藤 井 教 授 略 歴;pdf

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藤井教授略歴
教授は明治十六年三月福岡藩士一寛の末子長男として福岡市荒戸町に生る。幼時
京帝国大学文科大学史学科国史専攻科を卒業、同大学院に て徳川季世史を専攻し、
糟 屋 郡 小 野 村 谷 山 に 移 り 帰 農 す 。後 県 立 中 学 修 猷 館 ・ 五 高 を 経 明 治 四 十 二 年 六 月 東
て維新史料の編纂に従ふ
ζと三十余年、累進して勅任官に陸り従三位に殺、修史の功
渋 沢 編 纂 所 に て 徳 川 慶 喜 伝 の 編 纂 に 従 事 し、転じて文部省維 新史料編纂会事務局に
を以て勃四等旭日章を授けらる。その間京都帝国大学・九州帝国大学・東北帝国大
朋治三十九年以来日本 一歴史地理学会幹事たり しが 現に会長と してその任に在り、叉
学 、 実践女子専門学校・内務省警察誌習所の各講師を動む。叉在野の事業と しては
明治文化研究会、国史会幹部 として活動 し、満州国憲法起草、衆議院憲政史編纂、
、 幕末維新史、日本憲法
に努む。著述と しては 学生時 代に太 宰管内志を校訂出版 し
黒 田 家 史 編 纂 に 与 る 。 昭 和 五 ・ 六 年欧米に留学 し 、 広 く 欧 米 官 私 の 外 交 史 料 の 蒐 集
制定史に関する犬小の著述多し 、叉 男箆凶琢磨伝、 綜ム口日本史 大系ハ明治時代)の
編述に与り、古代史・維新史・太宰府史・福岡藩史等に関 する論文多し。日下開国百
年記念文化事業会理事・同編纂委員、法政大学教授・実践女子大学教授なり。