平成25年度分;pdf

地球温暖化対策実行計画結果報告及び評価(平成 25年度分)
二酸化炭素総排出量
平成 25年度の二酸化炭素総排出量は、5,241,079㎏-CO2でした。
基準年度(平成 20年度)の CO2排出量は 5,378,375㎏-CO2であり、平成 25年度
は基準年度に対し 2.6%の減少でした。
CO2排出量推移
6,000,000
5,378,375
5,520,721
5,628,036 5,541,604
5,241,079
5,000,000
5,055,577
4,838,514
4,000,000
CO2排出量 / kg-CO2
1
軽油
ガソリン
3,000,000
LPG
灯油
A重油
2,000,000
電気
1,000,000
0
平成20年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成27年度 平成33年度
排出量
排出量
排出量
排出量
排出量
排出量
排出量
【基準年度】
(中間目標) (最終目標)
図 1 CO2排出量推移
1
2 施設区分別二酸化炭素排出量
平成 25年度の対象施設における施設区分別の排出割合は、都市施設が 26.4%、学校
教育施設が 25.5%、保健体育施設が 14.7%、庁舎が 13.8%、社会教育施設が 10.6%、児
童福祉施設が 5.0%、高齢者福祉施設が 2.6%、車両が 1.4%を占めています。
基準年度比でみると、都市施設が 2.1%増加、学校教育施設が 10.2%増加、保健体育
施設が 2.6%増加、庁舎が 1.4%減少、社会教育施設が 27.1%減少、児童福祉施設が 21.0%
減少、高齢者福祉施設が 6.3%減少、車両が 15.1%減少となっております。
車両
1.4%
高齢者福祉施設
2.6%
平成25年度施設区分別排出割合
児童福祉施設
5.0%
都市施設
26.4%
社会教育施設
10.6%
庁舎
13.8%
学校教育施設
25.5%
保健体育施設
14.7%
図2
表1
施設別 CO2排出割合
施設区分別二酸化炭素実排出量
平成 20年度 平成 24年度
排出量
排出量
【基準年度】
(単位:㎏-CO
2)
平成 25年度
排出量
庁舎
752,977
754,149
722,970
児童福祉施設
331,604
304,600
261,902
高齢者福祉施設
143,999
150,911
134,941
都市施設
1,355,250
1,536,578 1,383,303
学校教育施設
1,214,589
1,432,872 1,338,212
社会教育施設
762,689
541,379
555,858
保健体育施設
733,129
750,609
772,500
84,138
70,506
71,393
車両
計
5,378,375
5,541,604 5,241,079
2
構成比
13.8
5.0
2.6
26.4
25.5
10.6
14.7
1.4
100.0
増減
対基準年度
-1.4%
-21.0%
-6.3%
2.1%
10.2%
-27.1%
2.6%
-15.1%
-2.6%
3
発生源別二酸化炭素排出量
平成 25年度の対象施設における発生源別排出割合は、電気が 77.5%、A重油が 13.6%、
灯油が 5.7%、LPGが 1.9%、ガソリンが 0.9%、軽油が 0.4%を占めています。基準年度
比でみると、電気だけが増加で 9.0%、A重油、灯油、LPG、ガソリン、軽油は減
少し、それぞれ 40.6%、3.5%、22.1%、6.7%、30.8%の減少でした。
軽油
0.4%
ガソリン
0.9%
LPG
1.9%
平成25年度 発生源別排出割合
灯油
5.7%
A重油
13.6%
電気
77.5%
図3
表2
発生源別 CO2実排出割合
発生源別二酸化炭素排出量
平成 20年度 平成 24年度
排出量
排出量
要因
【基準年度】
(単位:㎏-CO
2)
平成 25年度
排出量
構成比
電気
3,805,799
4,293,309
4,147,464
79.1%
A重油
1,051,878
757,341
624,761
11.9%
灯油
309,374
316,365
298,422
5.7%
LPG
127,186
104,083
99,039
1.9%
ガソリン
54,698
50,458
51,019
1.0%
軽油
29,440
20,048
20,374
0.4%
合計
5,378,375
5,541,604
5,241,079
100.0%
3
増減
対基準年度
9.0%
-40.6%
-3.5%
-22.1%
-6.7%
-30.8%
-2.6%
4
評価
平成 25年度二酸化炭素実排出量は、基準年度(平成 20年度)と比較して、2.6%
の減少となり、計画策定以降初めて基準年度に対して減少に転じました。
減少した理由としては、A重油からのCO2 排出量が大きく削減できたことが挙げ
られます。A重油はCO2排出係数が大きいエネルギーであり、それを電気に置き換
えたことが削減要因です。
発生源別では、電気が主な発生源であり、基準年比 9.0%増加となっています。こ
の結果は、上記理由に加え、人口増加に伴い各施設において、利用人口が増加したこ
とも一因であると考えられます。
実行計画に掲げる取組みの実施状況としては、職員行動による節電、ウォームビズ、
クールビズ、ノー残業デー、節水、公用車運転時のエコドライブなどの取組みを継続
実施しました。
また、施設、設備管理上の取組みとして、冷暖房温度設定の適正管理、熱源運転時
間の変更、通路など常時点灯している照明の間引きなどの取組みを実施しました。
平成 25 年度は基準年度対比でCO2排出量が削減できましたが、目標値を達成する
には更なる削減が必要です。
(目標値 平成 27 年度:-6.0%、平成 33 年度:-10.0%)
A重油から電気へのエネルギー原料の転換や主発生源である電気からのCO2排出量
を削減するために上記管理の再徹底や、よりエネルギー効率の高い機器の導入を検討
するべきであると考えます。
4