伊丹市地域通貨制度導入事業仕様書(PDF:358KB);pdf

伊丹市地域通貨制度導入事業仕様書
1.業務件名
伊丹市地域通貨制度導入業務
2.市が想定する地域通貨の定義
本市における地域通貨を以下のように基本的に定義するものとする。
①本事業における地域通貨
電磁記録媒体に記録され、物品の購入や役務の対価等に利用できるよう発行する
経済的価値を持つものであり、市内限定にて運用する。
②地域通貨の仕組み
・電磁記録媒体にポイントとして発行する。
・経済的価値は1ポイント=1円とする。
・物品の購入等の売り上げに対し、原則1%をポイントとして発行する。
・地域通貨の有効期限を最終利用日から6ヵ月として設定し、超過したポイン
トは失効する。
※事業者は、上記ポイントの発行に要する費用(ポイント相当額)及び運営に関
する費用を加盟店舗から徴収するものとする。
3.業務開始時期
協定締結日から(地域通貨制度運用開始:平成27年11月10日〈予定〉から)
4.業務目的
本市では、自転車利用者が自律的に自転車を駐輪施設に停める行動を促す為、自転
車駐車場の値下げを地域通貨(ポイント)として還元することにより、中心市街地の
駐輪対策を起点とした地域通貨制度を創設し、市内限定で流通するポイントによる地
域内経済循環を実施することで、駐輪対策と地域経済の活性化の両立を図ることを目
的とする。
5.業務内容
事業者は本市からの運営費の一部負担及び利用促進業務に関する委託を受ける他は、
自らの負担により電子媒体を活用した地域通貨制度管理システムを整備し、地域通貨
制度の管理運用を行うものとする。
(1)事業者が行う業務内容
①伊丹市内に限定した地域通貨制度の整備及び運用業務
ア 本市での使用に限定した地域通貨システムの制度設計
・ICカード、携帯電話等で利用できる地域通貨であること
・伊丹市内でのみ利用可能とすること
上記条件を満たし、通貨としての信用性、利便性、安全運用を重要視した制度
設計を行うこと
イ 制度設計に基づく必要な地域通貨システムの導入及び運用
設計した制度に基づいた管理システム及び機器の調達と、稼働に必要となるネッ
トワーク環境構築(必要な機器等(サーバを含む)及びソフトウェアの調達を含む)
を行い、地域通貨制度を運用するとともに、地域通貨加盟店舗等への個別端末機器
を導入する体制を構築し、地域通貨制度が滞りなく運用できるよう取り図る。
・運営業務については下記業務を実施する。
1) 地域通貨(ポイント)管理
2) 地域通貨(ポイント)精算
3) 加盟店舗への端末設置・保守
4) 端末・カードの調達・在庫管理
5) 加盟店舗等への利用案内等のサポート体制の構築
6) 管理運営上発生するトラブルへの対応
7) 個人情報管理
8) データ分析による事業効果の測定
※効果の測定の為 KPI(重要業績評価指標)を設定する。
9) 加盟店舗等の情報掲示が可能なWebサイト作成・運用・保守管理
10)その他、地域通貨制度を適正に運用する為に必要となる業務
②地域通貨制度利用促進業務
ア 加盟店舗勧誘
地域通貨制度の適正利用かつ利用促進のために必要となる加盟店舗の開拓に向
け必要な業務を実施する。
イ 利用者への周知
インターネットサイト等を通じて加盟店舗情報の発信を行うことで、市民への
周知を十分に行い、制度の利用を促進する。
(2)市が別途委託する業務
①市営自転車駐車場における地域通貨システムの導入
ア 下記市営自転車駐車場における端末設置、保守
イ 利用案内等のサポート
※必要となる端末機器は、各自転車駐車場につき1台以上とする。
また、市の施設管理所管課へ1台(ポータブル端末)を導入する。
名称
住所
阪急伊丹駅周辺
船原自転車駐車場
伊丹市船原 1 丁目 1-1
西台自転車駐車場
伊丹市西台 3 丁目 9-22
阪急伊丹駅前地下自転車駐車場
伊丹市西台 1 丁目 1-43
阪急新伊丹駅周辺
平松自転車駐輪場
伊丹市平松 5 丁目 1-1
JR伊丹駅周辺
伊丹駅自転車駐車場
伊丹市伊丹 1 丁目 14-9
伊丹第 2 自転車駐車場
伊丹市伊丹 1 丁目 12-12
東有岡自転車駐車場
伊丹市東有岡 1 丁目 6-2
古城自転車駐車場
伊丹市伊丹 1 丁目 15-20
JR北伊丹駅周辺
北伊丹自転車駐輪場
伊丹市北伊丹 8 丁目 98-5
②地域通貨制度利用促進業務
上記「
(1)事業者が行う業務内容」に示す地域通貨制度利用促進業務と同趣旨の目
的の業務を行うものとし、手法等については、市と別途協議を行う。
6.事業主体
本業務について、事業者は伊丹市が負担する経費を除き、自らの費用負担・責任に
より、必要となる地域通貨制度管理システムの設計、導入等のすべてを整備するとと
もに、原則として加盟店舗より得られる収益により、その後の管理運営を実施するも
のとし、平成28年度以降も継続していくことを前提とする。
7.業務スケジュール
別紙のとおり
8.その他
(1) 市営自転車駐車場において導入する地域通貨制度の取り扱いについては、他加盟店
舗と以下の点について異なる扱いとする。
・地域通貨(ポイント)の発行のみを実施し、自転車駐車場での使用は不可とする。
・地域通貨(ポイント)導入及び利用に関する費用については、以下の費用のみ支
払うものとし、その他の費用の支払いは行わない。
① 端末機器導入費
② 端末機器月額使用料
③ 地域通貨(ポイント)発行相当額
・地域通貨(ポイント)の発行率については、下記のとおりとする。
※市営自転車駐車場におけるポイント付与率
定期利用:
1%
一時利用:
10%
(2)本業務を遂行する上で知り得た事項、関係資料などは第三者に漏らさないこと。
(3)その他、この仕様書に記載の無いものについては、双方十分に協議の上決定す
ること。
【伊丹市地域通貨制度導入事業スケジュール】
27年度
4月
5月
6月
7月
8月
9月
28年度以降
10月
11月
12月
1月
2月
3月
~
地域通貨制度の整備
(電子地域通貨制度設計)
(地域通貨システムの導入)
地域通貨システムの運用
伊丹市における
電子地域通貨制度の設計
管理システム及び機器の調達
ネットワーク環境構築
運用準備
市営自転車駐車場での運用
地域通貨利用利用促進業務
運用準備
利用促進業務
(加盟店舗開拓等)
運用開始
運用開始
利用促進業務
(加盟店舗開拓等)