次世代エネルギーパーク計画書 - 資源エネルギー庁;pdf

次世代エネルギーパーク計画書
1.計画名称
2.所在地
3.計画策定主体
4.実施運営主体
北杜市次世代エネルギーパーク
~ 北杜市まるごとエネルギーパーク ~
山梨県北杜市
北杜市役所
生活環境部環境課地球温暖化対策担当
住所 山梨県北杜市大豆生田 961 番地 1
電話 0551-42-1341
FAX 0551-42-1124
北杜市役所
北杜市次世代エネルギーパーク推進協議会(仮称)
(市内の環境団体「グリーン北杜」を母体とし、推進協議会を平成
22 年に立ち上げる予定であります。
) ※ 別紙名簿
5.計画概要
(1)計画のコンセプト
当市は、山梨県北西部に位置し、八ヶ岳、南アルプスなど日本を代表する山岳景観に囲まれ、日照時間、国
蝶オオムラサキの生息数、日本のミネラルウォーターの生産量がいずれも日本一など豊かな自然環境に恵まれ
た地域です。
「人と自然と文化が躍動する環境創造都市」を目指し地域づくりが進められており、本事業への取り組みは、
「北
杜市環境基本計画(平成 20 年 3 月策定)」の基本方針である「地球環境保全に貢献する杜」における個別施策の
「日常生活や事業活動から排出される二酸化炭素などの抑制について、普及・啓発に努めること」及び「クリ
ーンエネルギー普及の情報提供、啓発に努めること」に位置づけられます。
平成 17 年度の北杜市地域新エネルギービジョン策定(以下、初期ビジョン。)後、住宅用太陽光発電システム
設置費補助金制度の創設、
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託研究事業である「大規模電力供給
用太陽光発電系統安定化等実証研究(以下、NEDO 実証研究施設。
)
」に取り組むほか、北杜市六ヶ村堰水力発電
所の建設等、新エネルギーの利用と導入を図りました。
また、初期ビジョンで策定した市と市民及び事業者の連携については、平成 20 年3月に北杜市地球温暖化対
策・クリーンエネルギー協議会を設立し、普及・推進に向けた体制づくりを図りました。
本事業では、NEDO 実証研究施設を核とし、その他市内の新エネルギー施設と環境教育施設、そして豊かな自
然環境を活かし、地球環境と調和した将来のエネルギーの在り方について、理解の増進を図るため、
「北杜市次
世代エネルギーパーク構想を計画しました。
(2)計画の全体像
北杜市次世代エネルギーパークは、当市内においてエコツーリズム、エネルギー環境教育、大学・企業等に
よる研究、エネルギー関連施設への視察・見学、社員教育などの環境活動を推進します。
北杜市次世代エネルギーパークを構成する施設は、新エネルギー設備が導入(導入予定含む)され地域特性
を活かしたエネルギーが活用されている「新エネルギー施設」で子供から大人、高齢者まで、あらゆる世代が
新エネルギー等を実際に見て触れることにより分かりやすく紹介する複数の施設で構成し、基本理念である「持
続可能な地域社会と地域環境をつくるアクションエリア」を目指すものです。
当市の次世代エネルギーパーク計画のコンセプトは、地域特性である「太陽」
「水」
「緑」であり、これに係
る市内の新エネルギー関連施設を巡って、それぞれの恵みを市民をはじめとした多くの方々に体験してもらう
ことや、環境について「学」ぶことであります。
この計画の中心となる施設は NEDO 北杜サイトとし、当市における計画全体が一目で分かる拠点とする。また、
コンセプトに掲げている「太陽」に関しては、NEDO 北杜サイトとし、「水」に関しては、三分一湧水館、
「緑」に
関しては、オオムラサキセンター、
「学」に関しては、ホール等完備しており、講演等が開催できる長坂コミュ
ニティステーションの各施設とします。
これらの施設において、新エネルギーの導入、エネルギー環境教育・学習、体験ツアー等を市民・団体・事
業者等と協働により実践することで、エネルギー問題、地球温暖化問題への理解促進を図り、環境へ配慮した
自主的な行動・活動を促す持続可能な地域社会と地域環境をつくるアクションエリアを目指し、新たな環境観
光の創造の実現を図って参ります。
施設の位置付け
中心となる施設は、北杜市次世代エネルギーパークの心臓部分であり、新エネルギーの生産、利用につい
て、実際に見て触れることにより分かりやすく紹介する施設です。
当市は日照時間日本一であり、太陽の恵みを有効活用し、県内外からの見学・視察者を受け入れているこ
