第 5章 1 計画の推進にあたって 計画の進捗管理 個別事業の進捗状況及び計画全体の成果について点検・評価し、結果に基づく公表及び施策 の改善等につなげていきます。 ○ 計画に基づく施策を総合的・計画的に推進し、実効性を確保するため、計画目標をも とに毎年の進捗状況を庁内で点検するとともに、子ども・子育て会議で協議しながら、 事業の見直しを含め、計画の着実な推進を図ります。 ① 計画の立案 ② 計画の実施 ⑥ 次期計画の立案 ⑤ 計画の見直し ③ アウトプット・アウト カムによる点検・評価 子の保護者などの 住民意見 等 ④ 評価結果公表 (ホームページ等) ○ 子ども・子育て支援事業計画は、室蘭市子ども・子育て会議等で、毎年度点検・評価・ 公表します。 ○ 本計画に基づく取り組みや事業の進捗状況を広く公表していくことで、市民への浸透 を図ります。 ○ あらゆる機会で市民意見を把握し、利用者目線での施策・事業の推進を図ります。 46 2 計画の推進体制 室蘭市では、子ども・子育て支援施策を総合的かつ計画的に推進するため、全庁を挙げて子 ども・子育て支援に取り組むとともに、各関係機関や企業、地域などと連携し、協働で子育て 支援を推進します。 室蘭市子ども・子育て支援事業計画 推進体制図 <地域> <市民(市民団体を含む)> 役 割 ○地域での子育て支援活動の推進 ○安全・安心な地域づくりへの配慮 支 援 連 携 連 携 <子ども及びその保護者> 支援 <市> 役 <教育・保育施設事業者等> <事業者(団体を含む)> 役 割 ○子育て支援策の策定と 計画的な実施 ○関係機関等との連携と 必要に応じた支援 支援 連 携 割 ○質の高い教育・保育の提供 ○豊かな人間性を育むさまざま な活動の提供 ○地域や関係機関との連携に よる施設環境の向上 <子ども・子育て 支援推進検討会議> 役 割 ○庁内調整 ○事業推進のため の協議 <子ども・子育て会議> 報 告 意見等 47 役 割 ○取り組み内容の評価 ○取り組み内容への意見 3 子育て応援プラン (1)実施の背景・目的 少子高齢化・人口減少が続く中で本市の人口動態を分析したところ、室蘭市の特徴として 20 代から 40 代の近隣市町を含む市外への転出超過が続いている実態が明らかになりまし た。また、子育て支援に関する行政からの情報が不足しているという声が多く聞かれたこと から、この問題に早急に対応するため、子育て世代向けに特化した施策を「子育て応援プラ ン」として取りまとめ、平成 26 年度から実施しています。 「子育て応援プラン」は、マイホームの取得支援や、施設の利便性の向上を図るなどの特 色のあるさまざまな子育て支援策をとおして、室蘭市の子育て環境の充実を図るとともに、 子育て世代の定住化につなげることを目的としています。 (2)「子育て応援プラン 2014」の主な内容 ○ 子どもの歯科衛生推進事業 幼稚園、保育所でのフッ化物洗口の実施 女性のための復職・起業支援事業 ○ 子育て情報誌作成事業 子育て応援ガイドブック・フリーペーパーの発行 ○ 放課後児童対策事業 児童クラブ・スクール児童館の開設時間延長 ○ 子育て世代持家住宅促進助成金 固定資産税及び都市計画税の 3 年間半額助成 ○ 空き家バンク活用推進事業費補助金 空き家バンク登録物件の購入者に対するリフォームや解体工事費の補助 ○ 市営住宅抽選時の子育て世帯優遇 抽選回数の増加による優遇 ○ つどいの広場「サンキッズ」の開設日拡充 従来の月・水・金曜日に加え、第 2・4 土曜日も開設 (3)子ども・子育て支援事業計画との関連性 子ども・子育て支援事業計画は、5 年間を計画期間とする中長期的な視点が求められる法 定の計画で、子育て支援施策の方向性や目標を総合的に定めたものです。 一方、「子育て応援プラン」は、求められる直近の市民ニーズに対し機動的に対応できる よう、他の子育て支援計画の理念や目標、内容に沿ったもののうち、さらなる利便性の向上 やサービスの拡充について、年度ごとに見直しや検討を加えながら、展開していく室蘭市独 自の施策となります。 48 (4)「子育て応援プラン」の推進体制 「子育て応援プラン」は、年度ごとに見直しや検討を加えながら展開していくことになり ます。事業の実施に関しては、地域や教育保育施設等との連携や庁内体制の整備、子ども・ 子育て支援事業計画等との整合性を図ることなどが必要なため、子ども・子育て支援事業計 画の推進体制の中で事業に取り組むとともに、実績について評価・点検を受ける仕組みとし ています。 49
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