こどもの広場運営管理業務仕様書 本仕様は、浦安市(以下「甲」という;pdf

こどもの広場運営管理業務仕様書
本仕様は、浦安市(以下「甲」という。)と指定管理者(以下「乙」という。)
との間で締結する平成○○年度こどもの広場の管理に関する協議書(以下「年
度協議書」という。)の規定に基づき定めるものとする。
1. 施設の設置趣旨
「こどもの広場」につきましては、既製遊具を中心とした従来の公園とは異
なり、こども達が自由な発想の中で想像力を働かせ、冒険心を育み自立性や
社会性を高めることを目的としています。市内の小さな子どもたちから小学
生までを対象とし、大人の見守りのもと、子どもたちが手作りで遊び場や活
動を創造していく施設となります。
2.施設の場所
浦安市高洲二丁目 4-10
3. 施設の概要
(1)敷地面積
8,000 平方メートル
(2)施設の整備概要
芝生広場、デッキトレイル、じゃぶじゃぶ池、築山、泥遊び場、駐車場、駐
輪場、管理棟 1 棟他
3.使用することができるもの
使用することができるものについては、次のとおりとする。
(1)本市に居住し、かつ、本市の住民基本台帳に記録されている13歳未満の者
(小学校就学前の者にあっては、付添いのある者に限る。)及びその保護者
(2)前号に掲げるもののほか、市長が特に認めるもの
4.開場時間
開場時間は、次のとおりとする。ただし、甲が認めた場合については開場
時間を変更することができる。
(1)午前 9 時から午後 5 時までとする。
(2)日曜日および土曜日並びに国民の祝日に関する法律(昭和 23 年法律第 178
号)に規定する休日については、午前 9 時から午後 5 時までとする。
5.休場日
休場日は、次のとおりとする。ただし、甲が認めた場合については、臨時に
休場することができるものとする。
(1)12 月 29 日から翌年の 1 月 3 日までとする。
6.利用の手続き
こどもの広場を利用しようとする者は、次の手続きを行うものとする。
こどもの広場利用者名簿(別記 1 号様式参照)に所定の事項を記載し、使用さ
せること。
ただし、こどもの広場利用カード交付申請書(別記 2 号様式参照)に必要事
項を記載し、こどもの広場利用カード(別記 3 号様式参照)の交付を受けた
場合においては、これを省略することができる。
なお、「こどもの広場利用カード」の作成については、乙が作成すること
7.運営体制及び内容等
(1)乙は、施設の運営するための責任者を選定し、以下の体制で職員を配置す
るものとする。
①施設責任者
1名
②プレイリーダー
5名
③事務補助員
1名
(2)運営に従事する者は、その業務に相応しい服装を着用し、利用者に対して
不快感を与えないよう心がけること。
(3)乙は、施設責任者及びプレイリーダーを対象に施設の管理運営のために必
要な研修を年間 2 回以上受講させ、運営上支障のない体制を整えること。
(4) 子どもが手作りによる多様な活動体験、様々な交流体験を得ることによ
って、発達段階に応じた子どもの個性(感性)の伸長を図ること。
(5)「自分の責任で自由に遊ぶ場」を提供することにより、こどもの自主性が
醸成できる環境づくりを進めること。
(6) 地域や大人たちが一緒になって、創出することにより、こどもだけでな
く、関わる全ての人達が子どもの成長に共感できる場づくりを進めること。
(7) こどもの親たち同士、あるいは、地域等とのコミュニティが図られ、親
たちの成長、子育て支援のひと役となること。
(8) 異年齢同士の交流を積極的に図ること。
(9) 職員と参加者との積極的なふれあいを通じ、直接的な意見の収集を図る
こと。
(10) 自然を感じることのできる遊びの充実を図ること。
(11) ボランティアの取り込みを積極的に行うこと。
(12) 近隣住民からの苦情等が寄せられた場合などは、誠意をもって対応する
こと。また、周辺の見回りも定期的に実施すること。その際、たばこの吸
殻などのごみの片付けもすること。
(13) 市民からの苦情や要望などは、速やかに対応し、改善をすることに努め
るとともに、文書として記録に残し、市への報告を行うこと。
(14) 事故防止に関すること。
8.業務内容
(1)維持管理に係る基本的事項
①関連法令及び監督官庁指導を遵守し、法定業務以外の項目についても積
極的に取り入れること。
②予防保全を基本とすること。
③施設が有する機能及び性能を保つこと。
④合理的かつ効率的な業務実施に努めること。
⑤利用者の快適性を保てるよう業務実施に努めること。
⑥維持管理の業務区分は、消防設備維持管理業務、防犯カメラ維持管理業
