次世代エネルギーパーク計画書 - 資源エネルギー庁;pdf

次世代エネルギーパーク計画書
1.計画名称
いちき串木野 次世代エネルギーパーク
2.所在地
鹿児島県いちき串木野市西薩町
3.計画策定主体
鹿児島県いちき串木野市
政策課 TEL:0996-33-5628 FAX:0996-32-3124
E-mail: [email protected]
4.実施運営主体
鹿児島県いちき串木野市
合同会社さつま自然エネルギー(市が一部出資)
5.計画概要
(1)計画のコンセプト
【コンセプト】 「次世代エネルギーをベースとした環境維新によるまちづくりと食文化」
~エネルギーの過去・現在・未来がギュッと集まる産業観光~
【基本方針】日本で最も環境負荷の小さい工業団地を目指す西薩中核工業団地はエネルギーと
食の集積地であり、今後、スマートコミュニティに展開する核となるように、次世代
エネルギーパークとして次のような活動を行います。
① 次世代エネルギーを活用した地場産業の現場での環境エネルギーの学習と啓発
⇒「次世代エネルギーと産業観光の融合」
② 本市の地域資源・歴史・文化・自然と融合した、次世代エネルギーによる持続的発展
が可能な環境産業政策
⇒「環境維新による自立可能なまちづくり」
③ 低炭素化に向けた次世代エネルギー施設および環境関連産業の誘致
④ スマートコミュニティへの展開と環境モデル都市の実現
【アクションプラン】基本方針をもとに、市民・行政・事業者が連携して、次のようなプログラムを推
進します。
① 次世代エネルギーを活用した地場産業施設への視察受入れと産業観光
② 合同会社さつま自然エネルギーによるエコツアー・環境エネルギー教育講座の実施
③ 鹿児島大学との連携による広域での高度な環境エネルギー教育ツアー、産学連携セ
ミナー等の実施
④ 地域資源を活かした次世代エネルギー導入および環境関連産業の誘致
⑤ 太陽光発電・熱融通など次世代エネルギーを活用した南方型植物工場の設置
【背 景】
○今回申請する「いちき串木野 次世代エネルギーパーク」は、西薩中核工業団地付近に集積
している次世代エネルギー関連施設を、実際に住民の方々が直接、見て触れる機会を増や
すことと、これまで本市が取り組んできた環境と食による持続的発展に向けたまちづくりの
一環として取り組んでいる産業観光を関連付けて行うものです。
○問題意識として、グローバルな外部環境変化により衰退していく地方都市において、本市産
業の中核をなす食品地場産業ひいては本市の雇用・経済の生き残り策として、本年7月に策
定された「日本再生戦略」の「グリーン成長戦略」「農林漁業再生戦略(6 次産業化)」に即した
ヒト・モノ・カネといった資源を地域内で循環させることで地域の自立につなげる持続的成長
が可能な地域振興を想定しています。
○実現推進策として、次世代エネルギーによる雇用創出と人材育成を柱として、平成22 年度N
EDO地域新エネルギービジョン事業化FS調査 「薩州自然エネルギー工業団地構想」で検
討した「日本一環境負荷の少ない工業団地」を第1段階として、第 2 段階の「再生可能エネル
ギーの普及・実証実験」、第 3 段階のスマートコミュニティの確立による「日本一の環境モデ
ル都市の実現」に向けて官民連携で取り組んでおり、今回の次世代エネルギーパークはそ
の一環になります。
○「次世代エネルギー」と「食文化」の関連については、限りある資源・自然を大切にしながら
環境負荷を低減し、次代を担う若者の雇用確保と人材育成によって持続可能な社会を図る
分散自立型・地産地消型への取り組みでつながると考えます。
本年 7 月 1 日から施行された再生可能エネルギーの固定価格買取制度に伴い、これまで
以上に次世代エネルギー施設が急速に普及・拡大する段階に入っており、効率的な大規模
エネルギー供給から、持続可能な低炭素社会に向けた分散自立型の環境産業施策への取
り組みが進んでいます。
