No.165 - 早稲田大学;pdf

■商学部 3年 辻山ゼミ
岡本 華人
このたび 私 は、
中でも一日一日、目の前のやるべきことを積
との交友関係も広がるからです。会計士とし
2014年度の公認会
み重ねていく姿勢で勉強を続けていました。
て仕事をしていく上では人とコミュニケーショ
計 士試 験に合格し
その結果、少しずつ成果が出てきて、合格で
ンをとることは不可欠なので、そのいい訓練
ました。 この 合 格
きるという自信も少しずつついてきました。そ
の場にもなると思います。
体 験 記 が 少しでも
れでも受験勉強中、心が折れそうになること
大学は高校までと異なり授業やゼミ、サー
皆さんが今後学 生
も何度もありました。しかし、両親や友人の
クル活動、アルバイト、留学、インターン、ボ
生 活 を 送るうえで
励ましやここでやめたら絶対に後悔すると自
ランティア等様々なチャンスがあります。その
参 考になれば幸い
分に言い聞かせることにより勉強を続けてき
中で自分が熱中できることを何か見つけて下
です。
ました。そして、2014年第Ⅰ回短答式試験と
さい。何をすればいいか分からない人もとり
私が公認会計士
2014年論文式試験に合格しました。ゼミや専
あえずいろいろな人と会って話を聞いてみて
を目指したきっかけは、大学 1年生の時に受
門学校の仲間とお互いに合格を祝福していた
下さい。大学は主体的に動けば世界が広がる
けた早稲田大学公認会計士講座です。会社が
時に、この上ない喜びと達成感を感じました。
場だと思います。特に早稲田大学は様々な人
行う複雑な取引も複式簿記を用いれば単純に
ゼミ選考は、ちょうど 2014年第Ⅰ回短答式
がいるので自分の知らない世界がそこにある
表せることにとても興味を持ちました。簿記 3
試験に向けた追い込みの時期にありました。
と思います。その中で、公認会計士を目指さ
級に合格し簿記が得意だと思い始めた私は、
私は、同じ会計士を目指す仲間がほしいと思
れる方は自分に自信をもって突き進んで下さ
自分の実力を試したいという気持ちもあり公
い会計士受験生の多い辻山ゼミに入りました。
い。受験勉強で得た知識は決して無駄にはな
認会計士の勉強を始めました。ただ、勉強を
会計士受験生の中にはゼミに入るかどうか迷
らないですし、やった分だけ必ず成果は出る
始めてからは膨大な学習範囲を消化するのに
っている方もいると思いますが、私はゼミに入
と思います。
苦労し、先が見えない状態が続きました。少
ることをお勧めします。なぜなら、人前で発
最後になりましたが、皆さんの学生生活が
しでも勉強の時間を確保するため、サークル
表したり議論したりといった経験は受験勉強
より充実したものになることを願いまして締め
とアルバイトを断念することにしました。その
だけでは得られないものですし、ゼミの仲間
の言葉とさせていただきます。
頑張って下さい。
公認会計士試験合格体験記
■商学部 3年 長谷川ゼミ
新藤 瑞希
このたび 私 は
イトなどと両立をしながら勉強していました。
くさんあります。ゼミに入るかどうかは個人の
2014年度の公認会
勉強に本腰を入れ始めたのは大学 2年生に入
考え方に依るところはあると思いますが、受験
計士試験に合格い
ってからでした。サークルもバイトもやめ、大
勉強のために全てを捨てる必要はないと思い
たしました。この
学の講義以外は予備校に行き朝から晩まで机
ます。ぜひ、勉強の他にも色々なことにチャレ
合格体験記が皆さ
にかじりつく生活を送っていました。
ンジして充実した大学生活を送ってほしいです。
まの学生生活にお
このおよそ1年半は人生で一番勉強した時
最後に、皆さまに少し立ち止まって考えて
役に立てれば幸い
間といっても過言ではなく、辛い思いもたくさ
ほしいことがあります。自分はどんな大人にな
です。
んしました。しかし、合格した時の達成感、
りたいのか。そして、そのためにはどんな大
私が公認会計士
喜びはそれまでの苦労を吹き飛ばすものでも
学生活を送ればいいのか、ということを。大
を志すきっかけと
ありました。また私が勉強を続け、合格でき
学 4年間は長いようであっという間に過ぎてし
なったのは、高校 3年生の時に会計の予備校
たのは私一人の力ではなく、予備校の勉強仲
まいます。社会に出たら否応なく働かなけれ
の簿記 2級 3級の無料講座に参加したことでし
間や講師の方々、そして家族や友達が応援し
ばならず、まとまった時間もとることはできま
た。恥ずかしながら、当時、私は商学部を志
てくれたことが大きかったです。
せん。言い換えれば自由に好きなことができ
望したものの会計士が一体どういう職業なの
また私は大学 2年生の頃、ゼミの選考時期
るのはこれで最後ということになります。私の
かも知りませんでした。しかしその無料講座
が訪れ、当初はゼミに入らないことも考えた
ように資格勉強をするのもよし、留学に行く
を通して会計士は専門知識を用い財務諸表監
のですが、新しいつながりを求め管理会計の
のもよし、バイトにとことん打ち込むのもよし。
査という独占業務を行う、いわばプロフェッシ
長谷川先生のゼミに入りました。そこでの勉
大学を卒業する時に胸を張って良い学生生活
ョナルな職業と知りました。さらに前々から大
強は予備校で学ぶ管理会計より一歩進んだ内
だったと胸を張れるような生活にしてほしいで
学では何か資格の勉強をしたいと思っていた
容もあり、とても興味深く予備校の勉強にも
す。それでは皆さまの大学生活が充実したも
こともあり会計士になろうと決意しました。
プラスになるものでした。また、交友関係も
のになることを心よりお祈り申し上げます。
大学 1年生の頃はサークル活動や短期のバ
広がりゼミに入って良かったと感じることはた
※学年は執筆時点の学年です
商学部報 No.165
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