見えるコミュニケーション 株式会社ブイキューブ 2014 年 12 月期 株主通信 証券コード：3681 CONSOLIDATED PERFORMANCE HIGHLIGHTS （連結経営指標等／12月31日に終了する連結会計年度） 単位：千円 2012 年 第 13 期 増減 2013 年 第 14 期 2014 年 第 15 期 2014 年／ 2013 年 損益計算書項目： 売上高 2,005,047 2,525,113 4,681,406 85.4% 売上総利益 1,243,581 1,683,029 2,701,251 60.5% 販売費及び一般管理費 63.4% 1,138,406 1,406,512 2,297,890 営業利益 105,174 276,517 403,361 45.9% 経常利益 107,164 263,966 594,946 125.4% 税金等調整前当期純利益 105,381 264,197 575,375 117.8% 当期純利益 116,789 230,273 261,846 13.7% 総資産 2,095,164 5,030,442 6,257,517 24.4% 純資産 674,158 3,757,136 4,400,112 17.1% 19.10 34.83 28.66 △ 6.17 円 貸借対照表項目： 普通株式 1 株当たりの金額： 1 株当たり当期純利益（円） 潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益 （円） 1 株当たり純資産（円） 17.33 28.28 27.07 △ 1.22 円 110.28 415.47 447.56 32.09 円 キャッシュ・フロー計算書項目： 営業活動によるキャッシュ・フロー 442,453 515,111 △ 307,157 △ 822,269 千円 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 526,688 △ 588,177 △ 1,508,382 △ 920,205 千円 財務活動によるキャッシュ・フロー 153,015 2,537,631 69,114 △2,468,516 千円 経営指標： 5.2 11.0 8.6 △ 2.3pt 自己資本当期純利益率 （%） 売上高営業利益率 （%） 18.9 10.4 6.4 △ 4.0pt 自己資本比率 （%） 32.2 74.7 65.5 △ 9.2pt 177 201 282 81 人 従業員数 （人） 注記 2 1. 売上高には消費税は含まれておりません。 2. 当社は、2013 年 8 月23 日付で1 株につき100 株の割合で株式分割を、2015 年 1 月1 日付で1 株につき2 株の割合で株式分割を行いましたが、第 13 期の期首に当該 株式分割が行われたと仮定して、普通株式 1 株当たりの金額を算定しております。 3. 当社は2013 年 12 月10 日をもって、東京証券取引所マザーズ市場に上場しているため、第 14 期の潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益は、新規上場日から2013 年 12 月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。 V-CUBE WORKS ブイキューブは、日本におけるビジュアルコミュニケーションの リーディングカンパニーとしてのポジションを有効に生かして 変化に素早く柔軟に対応し、さらなる成長を遂げるべく、社員一同、全力をあげて活動してまいります。 「 V-CUBE 」 は、各種 OS や、PC・スマートフォン・タブレット端末などの 様々なデバイスに対応し、ビジネスでの利用が広がっています。 アジアでの事業展開を加速させるために、 マレーシア （左） とインドネシア （右） のオフィスを拡張しました。 今後もアジアを中心とした海外のお客様のニーズに応えるべく事業展開を進めます。 電子黒板市場で国内シェアトップクラスのパイ は、滋賀県草津市内の全小中 オニアVC（株） 学校に、ビジュアルコラボレーションサービス 」を提供しました。これ 「 xSync（バイ シンク） は、各学校に導入されたタブレット端末を授業 で活用するための仕組みの一つであり、教員と 生徒たちの間でデータの相互やり取りをする ことができるため、協働学習が促進されます。 Web セミナーの開催・配信専用のハイグレードな雰囲気の撮影ス 」 を東京都渋谷区恵比寿に タジオ 「 Studio Octo（スタジオ オクト） 開設しました。最新機材によるCG 合成など様々なスタイルで開催・ 配信できます。 3 Our Market Web 会議にとどまらないビジュアルコミュニケーションサービスは、様々な業界やビジネスでの利活用が進んでいます。 また、クラウドサービスはネットワーク環境の進歩などにより、利用企業は増加しています。 