資料５ 鹿児島県地域防災計画修正案概要新旧対照表 ＜原子力災害対策編を除く＞ 平成27年３月19日（木） 鹿児島県防災会議 平成26年度 県地域防災計画修正案の概要（原子力災害対策編を除く） 番号 分 類 項 目 平成27年3月19日現在 修正の有無 内 容 一般 地震 津波 火山 該 当 ページ 土砂災害の防止 県が実施する基礎調査の結果の市町村長へ 対策 の通知及び公表を追加 ○ ○ 住宅の確保対策 学校の敷地を応急仮設住宅用地等として定め の事前措置 る場合の学校の教育活動への配慮を追加 ○ ○ ○ 6～7 4 高層建築物や地下街等管理権原が分かれて 事業所の自主防 いる防火対象物における統括防火管理者の選 災体制の強化 任等を追加 ○ ○ ○ 8～9 6 気象警報等の受 土砂災害警戒情報の県民への周知を追加 信・伝達 ○ 10～13 7 市町村が避難勧告等（土砂災害が発生し，又 避難の勧告・指 は発生するおそれがある場合におけるものに限 示の実施 る。）の解除の際に助言を求めた場合，国又は 県が必要な助言を行うことを追加 ○ 14～15 1 3 災害予防 4～5 災害応急 対策 8 交通規制の実施 県公安委員会による道路管理者に対する放 置車両等の移動等の要請を追加 ○ ○ ○ 16～17 9 緊急通行車両の通行を確保する必要がある 緊急輸送道路啓 場合における道路管理者による放置車両等の 開等 移動等の追加 ○ ○ ○ 18～19 -1- 番号 分 類 項 目 平成27年3月19日現在 修正の有無 内 容 一般 地震 津波 火山 11 特殊災害 海上災害対策 海上災害発生時の情報連絡系統や関係機関 の実施事項，災害現地等における関係機関の 円滑な調整を行うための現地連絡調整所にお ける体制や機能の明確化等 ○ 該 当 ページ 20～33 総則 ○ ○ 34～35 関係者との連携協力の確保 ○ ○ 36～39 津波からの防護，円滑な避難の確保及び迅速 な救助に関する事項 ○ ○ 40～51 地震防災上緊急に整備すべき施設等の整備 計画 ○ ○ 52～57 防災訓練計画 ○ ○ 58～59 地震防災上必要な教育及び広報に関する計 画 ○ ○ 60～63 南海トラ 南海トラフ地震 フ地震防 12 防災対策推進計 災対策推 画 進計画 -2- 県地域防災計画修正案新旧対照表 （抜粋） -3- 【一般，地震災害対策編】機関名(部署名）：鹿児島県 （砂防課） 該当箇所 第２部 災害予防 第１章 災害に強い施 現 １ 画 土砂災害防止事業の推進 頻度が高いため，土石流，がけ崩れ，地すべり等による土砂災害を受けや 土砂災害等の すい。 防止対策の推進 第１ 計 本県は，広範囲にシラス土壌に覆われている上，台風，豪雨の発生する 設等の整備 第１節 行 平成５年（1993年）８月の鹿児島豪雨では，集中豪雨のため地盤がゆる 土砂災害の防止 んだ多数の斜面で崩壊が生じ，これを直接的な要因とする人的被害が発生 対策 したほか，道路交通の不通箇所も多数生じた。 災害危険箇所別の斜面災害の防止事業の実施方策は，以下のとおりであ ２－１－３ページ る。 (1)～(7) 省略 (8) 土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等 土砂災害から住民の生命を守るため，土砂災害のおそれのある区域につ いての危険の周知，警戒避難体制の整備，住宅等の新規立地の抑制，既存 住宅の移転促進等のソフト対策を推進する。 ア 土砂災害警戒区域の指定 県は土砂災害により被害を受けるおそれのある区域の地形や地質，土 地の利用状況などについて基礎調査を行い，市町村長の意見を聴いた上 で，区域の指定を行う。 市町村は土砂災害防止法第７条に基づき，市町村地域防災計画におい て各区域毎に警戒避難体制に関する事項について定め，情報伝達，警戒 避難体制の整備，警戒避難に関する事項の住民への周知を図る。 ～ 以下，省略 ～ -4- 修 １ 正 案 修正理由等 土砂災害防止事業の推進 本県は，広範囲にシラス土壌に覆われている上，台風，豪雨の発生する 頻度が高いため，土石流，がけ崩れ，地すべり等による土砂災害を受けや すい。 平成５年（1993年）８月の鹿児島豪雨では，集中豪雨のため地盤がゆる んだ多数の斜面で崩壊が生じ，これを直接的な要因とする人的被害が発生 したほか，道路交通の不通箇所も多数生じた。 災害危険箇所別の斜面災害の防止事業の実施方策は，以下のとおりであ る。 (1)～(7) 省略 (8) 土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等 土砂災害から住民の生命を守るため，土砂災害のおそれのある区域につ いての危険の周知，警戒避難体制の整備，住宅等の新規立地の抑制，既存 住宅の移転促進等のソフト対策を推進する。 ア 土砂災害警戒区域の指定 土砂災害防止法の一部 県は土砂災害により被害を受けるおそれのある区域の地形や地質，土 地の利用状況などについて基礎調査を行い，その結果を市町村長に通知 するとともに公表し，市町村長の意見を聴いた上で，区域の指定を行 う。 市町村は土砂災害防止法第８条に基づき，市町村地域防災計画におい て各区域毎に警戒避難体制に関する事項について定め，情報伝達，警戒 避難体制の整備，警戒避難に関する事項の住民への周知を図る。 ～ 以下，省略 ～ -5- 改正に伴う修正 【一般，地震，津波災害対策編】 機関名(部署名）：鹿児島県（学校施設課） 該当箇所 第２部 災害予防 第２章 迅速かつ円滑 な災害応急対策への 備え 第10節 現 ２ 計 画 応急仮設住宅の建設予定候補地の把握 市町村は，速やかに用地確保が出来るように，市町村毎に応急仮設住宅 の建設予定候補地を把握しておくものとする。 なお，候補地の選定にあたっては，がけ崩れや津波浸水等による被災の その他の災害 可能性について，十分留意する必要がある。 応急対策事前措置体 制の整備 第６ 行 住宅の確保対策 の事前措置 ２－２－４９ページ -6- 修 ２ 正 案 修正理由等 応急仮設住宅の建設予定候補地の把握 市町村は，速やかに用地確保が出来るように，市町村毎に応急仮設住宅 の建設予定候補地を把握しておくものとする。 なお，候補地の選定にあたっては，がけ崩れや津波浸水等による被災の 可能性について，十分留意する必要がある。 また，市町村は，学校の敷地を応急仮設住宅の用地等として定める場合 には，学校の教育活動に十分配慮するものとする。 -7- 防災基本計画の修正に 伴う追加 【一般，地震，津波災害対策編】 機関名(部署名）：鹿児島県（消防保安課） 該当箇所 現 第２部 災害予防 １ 第３章 県民の防災活 (3) 自衛消防隊等の設置要領 動の促進 第３節 自主防災組織 の育成強化 第３ 事業所の自主防 行 計 画 工場，事業所等における自衛消防隊等の設置 消防機関は，事業所の規模，形態により，例えば，百貨店，学校，病 院，社会福祉施設等多数の者が出入りする建物は，消防法第８条の規定に よる防火管理者を選任することによるほか，管理権限が別れている複合用 途の雑居ビル等の場合，共同防火管理協議会を中心とする防火体制の整備 災体制の強化 を指導するなど，その実態に応じた組織づくりを指導する。 ２－３－１０ページ ことから，施設管理者に，事業所及び相互間の応援体制を整備するよう指 また，危険物施設や高圧ガス施設等の場合，周辺に及ぼす影響が大きい 導する。各施設の防火管理者は，消防計画や防災計画を策定する。 -8- 修 １ 正 案 工場，事業所等における自衛消防隊等の設置 (3) 自衛消防組織等の設置要領 修正理由等 消防法の一部改正に伴 う修正 学校，病院，百貨店，社会福祉施設等多数の者が出入りする防火対象物 の管理権原を有する者は，防火管理者等を適正に選任するとともに，自衛 消防組織を置き，消防計画の作成，当該消防計画に基づく消火，通報及び 避難訓練の実施等防火管理上必要な業務を適正に行わせるなど防火管理体 制の充実を図る。 消防機関は，自衛消防組織の設置，活動等について，その実態に応じ適 正に指導する。危険物施設や高圧ガス施設等については，周辺に及ぼす影 響が大きいことから，施設管理者に，事業所相互間の応援体制を整備する よう指導する。 -9- 【一般災害対策編】機関名(部署名）：鹿児島県 （ 該当箇所 砂防課，危機管理防災課 ） 現 第３部 災害応急対策 ５ 土砂災害警戒情報の伝達 第２章 警戒避難機の (1) 伝達系統 応急対策 第１節 気象警報等の 収集・伝達 第２ 気象警報等の受 信・伝達 行 計 画 鹿児島地方気象台は気象業務法第15条により大雨警報，第15条の２によ り大雨特別警報を都道府県に伝達することが義務付けられている。土砂災 害警戒情報は大雨特別警報・警報を解説する気象情報の1つとして関係機関 に伝達する。鹿児島県までの伝達経路は大雨特別警報・警報の伝達経路と 同様である。 鹿児島県は災害対策基本法第51条（情報の収集及び伝達）及び第55条 ３－２－１５ページ （県知事の通知等）により市町村長その他関係者に伝達する。 ア 鹿児島県と鹿児島地方気象台が共同して土砂災害警戒情報を発表した 場合，鹿児島地方気象台は気象庁防災業務計画に基づき土砂災害警戒情 報を専用通信施設等により，鹿児島県危機管理局危機管理防災課等関係 機関，日本放送協会（NHK）等報道機関へ伝達する。また鹿児島県砂防課 は，必要な機関に伝達する。 イ 鹿児島県危機管理局危機管理防災課は鹿児島県地域防災計画に基づく 大雨特別警報・警報の伝達先と同じ関係機関及び市町村等へ土砂災害警 戒情報を専用通信施設等により伝達する。 ウ 市町村は、市町村地域防災計画に基づき土砂災害警戒情報に係る必要 事項を関係機関及び住民その他関係ある公私の団体等へ伝達する。 エ その他の関係機関は，必要な伝達等の措置を執る。 (2)～(3) 省略 -10- 修 正 案 修正理由等 ５ 土砂災害警戒情報の伝達 (1) 伝達系統 鹿児島地方気象台は気象業務法第15条により大雨警報，第15条の２によ り大雨特別警報を都道府県に伝達することが義務付けられている。土砂災 害警戒情報は大雨特別警報・警報を解説する気象情報の1つとして関係機 関に伝達する。鹿児島県までの伝達経路は大雨特別警報・警報の伝達経路 と同様である。 鹿児島県は災害対策基本法第51条（情報の収集及び伝達），第55条（県 土砂災害防止法の一部 知事の通知等）及び土砂災害防止法第27条により市町村長その他関係者に 改正に伴う追加 伝達する。 ア 鹿児島県と鹿児島地方気象台が共同して土砂災害警戒情報を発表した 場合，鹿児島地方気象台は気象庁防災業務計画に基づき土砂災害警戒情 報を専用通信施設等により，鹿児島県危機管理局危機管理防災課等関係 機関，日本放送協会（NHK）等報道機関へ伝達する。また鹿児島県砂防 課は，必要な機関に伝達する。 イ 鹿児島県危機管理局危機管理防災課は鹿児島県地域防災計画に基づく 大雨特別警報・警報の伝達先と同じ関係機関及び市町村等へ土砂災害警 戒情報を専用通信施設等により伝達するとともに，県民に周知するため の措置を講ずるものとする。 ウ 市町村は，市町村地域防災計画に基づき土砂災害警戒情報に係る必要 事項を関係機関及び住民その他関係ある公私の団体等へ伝達する。 エ その他の関係機関は、必要な伝達等の措置を執る。 (2)～(3) 省略 -11- 【一般災害対策編】 機関名(部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第３部 災害応急対策 第２章 警戒避難機の 現 応急対策 第１節 気象警報等の 収集・伝達 第２ 気象警報等の受 信・伝達 ３－２－２７ページ -12- 行 計 画 修 正 案 修正理由等 土砂災害防止法の一部 改正に伴う修正 -13- 【一般災害対策編】 機関名(部署名）：鹿児島県（危機管理防災課，砂防課） 現 該当箇所 １ 行 計 画 避難指示等の基準と区分 第３部 災害応急対策 避難指示等の基準は，災害の種類，地域，その他により異なるが，市町 第２章 警戒避難機の 村長は関係機関の協力を得て各危険地域に応じた具体的な避難指示等の基 応急対策 第６節 避難の勧告・ 指示，誘導 第２ 避難の勧告・指 示の実施 準を定めるものとする。 また，県は，市町村に対して基準に基づく適正な運用や再点検の実施等 について，必要な助言を行うものとする。 指定行政機関，指定地方行政機関及び県は，市町村から求めがあった場 合には，避難指示又は避難勧告の対象地域，判断時期等について助言す る。 ３－２－５０ページ 市町村は，避難勧告又は指示を行う際に，国又は県に必要な助言を求め ることができるよう，連絡調整窓口，連絡の方法を取り決めておくととも に，連絡先の共有を徹底しておくなど，必要な準備を整えておく。 なお，避難措置は，概ね次の方法に基づき，当面する責任者が関係機関 の協力を得て実施するものとする。 -14- 修 １ 正 案 修正理由等 避難指示等の基準と区分 避難指示等の基準は，災害の種類，地域，その他により異なるが，市町 村長は「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン」の趣旨を 国が「避難勧告等の判 踏まえ，関係機関の協力を得て各危険地域に応じた具体的な避難指示等の 断・伝達マニュアル作成 基準を定めるものとする。 ガイドライン」を改訂し また，県は，市町村に対して基準に基づく適正な運用や再点検の実施等 たことに伴う修正 について，必要な助言を行うものとする。 指定行政機関，指定地方行政機関及び県は，市町村から求めがあった場 合には，避難勧告又は避難指示の対象地域，判断時期等について助言す る。 国土交通省又は県は，市町村から求めがあった場合には，避難勧告又は 避難指示（土砂災害が発生し，又は発生するおそれがある場合におけるも のに限る。）の解除の対象地域，判断時期等について助言する。 市町村は，避難勧告又は指示，解除を行う際に，国又は県に必要な助言 を求めることができるよう，連絡調整窓口，連絡の方法を取り決めておく とともに，連絡先の共有を徹底しておくなど，必要な準備を整えておく。 なお，避難措置は，概ね次の方法に基づき，当面する責任者が関係機関 の協力を得て実施するものとする。 -15- 土砂災害防止法の一部 改正に伴う修正 【一般，地震，津波対策編】 機関名(部署名）：鹿児島県警察本部（交通規制課） 現 該当箇所 第３部 災害応急対策 第２章 啓開避難期の １ 行 計 画 交通規制の実施方法 応急対策 第８節 交通確保・規 実 施 者 実 施 の 方 法 制 第１ 交通規制の実施 道路管理者 （略） ３－２－６０ページ 警察機関 （略） （略） (3) 緊急通行車両の通行確保のための交通規制 県公安委員会は，被災者の輸送，被災地への緊急物資 の輸送等を行う緊急通行車両の通行を確保するため，必 要があると認めるときは，次の措置を行う。 ア 交通が混雑し，緊急直行の円滑を阻害している状況 にあるときは，区域又は道路の区間を指定して一般車 両の通行を制限し，又は緊急の度合に応じて車両別交 通規制を行う。 イ 被災地への流入車両等を抑制する必要がある場合に は，区域又は道路の区間を指定して，被災地周辺の警 察等の協力により，また必要に応じ警察災害派遣隊の 出動を要請して，周辺地域を含めた広域的な交通規制 を行う。 （略） 自衛官又は （略） 消防吏員 港湾管理者 及 （略） び 海上保安本部 -16- 修 １ 実 正 案 修正理由等 交通規制の実施方法 施 者 実 道路管理者 （略） 警察機関 （略） 施 の 方 法 （略） (3) 緊急通行車両の通行確保のための交通規制 県公安委員会は，被災者の輸送，被災地への緊急物資 の輸送等を行う緊急通行車両の通行を確保するため，必 要があると認めるときは，次の措置を行う。 ア 交通が混雑し，緊急通行の円滑を阻害している状況 文字の修正 にあるときは，区域又は道路の区間を指定して一般車 両の通行を制限し，又は緊急の度合に応じて車両別交 通規制を行う。 イ 上記アの交通規制を行うため道路管理者に啓開要請 を行う。 ウ 改正に伴う追加 被災地への流入車両等を抑制する必要がある場合に は，区域又は道路の区間を指定して，被災地周辺の警 察等の協力により，また必要に応じ警察災害派遣隊の 出動を要請して，周辺地域を含めた広域的な交通規制 を行う。 （略） 自衛官又は （略） 消防吏員 港湾管理者 及 災害対策基本法の一部 （略） び 海上保安本部 -17- 【一般，地震，津波災害対策編】 機関名(部署名）：鹿児島県（道路維持課・港湾空港課・漁港漁場課）， 九州地方整備局，西日本高速道路株式会社 該当箇所 第３部 災害応急対策 第２章 警戒避難期の 応急対策 第９節 第４ 緊急輸送 現 ２ 行 計 画 道路啓開作業の実施 (1) 各関係機関別による道路啓開作業 道路啓開作業にあたっては，下表のとおり関係機関及び関係業界が有機的か つ迅速な協力体制をもって実施する。 緊急輸送道路啓 開等 機関名 啓 開 作 業 の 実 施 内 容 ３－２－７２ページ 土木部道路維持課 ・港湾空港課 道路上の障害物の状況を調査し，除去対策を立て， 関係機関と協力の上，所管する道路上の障害物の除去 等を実施する。 警 察 本 部 （略） 九州地方整備局 道路上の障害物の状況を調査し，除去対策を立て， 関係機関と協力の上，所管する道路上の障害物の除去 等を実施する。 西日本高速道路株 式会社 道路上の障害物の状況を調査し，除去対策を立て， 関係機関と協力の上，所管する道路上の障害物の除去 等を実施する。 -18- 修 正 案 修正理由等 ２ 道路啓開作業の実施 (1) 各関係機関別による道路啓開作業 道路啓開作業にあたっては，下表のとおり関係機関及び関係業界が有機的か つ迅速な協力体制をもって実施する。 機 関 名 土木部道路維持課 土木部港湾空港課 ・商工労働水産部 漁港漁場課 警 察 本 部 九州地方整備局 西日本高速道路株 式会社 啓 開 作 業 の 実 施 内 容 道路上の障害物の状況を調査し，除去対策を立て， 関係機関と協力の上，所管する道路上の障害物の除去 等を実施する。 また，道路管理者は，放置車両や立ち往生車両が発 生した場合，緊急通行車両の通行を確保するため緊急 の必要があるときには，運転手等に対し車両の移動等 の命令を行うものとし，運転者がいない場合において は，自ら車両の移動等を行うものとする。さらに，県 は，道路管理者である市町村に対し，必要に応じて， ネットワークとしての緊急通行車両の通行ルートを確 保するために，広域的な見地から指示を行うものとす る。 臨港道路上の障害物の状況を調査し，除去対策を立 て，関係機関と協力の上，所管する道路上の障害物の 除去等を実施する。 災害対策基本法の一部 改正に伴う追加 実施機関の追加 （略） 道路上の障害物の状況を調査し，除去対策を立て， 関係機関と協力の上，所管する道路上の障害物の除去 等を実施する。 また，道路管理者は，放置車両や立ち往生車両が発 生した場合，緊急通行車両の通行を確保するため緊急 の必要があるときには，運転手等に対し車両の移動等 の命令を行うものとし，運転者がいない場合において は，自ら車両の移動等を行うものとする。さらに，九 州地方整備局は，道路管理者である県及び市町村に対 し，必要に応じて，ネットワークとしての緊急通行車 両の通行ルートを確保するために，広域的な見地から 指示を行うものとする。 道路上の障害物の状況を調査し，除去対策を立て， 関係機関と協力の上，所管する道路上の障害物の除去 等を実施する。 また，西日本高速道路(株)は，放置車両や立ち往生 車両が発生した場合，緊急通行車両の通行を確保する ため緊急の必要があるときには，道路管理者へ確認の 上，運転手等に対し車両の移動等の命令を行うものと し，運転者がいない場合においては，自ら車両の移動 等を行うものとする。 -19- 災害対策基本法の一部 改正に伴う追加 災害対策基本法の一部 改正に伴う追加 【一般災害対策編】機関名（部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第４部 特殊災害 第１章 海上災害等対 現 （新規） 策 第２節 第１ 応急対策 海上災害対策 ４－１－３ページ -20- 行 計 画 修 正 案 海上災害情報連絡系統図 修正理由等 海上災害事故対応訓練 （旅客船事故）等を踏ま えた修正 -21- 【一般災害対策編】機関名（部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第４部 特殊災害 第１章 海上災害等対 現 ２ 行 計 活動体制の確立 策 第２節 第１ 応急対策 海上災害対策 ４－１－３ページ (1) 県の活動体制 （略） (2) 市町村その他の防災関係機関の活動体制 （略） -22- 画 修 ２ 正 案 修正理由等 活動体制の確立 (1) 関係事業者の活動体制 防災基本計画（海上災 関係事業者は，発災後速やかに，職員の非常参集，情報収集連絡体制 の確立，対策本部設置等必要な体制を整える。 (2) 県の活動体制 （略） (3) 市町村その他の防災関係機関の活動体制 （略） -23- 害対策編）の内容を踏ま えた修正 【一般災害対策編】機関名（部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第４部 特殊災害 第１章 海上災害等対 現 ４ 行 計 画 実施事項 各関係機関の実施事項は，以下のとおりである。 策 第２節 第１ 応急対策 関係機関 実 施 事 項 海上災害対策 第 十 管 区 (1) ４－１－５ページ ～ 海上保安本部 巡視船艇・航空機の出動及び救助活動 ア ４－１－６ページ 災害の規模に応じ，巡視船艇・航空機を可及的速や かに被災海域へ出動させるとともに，保有する救助資 機材を十分活用して救助に当たる。 なお，海上からの救助活動が予想される場合におい ては，あらかじめ巡視船艇・航空機及び救助資機材を 所要の海域へ配備し，災害即応体制を確立する。 イ 災害応急対策を迅速かつ的確に実施するため，必要 に応じて他管区海上保安部から巡視船艇・航空機及び 資機材の応援を求める措置を講ずる。 (2) 緊急輸送 医師，災害復旧要員又は救援物資等の緊急輸送につい ては，速やかに対応する。 (3) 情報の収集 次の事項について，実施責任者，その他の関係機関・ 団体及び海事関係会社と密接な連絡をとり，関係情報の 収集及び交換を行う。 ア 被災状況 イ 被災海域の周辺港湾等における船舶交通，危険物の 状況 ウ (4) 関係機関等の対応状況等 海上交通安全の確保 被災海域付近の船舶に対し，必要に応じて安全な海域 等へ避難指示，入港制限，移動命令等の規制措置を講ず る。 (5) 通信の確保 ア 被災海域へ巡視船艇を配備し，被災地等との連絡体 制を確保する。 イ 必要に応じて関係機関の職員を要請し相互間の連絡 体制を確保する。 (6) 治安の確保 治安を維持するため，巡視船艇を被災海域へ派遣し， 付近の警戒を強化するとともに，各種事犯の発生状況の 実態把握に努め，関係法令に基づく取締りを強化する。 (7) 広報 民心の安定に重点を置き，治安，救助，復旧の状況及 び応急処置方法等について報道機関等を通じて必要な広 報を行う。 なお，報道に当たっては，必要に応じ防災関係機関と 連絡調整を行う。 -24- 修 ３ 正 案 実施事項 修正理由等 海上災害事故対応訓練 各関係機関の実施事項は，以下のとおりである。 （旅客船事故）等を踏ま えた修正 関係機関 県 実 施 事 項 (1) 被害情報収集及び関係機関への連絡通報 (2) 関係市町村に対する情報の伝達及び応急対策上必要な 指示 (3) 被害状況のとりまとめ及び消防庁への報告 (4) 自衛隊，他の市町村，消防機関への応援要請 (5) 応急対策物資のあっせん，調達，輸送の協力 (6) 報道機関への対応 (7) 現地連絡調整所の設置及び運営 (8) その他の災害応急対策 関 係 市 町 村 (1) 被害情報収集及び関係機関への連絡通報 (2) 他の市町村，消防機関への応援要請 (3) 応急対策物資のあっせん，調達，輸送の協力 (4) 一時避難所の設置及び運営 (5) 遺体一時収容所の設置 (6) 無傷者，軽傷者の接遇 (7) 乗船者の家族，関係者への連絡，対応 (8) 報道機関への対応 (9) 現地連絡調整所の設置及び運営 (10) その他の災害応急対策 第 十 管 区 (1) 災害発生の状況把握及び関係機関への情報伝達 海上保安本部 (2) 警戒区域設定，警戒警備 (3) 海上交通安全の確保 (4) 捜索活動及び救出救助活動 (5) 海上における負傷者のトリアージ，応急処置，搬送順 位の決定 (6) 消火活動 (7) 被災船舶への人員，物資の緊急輸送 (8) 被災船舶乗船者の避難誘導 (9) 遺体の収容，見分等 (10) 報道機関への対応 (11) 現地連絡調整所の設置及び運営 (12) その他の災害応急対策 -25- 【一般災害対策編】機関名（部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第４部 特殊災害 第１章 海上災害等対 現 第１ 計 画 （前ページつづき） 策 第２節 行 関係機関 実 施 事 項 応急対策 海上災害対策 九 州 運 輸 局 (1) 鹿児島運輸支局 海上災害応急対策の実施（船舶運航事業者に対する 救援要請等） ４－１－５ページ ～ (2) 調整本部における調整事項の実施 ４－１－６ページ (3) その他の災害応急対策 自 衛 隊 (1) 海上災害応急対策の実施（被災者の救助・輸送等） (2) 調整本部における調整事項の実施 (3) その他の災害応急対策 鹿 児 島 県 及 び (1) 関 係 市 町 村 海上災害応急対策の実施（被災者の救助，医療，輸 送，感染症予防及び保護等） (2) 調整本部における調整事項の実施 (3) その他の災害応急対策 日 本 赤 十 字 社 (1) 鹿 児 島 県 支 部 (2) (3) 海上災害応急対策の実施（被災者の医療等） 調整本部における調整事項の実施 その他の災害応急対策 そ の 他 の 関 係 (1) 海上災害応急対策の実施 機 関 ・ 団 体 (2) 調整本部における調整事項の実施 (3) その他の災害応急対策 -26- 修 正 案 修正理由等 （前ページつづき） 関係機関 実 施 事 項 関 係 事 業 者 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) 第十管区海上保安本部への事故発生の通報 乗船者（氏名，連絡先等）の把握 救出救助活動 消火救難活動に必要な被災船舶の情報の提供 避難誘導 無傷者，軽傷者の接遇 乗船者の家族，関係者への連絡，対応 報道機関への対応 現地連絡調整所への連絡員の派遣 その他の災害応急対策 消 関 (1) (2) (3) (4) (5) 救出救助活動 負傷者のトリアージ，応急処置，搬送順位の決定 消火活動 現地連絡調整所への連絡員の派遣 その他の災害応急対策 察 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) 警察用航空機等による被害情報収集 捜索活動及び救出救助活動 避難誘導 遺体の検視，見分等 交通規制，群衆整理 現地連絡調整所への連絡員の派遣 その他の災害応急対策 防 県 医 機 警 療 機 関 (1) 医療救護班の編成 (2) 救出救助活動 (3) 負傷者のトリアージ，応急処置，必要な医療処置， 搬送順位の決定 (4) 現地連絡調整所への連絡員の派遣 (5) その他の災害応急対策 九 州 運 輸 局 (1) 海上災害応急対策の実施（船舶運航事業者に対する 鹿児島運輸支局 救援要請等） (2) 現地連絡調整所への連絡員の派遣 (3) その他の災害応急対策 自 衛 隊 県又は第十管区海上保安本部による災害派遣要請に基づ く活動 (1) 海上災害応急対策の実施（被災者の救助・輸送等） (2) 現地連絡調整所への連絡員の派遣 (3) その他の災害応急対策 そ の 他 の 関 係 (1) 機 関 ・ 団 体 (2) (3) 海上災害応急対策の実施 現地連絡調整所への連絡員の派遣 その他の災害応急対策 -27- 海上災害事故対応訓練 （旅客船事故）等を踏ま えた修正 【一般災害対策編】機関名（部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第４部 特殊災害 第１章 海上災害等対 策 第２節 第１ 現 ３ 行 計 画 防災関係機関の連携体制 海上災害が発生し，又は発生するおそれがある場合において，防災関機 関相互の連絡を緊密にし，円滑に災害対策を実施する必要があるときは， 応急対策 現地に現地連絡調整所を設置するとともに，現地連絡調整所に対する指示 海上災害対策 や広報・被災者対策など総合調整を実施するため連絡調整会議を設し，防 災関係機関の連携体制を確立する。 ４－１－４ページ (1) 連絡調整会議 県は，第十管区海上保安本部と協議の上，連絡調整会議を設置する以 下に掲げる関係機関は，連絡調整会議に防災責任者等を派遣し，現地連 絡調整所における調整事項の指示等を行い，円滑な応急対策の調を図る ものとする。 なお，設置場所は，県及び第十管区海上保安本部が協議の上，決定す る。 (2) ア 現地連絡調整所 設置 海上保安部等からの負傷者の状況等の情報に基づき，現場での捜 索，救助・救急，医療及び消火活動等応急対策に携わる各機関の情報 の共有化を図り，応急対策や広報・被災者対策を円滑に実施する必が ある場合，県及び関係市町村が協議の上，関係市町村が現地連絡整所 を設置する。 イ 運営等 現地連絡調整所の設置者，設置場所，参集機関，運営方法，応急策 等については，「海上災害に伴う相互連携マニュアル」（平成１８年 １２月策定）による。 -28- 修 ４ 正 案 現地連絡調整所 修正理由等 海上災害事故対応訓練 （旅客船事故）等を踏ま えた修正 ＜削除＞ 大規模な海上災害により多数の負傷者を伴う重大な災害が発生し，又は 発生するおそれがある場合において，以下のとおり現地連絡調整所を設置 する。 (1) 目 的 現地で活動する防災関係機関が，直接情報を共有・調整し，災害対策 をより迅速かつ効果的に行うことを目的とする。 (2) 設 置 災害の規模等を踏まえ，県，関係市町村及び第十管区海上保安本部の 協議により設置する。 (3) 設置場所 現地連絡調整所の設置場所は，原則として迅速に設置できる場所でか つ現場活動の一体性を考慮して，消防機関の現場指揮本部の付近等で， 安全を確保できる場所とする。 (4) 参加機関 現地連絡調整所に参加する機関は，概ね以下のとおりとする。 ① 県 ② 関係市町村 ③ 第十管区海上保安本部 ④ 関係事業者 ⑤ 消防機関 -29- 【一般災害対策編】機関名（部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第４部 特殊災害 第１章 海上災害等対 現 策 第２節 第１ 応急対策 海上災害対策 ４－１－４ページ -30- 行 計 画 修 正 案 ⑥ 県警察 ⑦ 日本赤十字社鹿児島県支部 （旅客船事故）等を踏ま ⑧ 県・市郡医師会 えた修正 ⑨ 九州運輸局鹿児島運輸支局 ⑩ 自衛隊 ⑪ (5) 海上災害事故対応訓練 その他関係機関・団体 関係機関への連絡員派遣要請 県，関係市町村及び第十管区海上保安本部は，現地連絡調整所の設置 を決定した場合は，４(4)の参加機関のうち，必要な機関に連絡員の派遣 を要請する。 なお，連絡員の派遣が困難な機関については，常時連絡が取れる体制 を保持するものとする。 (6) 連絡・調整事項 現地連絡調整所では，以下の事項について，連絡・調整を行う。 ① 災害及び負傷者の状況把握 ② 各機関の応急対策実施状況及び準備態勢等 ③ 海上警戒区域設定等の海上安全対策 ④ 現地の統制及び周辺の立入規制，交通規制 ⑤ 海上における負傷者の救急・救護 ⑥ 負傷者の陸上搬送先及び被災船舶の入港港湾 ⑦ 海上における負傷者の搬送 ⑧ 応急救護所の設置・運営 ⑨ 負傷者の医療機関への搬送 ⑩ 乗船者の一時避難場所 ⑪ 家族等への対応 ⑫ 遺体の搬送及び安置所等 ⑬ 各機関が発表する広報内容の確認等 ⑭ (7) その他，応急対策を実施する上で調整を必要とする事項 運営方法 ① 現地連絡調整所は，県，関係市町村及び第十管区海上保安本部が運 営責任者となり運営する。 ② 各機関は，連絡員を通じ，情報を提供し，現地連絡調整所において 各機関との情報の共有を図る。 ③ 随時又は定期的に開催する連絡調整会議において，各機関の実施す る活動の確認及び調整を行い，議事の進行は，原則として県が担当す る。 (8) 修正理由等 資機材 県，関係市町村及び第十管区海上保安本部は，関係機関の協力を得な がら，現地連絡調整所に，以下の資機材を基本として準備する。 ・ テント，机，ホワイトボード，現地連絡調整所表示旗，地図（現 場見取り図），カメラ，トランジスタメガホン，時系列記録表，用 紙，発電機，パソコン，プリンター，用紙，筆記具その他必要物品 -31- 【一般災害対策編】機関名（部署名）：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 第４部 特殊災害 第１章 海上災害等対 現 行 計 画 策 第２節 第１ 応急対策 海上災害対策 ４－１－４ページ ４－１－６ページ ５ 捜索・救助救急活動 (1) 船舶の事故が発生したときは，海上保安部，消防，警察等は，船舶及 び航空機など多様な手段を活用し，相互に連携して捜索を実施するもの とする。 (2) 事故関係事業者は，救助・救急活動を行うほか，被害状況の早急な把 握に努めるとともに，救助・救急活動を実施する各機関に可能な限り協 力するものとする。 ６ 消火活動 (1) 海上保安部等による消火活動 ア 海上保安部又は消防機関は，船舶の火災を知った場合は，相互に直 ちにその旨を通報するものとする。 イ 関係事業者，防災組織等は，速やかに火災の発生状況を把握すると ともに，迅速に消火活動を行うものとする。 ウ 海上保安部は，速やかに火災発生状況を把握するとともに，迅速に 消火活動を行うものとする。 (2)（略） -32- 修 (9) 廃 正 案 止 修正理由等 海上災害事故対応訓練 大規模な海上災害の発生の危険性がなくなった場合，あるいは発生し た災害が沈静化し，現地における応急対策（特に人命に係わる事項）を （旅客船事故）等を踏ま えた修正 連携して行う必要性がなくなった場合に，県，関係市町村及び第十管区 海上保安本部の協議により廃止する。 (10) 海上災害以外の大規模な特殊災害への準用 現地連絡調整所の規定は，海上災害以外の大規模な特殊災害の場合に ついて準用する。 ５ 捜索・救助救急活動 (1) 船舶の事故が発生したときは，第十管区海上保安本部，消防，警察等 語句の修正 は，船舶及び航空機など多様な手段を活用し，相互に連携して捜索を実 施するものとする。 (2) 関係事業者は，救助・救急活動を行うほか，被害状況の早急な把握に 語句の修正 努めるとともに，救助・救急活動を実施する各機関に可能な限り協力す るものとする。 ６ 消火活動 (1) 第十管区海上保安本部等による消火活動 ア 語句の修正 第十管区海上保安本部又は消防機関は，船舶の火災を知った場合 は，相互に直ちにその旨を通報するものとする。 イ 関係事業者，防災組織等は，速やかに火災の発生状況を把握すると ともに，迅速に消火活動を行うものとする。 ウ 第十管区海上保安本部は，速やかに火災発生状況を把握するととも に，迅速に消火活動を行うものとする。 (2)（略） -33- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -34- 行 計 画 修 第５部 正 案 修正理由等 南海トラフ地震防災対策推進計画 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 第１章 総則 する特別措置法に基づく 追加 第１節 推進計画の目的 この計画は，南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措 置法（平成１４年法律第９２号。以下「法」という。）第５条第２項の規 定に基づき，南海トラフ地震防災対策推進地域について，南海トラフ地震 に伴い発生する津波からの防護，円滑な避難の確保及び迅速な救助に関す る事項，南海トラフ地震に関し地震防災上緊急に整備すべき施設等の整備 に関する事項等を定め，当該地域における地震防災対策の推進を図ること を目的とする。 第２節 南海トラフ地震防災対策推進地域及び南海トラフ地震津波避難対策 特別強化地域 第１ 南海トラフ地震防災対策推進地域 法第３条第１項の規定に基づき，南海トラフ地震防災対策推進地 域として指定された区域は次のとおり。【平成２６年３月３１日 内 閣府告示第２１号】 鹿児島市，鹿屋市，枕崎市，阿久根市，指宿市，西之表市，垂水市，薩 摩川内市，日置市，曽於市，霧島市，いちき串木野市，南さつま市，志布志 市，奄美市，南九州市，伊佐市，姶良市，三島村，十島村，さつま町，長島 町，湧水町，大崎町，東串良町，錦江町，南大隅町，肝付町，中種子町，南 種子町，屋久島町，大和村，宇検村，瀬戸内町，龍郷町，喜界町，徳之島 町，天城町，伊仙町，和泊町，知名町，与論町 第２ 南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域 法第１０条第１項の規定に基づき，南海トラフ地震津波避難対策特 別強化地域として指定された区域は次のとおり。【平成２６年３月 ３１日 内閣府告示第２２号】 西之表市，志布志市，大崎町，東串良町，南大隅町，肝付町，中種 子町，南種子町 第３節 防災関係機関が地震発生時の災害応急対策として行う事務又は業務 の大綱 本県の地域に係る津波防災に関し，県，本県の区域の全部又は一部を管 轄する指定地方行政機関，本県の区域内の市町村，指定公共機関，指定地 方公共機関及び本県の区域内の公共的団体その他防災上重要な施設の管理 者（以下「防災関係機関」という。）の処理すべき事務又は業務の大綱 は，第１部第２章の「防災機関の業務の大綱」に定めるところによる。 -35- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -36- 行 計 画 修 第２章 正 案 関係者との連携協力の確保 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 第１節 資機材，人員等の配備手配 する特別措置法に基づく 追加 [実施責任：危機管理局危機管理防災課，保健福祉部社会福祉課，総 務部人事課，市町村，防災関係機関] 第１ 物資等の調達手配 県は，管内の市町村等における必要な物資，資機材（以下「物資 等」という。）の確保状況を把握し，市町村等から当該物資等の供給 の要請があった場合には，被害の状況を勘案し，必要に応じ，当該物 資等の供給体制の確保を図るため県が保有する物資等の放出等の措置 及び市町村間のあっせん等の措置をとるとともに，県内で物資等が不 足する場合には，必要に応じ，国等に対して調達・供給の要請を行う ものとする。 第２ 人員の配備 県は，管内の市町村等における人員の配備状況を把握し，必要に応 じて，市町村等への人員派遣等，広域的な措置をとるものとする。 第３ １ 災害応急対策等に必要な資機材及び人員の配置 防災関係機関は，地震が発生した場合において，県地域防災計画に 定める災害応急対策及び施設等の応急復旧対策を実施するため，あら かじめ必要な資機材の点検，整備，配備等の準備を行うものとする。 ２ 機関ごとの具体的な措置内容は，機関ごとに別に定めるものとす る。 第２節 他機関に対する応援要請 [実施責任：危機管理局危機管理防災課・消防保安課，県警察本部， 消防本部，自衛隊，市町村] 第１ 県が災害応急対策の実施のため必要な協力を得ることに関し，締結 している応援協定は，第３部第１章第４節の「広域応援体制」に定め るところによる。 第２ 県は必要があるときは，第１に掲げる応援協定に基づいて応援を要 請するものとする。 第３ 自衛隊への災害派遣の要請については，第３部第１章第５節の「自 衛隊の災害派遣」に定めるところによる。 -37- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -38- 行 計 画 修 第４ 第３節 正 案 県は，災害が発生し，他の都道府県からの緊急消防援助隊，警察災 南海トラフ地震に係る 害派遣隊を受け入れることとなった場合に備え，消防庁，代表消防機 地震防災対策の推進に関 関及び警察庁と連絡体制を確保し，活動拠点の確保等受け入れ体制を する特別措置法に基づく 整備するように努めるものとする。 追加 帰宅困難者への対応 [実施責任：危機管理局危機管理防災課，関係機関等] 第１ 県は，「むやみに移動を開始しない」という基本原則を広報等で周 知するほか，民間事業者との協力による一斉徒歩帰宅の抑制対策を進 めるものとする。 