とや、当市の花は「ひまわり」であり太陽(光)が連想され、北杜市の代表的な施設であることから「
(NEDO
北杜サイト)
」を中心となる施設といたします。
本施設は、北杜市の新エネルギーや地球環境への取り組みを紹介し、新エネルギーや地球環境に関する環
境教育・学習を実践でき、団体客等を受け入れることが可能な施設であり、新エネルギーや地球環境への取
り組みを紹介することで、これらの取り組みの重要性、効果等の周知を図り、自分たちにできる取り組みを
考え、実際の行動へと促す重要な施設です。
今後、市民が気軽に集い利用できるソーラーセンター施設(仮称)を目指します。
また、既存施設を有効に活用し、
「水(三分一湧水館)
」
「緑(オオムラサキセンター)
」
「学(長坂コミュニ
ティステーション内)
」のテーマごとに3施設(別紙 1-1)を設定します。
それぞれの施設は、北杜市次世代エネルギーパークの全体像が把握できる機能、新エネルギーや地球環境
に関する情報の収集・発信機能、北杜市次世代エネルギーパークを構成する施設への誘導機能、北杜市の新
エネルギーや地球環境への取り組みを紹介する機能を有しており、新エネルギーや地球環境に関する環境教
育・学習が実践できる施設、団体客等を受け入れることが可能な施設であります。
上記施設において、北杜市の自然、歴史などの地域特性の紹介機能や新エネルギーや地球環境への取り組
みを紹介することで、これらの取り組みの重要性、効果等の周知を図り、自分たちにできる取り組みを考え、
実際の行動へと促す重要な施設です。
その他の関連施設は、新エネルギー設備が導入(導入予定を含む)され、新エネルギーの紹介機能を有し、
上記施設と連携することにより、効果的に新エネルギーや地球環境について普及啓発を行う施設です。
子どもから大人、高齢者までのあらゆる世代の市民、視察者、観光客など全ての来訪者をターゲットとし
た「インフォメーション施設」
(別紙 1-2)と主に児童・生徒および保護者や地域住民等をターゲットとして
市内の小中高等学校の太陽光発電設備等の新エネルギー設備を活かしたエネルギー環境教育を実践する「教
育施設」
(別紙 1-3)で構成します。
なお、北杜市次世代エネルギーパークを構成する施設については、随時更新します。
※次世代エネルギーパークを構成する施設分布図(全体図) 別紙計画図 1-1 及び 1-2
(3)関連施設
1.中心となる施設
施設の名称
NEDO 北杜サイト(2MW 級のメガソーラー施設)
①所 有 者:
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構
管 理 者:NTT ファシリティーズ
設置時期:平成 18 年
場 所:北杜市長坂町
②見学等に係る取り組み、体制
2MW 級のメガソーラーシステムを構築し、
「太陽と人が出会う場所」をコンセプト
に「太陽」の恵みをどのように生かすのかという最先端の研究開発が実施されてい
る場所です。また平成 21 年6月には、
「北杜サイトメガソーラー~北杜市太陽エネ
ルギープロジェクト~」の取り組みが、経済産業省及び(独)新エネルギー・産業
技術総合開発機構による「新エネ百選」に選定されています。
規模の面からも、県内で最大級であり、地理的にも北杜市の中心部に位置するこ
とから、太陽光発電の将来の発展を見据えた更なる研究等、企業や大学等との連携
による新エネルギーに関する最先端の研究開発拠点としての付加価値を付与してい
くことで地域の活性化につなげたいと考えます。
また、視察、観光資源、環境教育の実践の場などとして活用を考えた場合、現況
の施設では、来訪者の受け入れや情報発信等の機能面で十分に対応できる状況では
ないことから、本サイトのポテンシャリティを最大限引き出すため、本サイトの施
設整備や長坂コミュニティステーション等の既設施設の整備を図る予定であり、他
施設と連携して機能を果たします。
なお、見学者の案内につきましては、北杜市次世代エネルギーパーク推進協議会
(仮称)でパンフレット等を配布し、新エネルギーの重要性や活用方法等を説明し、
対応する。
③その他
この施設は(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業として平成 18 年
度~平成 22 年度の5年間で「太陽の恵み」をどのように生かすかという最先端の研究