ブイキューブが開拓するクラウド型のビジュアルコミュニケーション市場は、日本国内だけでなく アジアを中心とした海外においても、今後の高い成長が見込まれています。 ビジュアルコミュニケーション市場の規模については 、2014 テレワークの促進により、クラウドサービスの需要が拡大してい 年に全体で 450 億円、その中で Web 会議は成長率が高く120 ます。このように、モバイルデバイスの急速な普及やテレワーク 億円と、最大規模になると予測されています※ （図 1） 。 の促進は 、クラウドサービスを利用したビジュアルコミュニケー ブイキューブが注力するクラウドサービスを取り巻く国内の 環境を見てみると、クラウドサービスを利用している企業の割合 次に海外に目を向けると、特にアジアにおいては、ネットワー は、2010 年末の 14.1% から2013 年末には 33.1%と大きく増加 ク環境の面で国際通信回線が不安定であるなど、環境整備があ してきており、同サービスの認知度が高まるにつれ、利用企業 まり進んでいません。また、交通インフラが十分に整備されて は順調に増加すると予想されています （図 2） 。 いない国が多く、移動時間・コストの削減が求められています。 クラウドサービスの利用拡大の背景としては 、ネットワーク このような背景から、アジアを中心とした海外におけるWeb 会 環境の進歩に加え、スマートフォンやタブレットなどのモバイル 議などのビジュアルコミュニケーションサービスに対する潜在需 デバイスの登場により、クラウドサービスの利用環境が劇的に 要は大きいものと考えられます （図 3） 。 改善されていることがあげられます。また、国が取り組んでいる ※ 出所： （株） シード・プランニング 「 2014 ビデオ会議/Web 会議/ 音声会議の最新市場動向」 図1 ビジュアルコミュニケーション市場規模の予測 図2 国内企業のクラウドサービス利用状況 ■ Web会議 ■ ビデオ会議 ■ ビデオ&オーディオ会議 ■ 音声会議 ■ MCU （億円） 200 Web会議 150 100 50 0 図3 APACのクラウド型映像コミュニケーション市場の推移 （%） （億円） 30 600 25 500 20 400 15 300 10 200 5 2008 2010 2012 2014 2016 年 出所：（株） シード・プランニング 「2013 ビデオ & オーディオコミュニケーションの最新市場動向」 4 ション市場の成長を加速させる要因にもなっています。 0 100 2010 2011 2012 出所：総務省 「平成24年通信利用動向調査」 および 「平成25年通信利用動向調査」 2013 年末 0 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 年 出所：Asia-Pacific Hosted Conferencing Service Market 2013 by Frost&Sullivan Our Strength ブイキューブは Web 会議の「クラウド」 型サービスでは国内市場で 7 年連続シェア No.1 ※１を達成しています。 を連結子会社化し、 さらに当期は 「オンプレミス」 型サービスで国内シェア No.1 ※２のパイオニア VC（株） Web 会議サービス全体で国内シェア No.1 の地位を獲得しました。今後は国内シェアのさらなる拡大を目指すとともに、 アジアを中心とした海外での高い利便性と多言語対応により、グローバル展開を加速してまいります。 Web 会議サービスで国内シェア No.1 に パイオニアソリューションズ （株） ） を連結子会社化したことにより、 ブイキューブの主力サ ービス 「 V-CUBE ミーティング」は 、 Web 会議の「クラウド」型サービスとして国内市場で7 年連続シェ ア No.1 を達成しました。これまでに各種サービスを導入いただ いた企業・団体は 、業種や規模を問わず 4,000 社以上に上り、 幅 広 いビジネスの 現 場で利 用されています。ブイキューブ は 、過去の導入実績から得たノウハウをもとにお客様に最適な ブイキューブは Web 会議サ ービス全体で国内シェア No.1 に なりました。今後も、さらなるシェア拡大を目指してまいります。 ※1 出所： （株） シード・プランニング 「 2014 ビデオ会議/Web 会議/ 音声会議の最新市場動向」 ※ 2 出所： （株） 富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2014 年版」 アジアを中心とした海外での高い利便性と多言語対応 ブイキューブは各海外拠点のデータセンター間を専用回線で ソリューションを提案でき、提供サービスは各種 OS はもとより、 接続するサービス 「 Global Link 」 により、安定したネットワーク PC・スマートフォン・タブレット端末などの様々なデバイスに対 環境を提供しています。