務、植栽管理業務、清掃業務及びその他法令で定める維持管理業務とす
る。
⑦維持管理については、年及び月の実施計画書を作成し管理するとともに
甲に報告を行うものとする。
(2) 消防設備維持管理及び警備業務
①機器等が正常に作動するために必要な維持管理を行うこと。
②施設に防火管理者を置くこと。
③利用者の生命、身体及び財産の安全を確保するため、火災に充分配慮し
て、消火、通報、避難誘導訓練等、非常事態に対する体制を整えておく
こと。
④消防法令等を遵守し、消防計画書を作成するとともに避難訓練等を実施
すること。
⑤火気取扱場所については、必ず終了時に点検確認を行うこと。
⑥公序良俗に反する行為の予防及び排除に努めること。
⑦危険物持ちこみの予防及び排除に努めること。
⑧日常的に火気点検、節電に努めること。
⑨施設内及び施設外を定期的に巡回すること。
⑩危険、不審者を発見した時は直ちに警察及び甲へ連絡をとること。
⑪機械警備業務について「セコム株式会社 浦安営業所」と連絡体制を整
えること。
⑫機器についての保守点検を定期的におこなうこと。施設内に喫煙場所を
設けないこと。
⑬火災・地震・事故・台風・不審者について「危機管理マニュアル」を策
定し、研修会等を実施すること。
(3)植栽管理業務
初年度については、中高木の剪定は行わないものとする。ただし、必要
に応じ、散水等の維持管理を実施すること。
また、除草については、必要に応じ、適時、実施すること。
(4)清掃業務
トイレ、手洗い・足洗い場、会議室、ピロティ、管理棟周辺、駐車場に
ついては、日常清掃とし毎日実施すること。また、その他施設については、
必要に応じ定期的に実施すること。
(5)ごみ処理業務
清掃業務等で発生したゴミについては、
「浦安市廃棄物の減量及び適性処
理等に関する条例」及び同規則に基づき適正に廃棄すること。たま、分別
などを徹底し、減量化に努めること。
(6)モニタリング
①利用者に対して満足度合いの調査を実施し、その結果を運営に反映させ
るよう努めること。
②調査にて指摘をうけたクレームには迅速に対応するとともに、その報告
を書面でおこなうこと。
(7)会議
甲と乙は、毎月 1 回定例会議を開催し、必要に応じて臨時会議を開催す
るものとする。
9.広報・宣伝
利用率の向上を図るための広報・宣伝活動を図ること。また、必要に応じ、
ホームページを開設し、利用者の利便性を図ること。
10.運営委員会
こどもの広場の運営に関し、必要な事項を検討するため、運営委員会を組
織し、定期的な会議を開催すること。
11.プレイリーダー
プレイリーダーの業務内容は、子どもの見守りを中心とし、必要に応じ、
子どもたちの活動の助言、補助を行う。
12.報告
(1)月例報告
次にあげるものについて、毎月の定例会にて書面で報告するものとする。
①月別の利用者数、団体数等の内訳
②清掃や設備などの破損状況
③その他甲が必要と認める事項
(2)年度報告
次に揚げるものは、業務終了後または随時報告すること。
①協定書に定める事項。
②その他、甲が要求する事項。
(3) 随時報告
次に揚げるものは、業務終了後または随時報告すること。
①各種法令等に基づき実施が義務づけられている内容の実施報告書。
②利用者からの苦情と対処。
③利用者の事故等。
④小規模修繕工事等の実施報告。
⑤その他、甲が要求するもの。
(4)モニタリング評価表
①最終月の翌月 10 日までに、甲の行う四半期モニタリング評価表を作成し
提出すること。
②当該年度の翌年度5月末までに、甲の行う年度モニタリング評価表を作
成し提出すること。
13. 文書、帳簿の整理
(1) 取り扱う文書、申請書、帳簿等をその内容及び重要度に応じて分類し、
文書管理簿、出納簿、支出命令簿等を作成して管理すること。
(2) 収受した文書には収受印を押印するものとし、その取扱いに疑義が生じ
た場合は市の指示を受けること。
(3) 指定の期間が終了し又は指定が取り消された場合は、甲の指示に基づき、
文書類の適正な引継ぎを行うこと。
14. 業務の継続が困難となった場合
(1) 乙側の事情や原因から、業務の継続が困難となった場合には、甲は指定
の取消しができるものとし、この時、指定管理料の全部または一部の返還
を求めるとともに、違約金として、指定が取り消された年度における年度
協議書に規定された指定管理料の総額の 10 分の 1 に相当する額を違約金と
して乙から徴収する。また、実際に生じた損害額が、違約金を上回る場合
は、別に損害賠償を請求することもできるものとします。
(2) 甲及び乙双方ともの原因ではない場合(不可抗力等)甲及び乙との間で
善後策を協議するものとします。
15. 協定書の締結