開発施設であります。
実証研究終了後、各種設備を当市が NEDO 技術開発機構に譲渡申請をし、平成 23 年
4月より当市所有予定施設であります。
なお、当サイトで発電しました電気については、東京電力に売電し、その収益は太
陽電池等の破損や耐用年数経過等により使用不可時の撤去費用として積み立てる予定
であります。
2.既設施設
1)施設の名称
三分一湧水館(三分一湧水公園発電所)
①所 有 者:北杜市
管理者:北杜市
設置時期:平成 16 年
場 所:北杜市長坂町
②見学等に係る取組、体制
当施設は、昭和 60 年に環境庁の日本名水百選に認定されており、水争いが激しい
頃に農業用水を3つの村に均等に分配させるため湧出口の分水枡に三角石柱を築き
3方向に流水を分岐させたという伝説が残っている場所でもあることから「水」の
施設として位置づけます。
見学者の案内につきましては、北杜市次世代エネルギーパーク推進協議会(仮称)
がパンフレット等を配布し、水にまつわるストーリー性を有しつつ、自然や環境、
農村文化をテーマにした体験プログラムを実施し、
「自然」
「水」
「環境」を認識し、
その保全意識を高めるとともに、新エネルギーと観光をつなぎ、各施設への誘導を
図ります。
③その他
発電所の概要
水車:クロスフロー水車
有効落差:7.0m
出力:1.0kW
最大使用水量:0.03 ㎥/s 発電機:同期発電機 110V
需要:公園内の吊り橋の照明、発電所内の模型電車
2)施設の名称
オオムラサキセンター(オオムラサキ自然公園)
①所 有 者:北杜市
管理者:北杜市
設置時期:平成7年
場 所:北杜市長坂町
②見学等に係る取組、体制
当施設は、国蝶オオムラサキを通して、自然環境について関心を高めることを目
的に整備された自然教育施設です。館内にはジオラマや世界中の蝶標本、映像施設
などが備えられ、体系的な知識を得ることができます。併設される「びばりうむ長
坂」では、自然生息そのままのオオムラサキの姿を観察することができます。
また、炭焼き体験や落ち葉を集めた堆肥づくり、下草狩りなどの里山体験イベン
ト、間伐材を利用した木工教室等の体験イベントが開催されております。
今後、これらの体験イベント等の充実を図るため、間伐材の新しい利活用として、
ペレットストーブの導入を図り、新エネルギーや環境に関する知識、地域森林・里
山の保全、未利用の木質バイオマスを活用する資源循環型の地域づくりに結びつけ
るなどの体験プログラムを計画し、本構想において「緑」の施設として位置づけま
す。
なお、見学者の案内につきましては、当館職員および北杜市次世代エネルギーパ
ーク推進協議会(仮称)でパンフレット等を配布し、自然環境の重要性、環境保護
等を学習して頂くよう対応いたします。
3)施設の名称
長坂コミュニティステーション
①所 有 者:北杜市
管理者:北杜市
設置時期:平成 16 年
場 所:北杜市長坂町
②見学等に係る取組、体制
当施設は、図書館、多目的ホール、会議室等で構成され各種イベントにも対応で
きることから、これらを有効活用することや太陽光発電システム等の新エネルギー
整備や施設内整備を図り、当館職員および北杜市次世代エネルギーパーク推進協議
会(仮称)でパンフレット等を配布し、次世代エネルギーパークの情報発信、学習・
展示等を行い見学者の案内をいたします。
また、JR長坂駅に隣接し、市内のバス路線の通る交通の結節点となっており、
駅周辺には小・中・高学校などの教育施設や、当市長坂総合支所や病院、警察署等
の公共施設もあります。
さらに、NEDO 北杜サイトやオオムラサキセンターにも近く中心・中核施設間の連
携も図って参ります。
このような交通アクセス、周辺公共施設等の集客性を活かし、新エネルギーや地
球環境に関する知識を総合的に学ぶことができ、かつ、個人や団体などが所有する
知識などを共有することできる情報共有拠点として本構想における「学び」の施設
として位置づけます。
③その他
施設の概要
総客席数:450 席
付属施設:ながさか図書館、子どもコーナー、福祉保健コーナー、
PR ボックス、ルーフガーデン
舞
台:オープンステージ(広さ 14.29m×奥行き 6.3m)
プロセニアム(開口部 10.7m×6m)
舞台設備:スポットライト、調光器、音響設備等
そ の 他:多目的トイレ(1F・2F)、手すりと点字ブロック
エレベーター
4)施設の名称
北杜市六ヶ村堰水力発電所(愛称:クリーンでんでん)