一方、グローバル経済の進展に伴う産業淘汰や少子高齢化による人口減少社会の進展
で地方都市が衰退を続けるなか、食品産業など地域資源を活用する地場産業においては、
経営におけるエネルギーリスク低減及び消費者への安全安心の確保に対応した生き残り策
として、次世代エネルギーの導入及び環境負荷の小さい地産地消型への取り組みによる持
続可能な環境産業策が重要となります。
また、地場食品産業の根幹を支える農林水産業において、次代を担う若者が、農林漁業
に魅力を感じることができる夢のある産業として再生させるために、将来の日本農業を支え
る人材育成を企図した次世代エネルギーによる「南方型植物工場」の誘致を図ります。
これは、温暖な気候と次世代エネルギー導入および団地内の熱融通による環境負荷の小
さな植物工場における雇用創出と、施設の一部を地元の県立市来農芸高校に開放し、高度
な園芸施設の学業への活用と地域特性に沿った特産品の研究・開発を連携し、植物工場に
おける人材育成モデルを構築し、「グリーン成長戦略」と「農林漁業再生戦略」に複合的に取
り組むものです。
○政府は、平成 24 年 7 月に「日本再生戦略」を策定し、11 の成長戦略と 38 の重点政策を掲げ
ております。
本市においては、その一つであるエネルギー・環境に関して環境維新による「共創のまち
づくり」ですでに地場企業・金融機関・地域住民・行政が参画してスマートコミュニティ構築に
取り組み、各々が「新しい公共」の担い手として同戦略に合致した活動を行っております。
これらを踏まえて、工業団地の次世代エネルギーパークと連携し、観光・教育・健康など
の様々な領域で地域特産や郷土料理を活用した「食文化」と融合したニューツーリズム(グリ
ーンツーリズム、エコツーリズム、ヘルスツーリズム等)に取り組み、「環境都市」の一員に
加わりたいと考えております。
また、本市と同規模の人口 3 万~5 万人の小都市(全国に約 260)への横展開が期待でき
ることから、実際に地場産業の現場で次世代エネルギーが活用されている環境モデル都市
として「いちき串木野 次世代エネルギーパーク」を計画して参ります。
【地域特性】
本市は薩摩半島の北西部に位置し、日本一の遠洋マグロ漁船の稼動船籍数を持つ古くからの遠
洋マグロ漁業やチリメン漁等沿岸漁業の水産業をはじめ、全国的に名高いさつま揚げの発祥の地
であり、また焼酎やポンカン・サワーポメロなどの柑橘類など豊かな自然から恵まれる地域資源を
活かした農林水産業・食品産業を中心に発展してきたことから、世界の食文化に通じた、いわば食
のまちであり、近年では、その地域特性を活かし、地域一体となって開発したご当地グルメ「まぐろ
ラーメン」「ポンカレー」「三大カツ」などを中心に「食のまちづくり」を行っています。
さらに歴史を遡れば、明治維新の礎となった薩摩藩英国留学生が船出した「近代日本の黎明の
地」、あるいは中国から渡来した「徐福伝説」、カリフォルニア州への集団移住など、時代を切り拓く
進取の気質に富んだ、いわば開拓者魂の伝統を持つまちでもあります。
西薩中核工業団地については、21 世紀を見据えた時、先達の士魂に倣い、中国などアジア諸国
との交易が欠かせないとの考えから、漁業のまちにもかかわらず、約 20 年前に大切な海を埋め立
て、本市の将来を賭けて新港と工業団地を造成し、同地を基盤として世界に拓かれた先進的なまち
づくりを目指しています。
【次世代エネルギーへの取り組み】
本市には、備蓄能力175 万kℓを有する串木野国家石油備蓄基地、隣接する九州電力㈱川内
原子力発電所を始め、焼酎粕のメタン発酵によるバイオマスプラント・大規模風力発電所(2 万
kw)・工業団地企業の屋根を活用したメガソーラー事業など、過去・現在・未来にわたるエネル
ギー施設が西薩中核工業団地付近に「ギュッ」と集積しています。
工業団地のメガソーラー事業は、低炭素化による持続可能な地場産業を企図して工業団地
