MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサー クイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) Rev 0; 1/15 価格、納期、発注情報についてはMaxim Direct (0120-551056)にお問い合わせいただくか、Maximのウェブサイト(www.maximintegrated.com/jp)をご覧ください。 Maxim Integratedは完全にMaxim Integrated製品に組込まれた回路以外の回路の使用について一切責任を負いかねます。回路特許ライセンスは明言されて いません。Maxim Integratedは随時予告なく回路及び仕様を変更する権利を留保します。 © 2015 Maxim Integrated Products, Inc. Maxim Integrated および Maxim Integrated のロゴは Maxim Integrated Products, Inc.の商標です。 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 目次 1. 必要機器 ................................................................................................................... 3 2. 概要 ........................................................................................................................... 5 3. 付属ファイル............................................................................................................... 6 4. 手順 ........................................................................................................................... 8 5. 商標 ......................................................................................................................... 19 6. 改訂履歴 ................................................................................................................. 20 2 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 1. 必要機器 Windows® 7 または Windows 8 を搭載した PC (IQ2 Development のソフトウェアを 購入する前に、お使いの Windows のバージョンがサポートされているか同社に確認 してください) MAXREFDES42#ボード IQ2 Development iqInterface® IO-Link®マスターおよび対応する USB/電源ケーブ ル(別途購入する必要があります) IQ2 Development IO-Link iqTool® (バージョン 1.1.0.4 でテスト済み、iqInterface IOLink マスターに付属) 1 本の IO-Link ケーブル(別途購入する必要があります) 1 本の A-B タイプ USB ケーブル RD42_RL78_V01_XX.ZIP (Maxim-MAXREFDES42-20140824-IODD1.1.html)、た だし XX = マイナーバージョンです 図 1. MAXREFDES42#ボードを IQ2 Development の IO-Link マスターに接続した状態 3 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 図 2.グリーンのディスプレイが点灯 (写真内文章:温度が単位℃で表示されているか、RTD が接続されていない場合"----"が表 示されている事を確認してください。表示が全く点灯しない場合は M12 のコネクタを外して再 接続してみてください。) 4 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 2. 概要 1. 図 1 に示すように、電源および全ケーブルを iqInterface IO-Link マスターに接続しま す。 2. MAXREFDES42#近接センサーボードを、IO-Link ケーブルの反対側に接続しま す。図 2 に示すようにグリーンのディスプレイが点灯することを確認してください。 3. www.maximintegrated.com/jp/MAXREFDES42 の「設計リソース」タブにある 「全設計ファイル」から、最新の RD42V01_XX.ZIP ファイルをダウンロードします。 あるいは、http://www.iq2-development.com/downloads/ から設計ファイルを ダウンロードすることも可能です。 4. http://www.iq2-development.com/downloads/にある IQ2 Development の iqInterface User Manual を参照して、IQ2 Development の IO-Link iqTool を Windows PC にインストールします。 5. IQ2 Development の IO-Link iqTool 内で、MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度 センサーをデバイスとして接続します。 6. IQ2 Development の.html インデックス定義ファイル(Maxim-MAXREFDES4220140824-IODD1.1.html)を参照して、所望のインデックスに対する読み書きを行い ます。 5 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 3. 付属ファイル RD42_RL78_V01_XX.ZIP には、対応する IO-Link デバイスディスクリプタ(IODD)ファイルが 含まれています。IODD には、通信プロパティ、デバイスパラメータ、ID、プロセス、および診断 データに関する情報が含まれています。これには、XML ファイル、デバイスの加増、アイコン 画像、およびメーカーのロゴが含まれます。IODD の構造は全メーカーの全デバイスで同一で あり、IODD インタプリタツールによって常に同様に表示されます。プロジェクトの構造と主なフ ァイル名については、図 3~6 を参照してください。 図 3. RD42_RL78_VXX_XX.ZIP 内のディレクトリ 図 4. Code_Documentation ディレクトリ内のファイル 6 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 図 5. Design_Files ディレクトリ内のファイル。ソースファイルは zip ファイル内にあります。 図 6. IODD ディレクトリ内のファイル。.xml ファイルは IODD ファイル、.html ファイルは IQ2 Development の.html インデックス定義ファイルです。 7 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 4. 手順 1. 図 1 に示すように、PC と iqInterface IO-Link マスター間に A-B タイプ USB ケーブル を接続します。 