環境白書第二章横断目標3(PDFファイル 567.4KB);pdf

横断目標3 環境に配慮した取組が認められるまちづくり
近年は、 電力の固定価格買取制度や排出量取引*、 補助金制度など、 環境価値
に経済的なメリットを導入する取組も進められています。
区民 ・ 事業者が環境活動を実践することで、 経済的なインセンティブ*が付与され
価されるしくみの構築を目指します。
1 環境への取組促進のためのインセンティブ (誘因)
(1)
環境施策とその進捗状況
たり、 経済の活性化につながるなど、 環境に配慮した取組が社会的 ・ 経済的に評
経済的なインセンティブ (誘因) の付与
地球温暖化防止に向けて、 環境にやさしいエネルギーである太陽光などの再生可能エ
ネルギーの利用促進や、 省エネに配慮した設備等を導入する区民及び事業者等に対し、
その費用の一部を助成しています。
〈かつしかエコ助成金の対象機器と助成金額〉 (平成 26 年度)
※各対象機器について助成要件 (性能等) が定められています
個人住宅を対象とする補助
個人住宅を対象とする補助
種別
補助額
太陽光発電システム
1キロワット当たり80,000円
太陽熱温水器
ソーラーシステム
ガス発電給湯器(エコウィル)
家庭用燃料電池(エネファーム)
遮熱塗装等断熱改修
①屋根・屋上・壁等の高反射率塗装(注1)
②窓の遮熱塗装等
③断熱改修(窓・外壁・屋根・屋上・天井・床)
1㎡当たり10,000円
1㎡当たり30,000円
1台 20,000円
1台 50,000円
導入費の4分の1
200,000円
直管型高効率蛍光灯・LED照明機器(注2)
50,000円
電気自動車・プラグインハイブリッド車
導入費の2分の1
一般社団法人次世代自動車振興セン
ターの補助額の4分の1
蓄電池
導入費の4分の1
200,000円
ー 45 ー
限度額
400,000円
(5キロワット)
50,000円
150,000円
250,000円
人づくり
♦かつしかエコ助成金 (環境課)
集合住宅の共用部分を対象とする補助
種 別
補助額
限度額
1キロワット当たり 80,000 円
太陽熱温水器
ソーラーシステム
1㎡当たり 10,000 円
1㎡当たり 30,000 円
400,000 円
(5キロワット)
50,000 円
150,000 円
高効率蛍光灯 ・ LED 照明機器
導入費の2分の1
500,000 円
導入費の4分の1
1,000,000 円
導入費の4分の1
1,000,000 円
遮熱塗装等断熱改修
①屋根 ・ 屋上 ・ 壁等の高反射率塗装
②窓の遮熱塗装等
③断熱改修 (窓・外壁・屋根・屋上・天井・床)
蓄電池
環境施策とその進捗状況
太陽光発電システム
事業所を対象とする補助
種 別
補助額
1キロワット当たり 80,000 円
太陽熱温水器
1㎡当たり 10,000 円
ソーラーシステム
高効率蛍光灯 ・ LED 照明機器
1㎡当たり 30,000 円
導入費の2分の1
300,000 円
500,000 円
遮熱塗装等断熱改修
①屋根 ・ 屋上 ・ 壁等の高反射率塗装
400,000 円
②窓の遮熱塗装等
③断熱改修 (窓・外壁・屋根・屋上・天井・床)
導入費の4分の1
空調設備機器
ボイラー、 平釜バーナー、 ガス発電給湯器、
1,000,000 円
燃料電池など。都市ガス等クリーンエネルギー
を使用した機器に転換した場合
その他省エネ診断による省エネ改修
一般社団法人次世代自動車振興
電気自動車 ・ プラグインハイブリッド車
250,000 円
センターの補助額の4分の1
蓄電池
導入費の4分の1
1,000,000 円
ー 46 ー
環境と経済
太陽光発電システム
限度額
800,000 円
(10 キロワット未満)
100,000 円
平成 25 年度助成実績
〈太陽光発電システム〉
個人住宅
件 数
277
集合住宅
12
4,445
1
392
290
80,370
事業所
合 計
補助総額 (千円)
75,533
〈太陽熱温水器・ソーラーシステム〉
件 数
補助総額 (千円)
個人住宅
1
50
集合住宅
0
0
事業所
合 計
0
1
0
50
〈個人住宅用 省エネ設備・機器〉
高効率蛍光灯 ・ LED 照明機器
件 数
15
補助総額 (千円)
389
エネファーム
176
8,800
遮熱塗装等断熱改修
113
14,292
電気自動車・プラグインハイブリッド車
蓄電池
5
104
862
20,777
合 計
413
45,120
〈集合住宅用 省エネ設備・機器〉
件 数
補助総額 (千円)
高効率蛍光灯 ・ LED 照明機器
遮熱塗装等断熱改修
56
11
14,858
4,069
合 計
67
18,927
〈事業所用 省エネ設備・機器〉
件 数
31
補助総額 (千円)
8,338
10
2,729
空調機器改修
8
2,956
省エネ設備 (ボイラー等)
電気自動車・プラグインハイブリッド車
2
7
100
818
蓄電池
1
603
59
15,544
高効率蛍光灯 ・ LED 照明機器
遮熱塗装等断熱改修
合 計
ー 47 ー
環境施策とその進捗状況
環境と経済
ー 48 ー
♦エコアクション 21 及びグリーン経営の認証取得費助成金 (環境課)
エコアクション 21 及びグリーン経営の認証取得を支援するため、 新規取得者に対して
助成制度を実施しています。
① エコアクション 21
環境省が策定した 「エコアクション 21 ガイドライン」 に基づいた環境に配慮した経営の
促進を図る中小事業者のための認証 ・ 登録制度です。 区では、 認証 ・ 登録に必要な