企業・市が出資して「合同会社さつま自然エネルギー」を設立し、各企業の屋根に太陽光パネ
ルを設置(団地内で 2000kw、団地以外で 1000kw)する「まちづくりメガソーラー事業」で、本年 7
月 1 日から施行された太陽光発電の全量固定価格買取制度の初日に一部送電を開始したとこ
ろです。
同社の計画では、平成 25 年度(第 3 段階)において、工業団地の空地への 2MW の太陽光
パネル設置や工業団地企業での BEMS・FEMS の実施が検討されており、さらに家庭用太陽光
発電に関しては、年間 100 件程度の設置に向けて市内事業所と連携しながら設置促進に取り
組んでいるところです。
今後、市民ファンドを設定して、市民を始め広く全国から出資を募り、事業者・行政・市民が一
体となった環境による地域振興を図っていく予定です。
合同会社さつま自然エネルギーにおいては、
「泣こかい翔ぼかい、泣くよかひっ翔べ」
(や
るかやめるか考える暇があったら実行せよという鹿児島弁)という本県伝統の進取の気質
で明治維新の礎を築いた先達の士魂に倣い、今回の事業を始めの一歩として「環境維新の
まち、いちき串木野」を掲げ、電力に限らず熱融通も含めて工業団地内の 100%再生可能エ
ネルギーに向けた低炭素化にチャレンジしていく予定です。
市においては、次世代エネルギーの普及・啓発に努めるとともに、洋上風力発電実証海域
へのエントリーや工業団地内の熱融通事業の FS 調査、BDF 生産事業所の誘致など次世代エ
ネルギーによる市内事業所の持続可能な生産活動に資する取り組みを支援し、工業団地を拠
点としたスマートコミュニティの構築による雇用確保・地域振興を推進していく予定です。
【特徴】
食の街を支える中小事業者(さつま揚げ・焼酎・水産加工・乾麺製造など)が生産現場で活用
している次世代エネルギーを体験し、食と環境のつながりの大切さを共感できる産業観光メニ
ューや、近隣の原子力・風力・石油など多様なエネルギー源を巡る体験コースを基本とし、鹿
児島大学との連携による専門的な環境エネルギー教育を交えた環境エネルギーツアーを実施
することで、エネルギーの供給と活用のあり方について幅広い年代への理解の増進を図りま
す。
産官学・コミュニティなど多様な担い手が連携し、次世代エネルギーをベースとした環境と食
文化の領域での雇用創出・人材育成による地域活性化を図り、人口 3 万人弱の地方都市にお
いても、活力ある持続可能なコミュニティが形成できるモデルを目指してまいります。
(2)計画の全体像
【施設計画】
厳しい財政事情にあることから、当面、新規施設の整備は行わず、既存施設・関連施設を最
大限に活用し、見学と啓発を図る工夫をする。
【全体像】
・別紙図のように、西薩中核工業団地を中心として周辺の関連施設が一体的に見学できるメ
ニューを作成する。
・各施設での共通した情報提供として、施設の位置・概要を記したマップを配備するとともに、
観光拠点も周遊できるように配慮する。
・環境エネルギーツアー(要予約)を希望する場合は、さつま自然エネルギー担当者が現地
案内。
・一般的な視察よりも高度な環境エネルギー教育の講座を希望する場合は、鹿児島大学と連
携し、本市だけでなく鹿児島市から川内原子力発電所展示館まで県西部の多様なエネル
ギー施設も含めたツアーを実施する。
・産業観光は既に、市商工会議所によって体験受入れメニューを含めて開発が進んでおり、
次世代エネルギー・低炭素化による食と環境の大切さを伝える内容を加味した体験内容
を作成する。
・本市での「環境モデル都市」への取り組みについて、鹿児島大学の研究シーズおよび産官
学連携の結び付けを行い、環境産業の振興を図る。
(3)関連施設
1. 中心となる施設
≪いちき串木野市役所≫
① 所有者・管理者:いちき串木野市
・設置時期:既存施設
・所在地: いちき串木野市昭和通 133 番地 1
