平成27年度 長岡技術科学大学オープンハウス 研修テーマ一覧 テーマ № 研修テーマ 901 感性情報計測とブレインア フェクティブインターフェー スによるヒューマノイドロ ボット制御 902 研修内容 (技術科学イノベーション専攻) 担当教員 (代表) 脳波やヘモグロビン濃度等の生体情報を計測し,その複雑性をカオス・フラク 中川匡弘 タル理論で定量化することにより,ヒトの感性情報を計測する.また,ヒトの 意思と感情を統合的に計測可能なアフェクティブインターフェースにより, ヒューマノイドロボット制御の基盤技術を体験する.具体的には,カオス・フ ラクタルの理論と関連するプログラミング,ならびに,感性計測やアフェク ティブインターフェースの基礎を学び,ヒューマノイドロボットの制御を実践 する. 担当教員 受入期間 (予定) 受入日数 定員 増員の 可否 備考 中川匡弘 8月3日(月)~8月7日(金) 及び 8月31日(月)~9月4日(金) 10日間(60時間) 10名 5名 2回開講 http://pelican.nagaokaut.ac.jp 力覚フィードバック制御のリ 力制御をリハビリロボットに適用し、筋力に応じた負荷により効率よくリハビ 大石潔 ハビリロボット リする手法について体験する。介護用ロボットなどに用いられる力制御につい て、実機を想定した計算機シミュレーションと介護用ロボットの実機による実 験を通して理解を深める。最終レポートとして、ロボットの力制御の計算機シ ミュレーション結果と実機による実験結果を基に考察を行う。 大石潔 横倉勇希 押味洸 7月27日(月)~7月31日(金) 及び 8月3日(月)~8月7日(金) 5日間(30時間) 2名 2名 2回開講可 903 電車シミュレータ実験装置に 通勤電車の動輪(車輪)がスリップする現象をモータ2台で再現する「電車シ 大石潔 よる電車のスリップ防止制御 ミュレータ」を用いて、スリップ防止制御の実験的シミュレーションを体験す の体験シミュレーション る。通勤電車のスリップ現象を理論的に理解して、実機を想定した計算機シ ミュレーションを通して理解を深める。次に、1動輪軸モデルの「電車シミュ レータ」による実験的シミュレーションを行う。最終レポートとして,電車の スリップ防止制御の実験的シミュレーションの計算機シミュレーション結果と 実機による実験結果を基に考察を行う。 大石潔 横倉勇希 押味洸 7月27日(月)~7月31日(金) 及び 8月3日(月)~8月7日(金) 5日間(30時間) 2名 2名 2回開講可 904 モーションコピーをサーボ モータで実現して体験 大石潔 横倉勇希 押味洸 7月27日(月)~7月31日(金) 及び 8月3日(月)~8月7日(金) 5日間(30時間) 2名 2名 2回開講可 905 身近な省エネルギー技術,パ パワーエレクトロニクスは電気を上手に使う技術です。家庭ではエアコン,冷 伊東淳一 ワーエレクトロニクスを体 蔵庫,洗濯機,パソコンなど身の回りの家電製品はもちろん,今話題の太陽 験! 光,風力発電,電気自動車を支える技術です。このテーマでは,太陽光発電, 家電製品に使われているパワーエレクトロニクスの回路を取り上げ,回路の動 作を勉強するだけでなく,実際に作ったり,身近な家電製品を動かしたり,分 解したり,特性を取得したりして,そのしくみを理解します。実験を通して, パワーエレクトロニクスの基本技術について理解し,省エネルギー技術の大切 さを学びます。 伊東淳一 7月27日(月)~7月31日(金) 5日間(30時間) 2名 ― 1回のみ開講 906 インテリジェント機能性高分 オープンハウスの実習を通してインテリジェント高分子にどのような機能を持 小林高臣 子材料の研究 たせ、どのようなところで利用されるかを理解しながら、材料合成したり、特 性を最先端の装置を利用して測定したりして、ものづくりの楽しさと、奥の深 さを学びます。