平 成 2 7 年 3 月 2 3 日 関東東北産業保安監督部東北支部 大石田鉱山に対する注意について 関東東北産業保安監督部東北支部は、大石田鉱山で発生した重傷災害に ついて、鉱山保安法に基づく改善の必要性が認められたことから、本日、同鉱 山の鉱業権者である東北硅砂株式会社に対し注意文書を交付し、保安確保に 万全を期すよう指導しました。 1.大石田鉱山において、平成26年12月2日、鉱山保安法第41条第1項に該 当する重傷災害(機械のため)が発生したため、当支部は、特別検査を実施 し、災害原因の究明、再発防止対策等について指導して参りました。 2.災害の直接の原因は、鉱山労働者の保安意識の欠如によるものですが、鉱 業権者が講ずべき措置として立入禁止措置を十分に実施していなかったこと、 立入禁止箇所の作業等の安全作業標準を明文化していなかったこと、及び 保安教育や危険予知訓練等の保安活動を十分に実施していなかったことが 認められました。 3.さらに、選鉱場の巡視の項目、方法、記録及び保存について保安規程に定 めておらず、巡視結果を記録し保存していなかったことは、保安管理の不備と 認められました。 4.このため、大石田鉱山の鉱業権者である東北硅砂株式会社に対して、本日、 文書により注意し、保安確保に万全を期し、鉱山における災害の発生を防止 するよう指導を行いました。 (本資料のお問い合わせ先) 関東東北産業保安監督部東北支部 鉱山保安課長 佐藤雅文 担当者 西澤 広 電 話:022-263-1111(内線 5041~3) 022-221-4964(直通)
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