平成27年3月24日 畜 産 需 給 部 バター及び脱脂粉乳の需給予測について 〈コメント〉 ○ 北海道における生乳生産が回復し、加工原料乳数量は2月以降は前年同月を上回ると見 込まれる。そのため、バターの生産量は2月から4月にかけて前年同月を上回ると予測。脱 脂粉乳の生産量も、2月から4月まで前年同月を上回ると予測。 ○ バターの2月の出回り量については、生産量と輸入量、月末の民間在庫(機構等調べに よる乳業の在庫量と乳業カバー率から推計)の増減を考慮して算定した結果、前年同月を 上回ると見込まれる。3月は前年同月並み、4月は前年同月をわずかに下回ると予測。 ○ 脱脂粉乳の出回り量については、バターと同様に算定した結果、2月から4月にかけて前 年同月を下回ると予測。 1.バター (単位:千トン,%) 生産量 27年 2月(見込み) 27年 3月(予測) 27年 4月(予測) 輸入量 5.4 (112) 7.0 (117) 6.4 (101) 1.7 0.5 0.0 出回り量 ( -) ( -) ( -) 6.9 (121) 6.9 (100) 6.3 (98) 月末在庫量 機構在庫 民間在庫 17.7 (97) 0.0 ( -) 18.4 (106) 0.0 ( -) 18.5 (107) 0.0 ( -) (注1)カッコ内は前年同月比。 (注2)輸入量は、機構による追加輸入分の業務用バラバターの数量である。 (注3)出回り量は、生産量に輸入量及び月末在庫量の前月からの取崩数量を加えた供給量に相当 する。 (注4)月末在庫量のうち民間在庫は、牛乳乳製品統計の乳製品の月末在庫量(全国)に相当する もので、乳業者の在庫量である。 バターの生産量の予測 トン 9,000 +90.0 8,000 +80.0 7,000 +70.0 6,000 +60.0 5,000 +50.0 +40.0 4,000 3,000 2,000 1,000 対前年増減率 対過去5ヵ年増減率 生産量 +30.0 % +20.0 +10.0 0.0 0 (1,000) ▲ 10.0 (2,000) ▲ 20.0 (3,000) ▲ 30.0 1 バターの出回り量の予測 トン 9,000 +90.0 8,000 +80.0 7,000 +70.0 6,000 +60.0 5,000 4,000 3,000 +50.0 対前年増減率 対過去5ヵ年増減率 出回り量 +40.0 % +30.0 2,000 +20.0 1,000 +10.0 0.0 0 (1,000) ▲ 10.0 (2,000) ▲ 20.0 (3,000) ▲ 30.0 トン 24,000 バターの民間在庫量の予測 +80.0 21,000 +70.0 18,000 +60.0 15,000 +50.0 12,000 +40.0 9,000 6,000 3,000 +30.0 対前年増減率 対過去5ヵ年増減率 民間在庫量 % +20.0 +10.0 0.0 0 (3,000) ▲ 10.0 (6,000) ▲ 20.0 (9,000) ▲ 30.0 (12,000) ▲ 40.0 (参考) バターの品目別在庫量 業務用 区分 バラ(冷凍) ポンド・シート(冷蔵) 27年 1月末 11.0 (89) 4.3 (106) 27年 2月末 11.5 (95) 4.3 (114) (単位:千トン,%) 家庭用 1.6 1.3 (95) (98) 合計 17.0 17.1 (93) (99) (注)乳業13社の合計(機構及び一般社団法人日本乳業協会)を記載しており、1のバターの 月末在庫量とは一致しない。 2 2.脱脂粉乳 (単位:千トン,%) 生産量 27年 2月(見込み) 10.0 (106) 27年 3月(予測) 13.2 (104) 27年 4月(予測) 11.7 (103) 出回り量 輸入量 2.6 3.3 0.0 ( -) 10.2 ( -) 12.7 ( -) 11.6 (97) (95) (98) 月末在庫量 民間在庫 機構在庫 42.4 (104) 0.7 ( -) 46.8 (116) 0.0 ( -) 46.9 (117) 0.0 ( -) (注1)カッコ内は前年同月比。 (注2)出回り量は、生産量に輸入量及び月末在庫量の前月からの取崩数量を加えた供給量に相当 する。 (注3)月末在庫量のうち民間在庫は、牛乳乳製品統計の乳製品の月末在庫量(全国)に相当する もので、乳業者の在庫量である。 脱脂粉乳の生産量の予測 トン 18,000 +90.0 16,000 +80.0 14,000 +70.0 12,000 +60.0 10,000 +50.0 8,000 6,000 4,000 +40.0 対前年増減率 対過去5ヵ年増減率 生産量 +30.0 % +20.0 +10.0 2,000 0.0 0 (2,000) ▲ 10.0 (4,000) ▲ 20.0 (6,000) ▲ 30.0 トン 18,000 脱脂粉乳の出回り量の予測 +90.0 16,000 +80.0 14,000 +70.0 12,000 +60.0 10,000 +50.0 8,000 6,000 4,000 +40.0 対前年増減率 対過去5ヵ年増減率 出回り量 % +30.0 +20.0 +10.0 2,000 0.0 0 (2,000) ▲ 10.0 (4,000) ▲ 20.0 (6,000) ▲ 30.0 3 トン 54,000 脱脂粉乳の民間在庫量の予測 +90.0 48,000 +80.0 42,000 +70.0 36,000 +60.0 30,000 +50.0 24,000 18,000 12,000 +40.0 対前年増減率 対過去5ヵ年増減率 民間在庫量 % +30.0 +20.0 +10.0 6,000 0.0 0 (6,000) ▲ 10.0 (12,000) ▲ 20.0 (18,000) ▲ 30.0 (24,000) ▲ 40.0 (備考) ○ バター・脱脂粉乳の生産量は、一般社団法人Jミルクの需給見通しを参照し、製造係数 を乗じて算出。輸入量は、機構の売買実績及び見込みによる。出回り量は、原則として、 直近の実績値と過年度の季節変動を基本に算出し、さらに輸入品の放出の影響も考慮し た。月末在庫量は、前月末在庫量、生産量、輸入量、出回り量から算出。 お問合せ先: (独) 農畜産業振興機構 畜産需給部 乳製品課 玉井、髙岡 TEL 03-3583-9706、 FAX 03-3583-8473 4
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