② 新エネルギー等の施設および規模
【太陽光発電】
・さつま自然エネルギーに出資し、公共施設・公有地に計500kw を設置
する予定。
③ 見学等に係る取り組み、体制
○次世代エネルギーパークの概要説明およびパークの案内
・いちき串木野次世代エネルギーパークのガイドビデオ・パンフレット・
ホームページ等を作成します。
・さつま自然エネルギーとの連携により、パークを案内します。
○次世代エネルギー講座・環境ツアーの実施
・合同会社さつま自然エネルギーと連携し、エコツアー・環境エネルギー
教育講座を実施します。
○市商工会議所と連携し、次世代エネルギーを取り入れた産業観光メニ
ューの拡充を図ります。
○鹿児島大学と連携し、広域での高度な環境エネルギー教育ツアー、産
学連携セミナー等を実施します。
○地域資源を活かした次世代エネルギー導入および関連ビジネスの誘
致を行います。
2.既設施設
※見学者に対する情報提供の体制については、各施設に直接連絡する以外
に、総合窓口として「合同会社さつま自然エネルギー」が受付けるとともに、
必要に応じて現地説明を行う。
※各施設の詳細な説明を希望する場合は、各施設の職員が解説を行います。
≪西薩クリーンサンセット事業協同組合≫
① 所有者・管理者:西薩クリーンサンセット事業協同組合
② 設置時期: 既存施設
③ 所在地: いちき串木野市西薩町 17 番地 35
④ 新エネルギー等の内容及び規模
【バイオマス熱利用】
・焼酎粕のメタン発酵施設。重油換算で年間約 2000kℓ相当のガスを生
成。
・ボイラーで発生させた蒸気を自社と隣接の酒造メーカーへ熱供給。
・工業団地内の他の事業所への熱融通について、本年度 FS 調査を実施
する。
【太陽光発電】
・100kw をさつま自然エネルギーが設置。九州電力へ売電。
⑤ 見学等に係る取組み、体制
・プラントの視察は随時受け付け。
・バイオマスメタン発酵の仕組みと低炭素化に向けたエネルギー利用の
説明。
≪串木野れいめい風力発電所≫
① 所有者・管理者:㈱新エネルギー企画
② 設置時期: 平成 24 年 12 月操業予定
③ 所在地: いちき串木野市羽島 8294 付近
④ 新エネルギー等の内容及び規模
【風力発電】
・2000kw×10 基。
・年間 44,000kwh(約 10400 世帯分の電力量)を発電し、全量を九州電力
へ売電する。
※以下、「合同会社さつま自然エネルギー」に参加し、各企業の屋根等に設置
する形で、合計 3000kw の太陽光パネルを設置する事業所。
新エネルギーによる低炭素化の取り組みによる、持続可能な食と環境の大
切さを伝える。
≪濵田酒造㈱≫
○所在地:
(傳藏院蔵)いちき串木野市西薩町17-27。 太陽光パネル:730kw。
西薩クリーンサンセットからの蒸気活用。
(伝兵衛蔵)いちき串木野市湊町4-1。太陽光パネル:30kw。
(薩摩金山蔵)いちき串木野市野下 13665。旧金鉱山坑道での焼酎製造。
○事業内容:焼酎等の酒類製造
○視察受入れ:可能。
≪㈱ヒガシマル≫
○所在地:いちき串木野市西薩町15-2
○太陽光パネル:100kw
○事業内容: 乾麺製造および飼料の
水産試験場(フグ・タイ・ヒラメ・マグロ)
○視察受入れ:可能
≪日高水産加工㈲≫
○所在地:いちき串木野市西薩町17-14
○太陽光パネル:100kw
○事業内容:さつま揚げ製造
○視察受入れ:可能。手作り体験あり。
≪㈲勘場蒲鉾店≫
○所在地:いちき串木野市西薩町17-25
○太陽光パネル:200kw
○事業内容:さつま揚げ製造
○視察受入れ:可能。
≪㈱たからや蒲鉾≫
○所在地:いちき串木野市西薩町17-27
○太陽光パネル:150kw
○事業内容:さつま揚げ製造
○視察受入れ:可能。
≪若松酒造㈱≫
○所在地:いちき串木野市湊町1-182
○太陽光パネル:40kw
○事業内容:焼酎製造
○視察受入れ:可能。
≪白石水産㈲≫
○所在地:いちき串木野市西薩町17-6
