子ども・女性みまもり運動実施事業所の活動優良事例紹介現在、県内で７００を超えるの事業所の皆さんが、「子ども・女性みまもり運動実施事業所」として、日々、登下校時の児童・生徒のみまもり活動や社用車を利用してのみまもり活動を実施してくださっています。各事業所の皆さまから、活動実績の報告をいただいておりますが、その中で、『迷子になった女の子を発見し保護していただいた』という報告がありましたので、優良事例としてご紹介します。 ◎ みまもり運動実施事業者所在地出雲市平田町名称有限会社曽田重機 ◎ いきさつ平成26年6月ころ、いつものようにお仕事のかたわら事務所前の道路についてみまもりを実施しておられたところ、社屋に貼付していただいていた『子ども・女性みまもり運動実施事業所』のステッカーを見た女性から、気がついたら女の子が自宅からいなくなった家からひとりで出て行ってしまうことがある、子どもを見かけませんでしたかと声をかけられたそうです。その女性が、毎日のように４～５歳くらいの女の子を自転車に乗せて幼稚園に送り迎えされている姿を平素のみまもり活動で知っておられたため、すぐさま母親であるその女性と一緒に近くを探されました。近くには、公園があるほか、小さな川もあったりすることから、何かあってはいけないと探されたそうですが、すぐには見つかりませんでした。その後、女の子が社屋前の道路を歩いているのを発見され、声をかけられたところ、迷子になっていた女の子であり、無事に発見し、母親の元に帰ることができたとのことでした。なお、女の子の後ろには、近所のクリーニング店の方も心配して付いて歩いてくださっており、後でわかったところでは、どうやら女の子は近くのスーパーの付近にいたようです。 ◎ ポイント ◆ 平素からみまもり活動を継続して行っていただいていたこと ◆ ステッカーを見て駆け込んでこられた母親と一緒になって探してくださったこと ◆ 女の子が歩いているのを発見し、迷わず声をかけてくださったこと -1- ※～今回ご紹介した事例では、近所のクリーニング店の方も女の子を心配して一緒に歩いていただいていた様子であり、『地域の絆』が感じられる心温まるお話しだと思い、紹介させていただきました。昨年は、全国各地で幼い女の子が連れ去られたりという痛ましい事件が複数発生しましたし、小さな川でも子どもが転落したりすれば、生命に危険が及ぶ可能性もあります。「子ども・女性みまもり運動実施事業所」としてご登録いただいている皆さま方の平素からの地道なみまもり活動が、子どもや女性を犯罪被害や事故から守ることに大きな力となっています。今後とも、そうした地道な活動を継続して実施していただきますようお願いいたします。また、活動の中でご紹介したような事例がございましたら、実績報告という形でなくても結構ですので、消費とくらしの安全室までお知らせください。 (有)曽田重機社屋などのステッカー貼付状況等 -2-