①所 有 者:北杜市
管理者:北杜市
設置時期:平成 19 年
場 所:北杜市高根町
②新エネルギー等の内容及び規模、実績等
当市は、
「人と文化が躍動する環境創造都市」を基本理念に掲げ、当市が有する豊
かな自然資源を活かした地球温暖化防止対策と環境保全の取組として当発電所を建
設いたしました。
当発電所は、千年以上の古い歴史を持つ、村山六ヶ村堰の農業用水を利用した最
大出力 320kW の流れ込み式水力発電所であります。
平成 19 年度より稼働しており、年間発電量は約 220 万 kWhであり、発電電気は地
下に埋設した電線により、当発電所東側 200m先にある大門浄水場へ直接送電し、浄
水場で使用される電気をこのクリーンな電力で賄っております。
発電所概要
河川名:富士川水系川俣川東沢、西沢
水路名:村山六ヶ村堰農業用水路
発電方式:水路流れ込み式
総落差:85.24m
有効落差:77.5m
使用水量:0.3~0.5 ㎥/s
水路管長:1,270m
水車の形式:横軸フランシス水車
発電機の形式:三相誘導発電機
発電最大出力:320 kW
電力供給先:峡北地域広域水道企業団大門浄水場
発電所の実績
年度
年間発電量
稼働率
平成 19 年度
平成 20 年度
2,004,800 kWh
2,248,700 kWh
83.47%
90.83%
平成 21 年度
2,369,700 kWh
94.26%
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
視察・見学の対応といたしまして、北杜市次世代エネルギーパーク推進協議会(仮
称)でパンフレット等を配布し上記②を今後も引き続き説明して参ります。
また、下記3.新設施設と併せながらの対応をいたします。
視察実績(訪問者数)
平成 19 年度視察者数: 78 名
平成 20 年度視察者数:299 名
平成 21 年度視察者数:202 名
5)施設の名称
当市内小学校、中学校、高等学校
①所 有 者:北杜市
管理者:北杜市
創設時期:
場 所:北杜市内
②新エネルギー等の内容及び規模、実績等
太陽光発電設備等の新エネルギー設備を活かした児童・生徒及び保護者や地域住
民等に対してエネルギー環境教育を実践しております。
新エネルギー設備としては、今後、太陽光発電設備を市内の小中高等学校 23 校へ
導入予定であり、これまでに明野中学校、高根中学校、泉中学校、小淵沢中学校に
新エネルギー設備を導入し、環境学習として活用しております。
施設名および新エネルギー導入内容
太陽光発電設備 20KW
明野中学校
高根中学校
泉 中 学 校
小淵沢中学校
OM ソーラー(太陽熱利用)
ペレットストーブ(バイオマス利用)
太陽熱利用(太陽熱利用)
ハイブリッド街路灯
OM ソーラー(太陽熱利用)
ハイブリッド街路灯
太陽光街路灯
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
北杜市次世代エネルギーパークの既設施設と、連携して普及啓発を担う施設とし
て、児童・生徒及び保護者や地域住民等に対してエネルギー環境教育を実践して参
ります。
3.新設施設(予定)
1)施設の名称
当市内小学校、中学校および北杜市南学校給食センター
①所有者:北杜市
管理者:北杜市
設置予定時期:平成 23 年2月
場 所:北杜市内
②新エネルギー等の内容及び規模、計画等
太陽光発電設備等の新エネルギー設備を活かした児童・生徒及び保護者や地域住
民等に対してエネルギー環境教育の実践を行います。
№
学校名及び施設名
導入量
年間発電量
1
明野小学校
55kW
56,604kWh
2
須玉小学校
80kW
81,503kWh
3
高根清里小学校
70kW
69,891kWh
4
高根東小学校
95kW
88,993kWh
5
高根西小学校
75kW
70,750kWh
6
高根北小学校
25kW
25,250kWh
7
泉小学校
60kW
63,635kWh
8
小淵沢小学校
50kW
47,084kWh
9
白州小学校
40kW
41,063kWh
10
武川小学校
40kW
41,063kWh
11
日野春小学校
10kW
10,265kWh
12
秋田小学校
10kW
10,265kWh
13
小泉小学校
10kW
10,265kWh
14
明野中学校
90kW
85,940kWh
15
須玉中学校
30kW