○太陽光パネル:200kw
○事業内容:水産加工
○視察受入れ:調整中。
≪㈱センターフーズ≫
○所在地:いちき串木野市西薩町17-4
○太陽光パネル:100kw
○事業内容:食肉・水産加工
○視察受入れ:調整中。
≪㈱全栄フーズ≫
○所在地:いちき串木野市西薩町17-26
○太陽光パネル:100kw
○事業内容:水産加工
○視察受入れ:調整中。
≪㈱ナカシン冷食≫
○所在地:いちき串木野市湊町2700-1
○太陽光パネル:180kw
○事業内容:冷凍食品
○視察受入れ:調整中。
≪学校法人 神村学園≫
○所在地:いちき串木野市別府4460
○太陽光パネル:160kw
○事業内容:幼稚園・小中高校・医療福祉専門学校の学校法人
○視察受入れ:調整中。
≪串木野クリーンセンター≫
○所在地: いちき串木野市西薩町 3 番地
○太陽光発電 :230kw
(工業団地内の熱融通に向けた下水汚泥のメタン発酵および小水力発電のFS
調査を本年度実施。官民連携による再生可能エネルギー熱利用加速支援事業
の活用を検討する。)
○事業内容 :230kw の太陽光パネルと下水道施設への活用の説明とともに、
各施設への誘導を行います。
○視察受入れ:可能
※新エネルギー以外のエネルギー関連施設
≪ちかび展示館≫(串木野国家石油備蓄基地)
○所在地:いちき串木野市野元 21803
○所有者: 経済産業省資源エネルギー庁
○管理者:(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構
○事業内容:我が国の原油使用量 3 日分に相当する 175 万 kℓを備蓄する
岩盤タンク掘削に使用した作業トンネルを利用して作った展示施設。
○視察受入れ:可能
我が国のエネルギー事情および石油備蓄施設を紹介する。
現在、市が借用している市の紹介スペースを活用し、次世代エネルギー
の各施設案内を行う。
具体的なツアーを希望する場合は、さつま自然エネルギーが説明する。
3.新設施設(予定)
当面、新規施設の設置は行わないが、現在建設計画が進んでいる総合体育
館への太陽光パネル設置、市民ファンドの活用による家庭への太陽光パネル
設置など次世代エネルギーの普及拡大を行う。
(参考)近隣のエネルギー関連施設
≪九州電力㈱川内原子力発電所展示館≫
○所在地:薩摩川内市久見崎1758-1
○所有者: 九州電力㈱
○事業内容:89万kw の軽水炉2基の原子力発電所の
展示施設。他の自治体にある施設のためパークには入れない。
○視察受入れ:可能
6.全体スケジュール
○短期(おおむね1年以内):運営体制構築、環境ツアーの内容の検討と周知、学習カリキュラムの
検討、産業観光メニューの充実、
○中期(おおむね3年以内):産学官連携による広域での環境エネルギーツアーの実施、
洋上風力・BDF 製造業者など次世代エネルギー設備の誘致
○長期(おおむね5年以内):スマートコミュニティへの展開
7.運営費
○次世代エネルギーパークとしての経常的な運営費用は特に発生しない。
○来場者数見込み:現在の来場者数として、パーク内で毎年開催されるエネルギーフェスタ地かえ
て祭への来場者が 2 日間で約5 万人、ちかび展示館が年間約1 万人、近隣の川内原子力発電所
展示館が年間約 4 万 5000 人。これらを考慮して、年間 6 万人程度を想定する。
8.関連する新エネルギービジョン等
○平成 14 年度:串木野市地域新エネルギービジョン
○平成 19 年度: いちき串木野市地域省エネルギービジョン
○平成 22 年度:いちき串木野市地域新エネルギービジョン 事業化 FS 調査
「いちき串木野市西薩中核工業団地をフィールドとして行う薩州自然エネルギー工業団地構想事
業化に関する調査」
○平成 23 年度:スマートコミュニティ構想普及支援事業
「いちき串木野市西薩中核工業団地を中心とするスマートコミュニティ構築事業FS調査」