第２ 修正理由等 都市部において帰宅困難者が大量に発生することが予想される場合 は，帰宅困難者に対する一時滞在施設等の確保対策等の検討を進める ものとする。 -39- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -40- 行 計 画 修 正 案 修正理由等 第３章 津波からの防護，円滑な避難の確保及び迅速な救助 に関する事項 地震防災対策の推進に関 第１節 追加 南海トラフ地震に係る する特別措置法に基づく 津波からの防護 [実施責任：土木部河川課・港湾空港課，商工労働水産部漁港漁場 課，農政部農地保全課，危機管理局消防保安課・危機 管理防災課，市町村] 第１ 河川，海岸，港湾及び漁港等の施設管理者は，地震が発生し津波の おそれがある場合は，直ちに水門及び陸閘の閉鎖，工事中の場合は工 事の中断等の措置を講じるものとする。 第２ 河川，海岸，港湾及び漁港等の施設管理者は，次のとおり各種整備 等を行うものとする。 １ 堤防，水門等の点検・計画的な整備 河川，海岸，港湾及び漁港等の施設管理者は，津波による被害を防 止・軽減するため，大きな津波が来襲するおそれのある地域におい て，住民等の生命を守ることを最優先として，住民等の避難を軸とし た，堤防，防潮堤，水門等の施設の計画的な整備を推進するものとす る。また，既存の施設については耐震点検を実施し，計画的な補強・ 整備に努めるものとする。 ２ 水門等の自動化・遠隔操作化の推進 河川，海岸，港湾及び漁港等の水門や陸閘等の管理者は，地震発生 時に多数の水門や陸閘の閉鎖を迅速かつ確実に行うため，水門等の自 動化・遠隔操作化に努めるものとする。 ３ 水門や陸閘等の閉鎖を迅速・確実に行うための体制 河川，海岸，港湾及び漁港等の水門や陸閘等の管理者は，水門等の 開閉体制，開閉手順，平常時の管理方法等の確立及び定期的な開閉点 検，開閉訓練等の実施に努めるものとする。この場合において，水門 等の閉鎖に係る操作員の安全管理に配慮するものとする。 また，内水排除施設等は，施設の管理上必要な操作を行うための非 常用発電装置の整備，点検等の措置を講じておくものとする。 ４ 津波により孤立が懸念される地域へのヘリポート，ヘリポート臨時 発着場の整備方針 市町村は，津波等により孤立が懸念される地域について，ヘリコプ ターが着陸可能なスペースの確保に努めるものとする。 県は，必要に応じ，その設置基準等について助言を行うものとす る。 ５ 防災行政無線等の整備等の方針 県は，津波警報等の災害情報を伝達している防災行政無線や防災情 報ネットワーク等の維持・更新を行うものとする。 -41- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -42- 行 計 画 修 第２節 正 案 津波に関する情報の伝達等 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 [実施責任：気象庁，福岡管区気象台，鹿児島地方気象台，危機管理 する特別措置法に基づく 局危機管理防災課，市町村，関係機関等] 津波警報等の津波に関する情報の収集・伝達に係る関係者の役割分担や 連絡体制は，津波災害対策編第３部第２章「初動期の応急対策」に定める ところによる。 第３節 避難対策等 [実施責任：危機管理局危機管理防災課，保健福祉部社会福祉課・介 護福祉課・障害福祉課・子ども福祉課・健康増進課，県 民生活局青少年男女共同参画課，観光交流局国際交流課 ・観光課，市町村] 第１ 県は，市町村が行う避難対策について，全体の状況把握に努め，必 要な連絡調整及び指導を行うとともに，次の点について市町村に協力 するものとする。 なお，この場合，避難行動要支援者の避難支援や外国人，出張者及 び旅行者等に対する誘導などについて，支援を行う者の避難に要する 時間その他の安全な避難の確保に配慮しつつ，適切に対応するものと する。 また，県は災害救助法の対象となる市町村が行う避難対策について の指導調整を行うものとする。 １ 第７節の第２の２に定めるところにより，県の管理する施設を避難 所として開設する際の協力 ２ 避難に当たり他人の介護を必要とする者を収容する施設のうち県が 管理するものについて，収容者の救護のため必要な措置 第２ 県は，地域住民等が津波来襲時に的確な避難行動がとれるよう，津 波避難に関する意識啓発を市町村と連携しながら取り組むものとす る。 第４節 消防機関等の活動 [実施責任：危機管理局消防保安課・危機管理防災課，市町村，水防 管理団体] 第１ 市町村は，消防機関及び水防団が津波からの円滑な避難の確保等の ために講ずる措置について，次の事項を重点としてその対策を定める ものとする。 -43- 追加 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -44- 行 計 画 修 正 案 修正理由等 １ 津波警報等の情報の的確な収集及び伝達 ２ 津波からの避難誘導 地震防災対策の推進に関 ３ 自主防災組織等の津波避難計画作成等に対する支援 する特別措置法に基づく ４ 津波到達予想時間等を考慮した退避ルールの確立 追加 第２ 県は，市町村の実施する消防及び水防活動が迅速かつ円滑に行われ るよう，次のような措置をとるものとする。 １ 地震が発生した場合，津波からの迅速かつ円滑な避難等について， 報道機関の協力を得て地域住民等に対する広報 ２ 地震が発生した場合，緊急消防援助隊等の活動拠点の確保に係る調 整，消火薬剤，水防資機材等，県が保有する物資，資機材の点検，配 備及び流通在庫の把握 第３ 水防管理団体等は，水防資機材の点検，整備，配備を行うととも に，地震が発生した場合は，次のような措置を講じるものとする。 １ 所管区域内の監視，警戒及び水防施設の管理者への連絡通知 ２ 水門，陸閘及び防潮扉の操作又は操作の準備並びに人員の配置 第５節 水道，電気，ガス，通信，放送関係 [実施責任：水道事業者，九州電力株式会社，各都市ガス事業者，一 般社団法人鹿児島県LPガス協会，西日本電信電話株式会 社，日本放送協会鹿児島放送局，指定地方公共機関（放 送事業者），市町村] 第１ 水道 水道事業者は，地域住民等の津波からの円滑な避難を確保するた め，水道管の破損等による二次災害を軽減させるための措置を講じる ものとする。 第２ １ 電気 電力事業者は，津波からの円滑な避難を確保するため，津波警報等 の伝達や夜間の避難時の照明の確保等が必要なことから，電力供給の ための体制確保等必要な措置を講じるとともに，火災等の二次災害の 防止に必要な利用者によるブレーカーの開放等の措置に関する広報を 実施するものとする。また，災害応急活動の拠点等に対して電力を優 先的に供給するために必要な措置を講じるものとする。 ２ 指定公共機関九州電力株式会社鹿児島支社が行う措置は，第３部第 ４章第１節の「電力施設の応急対策」に定めるところによる。 第３ １ ガス ガス事業者は，津波からの円滑な避難を確保するため，火災等の二 次災害防止のための利用者によるガス栓閉止等必要な措置に関する広 報を実施するものとする。 -45- 南海トラフ地震に係る 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -46- 行 計 画 修 ２ 正 案 ガス事業者が行う措置は，第３部第４章第２節の「ガス施設の応急 対策」に定めるところによる。 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 する特別措置法に基づく 第４ １ 通信 追加 電気通信事業者は，津波警報等の情報を確実に伝達するために必要 な通信を確保するために，電源の確保，地震発生後の輻輳時の措置を 講じるものとする。 ２ 指定公共機関西日本電信電話株式会社鹿児島支店が行う措置は，第 ３部第４章第５節の「電気通信施設の応急対策」に定めるところによ る。 第５ １ 放送 放送事業者は，報道が居住者，観光客等への情報の正確かつ迅速な 伝達に不可欠であることから，地震発生時には津波に対する注意喚起 に努めるとともに，津波警報等の正確かつ迅速な報道に努めるものと する。 ２ 放送事業者は，県，市町村，防災関係機関と協力して被害に対する 情報，交通に対する情報，ライフラインに関する情報，津波情報等， 防災関係機関や居住者等及び観光客等が津波からの円滑な避難活動を 行うために必要な情報の提供に努めるよう留意する。 ３ 指定公共機関日本放送協会鹿児島放送局が行う措置は，日本放送協 会鹿児島放送局が定める防災業務計画による。 ４ 指定地方公共機関株式会社南日本放送，鹿児島テレビ株式会社，株 式会社鹿児島放送，株式会社鹿児島讀賣テレビ，株式会社エフエム鹿 児島が行う措置は，各放送局が定める防災に関する計画による。 第６節 交通対策 [実施責任：九州地方整備局，西日本高速道路株式会社，県警察本 部，土木部道路維持課・港湾空港課，第十管区海上保安 本部，九州旅客鉄道株式会社，日本貨物鉄道株式会社， 市町村] 第１ 道路 県警察及び道路管理者は，津波襲来のおそれがあるところでの交通 規制，避難路についての交通規制の内容を，広域的な整合性に配慮し つつ，あらかじめ計画し周知するものとする。 第２ １ 海上及び航空 第十管区海上保安本部は，海上交通の安全を確保するための必要に 応じた船舶交通の制限等の措置を講じるものとする。 ２ 港湾管理者は，船舶の交通に支障を及ぼすおそれのある施設を管理 する民間事業者に対し，維持管理の状況について報告を求め，必要に 応じて立入検査等を行う。 -47- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -48- 行 計 画 修 ３ 正 案 空港管理者は，津波襲来のおそれがある場合，速やかに飛行場の閉 鎖を行うなど，必要な安全確保対策を講じるものとする。 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 する特別措置法に基づく 第３ 鉄道 追加 鉄道事業者は，津波の発生により危険度が高いと予想される区間に おける運行停止その他運行上の措置を講じるものとする。 第４ 乗客等の避難誘導 列車，船舶等の旅客運送事業者や，駅，空港等のターミナルの施設 管理者は，乗客やターミナルに滞在する者等の避難に必要な緊急連絡 体制の整備等に努めるものとする。 第７節 県自らが管理等を行う施設等に関する対策 [実施責任：危機管理局危機管理防災課，各施設管理者] 第１ 不特定かつ多数の者が出入りする施設 県が管理する庁舎，会館，社会教育施設，社会体育施設，社会福祉 施設，博物館，図書館，病院，学校等の管理上の措置は概ね次のとお りとする。 １ 各施設に共通する事項 (1) 津波警報等の入場者等への伝達 (2) 入場者等の安全確保のための退避等の措置 (3) 施設の防災点検及び設備，備品等の転倒，落下防止措置 (4) 出火防止措置 (5) 水，食料等の備蓄 (6) 消防用設備の点検，整備 (7) 非常用発電装置の整備，防災行政無線，テレビ，ラジオ，コンピ ュータなど情報を入手するための機器の整備 ２ 個別事項 (1) 病院等にあっては，重症患者，新生児等，移動することが不可能 又は困難な者の安全確保のための必要な措置 (2) 学校，職業訓練校，研修所等にあっては， ア 当該学校等が，所在市町村の定める津波避難対象地域にあると きは，避難の安全にする措置 イ 当該学校等に保護を必要とする生徒等がいる場合（特別支援学 校等），これらの者に対する保護の措置 (3) 社会福祉施設にあっては重度障害者，高齢者等，移動することが 不可能又は困難な者の安全の確保のための必要な措置 なお，具体的な措置内容は施設ごとに別に定めるものとする。 -49- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -50- 行 計 画 修 第２ 正 案 災害応急対策の実施上重要な建物に対する措置 １ 災害対策本部又はその支部が設置される庁舎等の管理者は，第１の １に掲げる措置をとるほか，次に掲げる措置を講じるものとする。 また，災害対策本部等を県が管理する施設以外の施設に設置する場 合は，その施設の管理者に対し，同様の措置をとるよう協力を要請す るものとする。 (1) 自家発電装置，可搬式発電機等による非常用電源の確保 (2) 無線通信機等通信手段の確保 (3) 災害対策本部等の開設に必要な資機材及び緊急車両等の確保 ２ 県は，市町村の避難所又は応急救護所の開設に必要な資機材の搬 入，配備に協力するものとする。 ３ 県は，市町村が行う屋内避難に使用する建物の選定について，県有 施設の活用等協力するものとする。 第３ 工事中の建築等に対する措置 工事中の建築物その他の工作物又は施設については原則として工事 を中断するものとする。 第８節 迅速な救助 [実施責任：危機管理局消防保安課・危機管理防災課，自衛隊，県警 察本部，市町村] 第１ 消防機関等による被災者の救助・救急活動の実施体制 県は，市町村の消防庁舎等の耐震化等，救助・救急隊の体制の整備 及び車両・資機材の確保に努める取組みについて，必要に応じて，適 切な助言等を行うものとする。 第２ 緊急消防援助隊の人命救助活動等の支援体制の整備 県は，緊急消防援助隊運用要綱に定める応援等実施計画及び受援計 画等による緊急消防援助隊の人命救助活動等の支援体制の整備を行う ものとする。 第３ 実動部隊の救助活動における連携の促進 県は，自衛隊・警察・消防等実働部隊による迅速な救助のため，被 災地への経路の確保を含む救助活動における連携の推進を図るものと する。 第４ 消防団の充実 県は，市町村の消防団に関する加入促進による人員確保，車両・資 機材の充実，教育・訓練の充実を図る取り組みについて，必要に応じ て，適切な助言等を行うものとする。 -51- 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 する特別措置法に基づく 追加 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -52- 行 計 画 修 第４章 正 案 地震防災上緊急に整備すべき施設等の整備計画 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 [実施責任：土木部建築課・道路維持課・道路建設課・砂防課・港湾 する特別措置法に基づく 空港課，保健福祉部社会福祉課・地域医療整備課，教育 追加 庁学校施設課，環境林務部森づくり推進課，危機管理局 危機管理防災課・消防保安課，商工労働水産部漁港漁場 課，市町村] 地震防災上緊急に整備すべき施設等の整備については，地震防災対策特別 措置法に基づく地震防災緊急事業５箇年計画を基本として，県下全域で重点 的・計画的に事業を推進するものとする。 なお，具体的な事業執行等に当たっては，施設全体が未完成であっても， 一部の完成により相応の効果が発揮されるよう整備の順序及び方法について 考慮するものとする。 第１ 建築物，構造物等の耐震化・不燃化 建築物の耐震化・不燃化については，第２部第１章第３節の「建築 物災害の防止対策の推進（耐震診断・改修の促進等）」に定めるとこ ろによる。 また，橋梁については，大規模地震発生後の緊急輸送を確保するた め，耐震対策が必要な橋梁の整備推進に努めることとする。 第２ 避難経路の整備 道路は県民の生活と産業の基盤施設として重要な社会資本であると ともに，地震・津波災害時において，避難経路の役割を発揮する。 このため，道路管理者は，地震・津波災害に強い道路網の整備を計 画的に推進し，都市内道路については，多重性・代替性の確保が可能 となるよう体系的に整備を推進するものとする。 第３ １ 土砂災害防止施設 砂防施設 土石流危険渓流は，地震の発生，及び地震後の大雨により土石流が 発生する危険性が高く，特に家屋が密集した地域に被害をもたらすお それのある土石流危険渓流の整備が急務である。 このため，人家５戸以上の家屋，又は公共施設が被災するおそれが 高い危険渓流の整備を推進するものとする。 ２ 地すべり防止施設 地すべりは，地震を誘因として発生する危険性もあり，震災対策と して地域に被害をもたらすおそれのある地区の整備を推進するものと する。 -53- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -54- 行 計 画 修 ３ 正 案 急傾斜地崩壊防止施設 南海トラフ地震に係る がけ崩れは，地震を誘因として発生する危険性もあり，震災対策と して地域に被害をもたらすおそれのある地区の整備が急務である。 このため，人家５戸以上の家屋，又は公共施設が被災する恐れが高 い危険箇所等の整備を推進する。 第４ 保安施設（治山施設） 地震による山地災害の発生を防止・軽減するため，地震の発生によ り１０戸以上の家屋が被災するおそれのある山地災害危険地区につい て治山対策を実施するものとする。 第５ １ 避難誘導及び救助活動のための拠点施設その他の消防用施設 消防用施設等の整備 国庫補助金等を利活用して，避難誘導及び救助活動のための拠点施 設を整備の促進を図るものとする。 ２ 緊急消防援助隊による救助活動進出拠点の確保 災害発生地域における進出拠点を複数設定し，災害発生時の支援体 制の確保を図るものとする。 (1) 鹿児島県１次進出拠点の確保 (2) 鹿児島県２次進出拠点の確保 (3) 各消防本部ごとの活動拠点の確保 第６ １ 緊急輸送を確保するために必要な道路，港湾又は漁港の整備 緊急輸送を確保するための道路（緊急輸送道路）の整備 災害時に，救助，救急，医療，消防活動に要する人員や，救援物資 等の輸送活動を円滑かつ確実に実施するため，道路によるネットワー クを形成し，これらの道路の拡幅，バイパス等の整備，道路の防災対 策工事，橋梁の耐震対策工事，トンネルの補強による防災対策を推進 するものとする。 緊急輸送道路は災害時の被災地内外の陸送を確保するためのもので あり，緊急に整備を進める必要があることから，平成２５年度に作成 した緊急輸送道路ネットワーク計画に基づき整備を推進するものとす る。 ２ 緊急輸送を確保するための港湾の整備 港湾施設は，震災時には緊急物資・資材等及び避難者・負傷者の海 上輸送にあてられることから，施設の耐震点検や耐震・津波対策事業 の計画的な実施及び的確な維持管理に努め，海上輸送・集積用の拠点 としての機能を確保するものとする。 ３ 修正理由等 緊急輸送道路を確保するための漁港の整備 漁港施設は，水産物の供給基地としてのみならず，震災時には緊急 物資・資材等及び避難者・負傷者の海上輸送を行う上で，きわめて重 要な役割を果たすことから，施設の耐震点検や耐震対策事業の計画的 な実施及び的確な維持管理に努め，海上輸送・集積用の拠点としての 機能を確保するものとする。 -55- 地震防災対策の推進に関 する特別措置法に基づく 追加 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -56- 行 計 画 修 第７ 正 案 通信施設の整備 修正理由等 南海トラフ地震に係る 通信施設の整備については，第２部第２章第２節の「通信・広報体 制（機器等）の整備」に定めるところによる。 地震防災対策の推進に関 する特別措置法に基づく 追加 第８ 緩衝地帯として設置する緑地広場，その他公共空地の整備 石油コンビナート等特別防災区域における災害が周辺地域に及ぶこ とを防止するため，緩衝地帯としての緑地，空地等は重要な役割を果 たすことから，特別防災区域及び特定事業所の態様を踏まえたうえ で，公共空地の整備を行うものとする。 -57- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -58- 行 計 画 修 第５章 正 案 防災訓練計画 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 [実施責任：危機管理局危機管理防災課，市町村，防災関係機関] する特別措置法に基づく 追加 第１ 県，市町村及び防災関係機関は，地震防災対策推進計画の熟知，関 係機関及び地域住民等の自主防災体制との協調体制の強化を目的とし て，南海トラフ地震等を想定した防災訓練を実施するものとする。 第２ 第１の防災訓練は，少なくとも年１回以上実施するよう努めるもの とする。 第３ 第１の防災訓練は，地震発生から津波来襲までの円滑な津波避難の ための災害応急対策を中心とし，津波警報等が発表された場合の情報 伝達に係る防災訓練も実施するものとする。 第４ 県は市町村，防災関係機関及び地域住民等の参加を得て行う南海ト ラフ地震等を想定した総合防災訓練を実施するほか，市町村，防災関 係機関と連携して津波警報伝達訓練など，地域の実情に合わせて，よ り高度かつ実践的に行うものとする。 １ 動員訓練及び本部運営訓練 ２ 津波警報等の情報収集，伝達訓練 ３ 警備及び交通規制訓練 第５ 県は，市町村が行う自主防災組織等の参加を得て行う訓練に対し必 要な助言と指導を行うものとする。 １ 津波からの避難について，避難訓練を繰り返し実施することによ り，避難行動を個々人に定着させるよう工夫すること ２ 津波高や津波到達時間等を想定に盛り込むなどにより，それぞれの 地域の状況を踏まえた実践的な訓練とすること -59- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -60- 行 計 画 修 第６章 正 案 地震防災上必要な教育及び広報に関する計画 修正理由等 南海トラフ地震に係る 地震防災対策の推進に関 [実施責任：危機管理局危機管理防災課，市町村] する特別措置法に基づく 追加 県は，市町村，防災関係機関，地域の自主防災組織，事業所等の自衛消防 組織等と協力して，地震防災上必要な教育及び広報を推進するものとする。 第１ 県職員に対する教育 災害応急対策業務に従事する職員を中心に，地震が発生した場合に おける災害応急対策の円滑な実施を図るため，必要な防災教育を行う ものとし，その内容は少なくとも，次の事項を含むものとする。 １ 南海トラフ地震等に伴い発生すると予想される地震動及び津波に関 する知識 ２ 地震・津波に関する一般的な知識 ３ 南海トラフ地震等が発生した場合に具体的にとるべき行動に関する 知識 ４ 南海トラフ地震等が発生した場合に職員等が果たすべき役割 ５ 南海トラフ地震等防災対策として現在講じられている対策に関する 知識 ６ 南海トラフ地震等対策として今後取り組む必要のある課題 第２ 地域住民等に対する教育 県は，市町村と協力して，地域住民等に対する教育を実施するとと もに市町村等が行う地域住民等に対する教育に関し必要な助言を行う ものとする。 防災教育は，次のとおりとし，地域の実態に応じて地域単位，職場 単位等で行うものとする。 なお，その教育方法として，印刷物，ビデオ等の映像，各種集会の 実施など地域の実情に合わせた，より具体的な手法により，実践的な 教育を行うものとする。 １ 南海トラフ地震等に伴い発生すると予想される地震動及び津波に関 する知識 ２ 地震・津波に関する一般的な知識 ３ 南海トラフ地震等が発生した場合の出火防止対策，近隣の人々と協 力して行う救助活動・避難行動，初期消火及び自動車運転の自粛等防 災上とるべき行動に関する知識 ４ 正確な情報入手の方法 ５ 防災関係機関が講ずる災害応急対策等の内容 ６ 各地域における避難対象地域，急傾斜地崩壊危険箇所等に関する知 識 ７ 各地域における避難場所及び避難経路に関する知識 ８ 避難生活に関する知識 -61- 【地震，津波災害対策編】 機関名(部署名)：鹿児島県（危機管理防災課） 該当箇所 現 （新規） -62- 行 計 画 修 ９ 案 修正理由等 地域住民等自らが実施し得る，最低でも３日間，可能な限り１週間 南海トラフ地震に係る 分程度の生活必需品の備蓄，家具の固定，出火防止等の平素からの対 地震防災対策の推進に関 策及び災害発生時における応急措置の内容や実施方法 する特別措置法に基づく 10 第３ 正 住居の耐震診断と必要な耐震改修の内容 相談窓口の設置 県及び市町村は，地震対策の実施上の相談を受けるため必要な窓口 を設置するとともに，その旨周知徹底を図るものとする。 -63- 追加
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