ここで得た知識を高専での卒業研究、専攻科研究に役立てれる ような構成になっています。 小林高臣 7月27日(月)~8月7日(金) 5日間又は10日間 及び 8月31日(月)~9月11日(金) 5名 3名 2回開講可 907 環境保全バイオリアクター技 本研究室にて稼働を行っている、環境保全バイオリアクターの水質分析および 山口隆司 術開発と環境微生物の新規観 処理にかかわる微生物の観察を行う。水質分析としては、揮発性脂肪酸 察手法の習得 (VAF)、化学的酸素要求量(COD)および生物学的酸素要求量(BOD)の測定 を行い、リアクターの処理性能評価を行う。微生物の観察としては、PCRク ローニングを用いた微生物群種構造解析および、好感度FISH法を用いた、処理 寄与微生物の視覚的検出、存在割合の算出を行い、リアクター性能評価を捕捉 するデータ取得を行う。また、取得した手法およびデータをまとめる方法を身 につけ、書類作成およびスライドを用いた発表方法を修得させる。 山口隆司 幡本将史 8月17日(月)~8月21日(金) 5名 2名 1回のみ開講 日程に関しては調整可能です。 人間の動作を保存して再現するモーションコピーシステムについて体験する。 大石潔 バイラテラル制御に基づいたモーションコピーシステムを用いることで、力加 減と手先の位置の同時保存、再現が可能なことを計算機シュミレーション及び 実機による実験を通して理解を深める。最終レポートとして、シミュレーショ ン結果と実験結果を基に考察を行う。 5日間(30時間) 平成27年度 長岡技術科学大学オープンハウス 研修テーマ一覧 テーマ № 研修テーマ 研修内容 (技術科学イノベーション専攻) 担当教員 (代表) 担当教員 受入期間 (予定) 受入日数 定員 増員の 可否 備考 908 バイオリファイナリー社会を 目指し、難分解性バイオマス 「植物セルロース」の高効率 分解に挑戦する —セルラーゼ高生産菌トリコ デルマリーセイ— セルロースは、地球上でもっとも多く存在するバイオマスである。セルロー 小笠原渉 スを原材料として様々な製品を製造するバイオリファイナリーは、枯渇や高騰 の問題がある石油を原材料とする石油化学工業に替わる産業として注目されて いる。しかし、セルロースは難分解性であるため、産業利用には困難が伴う。 我々は、セルロース分解菌トリコデルマリーセイを改良することにより、セル ロース利用への道をひらこうとしている。現在我々は、世界で最も強力なセル ロース分解菌を保有しているが、道程はまだ半ばである。 本演習では、セルラーゼ高生産菌トリコデルマリーセイの生き様を探る、内 容を予定している。 ・タンパク質解析:セルラーゼ生産能の測定 ・遺伝子発現解析:セルラーゼ遺伝子誘導発現の測定 ・セルラーゼ高生産株育種:遺伝子組換え実験 小笠原渉 志田洋介 8月31日(月)~9月11日(金) 10日間(60時間) 2名 1名 1回のみ開講 909 新世代の酵母利用 —次世代食 酵母は、酒造りやパンの発酵等の食料品生産に欠かせない微生物であり、文 小笠原渉 料油生産・製紙排水浄化— 明の発展の一端を担ってきた。本研究室では、従来の酵母利用法とは異なる、 次世代型酵母利用法である「食用油脂生産」および「製紙排水浄化」の研究を 行っている。本演習では、この2つのテーマについて触れる。 小笠原渉 志田洋介 8月31日(月)~9月11日(金) 10日間(60時間) 2名 1名 1回のみ開講 ・食用油脂生産酵母 油脂生産酵母の培養を行い、菌体から油脂を抽出する。抽出した油脂を 様々な方法で解析し、油脂生産酵母の実力を計る。 ・製紙排水浄化酵母 製紙排水中の微細繊維を吸着する酵母の培養し、機能解析を行う。
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