当サービスは東南アジアから始まり、全 応し、インターネット接続環境があれば世界中どこでも利用でき 世界で快適なビジュアルコミュニケーションの提供のため 、整備 る強みを持っています。また、顧客の利便性向上のため、操作方 を続けています（対応地域：日本・中国・香港・シンガポール・マレーシア・インド・ 法などに関する24 時間365 日のサポート体制も確立しています。 インドネシア・タイ・ベトナム・フィリピン・アメリカ・イギリス） 。また 、海外拠点 これらの取り組みの結果、国内シェア No.1 の地位を獲得したも での快適なサービス利用に資するため 、複数の言語に対応した のと自負しています。なお 、2014 年 5 月に、 「 オンプレミス」 型の ユーザーインターフェースを提供しています（対応言語：日本語・英語・ Web 会議サービスで国内シェア No.1 のパイオニア VC（株） （旧 中国語（簡体・繁体） ・フランス語・タイ語・インドネシア語・韓国語） 。 日本国内Web会議シェア Ca社 4.1% J社 4.0% ブイキューブG 31.4% その他 15.8% A社 4.2% 計102.8億円 F社 9.2% N社 13.9% C社 17.0% 出所：（株）富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2013年版」 および当社推計 「世界経済フォーラム ジャパン・ミーティング 2014」 で、全世界 12ヶ所から 「 V-CUBE 」 で同時生中継 5 Our Strategy ブイキューブは、3 つの成長戦略 「国内シェアの拡大と潜在市場の開拓」 「 アジアを中心とする海外展開の拡大」 により、事業拡大を図ります。 「 B2B2C 型のプラットフォームモデルの展開」 高い限界利益率と、規模の論理が働く市場構造に鑑み、売上の拡大を加速させてまいります。 国内シェアの拡大と潜在市場の開拓 成長戦略において鍵となるプロダクト （１） M&A や OEM を活用したシェアの拡大 国内市場に目を向ければ 、Web 会議を始めとするビジュアル コミュニケーションサービスの利活用が進んでいない企業・団 体は未だ数多く、シェア拡大の余地は十分にあります。今後は 、 キューボ君 V5 V-CUBE One V-CUBE Gate 「V-CUBE Gate」 のオフィシャル スタンプキャラクターです。 パイオニア VC（株） に代表される特有の技術・製品を有する同業 他社の買収や 、開拓できていない顧客を有する企業への OEM 供給を積極的に行うことにより、国内シェアの拡大を図ります。 （３） 技術革新による環境・快適性の拡大 今後の鍵となるプロダクトは、 「 V-CUBE ミーティング」の新 バージョン 「 V5」です。世界最高レベル品質の要素技術を採用 （２） 契約ポート数およびポート単価の拡大 し、接続性、画質、音質の劇的な向上を図ります。これにより、 利益率の高い 「クラウド」 型サービスを拡大すべく、その重要指 契約率および契約締結までの速度の向上ならびに解約率の低減 標である契約ポート （利用単位） 数および契約ポート単価の向上 につなげます。また 、モバイルデバイスでの利用を前提にした を目指し、2014 年 9 月に 「 V-CUBE One 」 、同年 11 月に 「 V-CUBE 設計により、利用シーンの拡大や海外での利用拡大を図ります。 「 V-CUBE One 」 は、ブイキューブ Gate 」の提供を開始しました。 が提供する複数のサービスを1 つのパッケージで利用するという 新しい考え方の料金体系であり、サービス利用範囲の拡大により、 6 （４） 業界特化型のサービスと利用モデルの確立 パイオニア VC（株） は 、文教セクターの電子黒板市場では国 競合他社に対する優位性の向上と契約ポート単価の向上を図り 内シェアトップクラスであるほか 、図面・CAD システムを活用し ます。 「 V-CUBE Gate 」 は、即時性とセキュリティの高さにより、 た設計現場のソリューションでは自動車などの製造業に、また災 お客様が安心して簡単に利用できる無料の法人専用テキスト 害対策ソリューションでは公共セクターに強みを持っています。 チャットサービスです。無料にすることで利用機会を拡大させ、 また、医療セクターの強化のため、当社はインターネットによる V-CUBE サービスとのシームレスな連携により、契約ポート数の 医療関連サービス大手のエムスリー（株） との合弁でエムキュー 増加を図ります。 ブ （株） を設立、医師向け Web 講演会などを提供しています。こ れらを好事例として 、今後も業界特化型のサービスと利用モデ 子会社に関しては、マレーシアでは大型の商談が増え、インドネ ルを確立し、単なるWeb 会議システムの会社から、ビジュアルコ シアでは営業のパイプラインが拡大するなど、積極的な市場 ミュニケーションのソリューションサービスプロバイダー へと進 開拓に努めています。