乙として選定された法人その他の団体は、業務内容や管理の基準の細目的
事項、指定管理料などについて協議の上、市議会の議決後に協定書を締結
し、以降、指定期間中の年度ごとに協議書を交換するものとします。
16.指定の期間(市議会の議決事項)
平成 27 年 10 月1日から平成 32 年3月 31 日までとする。
17. 管理経費等
指定管理業務に係る経費等については、別途協定書及び協議書で定めます。
18. 災害発生時等の対応
災害時には避難所運営に協力をすること。なお、細目は別途協議するもの
とします。
19. 事故発生時等の対応
本施設の利用者の安全面及び体調面に特に注意し、利用者の事故等に対応
するために必要な薬品・用具等を用意するとともに、AED 操作や応急処置等
に基づく対応ができるよう研修や訓練の実施を行うこと。なお、施設内に
おいて事故等が発生した場合に備え、緊急時における対応マニュアルを作
成すること。
また、現に施設内において事故等が発生した場合は警察や消防に連絡する
など適切及び迅速に対応し、市に対しても速やかに報告すること。
20. 業務委託等について
(1) 業務の委託を発注する際には、甲の承認を得ること。また、管理に係る
業務を一括して第三者へ委託(再委託)しないこと。
(2) 当該業務について当該委託先が業務を実施するために必要な技術及び官
公署の免許、許可、認定等を受けていること。また、作業報告書の提出、
履行確認事項等を契約書に明記すること。
21. 業務の引継ぎ
指定管理期間が終了し、次の指定管理者への引継ぎには研修等に協力し、
円滑に引き継ぎを行い、全ての業務に支障がでない用に充分な配慮をする
こと。なお、原則として引継ぎ費用は次期指定管理者(候補者)の負担と
します。
22.管理上の留意点
(1) 法令等の遵守
乙は、施設の管理運営にあたり、本仕様書及び関係法令等を遵守しなけれ
ばならない。
(2) 各種許認可の届出
乙は、施設の管理運営上必要な有資格者を配し、監督官庁へその必要な諸
手続き及び届け出を行うものとする。
(3) リスクの分担
①備品の購入については、甲の予算にて購入するが、指定管理者の故意・
過失等が原因で破損等の場合は指定管理者の負担とする。
②施設に起因する事故、災害については、原因により指定管理者の責任と
なる場合があるので、賠償保険の加入については充分考慮しておくこと。
③施設の修繕については、甲の予算にて購入するが、指定管理者の故意・
過失等が原因で破損等の場合は指定管理者の負担とする。
(4) 甲の実施事業に係る協力
乙は、甲が施設を利用し実施する事業に対して協力するものとする。
23.管理物品
施設の利用者に対し、適切な利用方法について周知徹底するとともに、
随時、利用状況を把握し、性能を維持するよう努めること。
物品管理簿等を作成し、提案に必要な物品はあらかじめ指定管理者が用
意すること。
(1)備品等の保守管理
①施設の運営に必要な備品の管理を行うこと。
②物品管理簿の管理を行うこと。
③破損、不具合等が発生した場合には速やかに修理を行うこと。
(2)消耗品の管理
施設の運営に必要な消耗品は適宜指定管理者が購入・管理を行い、不具合
の生じたものに関しては随時更新すること。
(3)備品の購入
単価5万円以上の備品の購入については、市が行うものであり、指定管理
者は市民要望等から購入に際しての提案をすること。
24.施設備品
(1)甲購入備品
名称
備品名
事務室
ピロティ
会議室
(2)施設附帯備品
備品名
屋外時計
カラーモニター
壁掛けデジタルレコーダー
屋外赤外デイナイトカメラ
ウォールシステムアンプ
ホーンスピーカー
太陽光発電システム
トイレ設備
洗面設備
シンク
屋外シャワー設備
ガス給湯器
換気扇
パッケージエアコン
数量
事務机
7
事務用椅子
7
電話・FAX 複合機
1
カラーレーザープリンター
1
スチール書庫
2
保管庫
1
タイムレコーダー
1
シュレッダー
1
コインロッカー15 人用
1
コインロッカー6 人用
1
会議机
6
パイプ椅子
18
25.指定管理料
指定管理料に含まれる標準的な内容については以下のとおりとする。
①人件費
②水道代
③下水道使用料
④都市ガス料金
⑤電気料金
⑥通信運搬費
⑦運営委員会報償費
⑧消耗品代
⑨OA 機器・コピー機リース代
⑩主催事業費
⑪植栽管理費
⑫機械警備費
26. 指定管理候補者との委託契約
指定管理者決定後、こどもの広場開設準備期間として概ね 1 か月程度の業
務委託契約に応じられること。
27.その他
この仕様書に記載されていない事項については、甲と協議し内容を精査し
たうえで決定する。