2. 図 1 に示すように、IO-Link ケーブルを iqInterface IO-Link マスターに接続します。 3. 図 1 に示すように、24V DC および GND を iqInterface IO-Link マスターのオレンジ の端子ブロックに接続します。ピン 1 が+24V で、ピン 2 が GND です。 4. MAXREFDES42#近接センサーボードを、IO-Link ケーブルの反対側に接続しま す。図 2 に示すようにグリーンのディスプレイが点灯することを確認してください。 5. www.maximintegrated.com/jp/MAXREFDES42 の「設計リソース」タブにある 「全設計ファイル」から、最新の RD42V01_XX.ZIP ファイルをダウンロードします。 あるいは、http://www.iq2-development.com/downloads/ から設計ファイルを ダウンロードすることも可能です。 6. RD42V01_XX.ZIP ファイルを PC 上のディレクトリに展開します。 8 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 7. http://www.iq2-development.com/downloads/にあるIQ2 Developmentの iqInterface User Manualを参照して、図7に示すようにIQ2 DevelopmentのIO-Link iqToolをWindows PCにインストールします。 図 7. 新しくインストールされた IQ2 Development の IO-Link iqTool 9 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 8. iqMaster タブが表示されていることを確認した後、Setting ボタンをクリックします。 IQ Connection Settings ウィンドウで、Comport / USB のドロップダウンメニュー から auto を選択します。OK をクリックして図 8 に示す設定を保存します。 図 8. IQ Connection Settings ウィンドウ 10 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 9. 次に、図 9 に赤印で示す示す接続ボタンをクリックします。 図 9. iqTool の接続ボタンをクリック 11 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 10. COM ポートが自動的に見つからない場合、図 10 に示す Windows オペレーティン グシステムのデバイスマネージャーを起動し、どの COM ポートに iqInterface ハー ドウェアが接続されているかを確認します。次に、IQ Connection Settings ウィン ドウでその COM ポートを手動で設定し、もう一度接続ボタンをクリックします。この ステップを行った後もまだ接続することができない場合は、IQ2 Development のテク ニカルサポートに連絡するか、http://www.iq2-development.com/downloads/ にある IQ2 Development の iqInterface User Manual を参照してください。 図 10. Windows が備えているデバイスマネージャー 12 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 11. iqTool が適切な COM ポートに接続された後、図 11 に赤印で示す Auto ボタンを クリックします。 図 11. iqTool の Auto ボタン 13 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 12. 図 12 に示すように、Operate の丸いインジケータがグリーンに点滅し、Onrequest Data Read Request グループがアクティブ(非グレー状態)になります。 図 12. iqTool の Operate 状態 14 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 13. Maxim-MAXREFDES42-20140824-IODD1.1.html ファイルを開き、インデックス 番号とデータ形式を表示します。インデックス 261 に移動してください。図 13 に示す ように、これは MAX31865 の RTD code レジスタ値の変数です。注:RTD code レ ジスタ値は 1 ビットシフトされているため、読み取った値を 2 で割る必要がありま す。 図 13. .html インデックス定義ファイル - インデックス 261 15 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 14. 図 14 に示すように、On-request Data Read Request グループで以下の作業を 行うことによって、RTD コードを読み取ります。 Index のタイプを uint16 に変更します。 Index のフィールドに 261 を入力します。 Data のタイプを uint16 に変更します。 Read ボタンをクリックします。 注:RTD code レジスタ値は 1 ビットシフトされているため、読み取った値を 2 で割 る必要があります。 RTD = (コード * 400) / 2^15 = (18174 / 2) * 400/ 2^15 = 110.925Ω 図 14. iqTool - On-request Data Read Request グループ - インデックス 261 16 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 15. 次に、Maxim-MAXREFDES42-20140824-IODD1.1.html ファイルのインデックス 268 に移動します。図 15 に示すように、これは周囲温度(単位:℃)変数です。 図 15. .html インデックス定義ファイル - インデックス 268 17 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 16. 図 16 に示すように、On-request Data Read Request グループで以下の作業を 行うことによって、周囲温度の値(単位:℃)を読み取ります。 Index のフィールドに 268 を入力します。 Data のタイプを hex に変更します。 Read ボタンをクリックします。 読み取った 16 進値を float32 に変換します。 温度 = 0x41E00E8A = 28.007099 = 28.01 ℃ 図 16. iqTool - On-request Data Read Request グループ - インデックス 268 18 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 5. 商標 IO-Link は ifm electronic GmbH の登録商標です。 IQ2 Development は IQ2 Development GmbH の登録商標です。 iqInterface は IQ2 Development GmbH の登録商標です。 iqTool は IQ2 Development GmbH の登録商標です。 Windows は Microsoft Corp.の登録商標および登録サービスマークです。 19 MAXREFDES42# IO-Link RTD 温度センサークイックスタートガイド (IQ2 IO-Link マスター版) 6. 改訂履歴 版数 0 改訂日 1/15 説明 初版 改訂ページ — 20
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