また 、台湾、韓国、ベトナムでの事業も 化してまいります。 本格化させていきます。これらの取り組みにより、2015 年 12 月期には海外全体で 10 億円の売上を目指します。 （５） ロボティクス関連事業の立ち上げ B2B2C 型のプラットフォームモデルの展開 「ドローン （小型無人飛行機） 」の商用利用に関する技術を開 発するRapyuta Robotics（株） に出資し、ロボティクス関連事 塾・通信教育事業者、研修事業者、介護事業者など、提供コン 業を新たに立ち上げました。 「ドローン」 は 、クラウドシステムか テンツやサービスにおいて各業界トップクラスの企業との提 らの遠隔制御により、人の代わりに現場に赴いて映像などの情 携を図り、それらの企業の顧客であるコンシューマーに対して、 報をリアルタイムで送信できます。ブイキューブのビジュアル コンテンツやサービス提供とセットで課金していく収益モデルを コミュニケーションサービスとRapyuta 社の技術を組み合わせ、 確立していきます。また 、講座・セミナーを課金ライブ配信でき 「ドローン」で撮 影した映 像をリアルタイムに 「 V-CUBE 」サ ー るマーケットプレイス 「 V-CUBE マーケット」 を用いたロングテー ビス上で視認できるようにすることで 、老朽化対策が課題の橋 ルの取り込みを図ります。 梁やトンネルなどのインフラ点検、高所や煙突があるプラント の保守、災害現場での被害状況の確認、 業界特化ソリューションの拡大 発電所などの大規模施設のセキュリティ 「単なるWeb会議」 から 「VCソリューション提供」 への脱却 対応など、様々なシーンでの利用を想定 一般的な利用シーン し、共同でのサービス開発を行ってまいり ます。 アジア展開時のやりとり 図面・CADなどを活用した設計現場 遠隔集合型の双方向授業 電子黒板を活用した 教育ソリューション・遠隔講義 金融 パソコン・スマート デバイスを活用した 一般的な遠隔会議 鉄道 オンラインセミナー フィールドエンジニアリング 製造 文教 アジアを中心とする海外展開の拡大 2014 年 12 月期の海外売上高比率は、前 期の 9.5% から14.7% に拡大しました。売 上拡大を牽引した中国子会社は 、前期比 4 倍もの高成長を果たしました。中国では 業界特化ソリューション 流通 公共 社内研修など 遠隔販売・サポート 金融特化ソリューション (遠隔窓口、訪問説明、顧客向け説明会等) 店長・SV会議、FC募集など 災害対策ソリューション 今後も、教育や介護などの新たなビジネス モデルの確立を図ります。その他の海外 医療 Web講演会、遠隔医療、オンラインカウンセリング、在宅介護での活用 7 Our Goal ブイキューブは、 離れた場所をインターネットで結ぶことにより、 これまで人が移動して会わなければできなかった コミュニケーションを映像と音声により可能にし、 「いつでも」 ・ 「どこでも」 ・ 『だれでも』利用できる プラットフォームを、クラウド環境を通して 実現することを目指してまいります。 売上高実績および見通し （連結） （百万円） 7,000 6,400 6,000 4,000 1,040 1,000 800 2,525 400 1,000 200 2013（実績） 2014（実績） 2015（予想）年 業績将来イメージ ■ ■ ■ ■ プラット フォーム 事業 安定的な積み上げビジネスの加速 M&A、OEM提供を中心とした拡大 海外展開の拡大 B2B2C型のプラットフォーム事業の展開 海外展開 688 OEM提供 600 2,000 0 8 1,400 1,200 4,681 5,000 3,000 海外売上高実績および見通し （百万円） 0 V-CUBE クラウドサービスの 基礎的積上成長 239 過去のストック 2013（実績） 2014（実績） 2015（予想）年 2014 2015 2016 2017 年 MESSAGE FROM THE CEO 株主・投資家の皆様には 、平素より格別のご支援を賜り、厚く 御礼を申し上げます。 2014 年 12 月期の当社グループの連結業績は 、過去最高を更 療、介護など、人々の日々の生活に密着した分野にも積極的に 展開してまいります。 国 の 最 重 要 課 題に位 置 づ けられる “地 方 創 生”では 、ブイ 新することができました。売上高は 、 「 V-CUBE 」各サービスの キューブの事業に関連する内容として 「遠隔教育」 「 遠隔医療」 「ド 提供を積極的に推進してきた結果「クラウド」 型サービスが伸び ローン （小型無人飛行機） などのロボットの活用」 を推進する動き たことに加え、パイオニア VC（株） の連結子会社化によりアプラ が国をあげて見られるようになってきました。