31,817kWh
16
高根中学校
10kW
10,265kWh
17
長坂中学校
40kW
40,256kWh
18
泉中学校
90kW
92,458kWh
19
白州中学校
30kW
31,817kWh
20
武川中学校
20kW
21,298kWh
21
小淵沢中学校
20kW
20,896kWh
22
北杜南学校給食センター
30kW
29,350kWh
980kW
980,728kWh
合
計
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
北杜市次世代エネルギーパークの既設施設と、連携して普及啓発を担う施設とし
て、児童・生徒及び保護者や地域住民等に対してエネルギー環境教育を実践して参
ります。
2)施設の名称
長坂体育館、長坂げんき百歳センター、大泉体育館
①所有者:北杜市
管理者:北杜市
設置予定時期:平成 23 年2月
場 所:北杜市内
②新エネルギー等の内容及び規模、計画等
公共施設の主に屋根を使っての総計MW級太陽光発電所とすることは、他の自治
体のモデルケースになり、環境創造都市の実現に大きく寄与するとともに、自然エ
ネルギー利用による地球温暖化対策及び各施設の電気料の削減に繋がります。
施設計画概要
施設名
長坂体育館
導入時期(予定)
平成 22 年 10 月
~平成 23 年2月
長坂げんき百歳
平成 22 年 10 月
センター
~平成 23 年2月
大泉体育館
平成 22 年 10 月
~平成 23 年2月
導入量
10kW
備考
照明について省エネ
化予定(LED)
10kW
20kW
③今回の計画に伴う見学等に係る取り組み、体制
北杜市次世代エネルギーパークの既設施設と、連携して普及啓発を担う施設とし
て、児童・生徒及び保護者や地域住民等に対してエネルギー環境教育を実践して参
ります。
3)施設の名称
明野総合会館、明野歴史民俗資料館、高根ふれあい交流ホール、高根体育館
谷戸城ふるさと歴史館、スパティオ小淵沢、甲陵高等学校
①所有者:北杜市
管理者:北杜市
設置予定時期:平成 24 年2月 場 所:北杜市内
②新エネルギー等の内容及び規模、計画等
公共施設に太陽光発電を導入することにより、多くの市民に自然エネルギーの有
効性や必要性等を啓発でき、市民個々における取や取り組みの後押しが期待できま
す。
また、地球環境問題やエネルギー問題に貢献するとともに、地域活性化や産業の
振興、そして環境教育の充実などが図られます。
なお、この7施設は、平成 22 年度地域新エネルギー等導入促進事業一次公募に申
請しております。
施設計画概要
施設名
導入時期(予定)
導入量
年間発電量
明野総合会館
平成 24 年2月
50kW
46,364kWh
明野歴史民俗史料館
平成 24 年2月
30kW
28,364kWh
高根ふれあい交流ホール
平成 24 年2月
90kW
73,677kWh
高根体育館
平成 24 年2月
100kW
92,595kWh
谷戸城ふるさと歴史館
平成 24 年2月
19kW
17,820kWh
スパティオ小淵沢
平成 24 年2月
20kW
20,190kWh
甲陵高等学校
平成 24 年2月
30kW
31,817kWh
339kW
310,827kWh
合計
4)施設の名称
北杜市六ヶ村堰小水力発電所(西沢地点、川子石地点、蔵原地点)
①所有者:三峰川電力㈱
管理者:三峰川電力㈱
設置予定時期:平成 24 年2月
場 所:北杜市高根、大泉地内
②新エネルギー等の内容及び規模、計画等
当市には多くの農業用水路があり、既存の農業用水路を水力発電に利用すること
で、各地の農業用水路活用の契機となります。
また、小水力発電所を単発的に建設するのではなく、水系を面的に活用すること
により、より効果的な水力発電開発となり、既存の六ヶ村堰水力発電所と併せた同
一水路上の4地点において稼働した際の合計出力は、895kW となり年間約 2673tの
CO2 削減効果も期待でき温暖化問題に大きく寄与できます。
なお、この3施設は、平成 22 年度地域新エネルギー等導入促進対策一次公募の社
会システム枠に北杜市と三峰川電力㈱で共同申請しており、発電した電力は PPS で
ある丸紅に売電し、東京電力の送電ネットワークを介して需要家に供給します。
施設計画概要
施設名
北杜市村山六ヶ村堰西沢
発電所(仮称)
北杜市村山六ヶ村堰川小
石発電所(仮称)
北杜市村山六ヶ村堰蔵原
