【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.194(2015 年 04 月 10 日) ■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ▼トピックス▼ ◆野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)について (2015 年 4 月 10 日) ◆梅毒に関する Q&A について(2015 年 4 月 10 日) ◆エボラ出血熱について(2015 年 4 月 8 日) ▼感染症発生情報▼ ◆IDWR 2015 年第 13 週(第 13 号):手足口病などについて(2015 年 4 月 10 日) ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2015 年 4 月 10 日) ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2015 年 4 月 4 日~4 月 10 日掲載) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。 ジビエ(シカ、イノシシなど食用とする野生鳥獣やその肉)を、生または加熱不十分な状態で食べると、E 型肝炎や食中毒のリスクがあるほか、寄生虫の感染の可能性があるため、注意が必要です。 詳しくは本メールマガジンをご覧ください。 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼トピックス▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)について (2015 年 4 月 10 日) シカ及びイノシシには、住肉胞子虫が高い割合で感染しているというデータが先般報道されました。 野生鳥獣は、牛や豚等の家畜とは異なり、飼料や健康状態等の衛生管理が行われていないことから、住肉胞 子虫などの寄生虫に感染している可能性がありますが、これらの寄生虫は調理時の十分な加熱により死滅しま す。 厚生労働省では、 「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン) 」を示し、野生鳥獣は十分な加熱を 徹底するよう呼びかけています。 <「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」> http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/GLhonbun_1.pdf <ジビエ(野生鳥獣の肉)はよく加熱して食べましょう> http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000032628.html ◆梅毒に関する Q&A について(2015 年 4 月 10 日) 梅毒は、2012 年に 875 例、2013 年に 1,228 例、2014 年に 1,671 例と報告数が増加傾向にあり、引き続き注 意が必要です。 厚生労働省ホームページにおいて、梅毒に関する Q&A を掲載していますのでご活用ください。 <梅毒に関する Q&A> http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou /qanda2.html ◆エボラ出血熱について(2015 年 4 月 8 日) 世界保健機関(WHO)の 4 月 8 日付の発表によると、4 月 5 日までの 1 週間に、ギニア、シエラレオネで 新たに 30 例の確定患者、51 例の死亡者が報告されました。 シエラレオネでは新規の確定患者が報告されていますが、報告数は 5 週続けて減少しています。リベリアで はこの期間に確定患者、死亡者は報告されませんでした。 これらの国におけるこれまでの累計は、患者数 25,515 例、死亡者数 10,572 例、 マリ、ナイジェリア、セ ネガル、スペイン、アメリカ、イギリスを含めた総計では、患者数 25,550 例、死亡者数 10,587 例となって います。 医療機関の皆様におかれましては、引き続き以下の対応をお願いします。 (1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。 (2)受診者について、発熱症状に加えて、ギニア、リベリア又はシエラレオネの過去 1 か月以内の滞在歴が 確認できた場合は、エボラ出血熱の疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で都道府県知事へ届出を行 う。 (3)ギニア、リベリア又はシエラレオネの過去 1 か月以内の滞在歴を有し、かつ発熱症状を呈する患者から 電話の問い合わせがあった場合は、当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡するよう 要請する。 <エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について(依頼)> http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20141121_01.pdf <エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について(依頼)> http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20141024_01.pdf <保健所管轄区域案内> http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/ <厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ> http://www.forth.go.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼感染症発生情報▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■国内の感染症発生状況 ◆IDWR 2015 年第 13 週(第 13 号):手足口病などについて (2015 年 4 月 10 日) 手足口病の定点当たり報告数は増加し、過去 5 年間の同時期と比較してかなり多くなっています。 また、伝染性紅斑の定点当たり報告数は第 9 週以降増加が続いており、過去 5 年間の同時期と比較してや や多くなっています。 その他、水痘、百日咳、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数が増加しました。 IDWR(感染症発生動向調査週報)2015 年第 13 週(第 13 号) http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2015.html ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2015 年 4 月 10 日) 2015 年第 14 週(3 月 30 日~4 月 5 日)のデータを公表しました。 全国の定点当たり報告数は 2.14 となっています。 <インフルエンザに関する報道発表資料> http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.h tml ■海外の感染症発生状況 ◆厚生労働省検疫所(FORTH) :海外の感染症情報(4 月 4 日~4 月 10 日掲載) 2015 年 04 月 10 日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新 17) http://www.forth.go.jp/topics/2015/04101334.html 2015 年 04 月 10 日 エボラ出血熱の発生状況(第 14 週):補足 http://www.forth.go.jp/topics/2015/04100936.html 2015 年 04 月 09 日 エボラ出血熱の発生状況(第 14 週) http://www.forth.go.jp/topics/2015/04091321.html 2015 年 04 月 08 日 エボラ出血熱の発生状況(第 13 週):補足 2 http://www.forth.go.jp/topics/2015/04080855.html 2015 年 04 月 07 日 アメリカ大陸でのコレラの流行状況(更新 1) http://www.forth.go.jp/topics/2015/04071057.html ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ●バックナンバー http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/ ●新規登録・配信停止の手続き・注意事項 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/ ●お問い合わせ https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/ ●内容に関するご意見 [email protected]
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