ブイキューブは 、 イアンス売上が順調に拡大するとともに、 「 オンプレミス」 型サー このような我が国の方向性とも同期する分野により一層力を入 ビスも大きく伸びたことなどにより、46 億 81 百万円となり前期 れて展開していく予定です。中でも 「ドローンなどのロボットの 比 85.4% 増と大幅に伸長いたしました。また経常利益は 、営業 活用」 については 、Rapyuta Robotics（株） への出資を軸として 利益の増加に加え、海外子会社に関する外貨建資産の為替評価 本格的に事業化を進め 、人と人とのコミュニケーションにとどま 替による為替差益があり、5 億 94 百万円となり同 125.4% 増と らず、人とモノ、人とマシーンといった、これまでにない新たなビ 大幅に増加いたしました。 2015 年 12 月期については 、株式上場以来推し進めてきてい る3 つの成長戦略を一層推進し、さらなる業績拡大を図ります。 ジュアルコミュニケーションを実現させ 、さらなる業績向上を図 ります。 ブイキューブは 、ビジュアルコミュニケーション市場における 直近の目標としては 、売上高の増加が競争優位を進め将来的な 先駆者として 、これらのサービスを公共通信プラットフォーム （イ 利益の源泉になるものと考え、売上高の増加を特に重視してま ンフラ） として展開することを目標とし、日本国内だけでなく、ア いります。中期的には、ソフトウェアビジネスで売上高 100 億円、 ジアを中心とした海外事業を一層拡大させ 、 「 アジア No.1 のビ 経常利益 30 億円の実現を目指してまいります。 ジュアルコミュニケーションプラットフォーム」 を目指して事業を アジア No.1 の ビジュアルコミュニケーションプラットフォームを目指して 展開してまいります。 今後も当社グループのさらなる事業拡大にご期待いただくと ともに、より一層のご支援をお願い申し上げます。 ブイキューブは 、企業内の会議・研修でのサービス提供に始 まり、映像と音声によるビジュアルコミュニケーションを中心に 成長を遂げてきました。今後は 、会議分野だけでなく、教育、医 株式会社ブイキューブ 代表取締役社長 CEO 間下 直晃 9 連結財務諸表（要旨） 連結貸借対照表（単位：千円） 連結損益計算書（単位：千円） 前期末 2013 年 12 月末 2013 年 12 月期 売上高 資産の部 売上原価 流動資産 3,391,463 2,987,190 売上総利益 固定資産 1,638,731 3,270,123 販売費及び 一 般管理費 有形固定資産 117,948 218,842 無形固定資産 1,388,046 2,645,053 投資その他の資産 132,737 406,227 繰延資産 247 203 資産合計 5,030,442 6,257,517 流動負債 951,888 1,350,475 固定負債 321,417 506,928 負債合計 1,273,305 1,857,404 負債の部 純資産の部 営業利益 営業外収益 営業外費用 経常利益 特別利益 特別損失 税金等調整前当期純利益 法人税等合計 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主利益 当期純利益 2,525,113 842,083 1,683,029 1,406,512 276,517 68,359 80,910 263,966 231 − 264,197 33,924 230,273 − 230,273 当期 2014 年 12 月期 4,681,406 1,980,154 2,701,251 2,297,890 403,361 206,148 14,563 594,946 7,209 26,780 575,375 220,212 355,162 93,316 261,846 連結キャッシュ・フロー計算書（単位：千円） 株主資本 3,753,136 4,064,422 資本金 1,826,315 1,851,035 資本剰余金 1,612,436 1,637,156 利益剰余金 314,384 576,230 3,999 33,572 新株予約権 − △ 6,268 少数株主持分 − 308,384 純資産合計 3,757,136 4,400,112 負債純資産合計 5,030,442 6,257,517 その他の包括利益累計額 10 前期 当期末 2014 年 12 月末 前期 2013 年 12 月期 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 当期 2014 年 12 月期 △ 588,177 515,111 △ 307,157 △ 1,508,382 2,537,631 69,114 現金及び現金同等物に 係る換算差額 8,466 20,805 現金及び現金同等物の 増減額（△は減少） 2,473,033 △ 1,725,619 現金及び現金同等物の期首残高 321,230 2,794,263 現金及び現金同等物の期末残高 2,794,263 1,068,644 株式情報（2014 年 12 月31 日現在） 発行可能株式総数 ............................................ 