経費の一部を助成しています。 (補助率 1 / 2、 限度額 8 万円)
② グリーン経営 運輸事業者が、環境に配慮した経営に取り組むために、「グリーン経営
推進マニュアル」
に基づき、 交通エコロジー ・ モビリティ財団が認証 ・ 登録を行う制度です。 区では、
認証 ・ 登録に必要な経費の一部を助成しています。
(補助率 1 / 2、 限度額 8 万円)
〈エコアクション 21 及びグリーン経営の認証取得支援〉
平成 22 年度
エコアクション 21
グリーン経営
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
11 件
1件
1件
1件
3件
4件
0件
0件
♦環境配慮設備の導入支援 (環境課) 地球環境保全融資制度
この制度は公害防止や地球温暖化対策を推進するため、 区内事業者が公害防止設備
の導入や地球にやさしいエネルギ−利用を目的とした自動車購入や省エネ機器の設置
に要する資金に対して、 飾区が取扱金融機関に融資をあっせんし、 利子と信用保証
料の一部を補助するものです。
平成 26 年度からは葛飾区中小企業融資制度 (産業経済課) に統合しますが、 引き
続き環境配慮設備の導入支援を行っていきます。
融資利用実績
平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度
融資金額(千円) 件数 融資金額(千円) 件数 融資金額(千円) 件数 融資金額(千円) 件数 融資金額(千円) 件数
公害防止設備資金
1
0
0
0
0 4,300
低公害車導入資金
雨水貯留設備資金
ソーラーエネルギーシステム設備資金
9,560
3
2,050
0
3,170
1
1
17,390
0
3,660
1
4,300
8
32,510
11
7,000
2
0
0
0
1
0
0
風力発電設備資金
0
0
0
0
0
環境 ISO 認証取得資金
0
0
0
0
0
屋上緑化・壁面緑化資金
合 計
0
4
0
2
0
9
12,730
5,710
ー 49 ー
21,690
32,510
0
11 11,300
0
3
(2) 社会的なインセンティブ (誘因) の付与
♦緑化推進功労者表彰 (環境課)
地域で様々な緑化推進活動を実践し、 その功績が顕著で他の者の模範となる個人また
は団体に対し、 その功績をたたえるために感謝状を贈呈します。
また、 区民農園への土地提供者に対して、 貴重な土地を区民が土と緑に親しむために
贈呈しています。
平成 26 年度までの表彰者の累計は 235 人と 36 団体です。
♦花と緑のはがきコンクール
環境施策とその進捗状況
無償提供し、 緑化の普及啓発に貢献されたとして、 農園新規開設の翌年度に感謝状を
緑の大切さを考えるきっかけづくりとして、 身近な花や緑を題材としてはがきに表現した
作品を対象としたコンクールを行い、 優秀作品を表彰しています。 緑化推進協力員会との
共催で、 葛飾郵便局、 葛飾新宿郵便局の後援で実施しています。 絵画の部と押花の部の
2 部門のほか平成 26 年度は写真の部を創設し、合わせて 3 部門となりました。 対象は区
作品の創作や作品を広く区民に周知することにより、 緑に対する関心を高め、 自然の
大切さを考える機会とすることを目的としています。 入賞作品および佳作は、 区役所区民
ホール、 区内地区センター、 エコライフプラザ、 葛飾 ・ 新宿の各郵便局で巡回展示を行
います。
ー 50 ー
環境と経済
内在住、 在勤または在学者です。 募集期間は毎年 7 月1日∼ 9 月 30 日です。
♦環境ポスターコンクール
区内の公立小中学校を通して小学校 4 年生から中学校 3 年生を対象に、 環境に関す
るポスターコンクールを行い、 優秀作品を表彰しています。
入賞 ・ 入選作品については、 広報や区のホームページで紹介するとともに、 区内地区
センター等で巡回展示を行います。 また、 環境教育副読本の表紙など環境関連の冊子
などに活用しています。
作品の作成や展示などを通して、 児童 ・ 生徒 ・ 区民の環境に対する関心や意識を高
めることを目的としています。
○環境ポスターコンクール応募数一覧
年度
24
小学校
中学校
合計
学校数 作品数 学校数 作品数 (作品数)
19
254
14
267
521
25
18
159
16
388
547
26
19
144
13
399
543
2 環境価値の市場流通への普及促進
(1) 排出量取引 ・ 環境ファンド* ・ カーボンオフセット*等の普及
♦グリーン電力*証書化事業
区民が発電し自家消費した電力の “環境価値” を 「グリ一ン電力証書化」 し、 区が購
入することで太陽光発電の普及促進を図ります。 (平成 24 年度にて新規募集は終了し
ま した。)
また、 それにより、 区としては、 区民から “環境価値” を購入した電力量分を、 環境
にやさしい (化石燃料を消費しない) 電力として、 使用することができます。
① グリーン電力証書の購入 ⇒ 1kwh あたり 10 円、 限度額 15,000 円/年
② 計測用の電力メーター設置費助成 ⇒ 限度額1万円
【実績】 電力メーター設置費用助成
年度
21
22
23
24
件数
1
0
44
63
助成額 (千円)
10
0
440
630
グリーン電力証書の購入
年度
件数
21
9
22
11
23
10
24
25
25
48
ー 51 ー
電力量
7,916
11,723
10,596
29,088
300,820
購入額 (円)
79,160
117,230
105,960
290,880
300,820