の事由により(保育が
保育園のお迎えに保護者の祖父母が来ているケースをよく見かける。
必要かの)判断をすることとして法律の規定から外すとともに、通知に
祖父母と同居や実家が近いなど、親族の協力が得られる場合はフルタイ
より「同居の親族等について、市町村が保育所等の利用について調整を
ムでの就業が可能であり、基準点が高くできて選考には有利なっている
行うため保育所等の利用の優先度等に応じて定める調整指数を減点す
と察する。
るなどの方法が考えられる。」と示しました。
実家が遠く、親族の協力が得られないなどで時短勤務を余儀なくされる
保護者への配慮を検討してもらいたい。
国が定めた府令に基づき、保育が必要とする事由は保護者のみの状況
(就労時間など)で判断することになりますが、利用調整(入所審査)
では同居親族が児童の保育に当たれる場合は調整点で減点し、また同居
親族や近隣に居住する祖父母が児童の保育に当たれる場合は今回新た
に規定する「基準点と調整点の合計が同一の場合の判定基準」で優先度
が低くなるよう設定することで、親族の協力が得られない世帯とのバラ
ンスを考慮しましたので、規則(案)のとおり制定することとしました。
1.
利用調整基準の「調整点」案について
1.
保育所等利用調整(入所審査)基準の調整点について、単身赴任の場
表 2 番の改正案は、単身赴任についての調整点が+3 から+5 に引き上げ
合に加算する調整点は、いただいたご意見②案を組み入れ、加算対象か
られている一方で、県内及び近隣都県への単身赴任を条件から除外して
ら除外する区域を浦安市役所から直線距離で概ね 30 キロメートルの範
しまっています。しかしながら、父母どちらかが単身赴任の時、子ども
囲にある地区町村として規則に規定しました。
の保育を行うもう一方の親の負担は単身赴任地の遠近によって変わる
30 キロメートルは、現行制度の入所審査で東京都 23 区と千葉県内に
ものではありません。単身赴任の調整点について、下記いずれかのよう
祖父母の方が居住されている場合に判定基準として用いており、当該 23
にできないでしょうか?
区が含まれる範囲です。なお、今回新たに設けた「基準点と調整点の合
①案で除外されている県内及び近隣都県への単身赴任については、現行
計が同一の場合の判定基準」の中でも同区域を使用する項目があり、調
と同じ+3 の調整点を加える。
整基準の統一化を図りました。
②案では東京都も群馬県も同様に除外されているが、東京都江戸川区と
なお、単身赴任の調整点の引き上げにつきましては、兄弟姉妹点を新
群馬県高崎市とでは、浦安市からの距離は大きく異なる。例えば、都県
たに設定したことに伴い、既存の不存在に準ずる(単身赴任、入院)点
で条件分けするのではなく、赴任先事業所の浦安市からの距離等で条件
数が兄弟姉妹点を下回らないよう不存在に準ずる(単身赴任、入院)点
分けをする。
数を上方修正したもので、現行制度での点数差を維持するための措置で
2.
あり、実質的には変更ございません。
利用調整基準の「調整点」案について
また、加算対象から除外する区域を設定すること自体に変更はなく、
改正案の表 8 番及び 9 番について、兄弟姉妹がなるべく同じ施設に入所
現行制度で関東以内への単身赴任は加点対象外としており、新たに制定
できるよう、これらの調整点を+5 程度に引き上げることはできないでし
する規則で除外する区域を明文化し利用調整基準の明瞭化を図ったも
ょうか?兄弟姉妹を別々の施設に送迎する親の負担は非常に大きく、こ
のです。
のことが働く親(特に母親)が二人目以降の子どもを産むことに対して
2.
躊躇する理由の一つになっています。市長の掲げる「もう一人!」政策
保育所等利用調整(入所審査)基準の調整点の8番(兄弟姉妹が在園
を進めるためにも、これらの調整点を引き上げ、兄弟姉妹がなるべく同
または内定している施設等の利用希望による+1の加算点)及び9番
じ保育園に入れるように配慮しているという行政の姿勢を示す必要が
(兄弟姉妹が在園している施設等への転園希望による+1の加算点)に
あると思います。
該当する場合、20 番から 22 番(兄弟姉妹の人数に応じた+2~+4の
3.