発電所(仮称)
導入時期(予定) 導入量
平成 24 年2月
220kW
平成 24 年2月
170kW
平成 24 年2月
185kW
合計
575kW
年間発電量
発電効率 80%
約 1,543MWh
発電効率 80%
約 1,189MWh
発電効率 80%
約 1,293MWh
約 4,025MWh
※ 見学者の安全確保について
本事業における視察見学においては、安全な施設選定をしており、また、各施設の
現場において、説明者が十分に安全確保を行いつつ施設案内を行います。
また、台風などにより、身に危険が生じる恐れがある場合は、直ちに見学を中止さ
せます。
近隣の新エネルギー関連施設
施 設 名
(財)キープ協会
(清泉寮/国際研修交流センター)
活動内容
・環境教育プログラムの実践と指導者育成など先進的な環
境教育に取り組む。
・自然体験型の環境教育プログラム、環境教育やインタープリテー
ションの講義、ワークショップや体験プログラムなどを実施。
・太陽光発電 30kW、木質バイオマスペレットボイラーを導入。
増富ラジウム温泉峡・増富の湯
・将来的に木質バイマスボイラーの導入を検討中。
・滞在型観光と環境を連動させた取り組みなどを検討。
・周辺施設で小水力発電の実証を実施。
明野温泉太陽館(ふるさと太陽館)
・太陽光発電の仕組みを紹介。
・温泉・宿泊施設、そば工房を併設。
・太陽光発電 30kW を導入。
水車の里公園
・水車のある公園。水車は発電しないが、北杜市武川町
は、水が豊富だったことから、多くの水車小屋が点在
していた地域であり、暮らしと水車の役割を学習す
る。
サントリー白州蒸留所
・次世代環境教育「水育(みずいく)
」で「森と水の学
校」をはじめ、
「親子見学会」や環境学習用教材を配
布。
・
「バードサンクチュアリ(野鳥の聖域)
」を開園。
・第2水工場に太陽光発電設備を導入。
JR 小海線ハイブリッド車両
・ディーゼルを発電に利用し、ブレーキ時に蓄電することで、
燃料消費と環境負荷を抑え、従来のディーゼル車両に比
べ窒素酸化物や粒子状物質の排出量を 60%減らせる環
境に配慮したハイブリッド型鉄道車両。
むかわの湯
・温泉利用プログラムとして自然環境利用プログラムを用意。
・周辺散歩ースとして、
「むかわの湯から名木を巡るぶら
り旅」を紹介。
・ハイブリッド街路灯を設置。
丘の公園
・太陽光発電 95kW を設置。
・県営総合スポーツ・レクリエーション施設であり、ゴルフコース、温泉
利用施設、オートキャンプ場などを完備。
甲斐大泉温泉パノラマの湯
・太陽光発電 40kW を設置。
・館内には観光情報検索システムがある。
塩川発電所
・塩川ダムの落差(50.34m)と放流水を有効利用した、県
営 18 番目の水力発電所。出力 1,100kW
塩川第二発電所
・山梨県企業局において、塩川浄水場の減圧施設に水道
水の余剰圧力を利用した 82kwの水力発電設備を設
置。
大門ダム(清里湖)
・洪水調整、上水道用の山梨県建設の多目的ダム。
・利水放流を利用した水力発電を行う。出力 230kW
・ダム見学が可能であり、モデル見学コースは 1 時間コース、
30 分コースがある。
明野農業関連施設太陽光発電所(仮称) ・山梨県農政部において、農村地域の低炭素社会に向け
た取組の一つとして農業関連施設への 200kW の太陽
光発電システムを設置予定。
上記施設につきまして、次世代エネルギーパーク構想の趣旨を理解していただき、
承諾が得られしだい、サテライト施設として計画に組み込みます。
6.全体スケジュール
北杜市次世代エネルギーパークの事業推進を図るため、今後のスケジュールを下図に示します。
今後のスケジュール
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
協議会設立、ワーキンググループによ
運営主体による
管理・運営
る運用検討
運用に向けた人材育成
管理・運営
(ソフト)
情報発信
認
定
運営主体
の検討
ビジターセンター整備
中核
心・
施設
中核
施設
機能整備
機能整備
検 討
検 討
施設整備(ハ
ード)
新エネルギー
設備導入
検討
次世代エネルギー情報館(仮称)整備
(長坂コミュニティステーション内)
新エネルギー設備導入
市、市民、事業者の独自の新エネルギー導入
平成 25 年度
7.関連する新エネルギービジョン等
○添付資料
1.計画図
2.その他参考資料__