12,000,000 株 発行済株式の総数 .............................................. 4,578,200 株 株主数 ..................................................................... 3,583 名 注記 2015 年 1 月 1 日付の株式分割（１株を２株に分割） に伴い、発行可能株式総数が 12,000,000 株、発行済株式の総数が 4,578,200 株増加しております。 大株主の状況（ 上位10名：敬称略） 株主名 持株数（株） 間下 直晃 持株比率（ % ） 1,009,700 22.05 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社（信託口） 313,700 6.85 日本マスタートラスト信託銀行株式会社（信託口） 202,000 4.41 トミーコンサルティングインク 170,000 3.71 ＴＨＥＢＡＮＫ ＯＦ ＮＥＷ ＹＯＲＫ ＭＥＬＬＯＮ（ＩＮＴＥＲＮＡＴ ＩＯＮＡＬ）Ｌ ＩＭＩ ＴＥＤ １３１８００ 111,800 2.44 ＭＳ Ｉ ＰＣＬ Ｉ ＥＮＴＳＥＣＵＲ Ｉ Ｔ Ｉ ＥＳ 103,900 2.27 エムスリー株式会社 90,900 1.99 日本証券金融株式会社 88,800 1.94 ＧＬＯＢ Ｉ ＳＦＵＮＤＩ Ｉ Ｉ， Ｌ． Ｐ． 88,500 1.93 株式会社ＳＢ Ｉ証券 80,100 1.75 金融商品取引業者 3.3% 5,000単元以上 22.1% その他の法人 1単元以上5単元未満 10.1% 5単元以上10単元未満 4.1% 8.9% 外国法人等 12.7% 所有者別 株式分布状況 4,578,200株 所有株数別 株式分布状況 4,578,200株 個人・その他 58.2% 50単元以上100単元未満 3.9% 100単元以上500単元未満 14.9% 金融機関 16.9% 10単元以上50単元未満 9.5% 1,000単元以上 5,000単元未満 19.7% 500単元以上1,000単元未満 15.7% 11 会社概要（2015 年 3 月25 日現在） 株主メモ 商 号 株式会社ブイキューブ（ V-cube, Inc. ） 事業年度 1 月 1 日∼ 12 月 31 日 本 社 所在地 東京都目黒区上目黒 2-1-1 中目黒 GT タワー 20F 定時株主総会 毎年 3 月開催 営業所 名古屋、大阪、福岡 創 業 1998 年 10 月 役 員 代表取締役社長 CEO 代表取締役副社長 常務取締役 CRO CCO 取締役 CTO 取締役 CFO 社外取締役 社外取締役 社外取締役 常勤監査役 社外監査役 社外監査役 間下 直晃 高田 雅也 森田 繁 亀﨑 洋介 大川 成儀 村上 憲郎 北城 恪太郎 西村 憲一 白子 重也 福島 規久夫 小田嶋 清治 資本金 1,851,035 千円（2014 年 12 月末現在） 従業員数 282 名（連結） （2014 年 12 月末現在） 単元株式数 100 株 証券コード 3681 株主名簿管理人 三菱ＵＦＪ信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目４番５号 郵便物送付先（連絡先） 〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目 10 番 11 号 三菱ＵＦＪ信託銀行株式会社 証券代行部 Tel : 0120-232-711 （ 通話料無料） 同取次窓口 三菱ＵＦＪ信託銀行株式会社全国本支店 公告方法 当社の公告方法は、電子公告としております。ただし 事故その他やむを得ない事由により電子公告をすること ができないときは、日本経済新聞に掲載しております。 http://jp.vcube.com/ 会計監査人 有限責任 あずさ監査法人 ブイキューブグループ 威立方（天津）信息技術有限公司 BRAV International Limited （株） ブイキューブ （当社） パイオニアVC （株） エムキューブ （株） V-cube USA, Inc. V-cube Malaysia Sdn. Bhd. V-cube Global Services Pte. Ltd. V-cube Global Operations Pte. Ltd. V-cube Singapore Pte. Ltd. PT. V-CUBE INDONESIA 株式会社ブイキューブ （ V-cube, Inc. ）
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