仕様書 - 文化庁

特別史跡平城宮跡の利用者のための便益施設運営
事業者の募集に関する仕様書
文 化 庁
平成27年1月
1.業務内容
売店及び飲料自動販売機の経営業務(以下、経営業務という)。
2.経営業務履行場所等
(1)売店
所在
奈良市佐紀町
特別史跡平城宮跡に所在する遺構展示棟内
業務内容
売店の経営
使用面積
48㎡
電力
あり
ガス
なし
給排水設備
あり
個別空調
あり
(2)自動販売機(4箇所)
所在
①
遺構展示棟内(奈良市佐紀町)
②
朱雀門管理棟内(奈良市北新町)
③
エントランス広場(奈良市佐紀町)
④
第一次大極殿管理棟(奈良市佐紀町)
業務内容
飲料自動販売機の設置
使用面積
① 4.5㎡程度(自動販売機6台分程度)
‘②③④
電力
各2.7㎡程度(自動販売機2台分程度)
あり
※履行場所の詳細は別添図面のとおりとする。
3.国有財産の使用許可
(1)応募事業者は、文化庁に国有財産の使用許可を申請し、その許可を得るとともに、
「国有財産使用許可書」
(別添1)に基づいて運営行うこと。
(2) 応募事業者は、履行場所の使用面積に応じて、国有財産使用料(年度毎に設定)を
支払う。
※なお、平成26年度の国有財産使用料は以下のとおり
・売店 年額7,200円/㎡
・自動販売機
遺構展示等内、朱雀門管理棟内、第一次大極殿管理棟: 年額7,200円/㎡
エントランス広場: 年額870円/㎡
(3)使用許可期間
平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までとし、営業権は一切認めない。ただし、
文化庁が必要と認めた場合には 5 年を超えない期間で更新することができる。なお、
「国有
財産使用許可書」に記載する条件に違反した場合にはこの限りでない。
(4)分担金等
国有財産の使用許可に係る敷金、礼金等の負担金は発生しない。ただし、今後、負担金
を徴しなければならない事由が生じた場合はこの限りでない。
4.営業条件等
(1)営業日
売店の営業日は、土曜日・日曜日・祝日とする。ただし、年末年始を除く。
(2)営業時間
売店の営業時間は、9 時 30 分~16 時 00 分とする。ただし、特に必要と認めるときは、
あらかじめ協議のうえ変更出来るものとする。
(3)提供商品及び提供価格
①提供商品
売店は、飲料、食品(ドリンク類、弁当、パン、お菓子等)
、お土産、雑貨等、宮跡内の
利便性を向上するための良質な商品を提供するとともに、特別史跡平城宮跡の紹介図書等、
宮跡の正しい理解を促進する商品を提供するものとする。
また、甲から提供することを止めるよう言われた商品は販売してはならない。なお、甲
から提供商品の追加等の要望があった場合には、要望に応えるよう努力すること。
自動販売機は、来場者が宮跡内で快適に過ごせるよう、季節に即した飲料を提供するも
のとする。
②販売を禁止するもの
特別史跡平城宮跡内は火気厳禁のため、たばこの販売を禁止する。また、青少年の健全
な育成に障害を及ぼす図書についても販売を禁止する。
③提供価格
便益施設として、その価格は適正な価格とすること。また、価格は消費税及び地方消費
税込みで表示する。
(4)経費の負担
電気料金及び上下水道料金は、応募事業者が支払うこと。
なお、エントランス広場の自動販売機における電気料金については、奈良県の定める規
定に従い、これを支払うこと。
(5)関係法令に基づく許可手続について
自動販売機の設置にあたっては、関係法令を遵守し、必要に応じて「文化財保護法」に
基づく原状変更等許可申請、「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」に基づ
く歴史的風土特別保存地区内行為許可申請及び「奈良県風致地区条例」に基づく風致地区
内行為許可申請等の手続を行うこと。
(6)広告宣伝等の制限
特別史跡平城宮跡の利用者に対するサービスを目的とする便益施設であることから、広
告宣伝については以下のとおり制限する。
①施設外に看板、張り紙等の表示又は掲出を行ってはならない。
②施設外において広告物の配布等一切の広告宣伝を行ってはならない。
③文化庁は、施設内の看板及び装飾について制限することが出来る。
(7)施設管理及び塵芥等廃棄物の処理等
①施設にかかる日常の清掃のほか、消毒大掃除等を定期的に実施すること。
②食品衛生法上の諸問題が発生した場合は、全て応募事業者の負担と責任において対応
すること。
③自動販売機設置箇所には、飲料物用のゴミ箱を設置すること。
④塵芥等廃棄物を庁舎等の管理者が指定する場所に搬出するとともに、遅滞なく廃棄す
ること。芥等廃棄物の搬出のほか、商品の搬入についても文化庁の指示に従うこと。
⑤火元責任者を定めて届け出ること。
(8)営業状況等の報告義務
応募事業者は、以下の項目について、それぞれの期限までに文化庁に報告(任意様式)
すること。
①事業年度に係る売上月計表・収支計算書・損益計算書は、履行期間終了後 2 ヶ月以内
②設置施設において、異常事態及び衛生上の問題が発生した時は即時
8.その他
本仕様書に定めるもののほか、その他国有財産使用許可の内容については、別添「国有
財産使用許可書」のとおりとし、営業に際し必要な事項が生じた場合には、甲と協議を行
うこと。