加算点)も該当し調整点が上乗せされるため、8番及び9番に該当する
利用調整基準の「調整点」案について
世帯は、兄弟姉妹が同じ施設等を利用しやすくなるよう配慮しましたの
改正案の表 20 番から 22 番において、兄弟姉妹(小学校就学前)の数に
で、規則(案)どおりで規定することとしました。
応じてプラス調整点を加える条件が新たに設けられている。これは、子
3.
どもが多い家庭ほど利用調整が有利になり、少子化対策という観点から
規則(案)どおり兄弟姉妹の人数に応じた加算を調整点に規定いたし
もとても良い事だと思う。
ました。
4.
4.
利用調整基準の「調整点」案について
8番(兄弟姉妹が在園または内定している施設等の利用希望による+
改正案の表 20 番から 22 番において、兄弟姉妹(小学校就学前)の数に
1の加算点)及び9番(兄弟姉妹が在園している施設等への転園希望に
応じてプラス調整点を加える条件が新たに設けられているが、ここには
よる+1の加算点)の点数を引き上げた場合、現行制度と新制度での利
兄弟姉妹が同じ施設に入所しやすくするための加点という意図も込め
用調整基準の均衡を保つため、8番及び9番と同点である改正案の6番
られているのでしょうか?もしそうであるのならば、表 8 番及び 9 番の
(産前産後休暇・育児休業からの復帰に伴う加算点)や 10 番(申込児
点数を増やし、表 20 番から 22 番の点数を減らした方が、利用者には分
童を認可外保育施設等に有償で預けている場合の加算点)なども引き上
かりやすいと思います。
げる必要があり、改正内容は複雑になってしまうため、調整点について
5.
は規則(案)のとおり規定することとしました。
保育必要量の区分認定について
ただし、兄弟姉妹が同じ施設を利用しやすくするための配慮として、
区分(保育必要量)の認定の位置づけがよく分かりません。この区分(保
「基準点と調整点の合計が同一の場合の判定基準」の項目に、調整点の
育標準時間又は保育短時間)の違いによって保育料や利用可能施設に差
改正案の8番及び9番に該当する場合を新たに追加して規定いたしま
を付けたりするのでしょうか?
した。
また、利用調整は同一基準で行われるのでしょうか?利用調整基準の
5.
「基準点」案を見ると、保護者の労働時間で点数に大きな差が付くので、
支給認定における区分(保育必要量)については、保育料と延長保育
保育短時間の利用者は希望する施設に入所しづらくなることが予想さ
料(徴収することとなった場合)に係ることであり、利用可能施設には
れます。
影響しません。
保育料の徴収基準額表は、保育標準時間用と保育短時間用の2つに分
かれ、保育短時間用の方が保育標準時間より料金が低い設定となりま
す。具体的な金額は現在検討中です。
延長保育料(徴収することとなった場合)は、保育標準時間認定の方
は利用施設が定める保育標準時間の時間帯(公立保育所は 7:30 から
18:30 の 11 時間の予定)以外に利用された場合に延長料金が発生し、保
育短時間認定の方は利用施設が定める保育短時間の時間帯(公立保育所
は 8:30 から 16:30 の8時間の予定)以外に利用された場合に延長保育
料が発生します。具体的な金額は現在検討中です。
また、区分は保育所等利用調整(入所審査)基準に直接影響を与える
ものではありませんが、就労事由による点数は就労時間が長いほど高い
点数になるよう設定しています。待機児童が発生しているため、利用調
整基準に勤務時間を考慮しないことは、利用希望者全体からみると理解
が得難いものと考えており、勤務時間に応じた点数としていることにご
理解いただきたいと思います。
求職・企業準備で90日(3ヶ月)⇒市で定める期間を2ヶ月にとして
現行制度下でも保育施設を増やす等の保育の量の拡大をしています
いますが、現社会では出産を期に会社を辞めざるを得ない場合もあるか
が、依然として待機児童が発生している事を鑑み、求職・起業準備にお
と思います(契約社員・パート等)子どもを育てながらの求職では2ヶ
ける市が定める期間につきましては、現行と同様、2か月とします。
月は短いと思います、期間の猶予をもう少し伸ばす必要があるかな思い
ます。